ミノコハゼ」に同定された。
なお、資料
※2によると「スナハゼ」はこれまで奄美大島のみから記録されて おり沖縄島では採取記録が無いこと、過年度調査での採取標本から複数個体を 確認したところ胸鰭条数により全て「リュウキュウナミノコハゼ」と同定され たことから、過年度の調査結果で「スナハゼ」とされている記録は、資料
※2に 従い「リュウキュウナミノコハゼ」と扱うことが妥当と判断した。
● Acentrogobius sp.1 オキナワスジハゼ
従来
※3は「キララハゼ属の 1 種」 Acentrogobius sp.1 とされていた種が、資 料
※2により名称変更となったため、本報告書より変更した。
● Acentrogobius sp.2 ツマグロスジハゼ
従来
※3は「スジハゼ A(キララハゼ属の 1 種 A)」 Acentrogobius sp.A とされ ていた種が、資料
※2により名称変更となったため、本報告書より変更した。
● Vanderhorstia sp.2 コモンヤツシハゼ
従来
※3は「ヤツシハゼ属の 1 種-2」 Vanderhorstia sp.2 とされていた種が、
資料
※2により名称変更となったため、本報告書より変更した。
● Vanderhorstia wayag (和名なし)
従来
※3は「ヤツシハゼ属の 1 種-1」 Vanderhorstia sp.1 とされていた種が、
資料
※2により名称変更となったため、本報告書より変更した。
● Trimmatom pharus スジシマイソハゼ
従来
※3は「シマイソハゼ属の 1 種-1」 Trimmatom sp.1 とされていた種が、資 料
※2により名称変更となったため、本報告書より変更した。
● Ptereleotris rubristigma スミゾメハナハゼ
従来
※3は「クロユリハゼ属の 1 種-1」 Ptereleotris sp.1 とされていた種が、
資料
※2により名称変更となったため、本報告書より変更した。
● Ptereleotris sp. リュウキュウハナハゼ
従来
※3は「クロユリハゼ属の 1 種-3」 Ptereleotris sp.3 とされていた種が、
資料
※2により名称変更となったため、本報告書より変更した。
● Barrimysia siphonosomae ホシムシアケボノガイ
既往調査で「チリハギガイ科(コフジガイ属の類似種)」Lasaeridae cf.
Squillaconcha sp.とされていた種が同定されたため、本報告書より変更した。
※1 中坊徹次編.2000.日本産 魚類検索 全種の同定 第二版.東海大学出版会
※2 中坊徹次編.2013.日本産 魚類検索 全種の同定 第三版.東海大学出版会
※3 鈴木寿之,渋川浩一,矢野維幾 著.瀬能宏 監修.2004.決定版 日本のハゼ.株式会社平凡社
種を抽出した結果、表 1.5.2-1 及び表 1.5.2-2 に示す植物 40 種、動物 122 種の 合計 162 種が該当した。分類群ごとの種数は、紅藻綱が 8 種、褐藻綱が 5 種、緑 藻綱が 19 種、単子葉植物綱(海草類)が 8 種、多板綱(ヒザラガイ類)が 1 種、
腹足綱(マキガイ類)が 37 種、二枚貝綱が 49 種、軟甲綱(甲殻類)が 24 種、
硬骨魚綱(魚類)が 6 種、爬虫綱が 5 種であった。
出現地点数が多く、かついずれの調査時期にも出現していた種は、ヤバネモク
(褐藻綱、延べ 173 地点) 、リュウキュウスガモ(単子葉植物綱、延べ 137 地点) 、 ナキオカヤドカリ(軟甲綱、延べ 131 地点) 、カサノリ(緑藻綱、延べ 129 地点)、
マツバウミジグサ(単子葉植物綱、延べ 94 地点)などであった。
<重要な種に関する根拠資料とカテゴリー区分> (植物)
環境省 4 次 RL:「第 4 次レッドリストの公表について(お知らせ)」(平成 24 年 8 月、環境省)
CR+EN → 絶滅危惧 I 類(絶滅の危機に瀕している種 - 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作 用する場合、野生での存続が困難なもの)
VU → 絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種 - 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用 する場合、近い将来「絶滅危惧 I 類」のランクに移行することが確実と考えられるもの)
NT → 準絶滅危惧(存続基盤が脆弱な種 - 現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によって は「絶滅危惧」として上位ランクに移行する要素を有するもの)
DD → 情報不足(評価するだけの情報が不足している種)
沖縄県改訂 RDB:「改訂版 レッドデータおきなわ―菌類編・植物編―」(平成 18 年 3 月、沖縄県)
CR+EN → 絶滅危惧 I 類(沖縄県では絶滅の危機に瀕している種 - 沖縄県では現在の状態をもたらした 表中数値:季別出現地点数
H25
No. 分類群 種名 春 夏 秋
1 紅藻綱 カモガシラノリ DD 13 13
2 アケボノモズク DD DD 11 11
3 ヌルハダ DD DD 13 2 15
4 フイリグサ DD DD 15 6 5 26
5 カタメンキリンサイ DD DD 1 5 2 8
6 ベニゴウシ DD DD 9 7 14 30
7 カラゴロモ DD 15 2 2 19
8 ツクシホウズキ NT NT 2 2
9 褐藻綱 ウミボッス CR+EN CR+EN 25 25
10 ヤバネモク NT NT 41 60 72 173
11 カラクサモク VU DD 2 4 9 15
12 コバモク VU VU 1 2 4 7
13 ウミトラノオ VU 1 1
14 緑藻綱 ホソバロニア NT NT 5 2 2 9
15 マガタマモ NT NT 6 9 7 22
16 タンポヤリ NT NT 1 1
17 クビレズタ DD 26 21 14 61
18 ヒナイワズタ VU VU 14 17 9 40
19 キザミズタ VU VU 40 20 22 82
20 イチイズタ VU VU 21 13 13 47
21 リュウキュウズタ DD 7 4 4 15
22 コテングノハウチワ NT NT 17 23 17 57
23 ソリハサボテングサ NT NT 3 2 5
24 ヒロハサボテングサ NT NT 4 2 2 8
25 フササボテングサ NT NT 8 21 27 56
26 ハネモモドキ DD DD 15 2 2 19
27 ナガミズタマ NT NT 37 18 8 63
28 カタミズタマ NT NT 1 1 2
29 ウスガサネ VU VU 42 13 32 87
30 ケブカフデモ CR+EN CR+EN 3 4 7
31 ホソエガサ CR+EN CR+EN 15 3 18
32 カサノリ NT NT 94 20 15 129
33 単子葉植物綱 リュウキュウスガモ NT 50 42 45 137
34 ウミヒルモ NT 16 22 17 55
35 トゲウミヒルモ VU EN 5 7 5 17
36 ニラウミジグサ NT 22 28 25 75
37 マツバウミジグサ NT 35 29 30 94
38 ベニアマモ NT 11 9 10 30
39 リュウキュウアマモ NT 12 11 14 37
40 ボウバアマモ NT 19 20 22 61
種数 0 36 32 38 34 31 40
天然 記念物
環境省 4次RL
沖縄県 改訂RDB
延べ 合計
圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧 I 類」のランクに移行することが考えら れるもの)
NT → 準絶滅危惧(沖縄県では存続基盤が脆弱な種 - 現時点での絶滅危険度は小さいが、生育・生息条 件の変化によっては「絶滅危惧」として上位ランクに移行する要素を有するもの)
DD → 情報不足(沖縄県では評価するだけの情報が不足している種)
表中数値:季別出現地点数 H25
No. 分類群 種名 春 夏 秋
1 多板綱 ヒメケハダヒザラガイ NT 2 2
2 腹足綱 ヤジリスカシガイ NT NT 1 1
3 サラサダマ NT 3 3
4 タイワンキサゴ NT EN 1 1
5 オオアマガイ DD 14 6 8 28
6 ヒラマキアマオブネ NT NT 1 1
7 カバクチカノコ NT 1 1
8 ウスベニツバサカノコ NT 1 1
9 クサイロカノコ NT NT 3 3
10 キンランカノコ NT 2 2
11 ミヤコドリ NT 1 1
12 コゲツノブエ VU NT 1 2 3
13 カヤノミカニモリ NT NT 8 17 11 36
14 ミツカドカニモリ NT 2 1 1 4
15 セムシツノブエ LP 1 1
16 イトカケヘナタリ NT 2 1 3
17 ヘナタリ NT NT 2 1 3
18 マドモチウミニナ VU NT 1 1 2
19 イロタマキビ NT NT 1 1 1 3
20 オハグロガイ NT NT 1 1 2
21 マルシロネズミ NT 1 1
22 ロウイロトミガイ VU 1 1
23 ユキネズミ DD 1 1
24 ヒロクチリスガイ NT NT 2 2
25 ホラガイ NT 2 1 3
26 カシパンヤドリニナ NT 1 1 2
27 コガンゼキ NT 1 2 3
28 カニノテムシロ NT NT 1 1
29 ヒメオリイレムシロ NT VU 1 1
30 リュウキュウムシロ NT 1 1
31 イガムシロ NT NT 1 1
32 シチクガイ NT 1 1
33 アンパルクチキレ NT 2 2 2 6
34 ニライカナイゴウナ NT DD 1 1
35 クロヒラシイノミガイ NT 1 1 2
36 ヒメヒラシイノミガイ NT 1 1 2
37 シュジュコミミガイ NT 1 1
38 ヒゲマキシイノミミミガイ NT 1 1
39 二枚貝綱 リュウキュウサルボウ NT 1 1 2
40 ソメワケグリ NT 3 2 2 7
41 クログチ NT 1 1 2
42 サザナミマクラ NT NT 1 1
43 スエヒロガイ VU 1 1
44 ユキミノガイ VU 1 3 4
45 サンゴガキ VU CR 1 1 1 3
46 カブラツキガイ VU 4 1 2 7
47 Diplodonta sp.B DD NT 2 3 1 6
48 オオツヤウロコガイ VU VU 1 1
49 セワケガイ VU NT 1 1
50 セワケハチミツガイ NT 3 3
51 スジホシムシヤドリガイ NT 1 1 2 4
52 ホシムシアケボノガイ VU 1 1
53 オキナワヒシガイ NT NT 5 1 6
54 ハートガイ CR+EN EN 1 1
55 リュウキュウアリソガイ VU VU 1 1
天然 記念物
環境省 4次RL
沖縄県 改訂RDB
延べ 合計
表中数値:季別出現地点数 H25
No. 分類群 種名 春 夏 秋
56 二枚貝綱 ナガタママキ CR+EN CR 3 3
57 オトメタママキ CR+EN 4 1 2 7
58 イソハマグリ NT 12 8 12 32
59 ナミノコマスオ NT 2 1 3
60 クチバガイ NT NT 4 5 2 11
61 ナミノコガイ NT EN 5 1 4 10
62 リュウキュウナミノコ NT 11 6 4 21
63 キュウシュウナミノコ NT VU 1 1
64 ヒメニッコウガイ NT 2 2
65 ヒラセザクラ NT VU 1 1
66 ヌノメイチョウシラトリ NT NT 2 1 3
67 ウネイチョウシラトリ DD 1 1
68 ホシヤマナミノコザラ VU VU 1 2 3
69 リュウキュウクサビザラ VU 1 1 1 3
70 ミガキヒメザラ NT 2 1 3
71 ミクニシボリザクラ NT 1 1 2
72 トガリユウシオガイ NT EN 1 1 2 4
73 リュウキュウザクラ NT LP 1 1
74 ハザクラ NT NT 8 2 4 14
75 マスオガイ NT NT 3 3 3 9
76 ミナトマスオ VU EN 2 2
77 アシベマスオ DD 3 6 9
78 ホソバラフマテガイ VU EN 1 1
79 タガソデモドキ NT 1 1
80 タイワンヒルギシジミ VU NT 1 1
81 チリメンカノコアサリ DD 1 4 2 7
82 トモシラオガイ DD 1 1
83 オイノカガミ NT VU 3 1 2 6
84 ヤエヤマスダレ NT 1 1 1 3
85 フキアゲアサリ DD 2 4 2 8
86 カミブスマ NT VU 1 1
87 クシケマスオ NT NT 1 1
88 軟甲綱 キノボリエビ VU 1 1
89 オオヒロバカニダマシ NT 1 1 2
90 オカヤドカリ 国天 1 1 1 3
91 ムラサキオカヤドカリ 国天 30 12 12 54
92 ナキオカヤドカリ 国天 52 39 40 131
93 コムラサキオカヤドカリ 国天 NT NT 1 1 2 4
94 イリオモテマメコブシガニ DD VU 2 4 2 8
95 アマミマメコブシガニ DD VU 2 2 2 6
96 オキナワヤワラガニ VU 3 3
97 ヤエヤマヤワラガニ NT DD 1 1 2
98 ツノナシイボガザミ DD 2 2
99 ヤエヤマヒメオカガニ NT 2 2 4
100 イワトビベンケイガニ NT 1 1 1 3
101 ミゾテアシハラガニ NT 1 1 2
102 オキナワヒライソガニ NT 4 9 7 20
103 トゲアシヒライソガニモドキ VU 1 1
104 コウナガイワガニモドキ NT 6 6 3 15
105 アゴヒロカワガニ NT 1 1 2
106 ヨツハヒライソモドキ NT 4 2 2 8
107 ヒラモクズガニ NT 4 3 2 9
108 カワスナガニ NT NT 1 1
109 ミナミムツハアリアケガニ VU 1 1
110 チゴイワガニ NT 2 3 1 6
天然 記念物
環境省 4次RL
沖縄県 改訂RDB
延べ 合計
<重要な種に関する根拠資料とカテゴリー区分> (動物)
天然記念物:「文化財保護法」(昭和 25 年、法律第 214 号)
国天 → 国指定天然記念物
環境省 4 次 RL:「第 4 次レッドリストの公表について(お知らせ)」(平成 24 年 8 月、環境省)、「第4次レ ッドリストの公表について(汽水・淡水魚類)(お知らせ)」(平成 25 年 2 月、環境省)
CR+EN → 絶滅危惧 I 類(絶滅の危機に瀕している種 - 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作 用する場合、野生での存続が困難なもの)
CR → 絶滅危惧 IA 類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)
EN → 絶滅危惧 IB 類(IA 類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)
VU → 絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種 - 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用 する場合、近い将来「絶滅危惧 I 類」のランクに移行することが確実と考えられるもの)
NT → 準絶滅危惧(存続基盤が脆弱な種 - 現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によって は「絶滅危惧」として上位ランクに移行する要素を有するもの)
DD → 情報不足(評価するだけの情報が不足している種)
LP → 絶滅のおそれのある地域個体群(地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの)
沖縄県改訂 RDB:「改訂版 レッドデータおきなわ―動物編―」(平成 17 年 9 月、沖縄県)
CR → 絶滅危惧 IA 類(沖縄県では、ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)
EN → 絶滅危惧 IB 類(沖縄県では IA 類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高 もの)
VU → 絶滅危惧Ⅱ類(沖縄県では絶滅の危機が増大している種 - 沖縄県では、現在の状態をもたらした 圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧 I 類」のランクに移行することが考えら れるもの)
NT → 準絶滅危惧(沖縄県では存続基盤が脆弱な種 - 現時点での絶滅危険度は小さいが、生育・生息条 件の変化によっては「絶滅危惧」として上位ランクに移行する要素を有するもの)
DD → 情報不足(沖縄県では評価するだけの情報が不足している種)
LP → 絶滅のおそれのある地域個体群(沖縄県で地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれの高い もの)
表中数値:季別出現地点数 H25
No. 分類群 種名 春 夏 秋
111 軟甲綱 ルリマダラシオマネキ NT 2 3 5
112 硬骨魚綱 チワラスボ EN 1 1
113 ヒゲワラスボ VU 1 1
114 ギンポハゼ VU 1 1
115 マングローブゴマハゼ VU 1 1
116 カワクモハゼ CR 1 1
117 クサフグ LP LP 1 1
118 爬虫綱 アオウミガメ VU DD 2 1 3
119 アカウミガメ EN DD 3 3
120 ヒロオウミヘビ VU NT 3 2 3 8
121 エラブウミヘビ VU NT 2 2
122 イイジマウミヘビ VU 11 2 2 15
種数 4 82 87 88 65 70 122
天然 記念物
環境省 4次RL
沖縄県 改訂RDB
延べ 合計