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ていきたい。

東京箱根間往復大学駅伝競走における4区走者成績と総合成績との

関連性について ~過去

20

年間(

62

81

回大会)から~

日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室

指導教員 別府 健至 准教授

学籍番号 14G0115

学生氏名 佐藤 悠夏

Ⅰ.はじめに

現在の子どもたちの体力は「下げ止まり」あるいは「向上し ている」とも言われている。しかし、向上していると言われて いるものの、文部科学省が実施している体力テストのピークで あった1985年頃に比べると低い水準のままである。また、体 育嫌い、運動意欲の二極化などの問題もあげられている。

このような問題の一因として、情報化、都市化、保護者の存 在、そして学校体育の存在などがあげられる。生活が便利にな っていく一方、子どもたちが体を動かす機会は減少してきてい るのではないかと考えられる。この体力低下の問題は、子ども の時だけの問題ではない。子どもの時代の体育嫌いなどが原因 で運動をすることがなくなり、生活習慣病などの病気にかかる リスクも高くなる。このようなことを考えると、将来をしっか り見据えた指導が非常に重要であることがわかる。学校体育の 存在は大きく、とても重要である。

教員を目指す上で、これらの問題について理解しておくこと は重要であると考え本研究は、文部科学省の体力テストの結果 から低下の原因、傾向、対策等を明らかにし、これからの学校 体育の取り組み方について考察する。

Ⅱ.体力テスト

1. 体力テストの結果と傾向

平成24年度の各年代の合計点は(男女11.13,16歳)すべて の年代で上位の合計点を示している。体力水準が高かった昭和 60年頃と比較すると、中学生男子の50m走、ハンドボール投 げ及び高校生男子の 50mを除き、依然と低い水準になってい る。

2.体力の低下の原因

子どもの体力低下の原因は、いくつかの要因が複合している ことが考えられる。人々の意識の問題、子どもたちを取り巻く 環境の変化、生活習慣の問題である。

3.体力低下に関する対策

体力向上キャンペーンの展開、スポーツ選手ふれあい指導事 業、スポーツ・健康手帳の作成・配布、子どもの体力向上実践 事業、体力向上の基礎を培うための幼児期における実施活動 の在り方に関する調査研究、全国体力・運動能力、運動習慣等 調査に基づく子どもの体力向上支援事業、などが行われてい

る。

Ⅲ.現代の子どもたち

コミュニケーションをしない子どもたちを多く見かける。塾 の帰りに待っている子どもたちは、友達と話すことなくスマー トフォンをいじっている。習い事も受験対策のため、塾に通う 子どもが多いため、スポーツや運動を行う時間が少なくなって いる。このことから、運動能力が高い児童は伸びる一方、運動 をしない児童は落ち込む「二極化」が進んでいる。

Ⅳ.学校体育

「体育」は運動の得意な子、不得意な子も対応しなければな らない。全員が体育を受けなければならないことは、プラス面 ばかりでなく、マイナス面も持ち合わせている。これからは、

子どもたちの体力低下傾向、運動をする子どもとしない子ども の二極化などの問題をふまえ、体育・保健の授業を改善してい くことが求められる。

Ⅴ.まとめ

大人が基本となる指針を示せずに迷っているようでは、子ど もの将来を見据えることができない。方向性を見いだせない無 関心な子どもを多くしてしまうだけである。子どもの体力低下 問題は、体育・スポーツ界だけの発想・対策だけでは解決でき ないと考える。

今後の具体案としては小学校教員の専門化である。教員一人 で全教科を教えるのは限界がきている。有能な専門教員を採 用・配置し子どもたちが積極的に学習できるようにするべきで ある。運動は神経が発達する以前であれば、ある程度能力を発 達することができるはずである。体育の授業も細分化し、少人 数生にする。多様なクラスから子どもに好きな種目、または得 意な種目を選ばせるようにし、専門教員が指導すれば、運動能 力も向上し、スポーツ・運動好きが増え、自信を持ってくれる と考える。また、地域のスポーツクラブや体育系大学等との連 携を図ったりしながら教員も専門家から指導を仰ぐようなシス テムを構築する。

今後は、現在まであまり実施されてこなかった基本である歩 く・走る・跳ぶ・投げるといった動作の理論的な指導も重要に なってくると考えている。

子どもの体力低下の原因、傾向、対策から今後の学校体育の取り組

みについての考察

日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室

指導教員 別府 健至 准教授

学籍番号 14G0118

学生氏名 杉崎 円香 海保 仁美

Ⅰ.緒言

東京マラソンは、日本を代表するマラソン大会の一つと して国民に親しまれ2018年で12年目を迎える。世界のト ップランナーと市民ランナーが参加する都市型マラソンの 代表である。特に 2013 年大会からは、世界の格式の高い レース(ボストン・ロンドン・シカゴ・ニューヨークシティ)

で構成されるアボット・ワールドマラソンメジャーズに加 入し、世界を代表するマラソン大会としても注目されてい る。参加申込者数は、市民ランナー枠に対し、10倍以上あ り年々倍率は高くなっている。今後参加者人数は3万5千 人から5万人規模まで拡大する計画となっている。また、

ランナーを支えるボランティアも1万人以上で多くのスタ ッフで運営されている。コースは、都庁→皇居前→銀座→

浅草→築地を通過し、東京駅前をゴールとする 42.195km のフルマラソンである。(2016 年までは東京ビックサイト がゴール)

そこで本研究では、この世界に誇る東京マラソンの魅力 を、東京マラソンの起源と11年間の歴史から調査した。

Ⅱ.方法

11 年間の東京マラソン(2006-2017)についての各種にお ける参加者数、コース変更、運営(ボランティア等の詳細、

警察関連の取り組み、公式イベント等の詳細)から調査し た。

Ⅲ.結果 1. 起源

日本には、オリンピック選考レースといわれる大会や市 民ランナーが走れる大会は各地で開催されていたが、大都 市で実施される都市型マラソンと言われる大会は実施され てこなかった。以前から開催待望論はあったが、実現には 程遠かった。しかし、影響力があり世界で実績を上げてい たマラソンの名コーチである小出監督がエリートランナー と市民ランナーが一緒に走る都市型マラソンを提案し、

2004年4月、東京都と日本陸上競技連盟が正式に協議を開 始した。翌年の2005年10月には、「東京マラソンに関す

る基本合意」が締結され、11 月には組織委員会も設立され るなど東京マラソン開催に向けての、体制づくりが進められ た。

2.各種における参加者数

申込者数、出走者数、外国人参加者数、ボランティア数、

すべてにおいて増加していた。特に申込者数に関しては、

2007年は77,521人が2017年では321,459人と4倍に増加 が確認された。

3.コース

2016 年度までは、東京都庁、飯田橋、皇居前、日比谷、

品川、銀座、日本橋、浅草雷門、築地、豊洲、東京ビッグサ イト、というコースであった。2017 年に「東京の素晴らし さを内外に一層アピールする」とともに、「記録をねらえる 高速コースにする」という理由から、東京都庁、飯田橋、神 田、日本橋、浅草雷門、両国、門前仲町、銀座、高輪、日比 谷、東京駅前・行幸通り、というコースになりフィニッシュ 地点を東京ビッグサイトから東京駅前に変更した。

4.運営

おおよそ3万 5000人が駆け抜ける東京マラソンでは、1 万人のボランティア(TEAM SMILE)が大会運営に関わる。

また、東京マラソンでは7時間もの時間かけて3万人のラン ナーが走るため、警視庁が交通規制し、大会の円滑な運営を 行う上で重要な役割を担っている。

東京マラソンを盛り上げるために、様々なイベントを行って おり、お祭りの一面を持っている。コース上では、古くから 伝承される伝統芸能の披露及び普及の場としても利用され ている。

Ⅳ.考察

多くの人々の願いから都市型の東京マラソンは開催され、

11 年間において申込者数、外国人参加者数、ボランティア 数すべてにおいて増加傾向にあるのは大きな魅力の一つで ある。特にランナーとボランティアの関係にはお互いに信 頼・協力といった心の絆を感じることができた。また、死亡 事故なく安全に実施されていることからも増加の要因が確 認できた。今後、2020 年の東京オリンピックに向け、より 世界に東京の魅力を発信していくことができたらいいと考 える。

東京マラソンの起源と 11 年間の歴史

日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室

指導教員 別府 健至 准教授

学籍番号 14G0132

学生氏名 野下 未樹 及川 由季

I. はじめに

近年、健康志向の向上や体型維持、特に女性に関して は美容やダイエットを目的として、ランニングがブーム として広がりをみせている。ランニングブームがきっか けで、国内のマラソン大会における完走者人数は年々増 加している。また、市場ではオシャレなウェアやランニ ングシューズを販売したり、初心者に向けた本や雑誌な どが多く販売されるようになったりとランニングを広め る動きが高まっている。実際、笹川スポーツ財団の「年 1回以上の実施率の推移(ジョギング・ランニング)」に よると、東京マラソンの始まる前年の2006年は全体606 万人のうち、女性は 212万人であったが、2012 年には 全体1,009万人のうち、女性は285万人。6年で全体は 403万人、女性は73万人増加している(笹川スポーツ財

団,2017)。しかし、増加人数について男性と女性を比較

してみると男性ランナーが330万人増加しているのに対 し、女性ランナーは 73 万人と圧倒的に少ないことがわ かる。女性をターゲットとしたランニングイベントや、

女性ランナー向けの本、ランニングウェア等が多く販売 されているにも関わらず、男性ランナーの数との差が縮 まらないのが現状である。

そこで本研究は、男性に対して女性のランニング人口 が少ない実態を調査し、女性ランナーの増加を提案する ことを目的とした。

II. ランニング実施人口の現状 1. 習慣的に行う人口の男女差

笹川スポーツ財団の調査によると、2016年にランニン

グを実施した人口は、年1回以上では男性592万人に対 し、女性290万人。週1回以上では男性316万人に対し、

女性145万人。週2回以上では、男性246万人に対し、

女性113万人。全ての項目において、男性は女性の2倍 以上実施しており、女性の方が圧倒的に少ないとことが 確認された。

2. マラソン大会完走人口の男女差 1)各種マラソン大会

雑誌ランナーズ(2017)の調査によると、各種大会の

マラソン完走者数は2004年では全体78,776人、男性66,540 人、女性12,236人、2016年では全体364,546人、男性288,475 人、女性76,071人。男性は全体の79.1%、女性は全体の20.9% と圧倒的に男性のほうが多いことが確認された。

2) 東京マラソン完走者の男女比

東京マラソンにおけるマラソンの部では、第1回から第11

回まで、マラソン完走者の約 8割が男性、女性は2割弱と男 性ランナーの方が多いことが確認された。

III. 男女のランニング意識の差

走る目的は、健康管理・体力維持、美容・ダイエット、ス トレス解消・リフレッシュ、自己研鑽、ファンラン、アスリ ート、その他の 7項目からなり、最も多かったのは「健康管 理・体力維持」で全体の 51.7%と半数以上を占める。次いで

「美容・ダイエット」は全体の15.5%を占める。「健康管理・

体力維持」が最も多いのは男女ともに同じだが、2位の「美容・

ダイエット」では、女性は男性の2倍以上の割合であった。(イ ンテージ調べ,2017)。

IV. まとめ及び増加計画

近年では競技性を重視するのではなく、走ることで、健康維 持・増進やダイエットなどの体調管理や、楽しむ・ストレス解消 といった「走る」という行為が幅広い人たちにブームとして親し まれていることがわかった。男女問わず、健康維持や増進、ダイ エットなど体調管理を目的に走るランナーが多く、「走る」こと が手段であるランナーが大多数である。そこで、ランニング教室 を行う上で、体重・体脂肪・BMI 等の身体測定を行い、その変 化を数値化し記録し、過去と比較できるようにする。食の面から、

献立の提案や、栄養に関する知識を学ぶことができるようにす る。以上の2点を踏まえることで、走ることで得られた体の変化 を実感することができ、自分の生活の一部として活用し、習慣的 に実践できると考える。またスマートフォンのアプリを利用し、

走行距離や時間など、ランニングを実施するとポイントで、特典 としてエステなど 1 回無料や健康食品と交換などといったサー ビスを提供する。健康管理・体力維持だけでなく、美容・ダイエ ットを目的にランニングを実施している女性が多いことから、以 上を女性ランナーの増加計画の提案としたい。

女性のランニング人口が少ない実態把握と女性ランナー増加計画

の提案

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