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ドキュメント内 甥 鋸 麟 (ページ 32-66)

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形 容 詞 対 の 選 定 方 法 は 、商 店 内 の 印 象 は 「商 店 」 と して の 印 象 に 関 係 が あ る と思 わ れ る、 「活 気 」

「安 心 感 」 「高 級 感 」 に加 え、 伝 建 地 区 の 建 物 の 印 象 と して 必 要 だ と判 断 した 「歴 史 性 」 に 関 係 す る と考 え た 項 目を選 定 した 。な お 、先 行 研 究 で は 商 店 の 内部 を評 定 す る尺 度 が 見 当 た らな か っ た た め 、商 店 の 外 観 を 評 定 す る尺 度 の 内 、 内 装 の評 定 に も利 用 で き る と思 われ る も の を 参 考 に した(瀬 戸 口,出 水,本 間,徳 田 と松 永,2007;田 邊 と大 井,2006;福 田 と 山 田,2007;村 川,安 野,金 尾 と 西 名,1997)。 外 観 の 印 象 は 田邊 と大 井(2006)、 荻 内,古 賀,三 浦 と 田 上(2007)、 瀬 戸 口 ら(2007)

の 、商 店 の 印 象 評 定 に 関す る先 行 研 究 か ら、建 物 の 見 た 目に 関 係 が あ る と思 わ れ る 「明 瞭 性 」と 「開 放 性」 に 関 す る尺 度 を 選 定 し、 そ れ に加 え 、伝 建 地 区 の 建 物 の 印象 と して 必 要 だ と判 断 した 「歴 史 性 」 に 関係 す る と考 え た 項 目(Naoiら,2009)を 選 定 した。 そ して 、 最 後 に 全 体 評 価 の項 目(好 ま し

くな い ・好 ま しい)を 区別 な し、歴 史 的 建 物 と して 、商 店 と して の 三 種 類 に分 け 、被 験 者 に訊 ね た 。

第4章 結 果 4.1商 店 の 選 定

まず 、研 究 目的が 「歴 史 的建物 」で あ り 「商店 」 であ る建 物 を対 象 とす る こ とか ら、対 象範 囲 に は埼 玉県川越 市 の一番街通 を選択 した。前述 した とお り、一番 街通 は川 越市 を訪れ る訪 問客 の9 割 が訪 れ る観 光地 であ る。また、川越 の一番 街通 は重要伝 統的建 築物群保 存地 区に選定 され、昔 か

らの商業地 として利 用 され てきてお り、現在 で はJl越一番街 商店街 組合 が この周 辺の商店 を取 りま とめてい る ことか ら、川越 市の一番街 通 が調 査地 として適格 だ と判 断 した。

しか し、一番 街通 には商店街 組合 に参加 してい る商店 だけでお よそ80店 舗(2014年6月)あ り、

そ の他 に も一 覧 にない商店 も見受 け られ たた め、さらに商店 を選 定す る必 要が ある と判断 した。そ こでまず は対 象 とな る商店 の業種 を一般 的な観光 地で も よく 目に し、川 越一番 街通 において十分 な 商店数 を備 えてい た 「小売」 と 「食 品」に限定 した。 この業種 は川後 一番街 商店街組合 によって分 類 され た もの であ り、その 中か ら、 「小 売」 は主 に小 物雑貨 な どの物 品 を取 り扱 った商店、 「食 品」

は主にお菓子 や漬物 な ど、食べ歩 きや お土産 として持 ち帰 る ことので きる食 品 を取 り扱 ってい る商 店 であ る。 なお、カ フェな どの 「飲 食店 」を除外 した。そ の理 由は利 用す る場 合は 「小売」 と 「食 品」 と比べ 時間 がかか り、利 用形 態が異 な る と考 えたた めで あ る。

その後 、対象 商店 を、国や川 越市 な どの公 的機 関か ら文化財 指 定 され てい る建物 を利用 してい るか否 か とい う基 準で整 理 した。 この基 準 を取 り入れ た理 由は、文 化財指 定が 、川 越市 が定 める伝 統 的建造物 の歴 史的建物 の歴史 性の判 断基準 の一つ と して分 か りや す く、対象 とな る建物 の歴史 性 の違い に よる影響 を分析 す るこ とが可能 だ と考 えたか らで あ る。また 、前 述 した よ うに、文化財指 定 され てい ない場 合は、文化財 指定 され てい る建物 を参 考に町並 み に配 慮 したデ ザイ ンを して い る。

従 って、修景 が、文化財 され た建物 とそ うで ない建 物 の、視覚 的 に感 じ られ る歴 史 性の差異 に影 響 を与 えてい るか を考察 す るこ とがで き る と考 えた。 文化財 指定 され て か否 か は川 越市HPに あ る資 料有形 文化財(建 造物)を 参 考 に し、また、本調 査前 に、現 地 で、 どの建物 が文化財 指定 され た建 造物 か を判別 した。

以 上の選定基 準 か ら、文化 財指 定で あ るか の軸がバ ランス よくな るよ うに、表5に 示 す10商 店 を選 定 した。 また、表5に 示 す順番 は実際 に調 査 で案 内 した順番 で あ る。対 象商店 の配置 は図9 に示す 。対象 と した10商 店 の外 観の写真 、 内部 の写真 、評 定の平均 値 をグ ラフに し、 ま とめた も の を付 録 に記載す る。

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表5:対 象商店 一覧

番号

文化 HPで の 本 食 品 店 名

業種

売 り物

財 拠地確認

銘 菓 「亀 の 最 中 」「こが

①OO

覇 屋 元 町店(もち

ね 芋 」 お芋 を使 ったお

覇 屋)

菓子

× 手 作 り箸 工 房 き

小売

箸 を中心 に箸 置 や キッ

っちん遊 膳 チン用 品 など

o o

亀屋

ミ; 

銘菓

o O 〈らづ くり本舗

}一ミ誌

芋 菓子 を 中心 にお菓 子

一 番 街 店

の販売 喫茶

o O

熊重酒店

菓寮 花小路

⑥ ○

;尊9 か りん とう

川越 時 の鐘 店

小 売 、食 ア クセ サ リー インテ リ

⑦ × 夢蔵 人店

品 ア

小松屋 民芸店(大 小 売 、展

⑧o×

民芸 品

沢 家 住 宅)

示場

地 元 ・川 越 の ブラン ド豚 ミオ ・カ ザ ロ 蔵 融 峯 飲

⑨OO

小 江 戸 黒 豚 」 ハ ム ・ソ

の まち店

食店

一 セー ジの販 売 と軽 食

× 布 遊 舎 川 越 店 ド 箱 小 物

文 化財 指 定.○:文 化 財指 定 され て い る

×:文 化 財 指 定 され て い な い 食 品 ○:業 種 が食 品

×:業 種 が 小 売

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甥 鋸 麟

図9:対 象 商 店(赤:文 化財 指 定 され た 建 物 青:文 化財 指 定 され て い ない 建物)

出典=UH越 市教 育 委 員 会,2013)に 加 筆

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4.2分 析 手 順

分析 の手順 は以下の通 りで あ る。

●●●

ア ン ケ ー トの集 計 、 デ ー タ化

集 計 デ ー タ はIBMSPSSStadSticsVersion20を 用 い て分 析

全 体 評 価 で 用 い た3項 目以 外 の 形 容 詞 対 に っ い て 内 装 に 関す る も の 、 外 観 に 関 す る もの に そ れ ぞ れ 因 子 分 析(主 因 子 法 、 プ ロマ ッ ク ス 回 転)を 用 い た 。 因 子 分 析 を行 っ た 結 果 、 内 装 の 印 象 に つ い て4因 子 、 外 観 の 印 象 に つ い て3因 子 を 抽 出 した 。

重 回 帰 分 析(ス テ ップ ワ イ ズ 法)を 用 い 、 因 子 分 析 で抽 出 した 全 因 子 を独 立 変 数 と して 、 全 体 評 価 で 用 い た 「好 ま し くな い ・好 ま しい 」 「商 店 と して 悪 い ・商 店 と して 良 い 」 「歴 史 的 建 物 と して 悪 い ・歴 史 的 建 物 と して 良 い 」 の 評 定 値 を従 属 変 数 と して 分 析 を 行 っ た。

ま た 同 様 の 重 回 帰 分 析 を 、 対 象 が 文 化 財 指 定 され て い る か否 か の 場 合分 け を した うえ で 行 っ た 。

4.3被 験 者 の 属 性

本 調 査 に参 加 した被 験 者 は 、 首 都 大 学 東 京 の 学 生 男 女30名(18〜22歳)で あ る。 分 析 に使 用 し た30名 の 被 験 者 の 内訳 は 表6に 示 す 。 年 齢 は被 験 者 が 大 学 生 の た め 、18〜22歳 に 限 られ 、川 越 市

を訪 れ る訪 問 客 の マ ジ ョ リテ ィ を反 映 した も の と は な らな か っ た 。性 別 の 内訳 は男 性19人(63.3%) 女1生11人(36.7%)で あ り こ と ら、 女 性 客 が6割 近 くを 占 め る 、川 越 市 の 実 際 の訪 問 客 の 特 性 と

は異 な る もの で あ っ た 。 ま た 、川 越 市 へ の訪 問 は 初 め て の 人 が22人(73.3%)、 か つ て 訪 れ た こ と が あ る人 が8名(26・7%)で あ る が 、 歴 史 的 な 町 並 み へ の 訪 問 は 初 め て の 人 が1名(3,3%)、 か つ て 訪 れ た こ との あ る人 は29名(96.7%)で あ り、 被 験 者 は川 越 へ の訪 問 経 験 は 少 な い 人 が 多 い もの の あ る程 度 、歴 史 的 な 町 並 み を 見 慣 れ て い る人 が 多 い と判 断 で き る 。現 住 所 は 東 京 都 が 最 も多 く22人(73.3%)次 い で 神 奈 川 県5人(16.7%)埼 玉 県3人(10.0%)で あ っ た 。 これ は 川 越 市 の観 光 調 査 にお け る訪 問 客 の 出発 地 の 上 位3件 と似 た 結 果 で あ る。

表6:被 験 者の特 性

項 目

ラベル 人数

項 目

ラベル 人数

男19

1回(今 回が 初 め て)22

性別

女11

2回4

11月30日11

川越へ の訪

3〜5回1

参加日

12月6日10

問回数

6〜10回0

12月7日9 11回 以上3

182

記入なし0

199 1回(今 回が 初 め て)1

年齢

2010

2回2

歴史的町並

214 3〜5回15

み へ の 訪 問

225

回数

6〜10回8

埼玉県3

11回 以 上3

東京都22 記入なし0

茨城県0 住所(都道 栃木県0

府 県)

群馬県0 千葉県0 神奈川県5

その他0

4.4印 象 評 価 側 面 の 抽 出(因 子 分 析)

は じ め に 質 問 項 目で 使 用 した 形 容 詞 対 の うち 、 「内装 の 印 象 」で 用 い た17項 目 と 「外 観 の 印 象 」 で 用 い た11項 目 に対 し、 共 通 因子 を 明 らか に す る た め に そ れ ぞ れ 因 子 分 析(主 因 子 法 、 回 転 法:

Kaiserの 正 規 化 を伴 うプ ロ マ ック ス 法)を 行 っ た 。 因子 数 の 決 定 に あ っ た っ て は 、 固有 値 が1以 上 で あ る こ と を条 件 に した 。 因子 分 析 の 結 果 を 表7表8に 示 す 。

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4.4.1内 装 の 印 象

表7:内 装 の 印象 に 関す る14形 容 詞 対 因子 分 析

内装の印象

項目

因子

1.明 る い 今 風2.高 級 感3.活 動 性4.安 心 感 照 明 が 暗 い ・明るい

内 装 の 色 調が 暗 い ・明 るい 古 い ・新 しい

古 風な ・今風 な 素 朴な ・飾 った 地 味な ・派 手な 庶 民 的な ・高 級 な 下 品 な ・上 品な

混 沌 とした ・統 一 感 の あ る 雑 然 としてい る ・整然 としている 重 厚 な ・軽 快な

人 気 ひ とけが 無 い ・ある 閑 散 とした ・賑 や か な 静 か な ・騒 々 しい 不 安 な ・安 心な

親 しみ に くい ・親 しみ や す い 落 ち着 か ない ・落 ち着 く

幡 艇 ㎎ 卿 ㈱ 鋤 脳 諜 ㎜ ㎜ 備 灘 襯 糠 罐 鐙 灘 噸 ㈱ 吻 ⁝騨 趨 瀦 伽 ㎝ 欝 備 ㈱ 羅 ㎜ ㎜ ㎜ 篇 ㎜ ⁝騨 ㎜ 繭 ㎜ ㎜ 鋼 価 ㎜ ㎝ 伽 ㎜ 伽 聯 旧 篇 悩 脚 網 撒 ㎝ 諭 研 瓢

ααα℃℃℃℃0.αα0.αααααα

因子寄与 累積因子寄与率 固有値

47.083 47.083 6.935

11.157 58.24

5.5

6.003 64.243 5.543

4,644

68.887

1。828

(主 因 子 法 、Kaiserの 正 規 化 を伴 うプロマックス法 、KMO=0、921)

こ こで は 、 各 因子 に特 に 高 い 因 子 負 荷 量 を示 して い る項 目か ら、 第1因 子 を 「明 るい 今 風 」、 第 2因 子 を 「高 級 感 」、 第3因 子 を 「活 動 性 」、 第4因 子 を 「安 心 感 」 と した 。 各 項 目 が最 も高 い 因 子 負 荷 量 を示 して い る負 荷 量 は絶 対 値0.4以 上(最 も低 い 項 目で0.498)と 十 分 な負 荷 を 示 して い る

と考 え られ る(Hair,Anderson,Tatham&Black1992;Nua取1978)。 なお 、 因 子 負 荷 量 が正 の 値 を示 し て い る 場 合 、 印 象 が 形 容 詞 対 の 右 側 の 言 葉 に 近 い こ と を示 して い る。

4.4.2外 観 の 印 象

表8:外 観 の 印象 に 関す る11形 容 詞 対 因 子 分析 結 果

外観の印象 因子

項 目 1.開放 感 2新 しさ a明 瞭さ

閉鎖 的な ・開放 的 な d⇔64 一〇D30 一〇.011

境界 線 を感 じる ・感 じな い

幅4

一〇.056 α014

入 りに くい ・入 りやす い α818r 0,045 0,086 扉 が 閉まっている ・開 い ている

αゆ

α007 一〇252

気構 えす る ・しない ρ,668 α150 0,064

入 ロが 狭 い ・広 い

聯6

0,043 0,115

中 の 人が 良く見 えない ・見 える α421 一〇D87 0,344

古 風 な ・今 風 一〇.034

q吻

一〇.021

古 い ・新 しい 」へ 0,080 ¢71白 α046

何 の 店 か わ か らない ・わ か る 一α125 一〇D18

⑲$

看 板 が 目立 たな い ・目立つ 0,038 OD82 α486

因子寄与

47,813 7,329 6,541

累積因子寄与率

47,813 55,141 61,682

固有値

5,004 3,258 2,683

(主 因 子 法 、Kaiserの 正 規 化 を 伴 うフ.ロマックス法 、KMO=0.890)

こ こ で は 、 各 因 子 に 特 に 高 い 因 子 負 荷 量 を示 して い る項 目か ら、 第1因 子 を 「開 放 性 」、 第2 因 子 を 「新 し さ」、 第3因 子 を 「明 瞭 さ」 と した 。 各 項 目が最 も高 い 因 子 負 荷 量 を示 して い る負 荷 量 は絶 対 値0.4以 上(最 も低 い 項 目で0.421)と 十 分 な負 荷 を示 して い る と考 え られ る(Hairら,1992;

Nua取1978)。 な お 、 因 子 負 荷 量 が 正 の 値 を示 して い る場 合 、 印 象 が 形 容 詞 対 の右 側 の言 葉 に 近 い こ とを示 して い る。

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ドキュメント内 甥 鋸 麟 (ページ 32-66)

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