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共有スナップショットのリストア

このトピックでは、Windowsエクスプローラーを使用して共有スナップショットをコピーする手順を示し ます。

手順

1. 次のいずれかの方法で、コピーする共有を保持するNASサーバーにアクセスします。

l WindowsエクスプローラーでNASサーバーを参照します。

l [スタート] > [ファイル名を指定して実行] > [\\NAS_server_name]を選択し ます。

2. NASサーバーで、スナップショットをコピーする共有を右クリックし、[プロパティ]を選択しま

す。

3. [以前のバージョン]タブをクリックします。

4. コピーするスナップショット(以前のバージョン)を選択し、[コピー]をクリックします。

指定した場所に、書き込み可能なスナップショット コピーが作成されます。

共有スナップショットのリストア

このトピックでは、共有スナップショットをリストアする手順を示します。

ストレージ リソースをスナップショットにリストアすると、このストレージ リソースは、スナップショットによっ てキャプチャされた以前の状態に戻ります(ロールバック)。リストアの実行中、ストレージ上のすべて のファイルとデータを含む、すべてのストレージ リソースは、スナップショットの内容によって置換されま す。

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データの消失を防止するため、リストア対象のストレージ リソースに対し、すべてのクライアントがすべ ての読み書き処理を完了していることを確認してください。

手順

1. 次のいずれかの方法で、コピーする共有を保持するNASサーバーにアクセスします。

l WindowsエクスプローラーでNASサーバーを参照します。

l [スタート] > [ファイル名を指定して実行] > [\\NAS_server_name]を選択し ます。

2. NASサーバーで、スナップショットをコピーする共有を右クリックし、[プロパティ]を選択しま

す。

3. [以前のバージョン]タブをクリックします。

4. リストアするスナップショット(以前のバージョン)を選択し、[復元]をクリックします。

結果

リストア処理により、以下が行われます。

l 現在のバージョンには含まれるが、リストア対象の旧バージョンには含まれないファイル:変更が 加えられることなく共有上に残されます。

l 現在のバージョン、およびリストア対象の旧バージョンの両方に含まれるファイル:共有上のファイ ルは、旧バージョンの内容によって上書きされます。

l リストア対象の旧バージョンには含まれるが、現在のバージョンには含まれないファイル:これらの ファイルが共有に追加されます。

たとえば、次の状況で考えてみます。

l 現在のバージョンには、a、b、fファイルが含まれます。

l リストア対象となる、以前のバージョンには、a、f、gファイルが含まれます。

リストア後のバージョンには、現在のバージョンの内容となるファイルb、以前のバージョンの内容とな

るa、f、gファイルが含まれることになります。

WindowsツールによるSMBファイル システム ストレージの管理

共有スナップショットのリストア 37

第 4 章

Unity による CEE CAVA の使用

本章は、次のトピックで構成されています。

l CAVAの概要... 40

l システム要件と制限事項... 41

l SMB以外のプロトコル...42

l NASサーバでのCEE CAVAのセットアップ... 42

UnityによるCEE CAVAの使用 39

CAVA の概要

CEE(Common Event Enabler)パッケージは、Unityシステムを使用しているクライアントにウイ

ルス対策ソリューション(Common Anti-Virus Agent)を提供します。Windowsシステムでは業 界標準のSMBプロトコルを使用します。CAVA(Common Anti-Virus Agent)は、サード パー ティ製ウイルス対策ソフトウェアを使用して、既知のウイルスをUnityシステム上のファイルに感染す る前に特定および除去します。Unity NASサーバーには、ウイルスに対する耐性がありますが、

Windowsクライアントにも保護が必要です。クライアント上でウイルス対策を行えば、クライアントで

感染ファイルがストレージ サーバーに保存される可能性が低下し、感染ファイルを開いてしまった場 合でもクライアントを保護できます。

CEEソリューションは、以下のコンポーネントを使用します。

l CEE CAVAウイルス チェック クライアントを実行するNASサーバー

l サード パーティ製AV(ウイルス対策)エンジン

l CEE CAVAソフトウェア

Unityシステムがあるドメインの少なくとも1台のWindows Server 2012、Windows Server 2008、Windows Server 2003、1台のWindows 7またはWindows 8ワークステーションに、サ ード パーティ製AVエンジンおよびCEE CAVAソフトウェアをインストールしておく必要があります。こ のサーバは、AVサーバと呼ばれます。

Windows 7またはWindows 8ワークステーションでサード パーティ製AVソフトウェアが実行され

ている場合は、CEE CAVAもWindows 7ワークステーションで実行することができます。

この章では、UnityでCEE CAVAを使用する方法について説明します。CAVAの管理の詳細に ついては、サポート用Webサイトで「Using the Common Event Enabler on Windows

Platforms」を参照してください。

Unity NAS サーバー

Unity NASサーバーは、Windowsファイル システムと共有(SMB)、Linux/UNIXファイル システ

ムと共有(NFS)、またはその両方の運用を管理します。CEE CAVAソリューションでは、SMB用 に構成された1台以上のNASサーバおよび共有へのWindowsユーザー アクセス権が、Unityシ ステムに必要です。

CEE CAVA ウイルス チェック クライアント

VC(ウイルス チェック)クライアントは、Unity NASサーバーで実行されるCEE CAVAエージェント です。VCクライアントはAVエンジンと通信を行い、AVエンジンがVCクライアントからの要求を処 理します。ウイルスのスキャンは、SMBアクセスに対してのみサポートされています。スキャンやその他 の関連アクションの実行中は、ファイルに対するいずれのSMBクライアントからのアクセスもブロックさ れます。

VCクライアントは次の処理を行います。

l 各ファイルの名前をキューに入れ、スキャン処理のためにCEE CAVAに伝えます。

l スキャンのためのイベント トリガーを発行および確認します。有効なイベント トリガーには次のよ うなものがあります。

n Unityシステムでファイルの名前が変更された。

n ファイルがUnityシステムにコピーまたは保存された。

n ファイルがUnityシステム上で変更され、閉じられた。

サード パーティ製ウイルス対策ソフトウェアのサポート

CEE CAVAソリューションは、AVエンジンと呼ばれるサード パーティ製ウイルス対策ソフトウェアを使

用して、既知のウイルスを、Unityシステム上のファイルに感染する前に特定および除去します。

CAVAがサポートしているAVエンジンについては、サポート用WebサイトのUnityサポート マトリ ックスを参照してください。

CEE CAVA ソフトウェア

CEE CAVAソフトウェアは、AVサーバーと呼ばれる、Windowsサーバー上で実行されるアプリケー

ションです。このアプリケーションは、1つまたは複数のサーバー上で実行されている、Unityシステム 上に保存されるSMBファイルをスキャンする標準的なウイルス対策エンジンと通信を行います。

EMC Unity/VNX/VNXe NAS 管理スナップイン

EMC Unity/VMX/VNXe NAS管理スナップインは、Unisphereに対するMMCスナップインで

す。このスナップインを使用して、Unity NASサーバーのCEEウイルス チェック パラメーターを表示 または変更します。

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