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システム要件と制限事項

n Unityシステムでファイルの名前が変更された。

n ファイルがUnityシステムにコピーまたは保存された。

n ファイルがUnityシステム上で変更され、閉じられた。

サード パーティ製ウイルス対策ソフトウェアのサポート

CEE CAVAソリューションは、AVエンジンと呼ばれるサード パーティ製ウイルス対策ソフトウェアを使

用して、既知のウイルスを、Unityシステム上のファイルに感染する前に特定および除去します。

CAVAがサポートしているAVエンジンについては、サポート用WebサイトのUnityサポート マトリ ックスを参照してください。

CEE CAVA ソフトウェア

CEE CAVAソフトウェアは、AVサーバーと呼ばれる、Windowsサーバー上で実行されるアプリケー

ションです。このアプリケーションは、1つまたは複数のサーバー上で実行されている、Unityシステム 上に保存されるSMBファイルをスキャンする標準的なウイルス対策エンジンと通信を行います。

EMC Unity/VNX/VNXe NAS 管理スナップイン

EMC Unity/VMX/VNXe NAS管理スナップインは、Unisphereに対するMMCスナップインで

す。このスナップインを使用して、Unity NASサーバーのCEEウイルス チェック パラメーターを表示 または変更します。

SMB 以外のプロトコル

CEE CAVAソリューションは、SMBプロトコルを実行しているクライアント専用です。クライアントが

NFSまたはFTPのプロトコルを使用してファイルの移動や変更を行っている場合、CEE CAVAソリ ューションでは、それらのファイルのウイルス スキャンは行われません。

NAS サーバでの CEE CAVA のセットアップ

NASサーバ用CEE CAVAソリューションを実装するには、次のタスクを実行します。

l ドメイン ユーザー アカウントの構成(42ページ)

l ウイルス チェッカー パラメーターの構成(45ページ)

l サード パーティ製ウイルス対策ソフトウェアのインストール(49ページ)

l CEE CAVAのインストール(50ページ)

l CEE AVエンジンの起動(50ページ)

ドメイン ユーザー アカウントの構成

CEE CAVAのインストールを行うには、Unity NASサーバーでUnityのウイルス チェック権限があ

ると認識されるWindowsユーザー アカウントが必要です。このユーザー アカウントにより、NASサ ーバーではCEE CAVAの要求が他のすべてのクライアントによる要求と区別されます。

ドメイン ユーザー アカウントを設定するには、次のタスクを実行します。

1.ドメイン ユーザー アカウントの作成(42ページ)

2.ウイルス対策のローカル グループの作成(43ページ)

3.NASサーバごとにウイルス チェック権限を設定する(43ページ)

ドメイン ユーザー アカウントの作成

ウイルス対策ユーザーにActive Directoryドメイン ユーザー アカウントを作成するには:

手順

1. Windows Server 2012、Windows Server 2008、Windows Server 2003に、ドメイン 管理者としてログインします。

2. コントロール パネルから[管理ツール] > [Active Directoryユーザーとコンピューター]

の順に選択します。

3. コンソール ツリーで[ユーザー]を右クリックし、[新規] > [ユーザー]の順に選択します。

4. [新しいオブジェクト - ユーザー]ダイアログ ボックスで、新規ユーザーの姓、名、およびユーザ ー ログイン名を指定して、[次へ]をクリックします。

5. [パスワード]ダイアログ ボックスが開きます。

a.パスワードを入力し、確認のためもう一度入力します。

b.[パスワードを無期限にする]を選択します。

c.[Next]をクリックし、[Finish]をクリックします。

ウイルス対策のローカル グループの作成

ドメイン内の各NASサーバにローカル グループを作成し、前のセクションで作成した新しいウイルス 対策ユーザーを追加します。

Domain Adminsにウイルス対策ユーザーを追加しなかった場合は、ウイルス対策ユーザーを各AV

サーバのローカル管理者グループに追加します。

手順

1. [Active Directory ユーザーとコンピューター]で、[EMC NASサーバー]をダブルクリック し、[コンピューター]をクリックします。

2. [コンピューター]ペインで、NASサーバーを右クリックして[管理]を選択します。

3. [コンピューターの管理]ウィンドウの[システム ツール]で、[ローカル ユーザーとグループ]

をダブルクリックします。

4. [グループ]を右クリックし、[新しいグループ]を選択します。

5. [新しいグループ]ダイアログ ボックスで、グループ名(「viruscheckers」など)とそのグルー プの説明を入力し、[追加]をクリックします。

6.[ユーザー、コンピューター、サービス アカウント、グループの選択]ダイアログ ボックスが開きま す。

a.前のセクションで作成したAVユーザー アカウントの名前を入力します。

b.[名前の確認]をクリックします。

c.[[OK]]をクリックして[[ユーザー、コンピュータ、またはグループの選択]]ダイアログ ボ ックスを閉じ、[[OK]]をクリックして[[新しいグループ]]ダイアログ ボックスに戻ります。

7. [作成]をクリックしてから[閉じる]をクリックします。

グループが作成され、グループのリストに追加されます。

NAS サーバごとにウイルス チェック権限を設定する

Unityのウイルス チェック権限を、新しいローカル グループに割り当てます。

Microsoft Windowsのローカル ポリシーの設定ツールを使用して、Unityファイル システムでのユ

ーザー権限の割り当てを管理することはできません。これらのツールでは、リモートでユーザー権限の 割り当てを管理することはできないためです。

手順

1. コントロール パネルから[管理ツール] > [EMC Unity VNX VNXe NAS Management]の順に選択します。

2. NASサーバがすでに選択されている([Data Mover/NASサーバの管理]の後に名前が

表示されている)場合は、手順4に進みます。

3. NASサーバーが選択されていない場合は次の手順を実行してください。

a.[Data Mover/NASサーバの管理]を右クリックし、[Data Mover/NASサーバーに 接続]を選択します。

b.[Data Mover/NASサーバの選択]ダイアログ ボックスで、NASサーバを選択するため に、[探す場所:]リスト ボックスでドメインを選択してリストからNAS サーバを選択する

UnityによるCEE CAVAの使用

ドメイン ユーザー アカウントの構成 43

名入力します。

4. [Data Mover/NASサーバの管理]をダブルクリックし、[Data Mover/NASサーバのセ キュリティ設定]をダブルクリックします。

5. [ユーザー権利の割り当て]をクリックし、右ペインで[EMCウイルス チェック]をダブルクリッ クします。

6.[セキュリティ ポリシーの設定]ダイアログ ボックスで、[追加]ボタンをクリックします。

7. [ユーザーまたはグループの選択]ウィンドウで以下を実行します。

a.[探す場所:]フィールドでNASサーバを選択します。

b.ウイルス対策のローカル グループの作成(43ページ)で作成したアンチ ウイルス用グル ープを選択します。

c.[追加]、[OK]の順にクリックして、[セキュリティ ポリシー設定]ダイアログ ボックスに戻 ります。

8.[[OK]]をクリックします。

Virus Checkingポリシーにファイル システムのローカル グループが表示されます。この権利

はローカル権限でありドメイン権限ではありませんが、それでもウイルス対策ユーザーは他のド メイン ユーザーと区別されます。

9. ローカルの管理者権限を、ウイルス対策エンジン ソフトウェアを実行する各ホスト(つまりAV サーバになるホスト)のウイルス対策ユーザー アカウントに割り当てます。

AVサーバがドメイン コントローラである場合、ローカル管理者グループはドメイン コントローラ で管理されないため、ウイルス チェックを行うユーザー アカウントは、ローカル管理者グループ ではなくドメイン管理者グループに加える必要があります。

ドメイン内の各AVサーバについて、次の手順を実行します。

a.コントロール パネルで、[管理ツール] > [コンピューターの管理]の順に選択します。

b.[コンピューターの管理]ウィンドウの[操作]メニューで[別のコンピュータへ接続]を 選択します。

a.[コンピューターの選択]ウィンドウで、AV(ウイルス チェッカー)サーバを選択し、[OK]

をクリックします。

b.[コンピューターの管理]ウィンドウが開きます。

a.[システム ツール]を展開します。

b.[ローカル ユーザーとグループ]を展開します。

c.[グループ]をクリックします。

c.[管理者]グループを右クリックし、ドメインのウイルス対策のユーザー アカウントを追加し てから、[プロパティ]を選択します。

d.[アカウントのプロパティ]ウィンドウで、[所属するグループ]タブをクリックし、[追加]を クリックします。

e.[グループの選択]ダイアログ ボックスの、[選択するオブジェクト名を入力してください]

ボックスに、[Administrators]と入力して[OK]をクリックします。

f.[OK]をクリックして、[アカウントのプロパティ]ダイアログ ボックスを閉じます。

ウイルス チェッカー パラメーターの構成

このトピックでは、ウイルス チェッカーのパラメーターを構成する手順を示します。

手順

1. コントロール パネルから[管理ツール] > [EMC Unity VNX VNXe NAS Management]の順に選択します。

2. コンソール ツリーで、[Data Mover/NASサーバ管理]ノードを展開します(Unityシステ ムの場合は、各エントリーがNASサーバを表します)。

コンソール ツリーに[AntiVirus]ノードが表示されます。選択した NASサーバーの

AntiVirusサービスのステータスは、[停止中]または[実行中]になっています。

NASサーバーを選択していない場合、いずれかを選択しないとウイルス対策管理スナップイ ンを使用できません。NASサーバを選択した場合は、その名前がコンソール ツリーのData

Mover/NASサーバ管理ノードの横に表示されます。

3. [AntiVirus]ノードをクリックします。

パラメーター設定のリストが詳細ペインに表示されます。

4. 詳細ペインで、次の手順を実行します。

a.変更するパラメーターを右クリックしてから、[プロパティ]を選択します。

そのパラメーターの[プロパティ]ダイアログ ボックスが表示されます。パラメーターの説明 は、[AntiVirus]ノードの設定可能なパラメーター(45ページ)を参照してください。

b.パラメーターに複数の設定が含まれている場合は、設定の値を入力して[追加]をクリ ックし、[OK]をクリックします。

c.パラメーターに1つの設定しか含まれていない場合は、その設定の値を入力してから、

[OK]をクリックします。

[AntiVirus]ノードの設定可能なパラメーター

Unityシステムでは、Unisphereでウイルス対策構成ファイルを作成できますが、オフラインで作成

したウイルス対策構成ファイルをアップロードすることもできます。Unisphereでウイルス対策の構成 にアクセスするには:

1.[ストレージ]を選択し、[ファイル] > [NASサーバー]を選択します。

2.関連するNASサーバーを選択し、[編集]アイコンを選択します。

3.[セキュリティ]タブを選択します。

次の表では、viruschecker.confファイルで設定できるパラメーターまたはEMC

Unity/VNX/VNXe NAS管理スナップインと併用できるパラメーターを説明します。

UnityによるCEE CAVAの使用

ウイルス チェッカー パラメーターの構成 45

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