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第11条[共済金受取人の義務等]

(1)被共済者またはその父母、配偶者もしくは子が第2条[この条 項の保障内容-共済金を支払う場合](1)の損害を被った場合、

賠償義務者があるときは、共済金受取人は賠償義務者に対して、

遅滞なく、書面によって損害賠償の請求をし、かつ、次の事項を 書面によって組合に通知しなければなりません。

① 賠償義務者の氏名または名称および住所

② 賠償義務者の損害に対して共済金または保険金を支払う自賠 責共済契約等もしくは対人賠償共済契約等の有無およびその内

③ 賠償義務者に対して書面によって行った損害賠償請求の内容容

④ 共済金受取人が第2条(1)の損害に対して、賠償義務者、

自賠責共済契約等もしくは対人賠償共済契約等の共済者もしく は保険者または賠償義務者以外の第三者から既に取得した損害 賠償金または損害賠償額がある場合は、その額

⑤ 事故の原因となった他の自動車がある場合は、その自動車の 所有者の氏名または名称および住所

(2)共済金受取人は、組合が特に必要とする書類または証拠となる ものを求めた場合には、遅滞なく、これを提出し、また組合が行 う調査に協力しなければなりません。

(3)共済金受取人が、正当な理由がなくて(1)または(2)の規 定に違反した場合には、組合は、それによって組合が被ったと認 められる損害の額を差し引いて共済金を支払います。

(4)被共済者が被った第2条の傷害の治療または施術を受けるに際 して、被共済者は、公的制度(注)の利用等により費用の軽減に 努めなければなりません。

(注)健康保険等をいいます。

(5)共済契約者または共済金受取人は、損害賠償にかかる責任割合 等について、賠償義務者に対して意思表示を行う場合、または賠 償義務者と合意する場合には、あらかじめ組合の承認を得なけれ ばなりません。

(6)共済契約者または共済金受取人が、正当な理由がないのに

(5)の承認を得なかった場合、組合は、共済契約者または共済 金受取人の意思表示または合意がなければ賠償義務者に損害賠償 の請求をすることによって取得できたと認められる額を差し引い て共済金を支払います。

第3章  傷害条項  第1節  人身傷害保障条項普通約款

(7)組合は、賠償義務者または損害に対して共済金、保険金その他 の給付を行う者がある場合、必要と認めたときは、これらの者に 対し、共済金、保険金その他の給付の有無および額(注)につい て照会を行い、または組合の支払共済金について通知することが あります。

(注)共済金額等が定額である傷害共済および生命共済等の共済金 または保険金を含みません。

第2節 搭乗者傷害条項

1 用語の説明

第1条[用語の説明]

この搭乗者傷害条項において使用される用語の説明は、次のと おりとします。

(五十音順)

用 語 説  明

共済金 次の共済金をいいます。

ア.死亡共済金 イ.後遺障害共済金 ウ.傷害別治療共済金 後遺障害の状

態 傷害または疾病が治ゆした後に残存する精神的ま たは身体的な損傷状態であって、将来回復見込み のないものをいいます。

事故 次のいずれかに該当する事故をいいます。

ア.被共済自動車の運行に起因する事故 イ.被共済自動車の運行中の次のいずれかに該当

(ア)飛来中または落下中の他物との衝突する事故

(イ)火災または爆発

(ウ)被共済自動車の落下 自動車取扱業

者 自動車修理業、駐車場業、給油業、洗車業、自動 車販売業、陸送業、運転代行業等自動車を取り扱 うことを業としている者をいい、これらの者の使 用人(注)、およびこれらの者が法人である場合 はその理事、取締役または法人の業務を執行する その他の機関を含みます。

(注)請負契約、委任契約またはこれらに類似の 契約に基づき使用人に準ずる地位にある者を 含みます。

死亡共済金額 共済証書記載の死亡共済金額をいいます。

傷害 傷害には、ガス中毒を含みます。

被共済自動車 共済証書記載の自動車をいいます。

2 共済金を支払う場合

第2条[この条項の保障内容-共済金を支払う場合]

(1)組合は、被共済者が急激かつ偶然な外来の事故により身体に傷 害を被った場合には、この搭乗者傷害条項および第5章基本条項 に従い、共済金を支払います。

(2)(1)の傷害には、日射、熱射または精神的衝動による障害は 含みません。

第3章  傷害条項  第2節  搭乗者傷害条項普通約款

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