• 検索結果がありません。

4. ナビゲーションの終了

5.2 各部の説明

本節では,ぶらりビューワを構成する各ソフトウェアモジュールについて説明する.

5.2.1 位置取得部

位置取得部は,GPS受信機とのBluetooth SPP接続を介して位置情報を受信する.位置取得部 は,受信したNMEA-0183フォーマットのデータから現在の緯度経度の情報のみを抽出し,利用 者状態管理部に対して送信する.

5.2.2 情報提示部

情報提示部は,Vaio Type-Uのディスプレイを用いて情報の提示を行う.スポット空間生成部 によって作られたスポット情報群を受け取り,可視化する.スポット情報群は2次元配列によって 表現されており,2次元配列の順番をそのままに,各スポット情報に含まれる写真のデータを抽出 し,表示する.ある候補が選択された状態になった場合は,図3.6にて示したフォトカード形式の テンプレートにスポット情報のテキストデータを動的にマッピングすることでフォトカードのイ メージを生成する.利用者の操作に応じて,フォトカードは自由にスクロール,拡大縮小が行われ る.情報提示部の実装を図5.4に示す.

5.2.3 入力受付部

入力受付部は,図5.5に示すようにVaio Type-Uに備えられたトラックスティックと複数のボ タンを入力装置として利用する.トラックスティックは上下左右360度に傾けることが可能で,傾 けた方向,強さに応じて探索モードにおけるスライドフォーカスビューワの移動方向,速度,縮尺 が変化する.ボタンは,図5.5の左上にあたる左右に並ぶ2つのボタンを利用した.左ボタンは,

探索モードにおいてスライドフォーカスビューワの縮尺を固定したい場合に利用するズームロック ボタンとして機能し,右ボタンは主に選択,決定,キャンセルといったモード切り替えとして機能 する.入力装置の操作と動作のマッピングを表5.3に示す.

5.4 情報提示部の実装

Touch Screen Clickable Buttons

Track Stick

5.5 Vaio Type-Uの入力装置

5.3 入力装置の操作と動作のマッピング

項目 動作内容

トラックスティックの傾き 探索モードにおける空間の平面的な移動 左ボタン 探索モードにおける縮尺のロック 右ボタン 選択・決定・キャンセル(モード切替)

5.2.4 利用者状態管理部

利用者状態管理部では,利用者状態を定義したUserStateオブジェクトとして利用者の持ち時間 と現在地座標を保持している.UserStateオブジェクトは,表4.1に示した持ち時間と現在地座標 から構成され,それ以外にも拡張が容易にできるようになっている.利用者状態管理部は,1秒毎 にスポット空間生成部に対してUserStateオブジェクトを送信することで,スポット空間が常に最 新の状態を保つことができる.

5.2.5 スポット空間生成部

スポット空間生成部では,利用者状態管理部から送られてくる利用者の状態に応じて,提示すべ き候補群の地理的な領域を決定する.

提示する候補は,現在地から指定された時間内に徒歩で到達できる候補に限る.人間が徒歩で移 動する速度を時速4キロとして,「持ち時間 ×歩行速度現在地から目的地までの距離」に当て はまる候補である.この条件を自身が持っているスポット情報データベースの各候補に記述してあ る位置情報と比較することで,条件を満たした候補の抽出を行う.

スポット群の抽出を行った後,スポット群を2次元配列に当てはめる.本実装では,できるだけ 正方形に近い形で2次元配列を用意し,ランダムに選択したスポットをひとつずつ要素として配列 に収めていくことでばらばら配置を実装した.生成されたスポットの2次元配列は情報提示部に受 け渡される.

また,スポット空間生成部は入力受付部からのコマンドと利用者状態管理部からの更新通知をも とに.動的にスポット空間の再構築を行う.

5.3 まとめ

本章では,ぶらりビューワの実装について述べた.次章では,実装したぶらりビューワを用いて 実験を行い,システムの評価を行う.

第 6

ぶらりビューワの評価

本章では,ぶらりビューワの評価を行う.ぶらりビューワを用いて被験者が

実際に持ち時間の入力から候補地の決定までを行う実験から,ユーザビリ

ティについて定性的な評価を行った.

関連したドキュメント