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分野別施策

ドキュメント内 美しい宮崎づくり推進計画(全文) (ページ 41-111)

条例では、美しい宮崎づくりに関する4つの大きな施策の方向を定め、それぞれに 具体的な施策を定めています。

第4章では、条例で定める4つの分野ごとに、この10年間で具体的にどのような施 策を展開するのかについてまとめています。

【 分 野 別 施 策 1 】 地 域 の 特 性 を 生 か し た 景 観 の 保 全 及 び 創 出

ÚP.36~64

宮崎県の景観は、多種多様な地域の特性を基礎として育まれてきました。宮崎県 らしい景観を将来の世代へ引き継ぐためには、この「地域の特性を生かす」という 視点が重要です。

このことを踏まえ、市町村や県民、事業者と連携し、自然、農山漁村、歴史・文 化など、それぞれの地域の特性を生かした景観を保全又は創出していく取組を推進 します。

また、市町村の区域を越えて広がるような広域的景観が保全又は創出されるよう、

県は、市町村間の調整や市町村に対する技術的助言などの支援を行います。

【 分 野 別 施 策 2 】 景 観 を 資 源 と し て 活 用 す る た め の 環 境 づ く り

ÚP.65~85

人 口 減 少 等 が 進 む 今 の 時 代 に お い て 、 将 来 に わ た っ て 地 域 を 持 続 可 能 な も の と す る に は 、 景 観 と い う 地 域 固 有 の 資 源 を 活 用 し 、 地 域 の 活 力 に つ な げ る と い う 視 点が 重要です。

こ の た め 、 市 町 村 や 県 民 、 事 業 者 と 連 携 し 、 視 点 場 等 の 整 備 や 沿 道 ・ 沿 線 景 観 の磨 き上げを推進します。

また、もてなしや賑わいの空間づくりの推進や積極的な情報発信等を実施します。

【 分 野 別 施 策 3 】 公 共 事 業 に 係 る 良 好 な 景 観 の 形 成

ÚP.86~89

公 共 事 業 に よ り 整 備 さ れ る 道 路 、 公 園 な ど の 公 共 施 設 や 博 物 館 、 図 書 館 な ど の 公共 建築物は、周辺の景観に長年にわたり大きな影響を及ぼします。

このため、公共事業を実施する際は、周辺の景観との調和を十分考慮し、住民の 地域に対する愛着と誇りを尊重するとともに、地域固有の景観を生かした魅力的な 地域づくりに資することを目指します。

【分野別施策4】 美しい宮崎づくりを推進するための担い手の育成

ÚP.90~104

美しい宮崎づくりは、子どもから高齢者までどの世代の方でも、あるいは、行政 や民間企業、ボランティア団体など多様な主体が、それぞれ日々の暮らしや事業活 動等を通じて取り組むことができるものです。

一人ひとり、あるいは一団体ごとの取組は小さなものでも、それがたくさん 集まれば、大きな力となり、地域の財産となる美しい景観を創り出すことにつ ながります。

このため、美しい宮崎づくりを推進する担い手を育成し、県民総参加による地域 固有の景観を生かした魅力ある地域づくりを推進します。

第4章分野別施策

1 地域の特性を生かした景観の保全及び創出 (1) 自 然景観の保全及び創出

【美しい宮崎づくり推進条例(抜粋)】

(自然景観の保全及び創出)

第 1 0 条 県 は 、 豊 か な 自 然 に よ り 生 み 出 さ れ る 景 観が 将 来 にわ た っ て保 全 さ れ 、 又 は 創 出 さ れ る よ う 、 市 町 村 及 び 県 民 等 と 連 携 し 、 森 林 の 保 全 又 は 整 備 、 河 川 及 び 海 岸 等 の 水 辺 環 境 の 保 全 又 は 整 備 、 希 少 な 野 生 動 植 物 の 生 息 又は生育環境の保護その他の必要な施策を推進するものとする。

現状と課題

宮崎県では、九州山地や霧島連山などの雄大な山々、そこを源とする大小の 河川、黒潮が流れる日向灘の海岸線など、変化に富んだ地形を目にすることが できます。

また、温暖で、日照、降水量ともに豊富な気候は、照葉樹林や亜熱帯性植物 群落、海岸マツ林など豊かな植生を育み、多種多様な野生動植物の生息・生育 環境を作り出しています。

これらの自然景観は、国立公園や国定公園、県立自然公園に指定され、その 美しい景観が保全されてきました。また、近年は、平成22年に霧島地域が日本 ジオパークに認定されたのをはじめ、平成24年に綾地域が、平成29年に祖母・

傾・大崩地域が、それぞれユネスコエコパークに登録されるなど、自然景観を 地域活性化に生かす取組が活発になっています。

▲祖 母 山(高 千穂 町) ▲ク ルソ ン峡 (え び の市)

▲「 鮎や な」 の 架かる 大瀬 川( 延岡 市) ▲ 川南 湿原( 川南 町 )

第4章分野別施策1地域の特性を生かした景観の保全及び創出

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▲ 日南海 岸 堀 切峠 (宮崎 市)

▲出 の山 公園 のホ タル (小 林市 )

▲日 豊海 岸 須 美江海 水浴 場( 延岡 市)

▲日豊 海 岸 馬が背 ( 日向 市)

一 方 で 、 維 持 管 理 の 行 き 届 か な い 森 林 が 保 水 力 等 の 多 面 的 機 能 の 低下 に よ り 自 然 災 害 の 一 因 と な っ て い る ほ か 、 生 息 ・ 生 育 環 境 の 悪 化等 に よ り 希少 な 野 生 動 植 物 の 絶 滅 が 危 惧 さ れ る な ど 、 美 し い 自 然 景 観 を 脅 か す様 々 な 問 題が あ り ま す。

施策の方向

・希少な自然環境や野生動植物の保護

・外来生物等による生態系への影響の抑制

・多様な担い手による森林づくりの推進

・多面的機能を発揮できる森林づくりの推進

・巨樹・古木等の保全

・海岸松林の病虫害対策の推進

・河川や海岸における自然環境に配慮した施設整備

第4章分野別施策1地域の特性を生かした景観の保全及び創出

第4章分野別施策1地域の特性を生かした景観の保全及び創出

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在来 種 の生 息・生 育環 境 を悪 化させ る 特定 外来種 の 例 出典 : 宮崎 県ホー ムペ ー ジ「 みやざ き の外 来生物 」

http://www.pref.miyazaki.lg.jp/shizen/kurashi/shizen/index-02.html

【施策1-➀】自然環境や野生動植物の保護等

自 然 公 園 等 に お い て 、 本 県 の 美 し い 景 観 の 素 地 と な る 希 少 な 自 然 環 境 を 保 護します。

ま た 、 平 成 2 7 年 3 月 に 策 定 し た 「 み や ざ き 自 然 と の 共 生 プ ラ ン ~生 物 多 様 性 み や ざ き 戦 略 」 に 基 づ き 、 生 物 多 様 性 の 保 全 と 持 続 可 能 な 利 用 に資 す る 取 組を進めます。

ア 自然公園等における自然環境の保護等

・ 本 県 、 ひ い て は 我 が 国 を 代 表 す る 優 れ た 風 景 地 で あ る 自 然 公 園 に つ いて、国等と連携し、希少な自然環境等の保護に努めます。

・ 自 然 環 境 保 全 地 域 や 緑 地 環 境 保 全 地 域 に 宮 崎 県 自 然 保 護 指 導 員 を 配 置 し 、 保 全 施 設 の 整 備 状 況 や 規 制 の 遵 守 状 況 の 監 視 、 立 入 者 等 に 対 す る 必 要 な 助 言 指 導 等 を 行 う こ と に よ り 、 自 然 環 境 の 保 全 に 努 め ま す 。

・ 市 町 村 に 対 し 、 景 観 計 画 の 策 定 を 支 援 す る と と も に 、 景 観 計 画 に 基 づ く 規 制 ・ 誘 導 ( 自 然 公 園 法 に よ る 許 可 へ の 上 乗 せ 基 準 の 設 定 ) に つ い て の 技 術 的 助 言 を 行 う こ と に よ り 、 自 然 景 観 の 保 全 を 推 進 し ま す 。 イ 希少な野生動植物の生息・生育環境の保護等

・ 希 少 な 野 生 動 植 物 の 生 息 ・ 生 育 状 況 の 調 査 や 重 要 生 息 地 等 の 指 定 、 希 少 野 生 動 植 物 の 県 民 へ の 普 及 啓 発 等 に よ り 、 生 息 ・ 生 育 環 境 を 保 護 又は保全します。

▲ 家田 の自 然を 守る 会に よる 家田 湿原

での 環境 保全 活動 (延 岡市 )

第4章分野別施策1地域の特性を生かした景観の保全及び創出 県の役割

・国立公園、国定公園、県立自然公園等での工作物設置に関する規制

・国定公園、県立自然公園等における利用環境の保全

・自然環境保全地域や緑地環境保全地域における自然保護指導員の配置

・ 国 、 県 、 市 町 村 、 事 業 者 、 県 民 等 と の 連 携 ・ 協 働 に よ る 生 物多 様 性 の保 全 と持続的な利用に資する取組の推進

・ 県 民 の 日 常 生 活 や 事 業 者 の 事 業 活 動 等 が 生 物 多 様 性 と 深 く 関わ る こ とを 認 識するための取組の推進

市町村の役割

・自然公園等を生かした地域づくりの推進

・自然環境保全地域及び緑地環境保全地域内の利用環境の維持・管理

・ 景 観 計 画 の 策 定 ( 平 成 32 年 度 ま で ) 及 び 景 観 計 画 に基 づ く 規制 ・ 誘 導( 自 然公園法による許可への上乗せ基準の設定)の検討

・ 地 域 の 自 然 環 境 、 生 態 系 な ど の 調 査 の 実 施 並 び に 保 護 及 び 回復 に 関 する 施 策の実施

県民の役割

・自然公園などにある施設の適切な利用

・ 生 物 多 様 性 の 保 全 と 持 続 的 な 利 用 の 重 要 性 を 理 解 し 、 生 物 多様 性 が 日常 の 生活に関わっていることを認識する

・自然環境保全活動や生物多様性の保全に資する活動等への参加 事業者の役割

・事業活動において自然公園区域の確認、必要な申請・届出を行う

・ 開 発 行 為 に お け る 自 然 環 境 へ の 影 響 調 査 や 代 替 案 の 比 較 な ど、 地 域 住民 の 理解を得た事業活動の実施

・ 事 業 活 動 が 生 物 多 様 性 の 保 全 と 持 続 的 な 利 用 に よ っ て 成 り 立っ て い るこ と を認識する

・ 社 会 貢 献 と し て 、 生 物 多 様 性 の 保 全 に 資 す る 活 動 へ 参 加 し 、ま た 活 動を 行 っている個人・団体などとの連携・協働、支援を行う

主要指標

指 標

基準年次 短期目標 計画年次

( 平成 28年度) ( 平 成32年 度) ( 平 成38年 度)

※ 暫定 値

重要生息域の指定 10箇所 14箇所 ※

※平成29年度中に設定予定

第4章分野別施策1地域の特性を生かした景観の保全及び創出

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【施策1 - ②】

ユネスコエコパーク等のブランド

を生かした自然環境の保護等

綾 地 域 や 祖 母 ・ 傾 ・ 大 崩 地 域 が 登 録 さ れ て い る ユ ネ ス コ エ コ パ ー ク 、 霧 島 地 域 が 認 定 さ れ て い る 日 本 ジ オ パ ー ク な ど 、 認 知 度 の 高 い 地 域 資 源ブ ラ ン ド を活用し、地域活性化に取り組みます。

ア ユネスコエコパーク等のブランドを生かした自然環境の保護等

・ 世 界 ブ ラ ン ド を 生 か し た 観 光 誘 客 等 を 通 じ て 地 域 経 済 の 活 性 化 を 図 ります。

・ 関 係 市 町 等 と 連 携 し た 普 及 啓 発 活 動 や 県 内 外 へ の 情 報 発 信 を 行 い 、 貴重な自然環境等の保護・保全や次世代への継承を図ります。

・ 霧 島 ジ オ パ ー ク に お い て は 、 関 係 自 治 体 等 と 連 携 し 、 ジ オ ツ ア ー の 実 施 や ガ イ ド 体 制 の 充 実 を 進 め 、 ユ ネ ス コ 世 界 ジ オ パ ー ク へ の 認 定 を 目指します。

県の役割

・ ユ ネ ス コ エ コ パ ー ク 等 の 地 域 資 源 ブ ラ ン ド の 制 度 ( 理 念 ) の普 及 啓 発や 地 域の魅力の情報発信

市町村の役割

・ユネスコエコパークやジオパーク等を生かした地域づくりの推進 県民の役割

・自然と共生した暮らしや伝統文化等の次世代への継承

事業者の役割

・県民等の活動への支援・協力

【施策1-③】多様で豊かな森林づくりの推進

県 民 や 事 業 者 等 と の 連 携 に よ り 、 水 源 の か ん 養 や 国 土 の 保 全 な ど の 多 面 的 機能を発揮する、多様で豊かな森林づくりを推進します。

また、県民共有の財産である巨樹・古木の保全等を推進します。

ア 県民や事業者の参加による森林づくりの推進

・ 県 民 参 加 の 森 林 づ く り を 推 進 す る た め 、 森 林 ボ ラ ン テ ィ ア 団 体 等 の 活動に必要な苗木の提供等の支援を行います。

・ 森 林 づ く り 活 動 に 協 力 し て い た だ け る 事 業 者 や 森 林 所 有 者 等 の 連 携 した森林づくり活動をサポートし、企業の森づくりを推進します。

ドキュメント内 美しい宮崎づくり推進計画(全文) (ページ 41-111)

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