① テルモ:テルフュージョン小型シリンジポンプTE-361(下記写真参照:CF 室より借り受け)
② 10ml ロック式シリンジ
③ 延長チューブ 100 ㎝
④ 24G サーフロー針(または 25~27G 翼状針)
⑤ 透明フィルムドレッシング材(刺入部の観察ができるもの)
⑥ アルコール綿花
⑦ 固定用テープなど
6. 手順
① シリンジポンプが正常に作動するか確認する
② 使用薬剤をシリンジに充填させ、延長チューブを接続する
③ 延長チューブの 3/4 まで手動で薬液を満たし残りはシリンジポンプにセットした後、早送りスイッ チで満たす(シリンジポンプに患者名・薬剤名・用量が記載され薬剤部より添付されたシールを 貼る)
④ シリンジポンプにシリンジをセットし流量・不応期(ロックアウトタイム)をあらかじめセットする (*不応期とは、レスキュー後、次にレスキューが行えるまでの時間)
⑤ 穿刺部位は、皮下結合組織が厚い部分を選択する。固定しやすく体動による緊張がかかりにく い
前胸部が理想的であり、そのほかに腹部・大腿前外側中央部とする(図1)
⑥ 持続皮下注射針の穿刺は医師の指示があれば看護師により施行可能1)
⑦ 穿刺部位をアルコール綿花で消毒後、患者に声かけを行い注射部位の皮膚をつまみあげ、
10~30度の角度で皮下に穿刺する2)
⑧ 穿刺後に血液の逆流、しびれや強い痛みがないかを確認する
⑨ 穿刺部を透明フィルムドレッシング材で固定する(固定方法は「感染対策マニュアル」末梢血管 留置カテーテル管理に準じ、延長チューブが抜けないようループを作って皮膚に固定する)
⑩ 延長チューブの途中の適切な位置で固定用テープなどを利用し衣類に固定する
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Ⅲ.注意事項
1.充填薬剤は、1 日量が望ましい
2.投与流量は、原則として 1ml/hr 以下(1ml/hr 以上になると皮下からの十分な吸収が難しい)とな るように薬液濃度を調整する
3.各勤務で動作インジゲータ・流量・積算量を機械で確認する(微量投与は目視下での動作確 認が困難)
4.シリンジ交換は充填薬剤使用終了毎とし、針の刺し替えは刺入部の感染予防のため原則 7 日 以内(「感染対策マニュアル」末梢血管留置カテーテル管理に準ずる)に行う
※ 発赤、腫脹、疼痛、熱感等が生じればその都度刺し替える
5.シリンジポンプは可能な限りコンセントにつなげて使用する。バッテリー運用時には充電切れにな らないよう注意する
★実際の使用に際しては、院内安全マニュアル『輸液ポンプシリンジポンプの安全管理』に従う。
参考文献
1)医療用麻薬適正使用ガイダンス(www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/.../2012iryo_tekisei_guide.)
2)新人看護職員研修ガイドライン(www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/oshirase/dl/130308-2.pdf)
平成 26 年 9 月作成(同 9 月 18 日 診療委員会で承認)
図1 注射部位の例(OPTIM ステップ緩和ケアより)
①
身体の動きの影響を受けにくい方向へ、針を刺入する
① 上肢や上半身の 動きがある場合、 針の刺入方向は 頭側に向ける
② 起き上がれる場合、刺入方向は腹部の正中に向けて 横向きにする
③ 寝たきりのことが多く、定期的に体位変換を必要と する場合には頭部に向ける。動くことによる針先の 刺激を避けて挿入する針先の刺激を避けて挿す
①
③
②
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PCA ポンプ使用マニュアル (CADD Legacy PCA)
1)
がん疼痛患者に対して、鎮痛薬(モルヒネ、フェンタニルなど麻薬系鎮痛薬を含む)を持続投 与することで、有効な疼痛緩和が得られる場合に使用する。投与方法としては、神経ブロック(硬膜外、くも膜下)・持続静脈注射・持続皮下注射などがある。
2)
医師は、①カセット薬液量、②薬液濃度、③投与速度(流量)、④ドーズ量(レスキュー1 回 量)を指示コメントに記載し、薬液を処方する。3)
カセット薬液量、薬液濃度、投与速度、ドーズ量の設定は、医師又は看護師 1 名が責任を 持って行い、他の 1 名がダブルチェックを行う。特に、小数点位置の設定間違いに留意す る。4)
ポンプの残量(ml)、流量(ml/時)、ドーズ回数、積算量(ml)を各勤務帯で確認し、流量(ml/時)、残量(ml)は「ポンプチェック表」(医療安全マニュアル内)に、ドーズ回数はカルテ記載 する。
5)
電池は電池交換の曜日を決めて 1 週間ごとに日勤で交換する。外泊の場合は、外泊前に 電池交換する。6)
専用エクステンションセットはカセット交換ごとに取り替える。7)
CADD Legacy PCA ポンプ専用エクステンションセット以外を使用すると、フリーフロー、過量・過 小投与の原因となるため、専用エクステンションを接続する。8)
複数の輸液を使用する場合、複数のラインと三方活栓の混同を防ぐため、メインとの接続部に 旗をつけ、薬品名がわかるように目印(名前)をつける。9)
カセット薬液が麻薬の場合、空のカセットは医療用廃棄物ボックスに破棄し、残量があるカセ ットは薬局に返納する。10)
使用の申込み・機器の保守点検は CE 室に依頼する。11)
CADD Legacy PCA ポンプは CE 室において保管。貸出に関する注意事項があるため CE 室ま で連絡し所定手続きの上、借用する。12)
下記の消耗部品(衛生材料)は貸出時に1セットのみ貸出となる。継続使用の場合は JIT 発 注書にて、使用する各部署(病棟詰所、外来等)が請求する*『CADD Legacy PCA ポンプ用』消耗部品(衛生材料)
メディケーション・カセット 250ml:品番 21-7308-24
メディケーションセット(フィルター)152 ㎝:品番 21-7106-24
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PCA ポンプ使用チェックリスト (CADD Legacy PCA)
~起こりえるアクシデント・インシデントとその対策~
起こりえる アクシデント/
インシデント
対策手順
チェ ック 欄
ポンプの故障
ポンプ使用前点検を行う。
1. 機器の外観・底部センサに破損や損傷がない。
2. 電池挿入部(バッテリーの蓋・端子・取外し用黄色リボン)に破損や損 傷がなく、脱着が問題なく行える。
3. 止めネジ(ポンプ側面のカセットロック部)に破損や損傷がなく、動き がスムーズでカセットが機器に確実に固定される。カセット固定時に、
止めネジの溝が LOCKED の矢印方向に向いている。
4. キーパッド(操作盤)のボタンを押す感触があり、平坦になっていな い。
5. 電池を入れると、電源が ON になる。
6. 液晶ディスプレイ全点灯時、液晶画面に欠損部分がない。
7. エラーメッセージ(LEC、Error 等)が表示されたことなく、セルフテ ストが正常に終了し「ストップ」が表示される。
薬剤の誤り
指示通りに薬液を充填する。
8. 患者の指示処方箋を看護師2名で指差し声出し確認しながら、薬液を正 しく計測する。
薬剤配合の誤り 9. 薬液を注射器でカセットへ清潔操作で注入する。
気泡残存
10. 予定注入量の残 10ml 程度でカセットをゆっくり回転させ、カセット内 の気泡を集め、カセット薬液注入口から気泡を注射器へ吸引する。
11. 注射器を下向きにし、残りの薬液をすべて注入し、クランプをし、カセ ット付属の赤いストッパを装着する。
12. カセット内およびカセット上部のチューブに、小豆大以上の気泡がない 事を確認する。
カセット外れ
外れないようにカセットを装着する。
13. ポンプ側面の止めネジにカギを差込み時計回りへ 90 度回し、ポンプに 装着されている保護カセットを外す。
14. カセットのフックをポンプ底部のピンにかけ、ポンプ本体上部を軽く押 さえカギで止めネジを反時計方向に 90 度回し、外れないよう確実に装 着する。