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動詞分類について

ドキュメント内 博士学位論文(東京外国語大学) (ページ 52-56)

第3章 本研究の基本的な観点

3.2.2. 動詞分類について

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表 5.本研究で用いる名詞分類

存在論的名詞分類 意味論的下位分類 例示

実 体 性 名 詞

人間 人間名詞 사람(人), 학자(学者)

団体名詞 회사(会社), 은행(銀行), 학교(学校), 당(党)

事物

具体名詞 具体物名詞 버스(バス), 차(車), 상자(箱) 自然物名詞 나무(木), 땅(地),꽃(花) 場所名詞 집(家), 극장(劇場), 도시(都市) 身体名詞 얼굴(顔), 몸(体),입(口) 物質名詞 물(水), 가스(ガス)

非 実 体 性 名 詞

事態

事件

活動名詞 운동(運動), 공부(勉強), 인쇄(印刷) 行為名詞 결혼(結婚), 사랑(愛), 희망(希望) 営為名詞 구경(見物), 인사(挨拶),생활(生活)

事柄名詞 생각(思い), 사실(事実), 언어(言語),영화(映画)

状態

抽象名詞 마음(心), 기억(記憶), 사회(社会), 의식(意識) 性質名詞 필요(必要), 안전(安全)

現象名詞 어둠(闇),안개(霧), 추위(寒さ), 홍수(洪水) 感覚名詞 차가움(冷たさ), 뜨거움(厚さ)

関係

位置名詞 위(うえ), 앞(まえ), 뒤(うしろ) 時間名詞 오늘(きょう), 봄(はる), 때(とき) 数量名詞 개(個), 마리(匹), 원(ウォン)

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統辞的特性を表し,非行為性自動詞は形容詞に類似する統辞的特性を表すとし,自動詞の統辞・意味 的特性は自動詞およびそれに係る名詞句に現れる格構造から読み取ることができるとし,このような格構 造により自動詞を分類している.以下に,한송화(2000:367-369)の自動詞の類型分類表を簡略化して示 す:

表 6.自動詞の類型分類-한송화(2000:一部改変)

動詞の類型 用例

(細分類)

対象自動詞

対象 場所

場所補語交差 生成

叙述性

곯다(傷む), 늙다(老いる), 불다(吹く) 닦이다(吹かれる), 새다(漏れる) 들끓다(沸く), 차다(満ちる) 나다(生える), 생기다(生ずる)

알려지다(知られる), 밝혀지다(明かされる)

所在自動詞 所在Ⅰ 所在Ⅱ

꼬이다(わく),붙다(つく), 속하다(属する) 가라앉다(沈む), 떨어지다(落ちる)

比較自動詞 比較Ⅰ 比較Ⅱ

앞서다(先立つ), 뒤지다(遅れる) 걸맞다(似合う), 맞먹다(匹敵する) 非行為性

自動詞 変性自動詞

変成Ⅰ 変成Ⅱ

되다(なる)

변하다(変わる), 화하다(化する)

対称自動詞Ⅰ 交替/比較/場所 分裂

바뀌다(代わる)

나뉘다(分かれる), 갈리다(割れる)

被動自動詞 原因 利害

찌들다(汚される), 감싸이다(包まれる) 당하다(やられる), 잡히다(捕まる)

心理自動詞

原因 対象Ⅰ 対象Ⅱ 判断 感覚 知覚

놀라다(驚く), 노하다(怒る) 질리다(飽きれる), 물리다(飽きる) 거슬리다(障る),기막히다(あきれる) 맞다(正しい), 잘되다(できる)

결리다(凝る), 쑤시다(痛む)

느껴지다(感じられる), 들리다(聞こえる)

行為自動詞

行為Ⅰ 行為Ⅱ 発話

날다(飛ぶ), 놀다(遊ぶ), 뛰다(走る) 웃다(笑う), 울다(泣く), 걷다(歩く) 중얼거리다(つぶやく), 떠들다(騒ぐ)

位置自動詞 位置Ⅰ 位置Ⅱ

이르다(至る), 닿다(着く),머무르다(とまる) 남다(残る), 서다(立つ), 앉다(座る) 行為性

自動詞 移動自動詞

移動Ⅰ 移動Ⅱ 移動Ⅲ

꺼지다(消える), 달아나다(逃げる) 가다(行く), 오다(来る), 내리다(降りる) 떠나다(去る), 벗어나다(脱する) 対称自動詞Ⅱ 갈라서다(別れる),다투다(争う)

中立動詞 움직이다(動く), 떨다(震える), 향하다(向かう)

*用例は一部抜粋である.

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また,韓国語の動詞分類のうち,アスペクトによる動詞分類である浜之上幸(1991)を用いる.浜之上幸 (1991)は,アスペクトいう術語を,言語外の事象が生起して終了していく中での位置づけである局面を表 す形式としてではなく,局面に対する話し手の主観的判断を示す動詞の文法範疇として定義し,パラデ ィグマティックに対立する動詞の形式を「한다:하고 있다: 해 있다」62とみている.その分類の骨格を下 表に示す:

表 7.動詞分類-浜之上幸(1991:一部改変)

動 詞

<하고 있다>を持たない.

닮다(似る), 맞다(合う)

늙다(老いる), 돌다(気が触れる) 결혼하다(結婚する),생기다(見える)

<하고 있다>を持つ.

状態性動作動詞

<하고 있다>が具体的な動作を表し得ず,局面を特定できない.

心理的な活動:알다(分かる),열중하다(熱中する) 時間的な基準に対する関係性:늦다(遅れる)

動作性動作動詞

<하고 있다>が具体的な動 作を表し,局面を特定できる.

主体変化動詞 잡다(握る) 오다(来る)

生起変化:가다(行く) 終了変化:죽다(死ぬ)

主体非変化動詞 먹다(食べる), 걷다(歩く)

上記の動詞分類を検討した結果,学者により分類の基準も,分類方法も異なるため,本研究で用いる 分類基準を新たに立てることは難しく,内外空間名詞と共に現れる動詞を収集し,その結果を基に分析 の段階別に再検討しつつ適用していくことにするが,これまで検討した動詞分類において共通する部分 はそのまま適用することにする.適用の手順としては,状態動詞と動作動詞に分類したうえで,動詞の意

62 浜之上(1991:13)は,従来の「하고 있다」のアスペクト的意味とされていた「進行相,結果状態相,反復相」

を,局面とはいったん離れた形で定義しなおす必要があるとし,「하고 있다」のアスペクト的意味の定義とし ては「あらゆる局面を継続の中にあるものとして動的に描写するもの」(あらゆる局面:一回か多回かを問わず,

生起する前から終了した後に,次の局面に移行するまでのすべての段階)とし,「해 있다」のアスペクト的意 味は「一定の限定された局面を継続の中にあるものとして静的に描写するもの」であるとした.「瞬間性」に ついては動詞そのものの性質を規定しようとすることで,「結果性」は特定のアスペクト形式で具体化された アスペクト的意味を動詞の性質として一般化しようとすることであるとし,「瞬間性,結果性」という概念は,

「하고 있다, 해 있다」という特定のアスペクト形式をとった場合の局面がどのようなものであるかという点か らの規定であって,アスペクトのパラダイムにおかれた動詞に共通する語彙的な意味を規定したものではな いとしている.

状態動詞

動作動詞

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味属性や意味部類による既存の動詞分類63の基準を用いることにする.64

また,本来は対照言語である日本語の動詞分類についても検討しなければならないが,ここでは,日 本語の意味論的分類として,日本語語彙大系の動詞の意味的基準65による<心理動詞,感情動詞,知 覚動詞,動作動詞,移動動詞,変化動詞,発生動詞,授与動詞>などを取り入れることにし,分析の結 果により,再分類することにする.

63 動詞の意味部類による細分類の一つとして,以下に,이응백(1998)の分類の例を示す.

移動動詞:가다(行く), 오다(来る)

心理動詞(主観動詞・感覚動詞・自己判断動詞):좋다(よい), 나쁘다(わるい) 遂行動詞(話行動詞): 말하다(話す), 제안하다(提案する)

断言動詞: 주장하다(主張する), 단언하다(断言する), 말하다(言う) 対称動詞: 같다(同じだ), 다르다(異なる), 닮다(似る)

受恵動詞: 주다(与える), 받다(もらう), 잃다(失う) 経験動詞: 알다(分かる), 느끼다(感じる)

知覚動詞: 보다(見る), 듣다(聞く), 맡다(扱う) 認知動詞: 알다(知る), 모르다(知らない) 祈願動詞: 원하다(希望する), 바라다(望む) 再帰動詞: 입다(着る), 신다(はく), 먹다(食べる)

64 남경완(2008:148-154)では,意味領域によって特定の複数の用言を一つの部類にして提示する方式は,

形態的・機能的属性を排除して意味的属性という基準によって用言を分類する方法であるが,状態性と動 作性による分類の下位分類の段階では,特徴的な意味領域の羅列に留まることが多いとし,より上位の意 味的属性による分類が必要であるとした.そこで,用言の意味分析の基準となる意味的属性の分類の側面 では状態性と動作性,自動性と他動性を用いることを提示し,意味部類の側面では物理性と精神性,移動 性と非移動性を,文法的範疇の側面では使役と主動性,被動性と能動性を分類の基準として用いることを 提示している.

65 日本語の動詞分類の意味的基準は,主に日本語語彙大系の動詞の意味的用法の分類を参考にした.大 きくは,状態と行動,使役,可能,開始,終了の6つに分けている.6つの分類の詳細を示すと下記の通り:

1. 状態<抽象的関係(存在,属性,所有),相対関係,因果関係,精神的関係(知覚状態,感情状態,

思考状態,心的状態),身体状態,自然現象>

2. 行動<物理的行動(物理的移動,所有的移動,属性変化,身体変化,結果,身体動作,利用,結合 動作,生成,消滅,破壊),精神的行動(精神的移動,知覚動作,感情動作,思考動作)>

3. 使役

4. 可能

5. 開始

6. 終了

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