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図 6-3 原油海洋出荷システム再開発に向けたロードマップ
(出典:当社作成)
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行う。また、余寿命評価の結果によっては、設備の撤去(デコミッショニング)と新設 も考慮に入れる。
(2) 改修案策定
上記の検討・評価に基づいて、改修にかかるコスト積算・スケジュール検討を行い、
BOCの承認を得た上で、実際の改修案を策定する。また、EPC業者を選定するための入札 仕様書を作成する必要がある。
(3) 操業・保守
改修事業に加えて、試運転、操業のための訓練、保守計画を策定する。また、BOCが 継続的に操業・保守活動を実施するための支援を行う。
FODは、イラク戦争後の復興事業として、2010年以前から建設が続いているが、いまだ操 業に至っていないため、2.1章にて記述の通り、現在はこのFODをバイパスする形で海底パ イプラインを通して海洋設備から出荷されている。6.0 MMBPDの原油輸出目標を到達するた めには、FOD操業による十分な昇圧が必要となる。
また改修に伴い設備近代化を検討し、操業・保守における効率性向上を目的として、以 下のような最新デジタル技術の適用が考えられる。
1)OMSCS導入
表6-1に OMSCSの利点を示す。また図6-4は、統合されたプロセス情報と計画のための
典型的なOMSCSを示している。
表 6-1 OMSCSのメリット
主要な業務(作業) 従来の方法 ソリューション
出荷 スケジューリング
計画者は、全ての船舶情報と利用可能なバース・
SPMに基づいてスケジュールを作成
デジタル技術 を活用した 自動制御システム 出荷順序の設定 在庫情報に基づいて計画者・オペレーターが出荷
順序を作成
設備ラインナップ オペレーターは運転中の設備と干渉しないよう に設備シーケンスとラインナップを行う
出荷運転 オペレーターは SCADA・制御システムによって運 転の監視・制御を行う
会計報告 レポートはSCADA・計量システムによって作成し、
SOMOに対して提出する
(出典:当社作成)
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図 6-4 プロセス情報と計画統合システム
(出典:当社作成)
本システムには次の主要な機能がある。
運転手順と送油の管理: 運転手順の管理と送油の監視
送油の自動化: 送油時のラインアップ (トレインの選択、隔離、シーケンスの作 成) と実行の自動化
原油のブレンド計画と最適化: 出荷スケジューリング、市場・需要予測に対する ブレンド計画、オフライン・オンライン制御と最適化
会計報告: 出荷実績に基づく原価計算、会計レポート作成 2)回転機振動のモニタリング
計器センサーによって回転機が設置されているシステムなどの振動を測定し、異 常検知あるいは故障予知などを行えるようにデータ蓄積を行い解析するなど、日本 をはじめとした先端企業が持つ最新デジタル技術を取り入れることが可能である。
3)診断用ロボット導入
厳しい腐食環境下の海洋設備に関しては定期的な診断が必要となり、アクセスが 難しい箇所(フレアスタック、ローディングアームなどの高所、あるいはプラット フォーム下のスプラッシュゾーン等)も存在する。そのような箇所はロボットやセ ンサーを取り入れた定期診断を行うことで、計画的な補修活動が可能となり、適正 な設備寿命を確保できることが可能になる。
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