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図 産業分野の保健師    現状認識

( n=1,101)

   ※複数回答

 

32.9

56.7 44.4

24.1 21.2

21.5

45.7 17.0

30.5 31.6 14.3

17.1

35.9 27.8

15.3 17.1

25.1

38.1 1.7

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

事務量が多く、保健師業務に支障 業務過多により、事業の評価や見直しが困難 対応するケースや業務が複雑・困難 産業医との業務分担が曖昧 組織・領域を超えた連携が困難 他の保健師と相談する機会の不足 実践的な能力不足を実感 適切な人事配置、ジョブローテーションの不足 統括保健師の計画的育成の不足 業務過多による保健師のマンパワー不足 近年保健師の採用がない 休業者の代替確保が困難 保健師としての人事評価システムが未整備 上司が保健師ではなく理解不足 看護師と同じ処遇 身分が曖昧 保健師の活動・役割への理解不足 保健師の基礎教育の充実が必要 あてはまるものは1つもない

産業保健師の活動基盤の実態

産業領域における保健師の活動基盤の実態

産業保健師の活動の特徴  

      

①メンタルヘルス・自殺対策を含む、労働者が抱える多様な健康問題  にきめ細やかに対応している。

②労働者の最も身近な産業保健専門職として、気軽に相談できる窓口  となっている。 

③対象者の状況を最も適切に把握し、産業医や医師、所属長、人事部  など労務管理を担う職種とも連携・調整し、問題解決に繋げている。

④労働者だけでなく、家族支援の役割も担っている。

⑤一次予防から三次予防まで、すべてにわたり迅速に包括的かつ継続  的な支援を行っている。

⑥ポピュレーションアプローチを積極的に展開することで、企業風土  や環境へのアプローチができる。

⑦求職者・休職者への対応も含め、地域・職域連携を密にする役割  を担っている。必要があれば市町村等とも連携し、 フォローできる。

   (公社)日本看護協会-29

産業保健師の活動基盤の実態

◆情報提供1 保助看法の改正

保健師・助産師の教育年限が

保健師・助産師の教育年限が

6カ月以上から「6

カ月以上から「

1年以上」に1

年以上」に

 

      

  

平成217月(平成224月施行)

「保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保に関する  法律の一部改正」が成立

  

→法改正のポイント

→法改正のポイント

①看護師の国家試験の受験資格の1番目に「大学」を明記  ・看護師の国家試験受験資格として四年制大学卒が基本へ

②保健師・助産師の教育年限が6カ月以上から「1年以上」に  ・教育内容の充実へ

③卒後臨床研修の努力義務化

 ・保健師、助産師、看護師等は免許を受けた後も、臨床研修   その他研修を受け、資質の向上を図ることが努力義務へ

産業保健師の活動基盤の実態

◆情報提供 2 ―1 指定規則の改正

保健師・助産師教育

保健師・助産師教育

2323

単位から 単位から

2828

単位へ引き上げ  単位へ引き上げ

      

  

(公社)日本看護協会-31

平成231

「保健師助産師看護師学校養成所指定規則の一部を改正する省 令の公布について」等が発出

  

→変更のポイント

→変更のポイント

①H8年に「公衆衛生看護学」を「地域看護学」としたものを  再度「公衆衛生看護学」とし、保健師の専門性をより明確に

②地域の人々と協働しながら健康増進を高める能力、システ  ム・施策化の能力、産業保健分野における能力などの強化を  図るため、演習を充実。「公衆衛生看護活動展開論」を含む  3科目で、合わせて10単位→14単位への増加。

③到達目標を達成させるため、実習が2単位→3単位へ。

産業保健師の活動基盤の実態

◆情報提供 23  検討会での検討内容

  

厚生労働省の「看護教育の内容と方法に関する検討会」

 保健師ワーキンググループにおいて、免許取得前に学ぶべき教育内容の充 実の方策について検討。第一次報告がなされた。(H22.11)

第一次報告からの抜粋

第一次報告からの抜粋(P1~2)

保健師は高度な実践能力を求められているのに対し、現状の保健師教育において は卒業時に必要な最低限の到達レベルに達しないことも多く、実際に求められている 能力と新卒保健師の能力の乖離が大きくなってきている。

具体的には、個人と家族への支援を通し、地域をその背景として捉えることはでき るが、集団や地域を支援の対象とて捉えることができないことや、個人・家族・集団・組 織・地域を連動させて捉えることができない状況がある。また、疫学や統計学を学んで も、施策化や支援計画づくりなど、実際の活動に結び付けて活用することができないこ とも指摘されている。実際の活動に結び付けて知識を統合する力を得るためには、教 育内容を横断的、統合的に学ぶような学習が必要である。また、産業保健分野におい ては保健師へのニーズと期待が高まっているため、産業保健についての教育内容の 充実も求められている。

(公社)日本看護協会が行う事業について

産業保健師の活動基盤の実態

日本看護協会が取り組む事業

      

産業保健師中堅期リーダーコース

 日本看護協会では、日々高まる産業保健師へのニーズや現任 教育の必要性を鑑みて、今年度(平成22年)より産業保健師の育 成に関する事業を展開する。

 3年間で、300人程度育成する予定である。

1.

事業名 産業保健師中堅期リーダーコース        

      

 厚生労働省 先駆的保健活動交流推進事業   保健師活動強化コンサルテーション事業の一部

 

       

2.

事業の位置づけ  

新人(新任)研修

すでに、厚生労働省で検 討(新任保健師育成支援 事業)

中堅期研修

管理者研修 これまで、未実施。

⇒今年度は日本看 護協会が担う。

従来より、国立保健医療 科学院で実施

産業保健師の活動基盤の実態

日本看護協会が取り組む事業 

産業保健師リーダー研修

3.中堅期の産業保健師に求められる能力(案)

 

      

(プログラム中に盛り込む強化すべき能力)

 

      

①健康づくりの視点からの、経営方針・ 

CSRCorporate Social Responsibility) 関して提言する能力

②職場における健康課題や体制作りに関 するマネジメントについて組織提言する能

③作業関連疾患(メンタルヘルス・過重労働・

生活習慣病)を分析する能力

複雑多様化した社会の 動きに伴う健康課題に対 して、専門性を生かした 活動が展開できるように、

産業保健師としての能力 を高める。

新人の育成や組織への提 言を担う重要な役割を担っ ていく

日本看護協会が取り組む事業

      

産業保健師中堅期リーダーコース

(公社)日本看護協会-34

産業保健師の活動基盤の実態

日本看護協会が取り組む事業 

産業保健師リーダー研修

4.

研修内容(平成

22

年度実施内容の例)       

      

必要な能力 方法

1)企業におけるCSRの必要性

と意味 ①企業における経営方針とCSRとは 講義

①経営方針・CSRが企業の健康課題に与える影響と

産業保健師の役割 講義

②健康づくりの視点からの経営方針・CSRに関連する

産業保健師活動 グループワーク

①社会や経済動向、関連法規等の最新情報 講義

②産業保健の展開と産業保健師の役割 ベストプラクティスの講義

①ケアコーディネーションのために必要な情報収集と その活用

演習

グループワーク

②ケアコーディネーションのアセスメントと展開 演習

グループワーク

①職場巡回、職場巡視の目的と意義 グループワーク

②情報管理と情報共有のポイント 講義

③快適職場形成のための組織提言の準備と実際 ベストプラクティスの講義 演習

3)関係者・関係部署との情報 共有・意思疎通

内容

①健康づくりの 視点からの、経 営方針・CSRに 関する提言能力

2)健康づくりの視点から産業 保健師の果たすべき役割

②職場における 健康課題や体制 作りに関するマ ネジメントについ ての組織提言す る能力

1)中堅期保健師に期待される 役割

2)組織的に取り組むための ニーズ把握、情報提供や助言 の実際

日本看護協会が取り組む事業

      

産業保健師中堅期リーダーコース

産業保健師の活動基盤の実態

日本看護協会が取り組む事業 

産業保健師リーダー研修

日本看護協会が取り組む事業

      

産業保健師中堅期リーダーコース

必要な能力 方法

①メンタルヘルス対策と産業保健師の役割 講義

②個別事例の記録と分析 講義

②困難事例対応のために必要な知識と手法 講義 演習

③困難事例の対応 グループワーク(事例検

討)

①過重労働対策と産業保健師の役割 講義

②情報収集とリスクアセスメント 講義

③個人と組織集団の健康リスクマネジメント 講義

(事例検討)

①生活習慣病対策と産業保健師の役割 講義

②健診結果と関連情報の突合による健康課題の

抽出 講義 演習

③組織集団の健康リスクアセスメントとリスクマネ

ジメント ベストプラクティスの講義

内容

③作業関連疾 患を分析する能

1)メンタルヘルス対策に関 連する事例分析評価と対応

2)過重労働対策に関連する データや事例の分析評価 と、リスクマネジメント

2)生活習慣病に関するデー タの分析と、収集した情報 から組織の健康課題抽出・

分析

(公社)日本看護協会-36

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