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固定レイアウトの礼儀  6.   Kobo向けの推奨指定

ドキュメント内 EPUBobo 最近の更新履歴 epubcafé (ページ 59-68)

楽天koboコンテンツ制作ガイド 

1.  EPUB2とEPUB3の違い  2.  OPFにおける注意点 

3.  目次の作り方  4.  組版表現Tips 

5.  固定レイアウトの礼儀 

Kobo向けの推奨指定(1/10) 

•   電書協と緊デジのEPUB3制作ガイド

 

• 

基本的には電書協ガイドに従いましょう 

現状でのベストプラクティスに近い存在 

現在のKoboビューワーを考慮した場合、 

傍線は「border-right」がおススメ 

扉表現の実現方法はKobo向けがおススメ 

縦書時の文字方向に関する仕様が若干違う(後述) 

 といった違いはあります 

固定レイアウト向けはデジコミ協と共同制作 

• 

緊デジ版テンプレートは電書協ガイドに準拠 

基本的には電書協ガイドのサブセットの位置付け 

(電書協テンプレートのCSSを一部簡略化) 

Kobo向けの推奨指定(2/10) 

•   マージン(余白):ゼロ(0)を推奨

 

• 

楽天Kobo向けとしてはUXの向上が期待できる 

ビューワー側で適度なマージンを確保しているため、 

コンテンツ側ではマージンを「ゼロ(0)」にして下さい 

基本的には、縦書時の左右/横書時の上下マージンは  コンテンツ側の指定が反映されません 

マージンの指定がない場合はデフォルト値になりますので、 

明確に「margin: 0;」などと指定して下さい 

• 

マージン:ゼロによる不具合の可能性 

マージン部分にルビや句読点(ぶら下がり)を表示する  ビューワーでコンテンツを表示する場合 

現在のKoboビューワーは「ぶら下がり」に対応していません 

Kobo向けの推奨指定(3/10) 

•   XHTMLの適度な分割を推奨

 

• 

楽天koboによる最大サイズの目安は「200KB」 

1MBを超えるXHTMLはUX低下の原因となります 

• 

巨大なXHTMLファイルは表示に時間がかかります 

現在のKoboビューワーでは、XHTMLの切り替わり時に  XHTMLに含まれるコンテンツ全体をレンダリングしてから  最初のページを表示する仕組みになっています 

• 

目次項目の区切りでの分割を推奨 

XHTMLの分割により、自動的に改ページが行われ、 

ページ内リンクによる目次を作成する必要がなくなります 

現在のKoboビューワー(kobo Touch などのE-Ink端末)では、 

XHTMLの区切り単位で、画面をフルリフレッシュします 

Kobo向けの推奨指定(4/10) 

•   「inline-block」は危険です

 

• 

テキストブロックには使わないで下さい 

<p>タグなどのディスプレイ要素として、 

 display: inline-block; 

といった指定が可能ですが、現在のKoboビューワーでは  ページの区切りが正しく判断されず、文字が見切れてしまう  場合があります 

• 

外字画像などの指定に使って下さい 

「inline-block」は文中にあたかも文字のようにブロックを  挿入する目的で使用されますので、外字などに適しています 

Kobo向けの推奨指定(5/10) 

•   リンクの貼り方にはご注意下さい

 

• 

画像のみのページの場合に、画像にリンクは貼らないで下さい 

Koboビューワーを含む多くは、タップとフリックにより  ページを遷移する操作方法が用意されています 

フリックによるページ移動の場合は問題ありませんが、 

タップを利用するユーザにとっては、画像しかないページで 

画像に目次等へのリンクが貼られていると、次ページではなく、 

意図しないページへ遷移して混乱を招く可能性があります 

• 

相互リンクはおススメしません 

EPUBには目次機能があり、読書中にいつでも利用出来るため、 

目次ページへ戻るリンクを見出し等に貼る必要はありません 

見出し等が表示される位置によっては、意図せず遷移してしまう  上記の問題を引き起こす可能性があります 

Kobo向けの推奨指定(6/10) 

•   狭過ぎる行間の指定は避けて下さい

 

• 

楽天koboの推奨値は「1.75em」 

「1.75em」は、Adobe Illustrator のデフォルト値 

行間の指定である「line-height」には「1.6em」以上を  指定することをおススメします 

現在のKoboビューワーでは、テキストブロックに 

「1.5em」以下の行間が指定された場合、ページの区切りが  正しく判断されず、文字が見切れてしまう場合があります 

• 

ルビの表示領域を考慮した設定を推奨 

ルビの標準サイズが親文字に対して「0.25em」のため、 

「1.75em」程度がバランスがよいと思います 

行間が狭いとルビのある行とない行で行間が変わります 

Kobo向けの推奨指定(7/10) 

•   フォントの指定は必ずお願いします

 

• 

フォントの指定がないと正しく表示されません 

現在のKoboビューワーでは、フォントの指定(font-family)が  正しくされていないと、欧米のフォントが自動的に選択され、 

日本語が正しく表示されない場合があります 

• 

「serif」および「sans-serif」の使用を推奨 

明朝系とゴシック系の併記をおススメします 

(明朝指定の例)font-family: serif, sans-serif; 

(ゴシック指定の例)font-family: sans-serif, serif; 

具体的なフォント名の指定は、各OSで代表的なフォントの場合、 

指定しなくてもそれらが選択されるのであまり意味がなく、 

ファイルサイズの肥大化の原因となるのでおススメしません 

Kobo向けの推奨指定(8/10) 

•   画像の配置について その1

 

• 

文字の回り込み指定は避けて下さい 

現在のKoboビューワーでは、画像の周囲に文字列が回り込む  指定がされている場合に、改ページが画像の途中で行われ、 

画像が分断されてしまう場合があります 

• 

画像はブロック要素のタグで囲んで下さい 

現在のKoboビューワーでは、<body>に画像が単体で文中に 

配置されていると、改ページで画像が分断される場合があります 

• 

画像の周囲には適度なマージンを確保して下さい 

現在のKoboビューワーでは、画像と文字列の間に適度な余白が  確保されていない場合に、改ページが画像の端ギリギリで行われ、 

1px分だけ前のページに残る場合があります 

【参考】 ページネーション 

•   文字と画像の混在は切り分けが困難

 

• 

文字の回り込み指定があると、ページネーションの際に、 

画像を分断するか、全体を縮小して表示するしかない

 

す る と ︑ い っ し ょ う

け ん め い に の ぼ っ

た 甲 斐 が あ っ て ︑

さ っ き ま で 自 分 が

い た 血 の

池 は

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