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北海道森林管理局における保護林数は、平成 29 年度第 1 回保護林管理委員会の結果より、森林 生態系保護地域 5 箇所、生物群集保護林 19 箇所、希少個体群保護林 168 箇所、合計 192 箇所であ る。

これまでの保護林モニタリングは、全ての保護林について原則として5年に1度、国有林野施 業実施計画樹立の前年度に画一的に実施してきた。

今後の再編後のモニタリング計画について、保護林設定管理要領(「保護林制度の改正につい て(平成 27 年9月 28 日付け 27 林国経第 49 号林野庁長官通知)」)及び平成 29 年3月「保護林 モニタリングマニュアル」に基づき、調査間隔や調査方法等について整理を行った。

保護林設定管理要領による保護林のモニタリング間隔については、以下に示すとおりであり、

保護林モニタリング調査マニュアルと調査手法等については、別添資料[別資-21]に示すとおりで ある。

表 モニタリング間隔の考え方と対象の保護林(保護林設定管理要領第5)

実施間隔 対象

5年未満ごと 近い将来にその地域における絶滅の危険性が極めて高い個体群を保護している保 護林

5年ごと 以下に該当する保護林

ア. 遷移の途中段階にある保護林 イ. 復元を行っている保護林

ウ. 保護対象の個体群の持続性に問題がある保護林 エ. 保護林外部からの影響を受けている保護林 オ. 鳥獣・病害虫被害が顕著にある保護林 カ. 温暖化による影響が顕著にある保護林

キ. その他、短期間で大きな変化が想定される保護林 10 年ごと 上記に該当しない保護林

(モニタリングが行われない実施計画策定の周期においては、実施計画策

定作業の前年度までに森林官等による巡視、定点撮影、遠隔地について

は空中写真の確認等の簡素な現況調査を行う)

表 北海道森林管理局における保護林モニタリング間隔について 項目 調査間隔 保護林モニタリングの内容等

森林生態 系保護地

域 (5 箇所)

知床森林 生態系保 護地域

10 年ごと ・知床世界遺産地域モニタリングの成果を取得して整理。

・森林の状況等については、林野庁が全国の森林を対象に5年おきに実 施している「森林生態系多様性基礎調査」のデータを取得し整理。

狩場山地 須築川源 流部森林 生態系保 護地域

10 年ごと ・地形が急峻で森林詳細調査プロットの設定ができないため、既存の方 形プロットによる植生調査を継続実施。

大雪山森 林生態系 保護地域

10 年ごと ・森林詳細調査は実施せず、「森林生態系多様性基礎調査」のデータを 取得し整理。

・森林概況調査は、旧小松原保護林及び旧旭川 24 林木遺伝資源保存林 の既存の調査プロットを活用して実施。

・既存の方形プロットによる植生調査を実施。

日高山脈 森林生態 系保護地 域

10 年ごと ・森林詳細調査は実施せず、「森林生態系多様性基礎調査」のデータを 取得し整理。

・森林概況調査は、旧幌尻原生林保護林及び旧北海道キタゴヨウ 26 林 木遺伝資源保存林の既存の調査プロットを活用して実施。

・既存の方形プロットによる植生調査を実施。

漁岳周辺 森林生態 系保護地 域

10 年ごと ・「森林生態系多様性基礎調査」のデータを取得し整理。

・既存の調査プロットを活用して森林詳細調査を実施。

生物群集 保護林 (19

箇所)

5年未満 ・礼文島生物群集保護林において、職員等による巡視等でレブンアツモ リソウの開花状況等を毎年度把握。

5年ごと ・礼文島生物群集保護林において、既存の調査プロットを活用して森林 詳細調査を実施。

10 年ごと

(礼文島生物群集保 護林を除く 18 箇 所)

・既存の調査プロットを活用して森林詳細調査を実施。

モニタリングを実施しない森林計画等作成の周期は、職員等による 巡視を実施。

モニタリングを実施しない森林計画等作成の周期は、職員等による 巡視を実施。

モニタリングを実施しない森林計画等作成の周期は、職員等による 巡視または上記の森林概況調査を実施。

モニタリングを実施しない森林計画等作成の周期は、職員等による 巡視または上記の森林概況調査を実施。

モニタリングを実施しない森林計画等作成の周期は、職員等による 巡視または上記の森林概況調査を実施。

モニタリングを実施しない森林計画等作成の周期は、職員等による

巡視または森林概況調査を実施。

表 北海道森林管理局における保護林モニタリング間隔について 項目 調査間隔 保護林モニタリングの内容等

希少個体 群保護林 (168

箇所)

5年未満 ・シマフクロウ希少個体群保護林において、毎年度の職員による巡視及 び自然保護管理員による巡視報告により森林の概況を把握。生息環境 整備のための森林施業等が行われた場合は、施業後の状況についても モニタリングを実施。

5年ごと ①『保護対象の個体群の持続性に問題がある保護林(保護林設定管理要 領第5・2(2)ウ)』として、下層植生等を対象とする保護林のうち、

希少植物の生育範囲が狭く限定されている保護林については、既存の 調査プロットを活用して森林詳細調査※を実施。

<対象保護林(6箇所)>

・千歳シラネアオイ希少個体群保護林

・崕山高山植物希少個体群保護林

・女満別湿性植生希少個体群保護林

・喜登牛高山植物希少個体群保護林

・東ヌプカウシ山コマクサ希少個体群保護林

・大谷地フサスギナ希少個体群保護林

②『鳥獣・病害虫被害及び移入種による影響が顕著にある保護林(保護 林設定管理要領第5・2(2)オ)』として、前回のモニタリングでシカ 被害が中程度以上確認された保護林については、既存の調査プロット を活用して森林詳細調査を実施。

<対象保護林(11 箇所)>

・朝日オオバボダイジュ遺伝資源希少個体群保護林

・一ノ橋キハダ等遺伝資源希少個体群保護林

・旭川シウリザクラ等遺伝資源希少個体群保護林

・金山幾寅ハリギリ等遺伝資源希少個体群保護林

・宇登呂キハダ遺伝資源希少個体群保護林

・宇登呂イチイ遺伝資源希少個体群保護林

・屈斜路イチイ希少個体群保護林

・釧路アオダモ等遺伝資源希少個体群保護林

・川湯イチイ遺伝資源希少個体群保護林

・落石イチイ希少個体群保護林

・大成シナノキ等遺伝資源希少個体群保護林 10 年ごと

(上記以外の保護林 150 箇所)

①旧植物群落保護林のうち、下層植生等を保護対象とする保護林につい ては、既存の調査プロットを活用して森林詳細調査※を実施。

モニタリングを実施しない森林計画等作成の周期は、既存の調査プロ ットを活用して森林概況調査を実施。

②旧植物群落保護林のうち樹木を保護対象とする保護林及び旧林木遺伝 資源保存林については、既存の調査プロットを活用して森林概況調査 を実施。

モニタリ ングの実 施者

専門家によるモニタ リング調査(森林詳 細調査または森林概 況調査)

・既存の植生方形プロット等がある保護林

・地帯区分の検討が必要な生物群集保護林

・旧植物群落保護林のうち下層植生等を保護対象としている保護林等。

・モニタリング間隔が5年ごとの保護林 職員等によるモニタ

リング(森林概況調 査または巡視報告 等)

・樹木が保護対象の保護林については、将来的に森林概況調査を職員等 により実施。

・GSS 及び自然保護管理員の配置されている保護林については、巡視報 告等により森林の概況を把握する。

※希少個体群保護林における森林詳細調査ついては、必要に応じて方形プロットを追加するなど、保護 対象種の生育状況が把握できるよう工夫する。

モニタリングを実施しない森林計画等作成の周期は、職員等による

巡視または上記の森林概況調査を実施。

② 北海道森林管理局における保護林モニタリング調査計画

北海道森林管理局全体で 192 箇所の保護林があることから、保護林の所在や調査箇所数の平準 化を考慮して、再編成した保護林についてモニタリング調査を計画した。

計画に当たっては以下の考え方に基づき調査年度を設定した。

・森林生態系保護地域については、5箇所あるため、各年に分配

・森林管理署単位で施業実施計画策定作業の前年までに調査が行われるように分配

・森林詳細調査の数が偏らないよう分配

・希少個体群保護林については、調査対象保護林数が偏らないように分配

表 保護林モニタリング調査計画(森林管理署別:平成 30 年~34 年度)

調査年度 森林管理署 森林生態系 保護地域

生物群集保 護林

希少個体群

保護林 計

H30 (2018)

上川北部

7 7

宗谷

1 1

網走中部

12 12

網走南部

13 13

網走南部、根釧東部

1 2 3

根釧東部

1 1

1 4 32 37

H31 (2019)

石狩

1 1 2

空知

16 16

空知、上川南部

1 1

北空知支

2 2

留萌北部

3 3

留萌南部

4 4

宗谷

4 4 8

1 5 30 36

H32 (2020)

石狩

11 11

石狩、後志

1 1

日高北部、日高南部、十勝西部

1 1

日高北部

3 3

日高南部

4 4

根釧西部

2 12 14

根釧東部

5 5

1 3 35 39

H33 (2021)

胆振東部

6 6

後志

1 12 13

渡島

1 6 7

東大雪支

5 5

檜山

3 5 8

1 4 34 39

H34 (2022)

上川中部、上川南部、東大雪支

1 1

上川中部

2 10 12

上川南部

3 3

網走西部

6 6

西紋別支

2 2

十勝東部

8 8

十勝西部

6 6

東大雪支

1 1

檜山

1 1

1 3 36 40

合計

5 19 167 191

※5年未満調査を予定しているシマフクロウ希少個体群保護林を除き集計している。

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