7.2. 品質評価手法・品質評価手順
作成者は、品質評価手法及び手順に基づき、品質要求への適合度を評価する。
【解説】
作成者は、道路基盤地図情報(整備促進版)製品仕様書(案)の品質要求の品質要素及 び品質副要素ごとに設定された品質評価手法及び品質評価手順に従って、品質評価を実施 する。
(品質評価手法)
完全性
完全性の品質評価は、①現地調査結果、②真値とみなす資料との比較による方法 がある。電子地図による整備方法の場合は、②真値とみなす資料に電子地図を活用 できる(経年変化がない場合に限る)。点群座標データ等による整備方法、電子地 図、点群座標データ等の組合せによる整備方法は、真値を現地とする。
※経年変化がない場合とは、既存資源作成日から経年変化を伴う工事が実施されて いないことを示す。
論理一貫性
概念一貫性はスキーマとの適合度、書式一貫性はフォーマットの妥当性により確 認できる。論理一貫性の確認は、整備された道路基盤地図情報のデータのみで検査 することができる。
位置正確度
位置正確度の品質評価は、現地計測が必要となる。品質要求のクラスに応じた位 置正確度の評価を行う。
主題正確度
主題正確度の品質評価は、①現地調査、②真とみなす資料による確認、の評価方 法がある。主題属性、及び、主題正確度は、現地調査だけでは分からない場合もあ る。
時間正確度
時間正確度の品質評価は、①現地調査、②真とみなす資料による確認、の評価方 法がある。時間属性、及び、時間正確度は、現地調査だけでは分からない場合もあ る。
(品質評価手順)
完全性・過剰:抜取検査
① 共通事項
データ集合の地物の員数を、真値とみなす現地又は資料と比較し、過剰を評価す る。現地検査については、地物の員数を正確に確認できる資料があれば、それを 代用して良い。評価対象は、データ作成延長の2%とし、単純無作為抽出法により 決定する。ただし、最低0.25kmを対象とする。真値とみなす情報源は、次の②及 び③を基本とするが、発注者との協議により決定する。
② 既成図数値化
既成図数値化のみの場合は、真値とみなす情報源は、既成図又は資料とする。
③ 既存資源の活用
電子地図による整備方法の場合は、真値とみなす情報源を電子地図とする。ただ し、既存資源の作成日より経年変化がない場合に限る。点群座標データ等による 整備方法、電子地図、点群座標データ等の組合せによる整備方法は、真値を現地 とする。
完全性・漏れ:抜取検査
① 共通事項
データ集合の地物の員数を、真値とみなす現地又は資料と比較し、漏れを評価す る。現地検査については、地物の員数を正確に確認できる資料があれば、それを 代用して良い。評価対象は、データ作成延長の2%とし、単純無作為抽出法により 決定する。ただし、最低0.25kmを対象とする。真値とみなす情報源は、次の②及 び③を基本とするが、発注者との協議により決定する。
② 既成図数値化
既成図数値化のみの場合は、真値とみなす情報源は、既成図又は資料とする。
③ 既存資源の活用
電子地図による整備方法の場合は、真値とみなす情報源を電子地図とする。ただ し、既存資源の作成日より経年変化がない場合に限る。点群座標データ等による 整備方法、電子地図、点群座標データ等の組合せによる整備方法は、真値を現地 とする。
完全性以外は、道路基盤地図情報(整備促進版)製品仕様書に記載のある品質評 価手順に則り実施する。
7.3. 品質評価結果とメタデータ
作成者は、整備した道路基盤地図情報の内容や範囲及び品質評価結果等をメタデータに 記録する。メタデータへの記載内容及び記載方法は、JMP2.0に準拠する。
【解説】
作成者は、整備した道路基盤地図情報の内容や範囲及び品質評価等をメタデータに記録 する。メタデータへの記載内容及び記載方法は、JMP2.0に準拠する。
JMP2.0記載するべき事項(パッケージ)を表 12に示す。
表 12 JMP2.0のメタデータパッケージの構成
出典:JMP2.0仕様書(国土地理院)