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公  社 センター

ドキュメント内 平成17年度包括外部監査報告書 (ページ 112-200)

海上移送受託業者

埋立工事請負業者等

引受側自治体

積出基地業務委託等

広域利用協定

埋立工事発注等 建設発生土積込

受渡協定

建設発生土海上移送

海上移送業務委託

引渡側自治体(東京都)

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円、新海面処分場では平成10年度から同12年度までが2,030円、平成13年度

が 1,880 円、平成14 年度から 1,820円に改定されており、その他に公社の撤出

作業費、本社業務費・維持補修費及び管理費がかかる。

広域事業に関しては、受入料金は3,800円で、海上輸送費としてのセンターへ の配分額が1㎥あたり2,350円かかり、その他に公社の積込作業費、本社業務費・

維持補修費及び管理費がかかる。

平成16年度の公社の建設発生土処理受託収入は全体で9,446百万円であり、そ れに対応する建設発生土処理受託業務費及び減価償却費は7,384百万円で、差引

き2,061百万円の剰余金が生じており、平成6年度の事業開始からの剰余金の累

計額は7,347百万円であった。

公社が受託している建設発生土処理事業の剰余金の過去5年間の推移は、以下 の(表21)のとおりであり、当事業から生じた多額の剰余金が公社に蓄積して いる。

なお、このうち約1,500百万円については、平成17年度に都に納付されること になっている。

(表21)  建設発生土処理事業の過去5年間の剰余金      (単位:百万円)

区      分 平成12年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度 新海面・中防外埋立

事業

320 665 942 925 1,692

広域事業 △120 △415 △1,135 △344 △185 埋立用材確保事業 △389 △194 △727 △196 554 当期剰余金 △189 56 △920 385 2,061 累計剰余金 5,765 5,821 4,901 5,286 7,347

これらの事業に使用される受入・積出施設は、受入地のコンベアや倉庫等の多 くが、港湾局の一般会計の普通財産であり、公社へ無償で貸与されているもので あるが、公社が港湾局と協議して剰余金で購入し保有している台貫設備や埋立用 材積出施設もあり、都の資産と公社の資産が混在している。

そのため、建設発生土処理事業に資本投下され、回収を目指すべき金額の総額 が把握されておらず、持込業者から受取る料金水準や、センターへ支払う配分額 の水準が適正であるかどうかは明らかでない。

そもそも、受託事業である建設発生土処理事業において、公社が事業資産を固 定資産として取得し保有することは、事業の性質上望ましくなく、全ての事業資 産を都に帰属させた上で、公社に剰余金が生じた場合は、今後の事業動向等を勘 案のうえ、原則として毎年、都へ納付させる必要がある。

また、建設発生土処理事業に係る資本費を含む費用の総額を明らかにし、受入 料金で回収すべき費用を明確に把握した上で、受入料金を算定すべきと考える。

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一方、建設発生土処理事業全体としては剰余金が生じる中で、広域事業におい ては、広島港や徳島港など地方の港湾へ船舶輸送することから、センターへ1㎥

あたり2,350円の配分額の支払いが生じるため、広域事業単独では損失が発生し

ている。

港湾局及び公社は、建設発生土の需給を、国の政策に基づき、全国の自治体と の間に立って調整し必要な運搬を行うことは、第3セクターであるセンターにの み可能な、公共性の強い業務であり、そのため、協定において、発生土の運搬に センターの利用を義務付けているものであると説明する。

センターは、首都圏利用事業、リサイクル事業及び本件広域事業の3事業を実 施しており、平成16年度の公表された決算書によれば、38億円余の売上高に対 して、8 億円余の売上総利益が計上され、そこから差引かれる販売費及び一般管 理費は3億円余で、最終的には4億円余の税引前当期純利益が計上されている。

平成16年度の配分額の決定に当たっては、公社とセンターとの間で各々の委託 契約等の実績をもとに、適正な配分となるよう交渉を重ねたと公社から説明を受 けたが、さらにセンターとの交渉を行う必要がある。

指  摘(7)建設発生土処理事業の事業資産の帰属の整理と発生土受け入れ料金 の適正化について

建設発生土処理事業は、財団法人東京港埠頭公社(以下、「公社」という。)が 東京都からの受託事業として行っているが、当事業から生じた多額の剰余金が公 社に蓄積しており、平成 16 年度末での同事業の公社の剰余金は 7,347 百万円に のぼる。

同事業に供される事業資産の多くは、港湾局の一般会計の普通財産であり、公 社へ無償で貸与されているものであるが、公社が港湾局と協議のうえ、剰余金で 購入し保有している台貫設備や埋立用材積出施設もあり、東京都(以下、「都」と いう。)の資産と公社の資産が混在している。

そのため、建設発生土処理事業に資本投下され、回収を目指すべき金額の総額 が把握されておらず、持込業者から受取る料金水準や、株式会社建設資源広域利 用センターへ支払う配分額の水準が適正であるかどうかは明らかでない。

そもそも、受託事業である建設発生土処理事業で、公社が事業資産を固定資産 として取得し保有することは、事業の性質上望ましくなく、全ての事業資産を都 に帰属させた上で、公社に剰余金が生じた場合は、今後の事業動向等を勘案のう え、原則として毎年、都へ納付させる必要がある。

また、建設発生土処理事業に係る資本費を含む費用の総額を明らかにし、受入 料金で回収すべき費用を明確に把握したうえで、受入料金を算定すべきである。

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指  摘(8)広域事業の輸送コストに関する交渉継続について

都内から発生した公共関係の建設発生土を、地方港湾へ埋立用材として船舶輸 送する事業について、受入自治体等との受入の日程調整や輸送は、東京都都市整 備局所管の監理団体である株式会社建設資源広域利用センター(以下、「センター」

という。)が一手に引き受けて行っている。センターに建設発生土を引き渡すとこ ろまでが協定上の財団法人東京港埠頭公社(以下、「公社」という。)の業務であ り、平成16 年度は、センターに 1㎥あたり2,350円を支払って発生土を引き渡 している。

センターは、首都圏利用事業、リサイクル事業及び本件広域事業の3事業を実 施しており、平成16年度の公表された決算書によれば、38億円余の売上高に対 して、8億円余の売上総利益が計上され、販売費及び一般管理費は 3億円余で、

最終的には4億円余の税引前当期純利益が計上されているが、一方で、公社の広 域事業では損失が発生している。

平成16年度の配分額の決定に当たっては、公社とセンターとの間で各々の委託 契約等の実績をもとに、適正な配分となるよう交渉を重ねたと公社から説明を受 けたが、さらにセンターとの交渉を行う必要がある。

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(5)財団法人東京港埠頭公社との特命随意契約で行う事業の経済性の確保につ いて

①  東京港から発生する水底土砂の有効利用に係る業務委託について

ⅰ  業務の概要

東京都(以下、「都」という。)は、東京港の施設整備事業等から発生する水底 土砂を、千葉県検見川沖の深掘部の埋め戻し工事の用材として有効活用するため、

平成8年度以降、埋め戻し工事及びこれに必要な環境対策、安全対策等の事業を 行ってきており、当該事業を、財団法人東京港埠頭公社(以下、「公社」という。) に特命随意契約により業務委託している。

この事業に係る、平成16年度の都から公社への委託金額の内訳は(表22)の とおりである。

(表22)都と公社との委託金額の内訳       

(単位:千円)

区  分 都から公社への委託金額 水底土砂の埋め戻し工事費(注) 1,286,628 環境調査等委託費(注) 27,300 事務管理費

(うち交通船借上費(注))

49,117       (11,392)

その他 1,321

水底土砂の有効利用に係る

業務委託金額合計 1,364,366

(注)公社から第三者へ発注している。

②公社と特命随意契約を行う理由

都と監理団体との特命随意契約については、民間事業者の参加による競争性の 確保を図る余地がないかを十分検討することが求められる。

港湾局の説明によれば、当該業務は、次のⅰ、ⅱの理由により、公社に特命随 意契約で委託している。

ⅰ  都が民間事業者に当該事業を発注した場合には、当該業務の性質上、その 施工監督は港湾局が行うことになるが、公社は、発注者である都の代行として、

現地での施工監督、千葉県や海上保安部等の関係機関との調整などの多岐にわた る業務を円滑に行っており、都が自ら施工監督を行うこととした場合には、現在

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よりも多くの経費が必要となる可能性があること

ⅱ  公社においても、外部入札に際して、都と同じ基準等に基づき、設計積算 を行っていること

都から公社への委託金額が、平成16年度で1,364百万円と多額であることに鑑 みて、少なくとも公社に委託することにより、経済性が損なわれることの無いよ う、港湾局は、委託費の内容を十分に精査する必要がある。

当該業務に係る公社の事務管理費は、(表22)に示すように、交通船借上費を 除き、37,725千円であるが、公社の受託業務に係る事務費の内訳を見ると、公社 全体の事務費を人数比により配分したものもあり、公社における当該業務の実態 に即して積み上げた金額とは言えないものがあるため、原則として、実際の業務 の積み上げによる事務費を把握して、経費削減を促す必要がある。

意  見(13)水底土砂の有効利用に係る業務委託の経済性の確保について 東京都(以下、「都」という。)は、東京港の施設整備事業等から発生する水底 土砂を、千葉県検見川沖の深掘部の埋め戻し工事の用材として有効活用するため、

埋め戻し工事及びこれに必要な環境対策、安全対策等の事業を、千葉県や海上保 安部等の関係機関との調整が必要であることなどの理由により、財団法人東京港 埠頭公社(以下、「公社」という。)に特命随意契約により業務委託している。

都から公社への委託金額が、平成16年度で1,364百万円と多額であることに鑑 みて、少なくとも公社に委託することにより、経済性が損なわれることの無いよ う、港湾局は、委託費の内容を十分に精査する必要がある。

当該業務に係る公社の平成 16 年度の事務管理費は、交通船借上費を除き、

37,725千円であるが、公社の受託業務に係る事務費の内訳を見ると、公社全体の

事務費を人数比により配分したものもあり、公社における当該業務の実態に即し て積み上げた金額とは言えないものがあるため、原則として、実際の業務の積み 上げによる事務費を把握して、経費削減を促す必要がある。

ドキュメント内 平成17年度包括外部監査報告書 (ページ 112-200)

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