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共通の留意事項

ドキュメント内 国土技術政策総合研究所 研究資料 (ページ 66-70)

第 5 章 道路基盤地図情報の更新方法

5.3. 既存資源を活用した更新

5.3.2 共通の留意事項

(1) 時間属性の編集

地物を追加又は編集した場合、更新後の道路基盤地図情報に含まれる「追加された地物」

及び「編集された地物」の時間属性「存続期間」の「開始日」は、工事完成図書の完成年 月日とする。

【解説】

工事完成図書を用いて地物を追加又は編集した場合、これらの地物の時間属性「存続期 間」の「開始日」は、工事完成図書に示された完成年月日とする。

点群座標データ等のみを用いて更新する場合は、開始日として、既存資源のデータ取得 日より前(before)とする。

ここで、時間属性は不確定位置(indeterminatePosition)として、指定した日よりも前(before)

又は後(after)を指定できる。既存資源のデータ取得時点で、新設又は変化している場合、

地物の設置期間の開始日は、データ取得日より前となる。よって、「追加された地物」及び

「編集された地物」の時間属性「存続期間」の「開始日」はデータ取得日とし、属性

indeterminatePositionの値をbeforeとする。

 時間属性の記述例

更新前後で変化のない地物は、既存の道路基盤地図情報の時間属性の値を引き継ぐ。

【解説】

工事により変化のない地物は、既存の道路基盤地図情報に記述された時間属性の値をそ のまま使用する。

地物を削除又は編集した場合、既存の道路基盤地図情報に含まれる「削除される地物」

及び「編集される地物」の時間属性「存続期間」の「終了日」は、工事完成図書の完成年 月日とする。

【解説】

本要領では、地物の経年変化を把握可能とするため、地物を削除又は編集した履歴情報 として作成することを規定している(5.1参照)。

履歴の記録は地物の時間属性を用いる。地物を削除又は編集した場合は、既存の道路基 盤地図情報に含まれる「削除される地物」及び「編集される地物」の時間属性「設置期間」

の「終了日」として、工事完成図書に示される工事完成年月日を入力する。

点群座標データ等のみを用いて更新する場合は、終了日として、既存資源のデータ取得

<TM_CalDate>

<indeterminateValue>before</indeterminateValue> ←値はbeforeとする

<frame idref=”trs001”/>

<calDate>2014 03 27</calDate> ←値は既存資源のデータ取得日とする

<calendarEraName>西暦</calenderEraName>

</TM_Caldate>

日より前(before)とする。

ここで時間属性は、不確定位置(indeterminatePosition)として、指定した日よりも前(before)

又は後(after)を指定できる。既存資源のデータ取得時点で、撤去又は変化している場合、

地物の設置期間の終了日は、データ取得日より前となる。

よって、「削除される地物」及び「編集される地物」の時間属性「存続期間」の「終了日」

はデータ取得日とし、かつ、属性indeterminatePositionの値をbeforeとする。

 時間属性の記述例

(2) 管理区域外の道路基盤地図情報の編集

既存の道路基盤地図情報に管理区域外の地物が含まれる場合は、その取り扱いを発注者 と協議のうえ決定する。

【解説】

道路基盤地図情報(整備促進版)製品仕様書(案)では、道路基盤地図情報の空間的範 囲は、特記仕様書に従うものとされている。また、注記として、高架等の下部の地物や管 理区域界に含まれる地物を取得することが記載されている。

既存の道路基盤地図情報には、交差点において、管理区域外の地物が含まれている場合 がある。この理由として、交差点の規模や形状、交差する道路の種類によって管理区域界 の設置場所が様々であるため、管理区域界までをデータの整備範囲として区切ることで交 差点の全体が把握できなくなることが挙げられる。

よって更新においても、既存の道路基盤地図情報に管理区域外の地物が含まれている場 合には、以下のいずれとするか、発注者との協議によりあらかじめ決定し、更新する空間 的範囲を特記仕様書において定める。

 管理区域外の地物も合わせて更新する

 管理区域外の地物は更新せず、更新した道路基盤地図情報との接合のみを図る

 管理区域外の地物は更新後の道路基盤地図情報には含まない

<TM_CalDate>

<indeterminateValue>before</indeterminateValue> ←値はbeforeとする

<frame idref=”trs001”/>

<calDate>2014 03 27</calDate> ←値は既存資源のデータ取得日とする

<calendarEraName>西暦</calenderEraName>

</TM_Caldate>

(3) 既存の道路基盤地図情報との接合

既存の道路基盤地図情報と更新後の道路基盤地図情報との接合要否及び接合する場合の 接合方法は、発注者との協議により定める。

【解説】

既存の道路基盤地図情報の一部区間を更新する場合、更新後の道路基盤地図情報と更新 を行わない既存の道路基盤地図情報との境界が生じる。また、道路基盤地図情報は路線ご とに整備するため、交差点では路線間でのデータの境界も生じる。

接合の要否や接合方法は、既存の道路基盤地図情報と更新後の道路基盤地図情報の境界 の状況や精度に応じてそれぞれ検討する必要があるため、本要領では、既存の道路基盤地 図情報と更新後の道路基盤地図情報との接合方法は規定しない。

よって、既存の道路基盤地図情報と更新後の道路基盤地図情報との境界が生じる場合に は、あらかじめ以下について協議する。

 地物ごとの接合の要否

 接合をする場合の接合方法

参考として、「基盤地図情報の整備に係る技術上の基準(平成24年4月25日一部改正 国 土交通省告示第631号)」における基盤地図情報の接合の基準を示す(表 9)。

表 9 基盤地図情報の接合の基準

技術上の基準 接合箇所の状態 接合の方法

(シームレスな基 盤地図情報の整備 基準)

4

基盤地図情報の 整備又は更新を 行おうとすると

対象地域に隣接する地域において、位置精 度が当該基盤地図情報と同等以上かつ同じ 項目の基盤地図情報が既に存在し、かつ、

現状を適切に反映している場合

境界部において、隣接する基盤地図情報 の位置座標を基準に、基盤地図情報を接 合する

接合することにより当該基盤地図情報の位 置精度が低下する等、共用の推進に支障が 生じる場合

情報内容について必要な調製を行う

接合により当該基盤地図情報の一座標の変 化量がその位置精度を越える場合

接合は行わず、隣接基盤地図情報の整備 主体にその旨通知する

(広域のシームレ スな

基盤地図情報の整 備基準)

5

隣接するそれぞ れの地域の境界 部において同じ 項目の既存の基 盤地図情報を接 合するときの基

現地測量や空中三角測量の実施により、境 界部での基盤地図情報の位置座標を、当該 基盤地図情報と同等以上の位置精度で新た に求めることができる場合

新たに求めた位置座標を基準として、既 存の基盤地図情報を接合する

既存の基盤地図情報の位置精度が同じ場合 基盤地図情報の境界部での位置座標の 中点を基準として、既存の基盤地図情報 を接合する

既存の基盤地図情報の位置精度が異なる場

位置精度が高い方の位置座標を基準と して、既存の基盤地図情報を接合する 基盤地図情報の位置精度が低下する等、基

盤地図情報の共用の推進に支障が生じる場

情報内容について必要な調製を行う

接合により基盤地図情報の一座標の変化量 がその位置精度を越える場合

接合を行わず、それぞれの基盤地図情報 の整備主体にその旨を通知する

5.3.3 完成平面図による更新方法の留意事項

ドキュメント内 国土技術政策総合研究所 研究資料 (ページ 66-70)