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加工工程の作成

ドキュメント内 TurboCADCAM.book (ページ 91-175)

□加工定義の前に

ミリングまたは旋盤の加工定義を作成するには、まずCAM設定を行う必要があります。

(29 ページの「CAM 設定」を参照)

加工定義は CAM/機能メニューまたはCAMパレットのツールバーから実行します。

工具選択

加工の定義中に、CAM パレットの 工具ドロップダウンメニューで工具の指定を行いま す。このリストには、CAM 設定で定義した工具が表示されています。(38 ページの「工 具設定」を参照)リストが空のときや、別の工具を定義する必要のあるときは、パレット のツールバーで、をクリックして 工具設定 を開き、登録工具を実行します。

また、CAM/設定/工具設定メニューやドロップダウンリストの「その他」を選択しても、

別工具を追加できます。

加工工程の作成が完了した後でも、工具の変更は可能です。まず、

必要な工具が工具セットに含まれているかを確認し、CAM パレッ トのプロパティ セクションで工具番号のドロップダウンメニュー を選択します。(178 ページの「加工工程プロパティの編集」を参照)

オペレーションツリー

オペレーションツリーには、全ての加工工程が工具やオペレーションごとにリストされて

います。 (26 ページの「オペレーションツリー」を参照)

オペレーションの名前付け

オペレーションとは、加工工程のグループのことです。単一の加工工程や連続した加工工 程は、通常1つのオペレーションとしてグループ化されます。

最初のオペレーションのデフォルト名は、Operation-1 です。CAM パレットのオペレー ションフィールドに入力することで、名前の変更ができます。

オペレーション名はGコードにコメントとして出力されますので、

半角英数以外の文字を使用すると、工作機械によってはエラーにな ることがあります。

以下の例では、最初のオペレーションは Chain Mill で、これにはオフセット加工が含ま れています。次にドリル加工を定義するつもりなので、次のオペレーション名を Drill Corner Holes にします。

このオペレーションは、2つのドリル加工から構成されています。

加工工程設定ウィンドウ

加工工程の設定中、全ての加工パラメータはCAMパレットと編集バーで操作できます。

また、 設定ウィンドウで、全てのデータを一度に指定することもできます。

設定ウィンドウを開くには、編集バーで設定アイコンをクリックします。このアイコン は、どの加工でも使用できます。

設定ウィンドウで定義する全てのパラメータは、加工工程が作成さ れた後でも変更が可能です。(178 ページの「加工工程プロパティ の編集」を参照)

一般

一般ウィンドウでは、オペレーション名の入力や工具選択が行えます。

基本値フィールドには、ワーク材質とオーバーライドによる、送り/速度のデ フォルト値が示されています。

ワーク座標オフセットは、Gコードに出力するインデックス (G54など)を 示しています。

Zパラメータ

Zパラメータ ウィンドウには、Z 加工レベルを定義するフィールドがありま す。このウィンドウは、ミリングと旋盤とでは、内容が異なります。

ミリング、ドリル、タップ加工

• 工具は、早送りZ平面 と クリアZ平面 の間を Z早送りで移動します。ク リアZ平面の下では、工具は Z送りで垂直に移動します。

• 最終 Z 底面 は、ミリングやドリルで加工される最も下のレベルになりま す。デフォルトでは ワークZ上面 は Z=0 にあるので、通常この値はマイ ナスになります。

• 深さ は、ミリングやドリルで加工する全体の深さになります。通常、この 値は正の値になります。

• ミリング加工では、深さ/パスで、ツールパス毎に切削される深さを定義 します。

最後のパスで切削される深さは、深さ/パス の値より小さくなるこ とがあります。例えば、深さ = 20 で、深さ/パス = 8 の場合、パ スの深さは、上から -8, -16, -20 となります。

デフォルトでは、ワーク Z 上面 は Z=0 です。この値を変更すると、 深さ は ワークZ上面 と 最終Z底面 の差になります。

旋盤加工

パラメータは、加工の種類により変化します。

• 開始点X には、工具の最初の位置における X座標を設定します。

• 開始点Z には、工具の最初の位置における Z座標を設定します。

• 深さ/パス は、一つのパスで切削される深さを指定します。

• 深さ は、ドリル加工において、ドリルのボアがワークに進入する深さを示 します。通常は、マイナスの値になります。

• 開始位置Z は、ネジ切り加工で、ネジを開始する位置を示します。

• 終了位置Z は、ネジ切り加工で、ネジを終了する位置を示します。

• 最終点Z は、切り落とし加工における終点を指定します。

ツールパス

ツールパス ウィンドウでは、加工特有のパラメータを設定します。これらの パラメータは、加工定義中にCAMパレットにも表示されます。

送り/速度

このウィンドウ上部には、ワーク材質や加工種類、オーバーライドから算出さ れた、デフォルト値が表示されます。下部には、これらの値を手動で変更する ためのフィールドがあります。

計算をクリックすると、送りと速度の計算が開き、ここでデフォルト値を変更 することができます。(39 ページの「送り/速度の計算」を参照)ワークの材

質に基づいてこれらの値を再計算するには、再計算をクリックします。

□ミリング

TurboCADCAMでは、以下のミリング(フライス加工)が定義できます。

パス加工、ポケット加工、オープンポケット加工、オフセット加工、ネジフライス加工、

テキスト加工。

パス加工

この加工では、輪郭に沿って切削を行います。この時、工具中心は輪郭上を移動します。

開いた輪郭と閉じた輪郭では、扱い方が多少異なります。

この加工で指定できる輪郭は一つだけです。複数の図形要素を使用するときは、あらかじ め一つの輪郭にしておく必要があります。(57 ページの「加工輪郭形状」を参照)

輪郭をオフセットして加工するには、114 ページの「オフセット加 工」を参照してください。

開いた輪郭

開いた輪郭では、エントリー/出口点は自動的に輪郭の端点になります。

パス加工の例, 開いた輪郭

必要な工具が選択されていることを確認します。ミリングツールバーから、パ

ス加工を選択します。

CAMパレット下部に加工パラメータが表示されます。

編集バーで Zパラメータを変更できます。ここで、10mmずつ、2回切削し、

合計20mm加工するものとします。

すぺての加工パラメータは設定ウィンドウでも変更できます。編集 バーの アイコンをクリックしてください。

輪郭を選択するよう、プロンプトが表示されます。開いた輪郭の場合、輪郭上 のどこを選択してもかまいません。開いた輪郭では、エントリー/出口点は自 動的に輪郭の端点になります。

この例では、輪郭は、2つの円弧が直線で結合した折れ線になっています。折 れ線については、58 ページの「折れ線を結合して輪郭作成」を参照してくだ

さい。

輪郭は、赤紫でハイライト表示されます。加工方向は矢印で示されます。この 方向により、エントリー/出口点が決まります。

逆方向 をクリックすると、加工方向が逆転します。

編集バーの全てのオプションは、ローカルメニューでも設定できま す。

リードイン追加をクリックして、エントリー点に円弧リードインを作成しま す。

パス加工で追加できるリードインは、円弧だけで、その長さと半径 は工具径から自動的に決定されます。リードの形状などを変更した い場合は、元の輪郭に直接リードを追加します。(68 ページの「リー ドイン/リードアウトの追加」を参照)

対称なリードインをクリックすると、リードインの方向が反転します。

次にリードアウト追加をクリックして、出口点に円弧リードアウトを作成しま す。

対称なリードアウトをクリックして、 リードアウトの方向を反転します。

リードインの追加/リードアウトの追加アイコンを再びクリックすると、リー ドイン/アウトが削除されます。ここで、リードイン/アウトを削除しておき ます。次に、完了 をクリックします。これで工具中心が輪郭上を移動する ような、ツールパスが作成されます。

アイソメ表示に切り替えると、ツールパスが二層になっているのが分かりま

す。

レンダリング表示では、ワークの加工結果が表示できます。

別の輪郭を選択するか、キャンセル をクリックして、加工定義を終了しま す。

閉じた輪郭

ミリングの加工定義においては、閉じた輪郭と開いた輪郭の扱いはほとんど同 じです。唯一の違いは、輪郭上の選択した点がエントリー/出口点になるとい うことです。

パス加工の例, 閉じた輪郭

輪郭を選択する際には、エントリー/出口点を設定したい個所をクリックして 選択します。

クリックした個所が、加工のエントリー/出口点となります。

リードインおよびリードアウトの追加は、開いた輪郭のときと同様です。閉じ

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