(2) 保守・運用段階で作成する資料
保守・運用段階では、表 6-1 の資料を作成する。
資料の詳細については、次節以降で説明する。
表 6-1 保守・運用段階に作成する資料
資料番号 資料名 内容 作成担当 備考
F001 仕様変更通知書 仕様変更について関係者全員に
連絡し、確定した仕様をドキュメ ントとして残す。
• 主管課が起票
• 業者が変更に伴う作業量 を検討
F002 障害対応連絡票 情報システムに障害が発生した
場合、対応を記録するとともに再 発防止策を報告する。
• 障害発生の連絡を受けた ヘルプデスクが障害対応 連絡票を起票
• 保守担当業者が障害対応 前および障害対応完了後 に報告
6.2 仕様変更通知書(F001)
仕様変更通知書は、法制度改正などによりシステムを改修する場合、システム改修内容を文 書で残すための資料である。
表 6-2 仕様変更通知書の項目と記載内容
項番 項目 目的 記載内容 備考
1. 仕様変更通知 書
委託側と保守担当者の 間で仕様の変更を徹底 させる。
• 変更概要(提出日、変更事項、
変更前仕様、変更後仕様、変 更対象機能 など)
(1)変更要件(仕様変更の要件、
留意事項など)
(2)処理内容
(3)変更作業(修正対象、工数、
期間など)
(4)検討事項 (5)特記事項
情報システムの更新時期が近 づいている場合、改修費用とシ ステム更新費用を比較するこ とも重要。
6.3 障害対応連絡票(F002)
障害対応連絡票は、情報システムに障害が発生した場合、対応予定、対応結果および再発防 止策を記録するための資料である。
障害対応連絡票は、基本的に業者が作成する。
表 6-3 仕様変更通知書の項目と記載内容
項番 項目 目的 記載内容 備考
1. システム名 障害が発生した情報シ ステム名を示す。
情報システム名
2. 障害発生時 障害発生時の状況を記 録する。
• 発生日
• 発生時刻
• 報告者所属
• 報告者氏名
• 障害内容
ヘルプデスクが起票して記入 する。
3. 障害連絡受付 時
障害連絡受付時の状況 と対応予定を記録する。
• 受付日
• 受付時刻
• 受付者所属
• 受付者氏名
• 想定される原因
• 対応方針
• 対応予定日時
保守担当業者が障害対応実施 前に記入する。
4. 障害復旧完了 時
障害復旧が完了した際 に対応と再発防止策を 記録する。
• 完了日
• 完了時刻
• 報告者所属
• 報告者氏名
• 障害原因
• 対応
• 再発防止策
保守担当業者が障害対応実施 後に記入する。
5. 備考 障害に関連した事項を 記録する。
• ドキュメントの修正 など
6.4 保守・運用段階の留意事項
(1) SLA
による品質の確保
SLA(Service Level Agreement)とは、「サービス品質保証制度」などと訳される。システム