って
Webページに出力された拡散予測図から必要な図のみを抽出し、体裁を整えた報告資 料を作成するツールである。報告資料作成ツールを使用することで、図
3-10で示すように 拡散予測図の保存から体裁調整までを一括で自動処理することができる。手動による作成 作業と比較すると、作業工程が簡単化され作業時間も大幅に短縮されることがわかる。確 認・修正の工程を設定しているが、プログラム処理による作成であるため、情報入力の誤 りや拡散予測図が出力されている
Webページの問題等がなければ、誤表記や誤貼付のリス クも大幅に低減される。そのため、入力すべき情報を把握し、報告資料作成ツールの操作 方法を習得していれば、報告資料を迅速に作成することができる。報告資料作成ツールの 操作方法についてはマニュアル資料を作成しており、関係者に向けた教育を実施している。
図
3-8報告資料作成ツールの設定画面
図
3-9報告資料作成ツールの処理画面
表
3-5報告資料作成ツールにおける入力情報
入力情報 説明
モード設定 拡散予測計算が実施された際の計算モードを選択。
放出核種 拡散予測計算の対象核種を入力。
放出量 各核種の放出量。通常、単位放出率で拡散予測を実施している ため、 「
1Bq/h」と入力。
放出場所 放射性物質の放出場所の緯度経度を入力。
Web
ページ
URL WSPEEDI-II自動計算システムにより拡散予測図が出力され
た
Webページの
URLを入力。
画像保存先 拡散予測図の保存先を入力。
ファイル出力先 作成した報告資料の保存先を入力。
図
3-10報告資料作成ツールを用いた報告資料の作成フロー
3.3.2.
計算モード切替ツール
(1)開発までの経緯
3.2.2
で詳述したように、
WSPEEDI-II自動計算システムでは計算内容にあわせて
4つの
計算モードを設定・変更することができる。同じく
3.2.1で記述したように、放出条件(放 出位置及び放出開始時刻)についても、変動条件として適宜設定・変更することができる。
計算モード及び放出条件は
WSPEEDI-II自動計算システムを導入している
Linuxサーバ内
の設定ファイルで管理しており、設定・変更をするためには
Linuxの操作コマンド等の基
礎知識が必要となる。業務等で普段から
Linuxサーバを使用している者であれば、難しい
操作は要求されないが、
Linuxに関する知識のない者が本作業にあたるのは非常に負担がか
かる。また、操作を誤ると
WSPEEDI-II自動計算システムに影響を来たす可能性も考えら
れるため、非常にリスクの高い作業となる。そこで、
Linuxに関する知識のない者でも計算
モード及び放出条件の設定・変更作業が容易となるツールを開発した。
(2)
ツールの概要
計算モード切替ツールは、
WSPEEDI-II自動計算システムで設定されている計算モード 及び放出条件を、
Windows上で設定・変更することを目的として開発したツールである。
上述の通り、本来計算モード及び放出条件を設定・変更するためには
Linuxサーバにアク セスする必要があるため、
Linux上の操作が必要となる。しかし、計算モード切替ツールを 使用することにより、リモートログオンクライアントを使用せず
GUI上の操作のみで計算 モード及び放出条件の設定・変更をすることができる。計算モード切替ツールを使用する 上で必要となる入力情報を表
3-6にまとめた。また支援機能として、現在設定されている 計算モード及び放出条件を確認する機能を実装している。報告資料作成ツールと同様に、
操作方法についてはマニュアル資料を作成しており、関係者に向けた教育を実施している。
表
3-6計算モード切替ツールで必要な入力情報
入力情報 説明
IP
アドレス
WSPEEDI-II自動計算システムを導入しているサーバの
IPアドレスを入力。
ユーザ名及びパスワード サーバへログインするためのユーザ名及びパスワードを入 力。
モード設定 設定したい計算モードを選択。
核実験実施時刻 放射性物質の放出開始時刻(核実験実施時刻)を入力。
東経・北緯 放射性物質の放出位置を入力。
図
3-11計算モード切替ツールの設定画面
4. 北朝鮮による地下核実験への実対応
4.1.