歴民研修講師
四 社会連携
1) 館外における各種委員
長野県立歴史館資料選定委員,福島県立博物館収集展示委員会委員,山梨県立博物館特別顧問,八千代市 郷土博物館協議会委員,史跡徳丹城跡調査指導委員会委員,多賀城跡調査指導委員会委員,史跡胆沢城跡 整備指導委員会委員,石川県津幡町加茂遺跡発掘調査委員会委員
2) 館外講演・カルチャーセンター・出前授業
千葉市民文化大学講座日本史学科「発掘された文字から古代社会を探る」(全4回),千葉市文化センター,5月 26日,6月2・9・16日
第1回:7世紀後半の税制と地名表記−都に貢進された各地の付札の語るもの(奈良県石神遺跡)
第2回:「太寶元年辛丑」と記す木簡−糸島半島の製鉄・港湾の拠点(福岡県元岡遺跡)
第3回:土地の売買を木に記す−出雲郡北部の重要拠点(島根県青木遺跡)
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第4回:墨書土器「鴨寺」・「深見駅」と古代の村−*示札発見の加茂遺跡とその周辺(石川県加茂遺跡と北中 条遺跡)
山梨県生涯学習推進センター主催,生涯学習推進セミナー講演「文字文化から見た古代中国・朝鮮・日本の関 係」2004年7月2日,県民文化ホール会議室
市制施行80周年・合併40周年記念第10回市内遺跡発掘調査成果展記念講演会講演「古代の役所と文字資 料」郡山市教育委員会,2004年8月1日,郡山市民文化センター
平成16年度氷上郡文化財審議委員研修会講演「木簡からみた古代の地域社会と行政システム−氷上郡を中 心として−」氷上郡教育委員会,2004年8月22日,かいばら生涯学習の森
中野区あけぼの会講演「古代東北地方の軍団」2004年11月25日,中野区郷土資料館
中野区古代を学ぶ会「防人と鎮兵−古代東国兵士の姿−」2004年11月25日,中野区勤労福祉会館
学校法人渋谷教育学園渋谷中学高等学校進路講演「歴史学と自然」2004年11月29日,渋谷中高等学校講堂 佐倉地名研究会講演「よみがえる佐倉地方の地名−発掘された墨書土器から−」2004年12月18日,佐倉市立 中央公民館
ちはら台学歴史講座特別講演「発掘された古代の暦と人々の生活」2005年1月15日,ちはら台コミュニティセン ター
Ⅱ 業績目録
1) 著書
平川南・沖森卓也・栄原永遠男・山中章編『文字と古代日本1 支配と文字』吉川弘文館,2004年 平川南・沖森卓也・栄原永遠男・山中章編『文字と古代日本2 文字による交流』吉川弘文館,2005年 平川南編『古代日本文字の来た道−古代中国・朝鮮から列島へ−』大修館書店,2005年
2a) 論文
「古代日本の文字世界」(菊池徹夫編『文字の考古学Ⅱ』pp.73-118,同成社,2004年)
「古代地方社会と文字」(『美夫君志』69,pp.19-41,美夫君志会,2004年)
「総説 文字による支配」(平川南・沖森卓也・栄原永遠男・山中章編『文字と古代日本1 支配と文字』pp.1-7,
吉川弘文館,2004年)
「古代越後国の磐船郡と沼垂郡」(小林昌二編『古代の越後と佐渡−環日本海歴史民俗学叢書12』pp.107-128,高志書院,2005年)
「総説 伝達・記録方法と外交・軍事」(平川南・沖森卓也・栄原永遠男・山中章編『文字と古代日本2 文字によ る交流』pp.1-5,吉川弘文館,2005年)
「木と紙」(平川南・沖森卓也・栄原永遠男・山中章編『文字と古代日本2 文字による交流』pp.70-107,吉川弘 文館,2005年)
「古代日本社会における『情報』伝達」(学芸総合誌『環−歴史・環境・文明』20,pp.195-197,藤原書店,2005 年)
2b) 研究ノート
「今,古代日本の文字文化を問い直す」(『本郷』55,pp.5-7,吉川弘文館,2005年)
3a) 調査・発掘調査報告書
「袖ヶ浦市上大城遺跡出土の墨書土器」(『袖ヶ浦椎の森工業団地内埋蔵文化財調査報告書(第2分冊)上大城 遺跡Ⅱ』pp.424-426,(財)君津郡市文化財センター,2005年)
Ⅲ 研究状況・研究広報
中期計画の個人研究テーマとして掲げた「古代出土文字資料研究」の総括的な研究“古代日本と文字文化”
について,『文字と古代日本』全5巻(吉川弘文館)のうち,私の責任編集の第1,2巻を刊行した。また,企画展
『古代日本文字のある風景』の際に開催した歴博フォーラムを新たに加筆し,『古代日本文字の来た道−古代 中国・朝鮮から列島へ−』(大修館書店)として刊行した。
もう一つの研究テーマ「韓国木簡研究」については,百済扶余の陵山里寺跡出土木簡および新羅慶州の月城 垓字出土木簡を全点実見し,あらためて6世紀から7世紀前半にかけて,古代朝鮮の文書行政の実態を解明し た。日本においては現段階でこの時期の木簡は未発見ではあるが,古代日本における初期の文書行政につい て一定の見通しを得ることができた。
さらにこれらの日本と韓国の出土文字資料調査研究から,新たな研究テーマとして,「古代東国論」と「古代朝 鮮と日本における道の祭祀」を見出すことができたのは大きな収穫といえる。
廣瀬 和雄 HIROSE Kazuo 教授
1947年生【学歴】同志社大学商学部1970年卒業【職歴】大阪府教育委員会文化財保護課技師(1975),大阪府 立弥生文化博物館学芸課長(1991),奈良女子大学教授文学部(1997),奈良女子大学教授大学院人間文化研 究科(1999),国立歴史民俗博物館教授研究部(2004),共同利用機関法人人間文化研究機構国立歴史民俗博 物館研究部教授(2004.10より)【学位】博士(文学),大阪大学,2004年【所属学会】考古学研究会,日本考古学 協会【専門】日本考古学【主な研究テーマ】古墳時代政治構造の研究/ A Study of Political Structure in the Kofun Period.
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Ⅰ 研究・教育活動
一 研究・調査,成果公開方法としての報告・展示・国際シンポ・広報
1) 文部科学省・科学研究費補助金 学術創成研究「弥生農耕の起源と東アジア」(代表 西本豊弘)の研究分 担者として,国際研究集会を実施し,司会をつとめた(12月)。福岡(11月),奈良(12月),岡山(2月)などで研究 集会を開催したほか,館内で研究会( 5月,10月に3回,12月,1月)を実施した。また,試料採取をおこなった(2 月,3月)。
2) 文部科学省・科学研究費補助金 特定領域研究(分担研究)「中世遺跡の保存と活用に関する基礎的研究」
の研究代表者として,各種遺跡の現状や史跡の整備状況,あるいは博物館や資料館のありかた,埋蔵文化財 行政の現状と問題点などの調査研究を実施した(6月,8月,11月,2月,3月)。また,文化財行政研究委員会を 開催し(7月,9月,12月),「埋蔵文化財行政の理念」と題して研究発表をおこなった[2004.7]。
3) 奈良女子大学21世紀COEプログラム「古代日本形成の特質解明の研究教育拠点」の「古代都市の前史」分 担研究者として,研究会に参加した(9月,3月)。
4) 播磨考古学研究集会実行委員会が開催した『古代集落からみた播磨』の基調講演「古代集落研究の地平」
と,討論司会を担当した(2月,兵庫県姫路市)。
5) 福岡町教育委員会が主催した,ふくおか歴史文化フオーラム『黄泉国再見−西山古墳街道−』で「『前方後 円墳国家』を読む」と題したシンポジウムをおこなった(9月,富山県福岡町)。
6) 島根県古代文化研究センターが主催した神在月古代文化シンポジウム『検証・荒神谷遺跡−これまでの20 年・こらからの20年−』で,「歴史のストックを活かした街づくり」と題した基調講演をおこない,討論司会を担当し た[2004.10](島根県松江市)。
7) 2004年歴史街道ウオーク & トーク『古代王権の残影』で,「巨大前方後円墳の環大和政権配置」と題した講 演をおこない,討論司会を担当した(10月,大阪府美原町)。
8) 考古学研究会の座談会「文化財問題を考える」のパネラーをつとめた(9月,岡山市)。
9) 古代和泉郡研究会で「和泉郡の古代寺院」と題した研究発表をおこなった[2004.12](大阪市立大学)。
10) 奈良文化財研究所の専門研修で講師を担当した(12月,奈良文化財研究所)。
二 教育活動
1) 教育奈良女子大学大学院人間文化研究科併任教授(10〜3月)
四 社会連携
1) 館外における各種委員
文化審議会専門委員(文化財分科会),中世城館遺跡・近世大名家墓所等保存検討委員会委員,島根県教育 庁古代文化センター・歴史民俗博物館・古代文化研究センター開設準備委員会委員,田和山遺跡整備検討委 員会委員長,国史跡千早城跡・楠木城跡・赤坂城跡整備計画策定委員会委員,阪南市文化財保護審議会委 員,東九州自動車道調査指導委員会委員,能勢町文化財保護審議会委員,加悦町史編纂事業監修・編纂委 員会副委員長,和泉市史編纂委員会専門委員,大阪府立富田林高校運営協議会委員,国史跡・土塔整備委 員会委員,泉南市文化財専門委員会委員
2) 館外講演・カルチャーセンター・出前授業
「弥生都市 唐古・鍵の実像」,唐古・鍵セミナー,奈良県田原本町,6月26日
「弥生時代の都市」,朝日カルチャーセンター,奈良市,7月18日
「前方後円墳国家の成立」,朝日カルチャーセンター,奈良市,8月29日
「古墳時代の土器製塩」,茨木市文化資料館郷土史講座,大阪府茨木市,9月4日
「装飾古墳論」,古代を偲ぶ会,大阪市,11月20日
「前方後円墳国家論」,古代史セミナー,横浜市,11月26日
「古墳時代の他界観」,茨城県教育財団平成16年度埋蔵文化財講演会,茨城県常陸大宮市,1月29日
「前方後円墳とは何か」,古代史教室,大阪府羽曳野市,2月12日
「古代人の死後の世界」,大津市埋蔵文化財センター講演会,滋賀県大津市,2月26日
「前方後円墳とはなにか」,宇治市発掘調査報告会,京都府宇治市,3月12日
『考古学から探る邪馬台国』朝日カルチャーセンター,新宿(1月から3月の計5回)
3) マスコミ
2004年1月26日 文化放送のラジオ番組出演
その他,各新聞社からの取材や依頼に応じ,遺跡発掘調査のコメントを適宜おこなった。
Ⅱ 業績目録
1) 著書
2004.5:共著 廣瀬和雄・岸本道昭・宇垣*雅・大久保徹也・中井正幸・藤沢敦『古墳時代の政治構造』336頁,
青木書店
2004.12:編著 『畿内の巨大古墳とその時代』120頁,雄山閣出版 2005.1:編著 『前方後円墳とちりめん街道』240頁,昭和堂 2a) 論文
2004.5a:「弥生・古墳時代の集落と地域社会」(『日本史講座第1巻 東アジアにおける国家の形成』,pp.241-265,東京大学出版会,2004)
2004.5b:「序論」(『古墳時代の政治構造』,pp.1-14,青木書店,2004)
2004.5c:「畿内5 大古墳群の特質」(『古墳時代の政治構造』,pp.15-35,青木書店,2004)
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