次の命令は、リモート・コントロール・ログを読み出して、それをプリントアウトします。
CMD$="CHL?":CALL IBWRT(SCOPE%,CMD$)PRINT
関連コマンド
COMM̲HELP
SC-39
通 信 COMM̲NET、CONET
コマンド / クエリ
説 明
COMM̲NETコマンドは、オシロスコープのIPネットワーク・アドレスを指定します。また、
LeCroy DSOプリント・ゲートウェイを実行するワークステーションまたはプリンタのネットワー ク・アドレスを指定します。COMM̲NET?クエリは、現在のネットワーク・アドレスを返します。
コマンド構文
COmm̲NET <subaddress>
<subaddress>:={IP,"X.X.X.X.",MASK,"X.X.X.X",GATEWAY,"X.X.X.X",PRINTSVR,"X.X.X.X"}
クエリ構文
COmm̲NET?
応答フォーマット
COmm̲NET <subaddress>
警 告
このコマンドはすぐに動作します。それ以後のコマンドは変更後のアドレスに対して送るよう に送信側のソフトウェアを新しいアドレスで初期化する必要があります。
クエリと応答
CONET?
IP,"172.28.11.49",MASK,"255.255.248.0",GATEWAY,"172.28.8.1",PRINTSVR,"172.29.14.68"
次のコマンドは、IPを変更します。
COMM̲NET IP,"172.28.11.77"
システム・コマンド
SC-40
通 信 COMM̲ORDER、CORD
コマンド / クエリ
説 明
COMM̲ORDERコマンドは、波形データ転送のバイト・オーダを制御します。波形データは、最上 位バイト(MSB: most significant byte)または最下位バイト(LSB: least significant byte)
を開始位置として送信できます。デフォルト・モードではMSBからです。
COMM̲ORDERは、波形の記述子とタイム・ブロックに等しく適用されます。記述子には、16ビッ ト長("word")、32ビット長("long"、"float")、64ビット長("double")の値があります。
"COMM̲ORDER HI"を選択すると、最上位バイトが最初に送信されます。"COMM̲ORDER LO"を選択 すると、最下位バイトが最初に送信されます。
COMM̲ORDER?クエリは、現在使用中のバイト転送順序で返します。
注: このコマンドは、ローカル・モードでもリモート・モードでも実行できます。
コマンド構文
Comm̲ORDer <mode>
<mode>:={HI, LO}
注: 初期モード、つまり電源投入直後はHIです。
クエリ構文
Comm̲ORDer?
応答フォーマット
Comm̲ORDer <mode>
例
波形データ転送の順番はデータ・タイプにより異なります。次の表に考えられる順序をまとめ ます。
波形データ転送順序
関連コマンド
WAVEFORM
タイプ CORD HI CORD LO
Word <MSB><LSB> <LSB><MSB>
Long/Float <MSB><byte2><byte3><LSB> <LSB><byte3><byte2><MSB>
Double <MSB><byte2>...<byte7><LSB> <LSB><byte7>...<byte2><MSB>
SC-41
通 信 COMM̲RS232、CORS
コマンド / クエリ
説 明
COMM̲RS232コマンドは、RS‑232‑Cポートのリモート・コントロール・パラメータを設定しま す。
COMM̲RS232?クエリは、パラメータ設定をレポートします。
注。このコマンドは、オシロスコープをRS‑232‑Cポートを介してリモート・コントロールしてい る場合に限り有効です。
以下のパラメータがあります。
a.入力終了(End Input)文字。オシロスコープにこの文字が受信されると、コマンド終了(End‑
of a command)メッセージ・マーカと解釈されます。受信されたコマンドは、構文解析され 実行されます。
b.出力終了(End Output)文字列。この文字列は、オシロスコープにより応答メッセージの最 後に添付されます。ホスト・コンピュータではこの文字列の受信により、オシロスコープの応 答完了を認識します。
c.行長(Line Length)。このパラメータはホストに送信する1行の最大文字数を定義します。
応答の残りの文字は、次の行に出力されます。このパラメータは、行区切り文字が選択されて いる場合にのみ適用されます。
d.行区切り文字(Line Separator)。このパラメータは、行分割メカニズムを選択し、オシロ スコープ応答メッセージを何行にも分けるために使用する文字を定義します。使用できる行区 切り文字は、CR、LF、CRLF、<CR>、<LF>、<CR>とその後に続く<LF>です。これらの文字は
<line̲length>文字の後にホスト・コンピュータに送信されます。
e.SRQ文字列。この文字列は、オシロスコープよりホスト・コンピュータへSRQが発信されるたび に送信されます。
このコマンドのパラメータには、実際の引数にASCII文字列を必要とするものもあります。こ のような文字列に非印字文字を埋め込むには、エスケープ・シーケンスを使用します。エスケー プ文字にはバック・スラッシュ( 注:日本語の場合はYEN(¥)マークになります)を使用しま す。以下のエスケープ・シーケンスが認識されます。
"\a": Bell(ベル)文字
"\b": バック・スペース文字
"\e": エスケープ文字
"\n": 改行文字
"\r": キャリッジ・リターン文字
"\t": 水平タブ文字
"\\": バック・スラッシュ文字自体
"\ddd": dddは、対応するASCII文字のコード値を示す1〜3桁の10進数を表します。
システム・コマンド
SC-42
文字列が使用される前に、オシロスコープではエスケープ文字が対応するASCII文字に置き換 えられます。
たとえば、エスケープ・シーケンス"\r"、"\13"、"\013"はすべて1つのASCII文字<Carriage Return(キャリッジ・リターン)>に置き換えられます。
コマンド構文
COmm̲RS232 EI, <ei̲char>, EO, '<eo̲string>', LL, <line̲length>, LS, <Line̲set>, SRQ, '<srq̲string>'
<ei̲char>: = 1〜126(デフォルト: 13 = キャリッジ・リターン)
<eo̲string>: = 空でないASCII文字列20文字まで(デフォルト: "\n\r")
<line̲length>: = 40〜1024(デフォルト: 256)
<line̲sep>: = {OFF, CR, LF, CRLF}(デフォルト: OFF)
<srq̲string>: = 空文字列を含むASCII文字列20文字まで(デフォルト: 空文字列)
クエリ構文
COmm̲RS232?
応答フォーマット
COmm̲RS232 EI, <ei̲char>, EO, "<eo̲string>", LL, <line̲length>, LS, <line̲sep>, SRQ,
"<srq̲string>"
例
次のコマンド実行後
COMM̲RS232 EI, 3, EO, "¥r¥nEND¥r¥n"
オシロスコープでは、<ETX>(10進数の3)が検出されるたびに完全な1メッセージが受信され たと見なします。応答メッセージは、文字シーケンス"<CR><LF>END<CR><LF>"送信で終端されま す。
表 記
EI 入力終了(End Input)文字 EO 出力終了(End Output)文字列 LL 行長(Line Length)
LS 行区切り文字(Line Separator)
SRQ SRQサービス・リクエスト
SC-43
捕 捉 COUPLING、CPL
コマンド / クエリ
説 明
COUPLINGコマンドは、指定入力チャネルのカップリング・モードを選択します。
COUPLING?クエリは、指定チャネルのカップリング・モードを返します。
コマンド構文
<channel>:CouPLing <coupling>
<channel>:={C1, C2, C3 , C4 , EX, EX10}
<coupling>:={A1M, D1M, D50, GND}
クエリ構文
<channel>:CouPLing?
応答フォーマット
<channel>:CouPLing <coupling>
<coupling>:={A1M, D1M, D50, GND, OVL}
<coupling>: OVLは、DC 50Ωカップリング時に信号過負荷入力で返されます。この状態では、オ シロスコープは入力が切り離されます。
使用可能対象
<channel>:C3およびC4−4チャネル・オシロスコープでのみ使用できます。
例(GPIB)
次のコマンドは、チャネル2のカップリングをDC 50Ωに設定します。
CMD$="C2:CPL D50":CALL IBWRT(SCOPE%, CMD$)
システム・コマンド
SC-44
カーソル CURSOR̲MEASURE、CRMS
コマンド / クエリ
説 明
CURSOR̲MEASUREコマンドは、表示するカーソルまたはパラメータ測定のタイプを指定します。
CURSOR̲MEASURE?クエリは、現在表示されているカーソルまたはパラメータ測定を示します。
注: PARAMモードは、XYモードがONのときOFFになります。
コマンド構文
CuRsor̲MeaSure <mode>[,<submode>]
<mode>:={CUST, FAIL, HABS, HPAR, HREL, OFF, PARAM, PASS, SHOW, VABS, VPAR, VREL}
<submode>:={STAT, ABS}
注1: キーワードSTATは、CUST、HPAR、VPARモードのオプションです。STATがある場合はパラメー タ統計がオンに、ない場合はオフになります。
注2: キーワードABSはHRELモードのオプションです。ABSがある場合は相対カーソルの絶対振幅 測定値が、ない場合には相対振幅測定値が選択されます。
クエリ構文
CuRsor̲MeaSure?
応答フォーマット
CuRsor̲MeaSure <mode>
表 記
ABS 相対カーソルの絶対測定値 CUST カスタム・パラメータ FAIL 合否: 不合格
HABS 水平絶対カーソル HPAR 標準時間パラメータ HREL 水平相対カーソル
OFF カーソルおよびパラメータのオフ PARAM VPAR と同義語
PASS 合否: 合格
SHOW カスタム・パラメータ(旧形式)
STAT パラメータ統計 VABS 垂直絶対カーソル VPAR 標準電圧パラメータ VREL 垂直相対カーソル
SC-45
例(GPIB)
次のコマンドは、垂直相対カーソルを切り替えます。
CMD$="CRMS VREL":CALL IBWRT(SCOPE%, CMD$)
次のコマンドは、現在オンになっているカーソルを求めます。
CMDS$="CRMS?":CALL IBWRT(SCOPE%, CMD$)
CALL IBRD(SCOPE%, RD$):PRINT RD$
応答メッセージ例を以下に示します。
CRMS OFF
関連コマンド
CURSOR̲SET, PARAMETER̲STATISTICS, PARAMETER̲VALUE, PASS̲FAIL̲CLEAR, PASS̲FAIL̲CONDITION, PASS̲FAIL̲DELETE, PASS̲FAIL̲MASK,
補足情報
カーソル、パラメータ測定、または合否テストをオフにするには、以下の形式を使用します。
CURSOR̲MEASURE OFF
カーソル表示をオンにするには、以下の4形式のうちいずれか1つを使用します。
CURSOR̲MEASURE HABS CURSOR̲MEASURE HREL CURSOR̲MEASURE VABS CURSOR̲MEASURE VREL
統計をとらずにパラメータ測定をオンにするには、以下の3形式のうちいずれか1つを使用しま す。
CURSOR̲MEASURE CUST CURSOR̲MEASURE HPAR CURSOR̲MEASURE VPAR
パラメータ統計をオンにするには、上記の3形式にキーワードSTATを追加します。
パラメータの合否(Pass or Fail)テスト、またはマスク・テストをオンにするには、以下 の形式を使用します。
CURSOR̲MEASURE PASS CURSOR̲MEASURE FAIL
カスタム(Custom)モードのパラメータを選択し、合否(Pass/Fail)モードのテスト条件を 変更するには、以下のコマンドを用います。
PASS̲FAIL̲CONDITION
システム・コマンド
SC-46
カーソル CURSOR̲READOUT、CRRD?
コマンド / クエリ
説 明
このコマンドは、タイム・カーソルの振幅読出し単位(VまたはdBm)を設定します。
コマンド構文
CuRsor̲ReaDout <scale>
<scale>:={VOLTS,DBM}
クエリ構文
CRRD?
応答フォーマット
CURSOR̲READOUT VOLTS
例(GPIB)
次のコマンドは、タイム・カーソルの振幅をdBm単位で読み出すよう設定します。
CMD$="CRRD DBM"
CALL IBWRT(SCOPE%,CMD$)
関連コマンド
CURSOR̲MEASURE
SC-47
カーソル CURSOR̲SET、CRST?
コマンド / クエリ
説 明
CURSOR̲SETコマンドにより、ユーザは、8つのカーソルのうち任意の1カーソルを指定の画面位 置に置くことができます。カーソル位置は、目的のカーソルが現在画面に表示されていなくても 変更でき、照会できます。
カーソル位置を設定する場合は、そのカーソル位置の基準となるトレースを指定しておく必要 があります。
CURSOR̲SET?クエリは、複数のカーソルの現在の位置を返します。返される値は、選択したグ リッド・タイプにより異なります。
注: パラメータ表示(あるいは合否表示や拡張パラメータ表示)がオンになっていると、新規選 択トレースが表示されない場合やシーケンスモードで捕捉完了しなかった場合(これらは環 境エラーを引き起こします(ページSC‑75を参照してください))を除き、指定トレースのパ ラメータが表示されます。カーソル位置を変更せずにトレースのみを変更するには、引数な しのCURSOR̲SETコマンド(たとえば、.TB:CRST)を使用します。
コマンド構文
<trace>:CuRsor̲SeT <cursor>, <position>[,<cursor>,<position>,...
<cursor>,<position>]
<trace>:={TA, TB, TC, TD, C1, C2, C3 , C4 }
<cursor>:={HABS, VABS, HREF, HDIF, VREF, VDIF, PREF, PDIF}
<position>:= 0〜10 DIV(水平)
<position>:= ‑29.5〜29.5 DIV(垂直)
注1: 接尾文字DIVはオプションです。
注2: パラメータはペアにグループ化されています。ペアの最初のパラメータは変更するカーソ ルを指定し、2番目のパラメータで新しい値を示します。ペアは任意の順番に並べること も、変更する変数だけにとどめることもできます。
表 記
HABS 水平絶対 PREF パラメータ基準 HDIF 水平差分 VABS 垂直絶対 HREF 水平基準 VDIF 垂直差分 PDIF パラメータ差分 VREF 垂直基準