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住まいづくりの目標と方針

ドキュメント内 Microsoft Word - 表紙・目次 (ページ 31-49)

4-1 住宅施策の基本的視点

(1) 住宅の位置づけ

住宅は、人生の大半を過ごし、家族と暮らし、人を育て、憩い、安らぐことのできるかけ がえのない空間であり、社会生活や地域のコミュニティ活動を支える拠点でもあります。

また、都市や町並み、家並みの重要な構成要素であり、安全、環境、福祉、文化といった 地域の生活環境に大きな影響を及ぼす社会的性格を有するものです。

このように住宅は、豊かな地域社会を形成する上で重要な要素であり、個人がいきいきと 躍動し、活力と魅力あふれる社会の礎として、最も基本的な要素のひとつとして位置づける ことができます。

(2) 住宅施策の視点

住宅施策は、こうした位置づけを踏まえ、少子高齢化への対応など本市の住宅施策の課題 に適切に対応しつつ、総合的かつ計画的に推進する必要があります。

また、市民の居住ニーズが多様化・高度化する状況においては、市民の豊かな住生活は、

市民ニーズが反映される住宅市場において、市民自らの努力を通じて実現されることが基本 となり、市は、国、県と連携しつつ、市場が適切に機能する環境の整備を行うとともに、市 場のみでは適切な住宅を確保できない市民のための住宅セーフティネット機能を確保する役 割を担うことが重要となります。(注)

これらのことを踏まえ、豊かな住生活の実現に向け、次のような視点を基本として住宅施 策を推進します。

【住宅施策の視点】

① 住宅施策を「量」から「質」重視に転換し、住宅ストック全体の質の向上を図り、適切 に維持管理された住宅ストックが市場において循環利用される環境づくりを進めます。

② 人口減少、少子高齢化への対応、地域特性の活用など、地域課題・特性に的確に対応し た住宅市場の形成と、住宅セーフティネットの構築を重視した施策を展開します。

③ 多様化・高度化する市民の居住ニーズに的確に対応するためには、市場による対応が効 果的であり、国、県と連携しながら、市場機能が適切に発揮される環境を整備します。

④ 住生活を豊かなものとするため、福祉、まちづくり、地域振興、環境、防災など市民生 活に深く関わる施策分野との密接な連携により、総合的な施策を展開します。

⑤ 地域に密着した施策展開を図る観点から、まちづくり等に主体的に取り組む地域住民団 体、NPO、民間事業者等との連携の強化を図ります。

注:住宅セーフティネットとは、市場において自力では適正な水準の住宅を確保することが困難な者に対し、

公的賃貸住宅の供給などにより居住の安定を確保することである。

住生活基本法(平成18年6月公布)第6条において「住生活の安定の確保及び向上の促進に関する施策の 推進は(中略)低額所得者、被災者、高齢者、子どもを育成する家庭その他住宅の確保に特に配慮を要す る者の居住の安定の確保が図られることを旨として、行われなければならない。」と定められ、この趣旨 を受けて賃貸住宅の供給を促進するため、平成19年7月に「住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の 促進に関する法律(住宅セーフティネット法)」が制定された。

4-2 住まいづくりの目標

(1) 住まいづくりの理念

本市の住宅の課題と特性を踏まえ、次のような住まいづくりの理念を掲げます。

【住まいづくりの理念】

(2) 住まいづくりのテーマ

住まいづくりの理念と上位計画等における基本理念を受けて、次のような住まいづくりの テーマを掲げます。

【住まいづくりのテーマ】

【住まいづくりのテーマ】

安 安心 心 ・ ・ 快 快 適 適 ・ ・ 豊 豊 か か な な 住 住 生 生 活 活 の の 実 実 現 現

【住まいづくりの理念】

○安全・安心で快適に暮らせる『豊 かな住生活』の実現

○市民と行政との協働による『住み 良さを実感できる住生活』の実現

【益田市の将来像】

○市民協奏都市・益田~心が響き合 うヒューマン・シティ~(第4次 益田市総合振興計画)

○未来にむけ一人ひとりが輝くまち

(新市建設計画)

○幸せな市民生活を確保し、活力ある地域社会を形成するうえでの基礎的条件であ るゆとりある住宅ストックを形成し、市民一人ひとりが安全・安心で快適に暮ら せる『豊かな住生活』の実現を目指します。

○豊かな自然環境と調和した集落、特徴のあるまち並みなどの特性を活かしつつ、

市民と行政との協働により、個性的で質の高い住まいづくりを推進し、市民一人 ひとりが『住み良さを実感できる住生活』の実現を目指します。

安心・快適・豊かな住生活の実現

○益田らしさあふれる自然・歴史・伝統文化に育まれた個性、魅力を活かしつつ、安 全・安心で快適な暮らしができる住まいづくりを進め、市民一人ひとりが、豊かな 住生活を実感できる住まいづくりを目指します。

4-3 住宅施策の目標

住まいづくりの目標を実現するため、次のような住宅施策の基本目標を掲げます。

(1) 基本目標

① 安全・安心で快適な住まいづくり

持ち家における高い居住水準の維持、質の高い持ち家ストックの形成、若者、子育て世 帯、高齢者、障がい者など多様な世帯のニーズに対応した良質な民間賃貸住宅ストックの 形成、市街地、集落の居住環境の整備、防災性や防犯性の向上、まちのバリアフリー化な どを進め、安全・安心で快適な住まいづくりを目指します。

② 高齢者、障がい者が安心して暮らせる住まいづくり

高齢者、障がい者が安全かつ安心して暮らせるよう、住宅のバリアフリー化、高齢者向 け民間賃貸住宅の供給と円滑な入居などを促進します。

また、福祉施策、まちづくり施策などと連携して、共同居住施設の確保、高齢者、障が い者の在宅生活の支援、福祉のまちづくりなどを進めるなど、高齢者、障がい者が安心し て暮らせる住まいづくりを目指します。

③ 子育てしやすい住まいづくり

子育て世帯が本市に定住し、安心して子どもを生み、育てられるよう、子育て世帯のニ ーズに対応した良質な持ち家の供給、民間賃貸住宅の供給と円滑な入居などを促進します。

また、子育て支援施策、まちづくり施策などと連携して、子育てしやすい環境づくりを 進めるなど、子育てしやすい住まいづくりを目指します。

④ 定住に資する住まいづくり

市内に居住する若者、子育て世帯の居住ニーズに対応した良質な持ち家、賃貸住宅の供 給の促進、出身者や田舎暮らし志向の団塊世代などのUJIターン世帯の居住ニーズに対 応した住宅の供給、空き家や土地資源の活用、定住の支援など、定住に資する住まいづく りを目指します。

⑤ 地域特性を生かした住まいづくり

市街地における歴史的まち並みの継承、山間地における田園環境、里山景観と調和した 景観の形成、地域産材を活用した住宅の普及など、地域特性を生かした住まいづくりを目 指します。

⑥ 誰もが安心して暮らせる住宅セーフティネットの構築

住宅に困窮する低額所得者、被災者、高齢者、障がい者、子育て世帯など住宅の確保に 特に配慮を要する世帯が安全にかつ安心して暮らせるよう、公的賃貸住宅の供給、民間賃 貸住宅の供給と円滑な入居の促進を図るなど、住宅セーフティネットの構築を目指します。

この結果、これらの世帯を含む全ての世帯が、世帯人数及びその特性に応じて、健康で 文化的な住生活を営む基礎として必要不可欠な住戸規模(別紙4最低居住面積水準)等を 備えた住宅を確保できることを目指します。

⑦ 市民、事業者等と行政との協働による住まいづくり

市民や住民団体等による主体的な住まいづくり、住宅関連事業者による良質な住宅の生 産・流通体制づくりの促進、行政によるこれらの取り組みの積極的な支援など、市民、住 宅関連事業者、行政がそれぞれの役割を担いながら、密接かつ効果的に連携する協働の住 まいづくりを目指します。

図 住宅施策の目標の設定に係る考え方(参考)

住宅施策の視点 住まいづくりの理念・テーマ

①住宅施策の量から質重視への転換(質の 向上、適切な維持管理、循環利用)

②地域課題・特性に対応した住宅市場の形 成と住宅セーフティネットの構築を重視

③居住ニーズに対応するための市場機能が 適切に発揮される環境の整備

④市民生活に深く関わる施策分野との密接 な連携による総合的な施策の展開

⑤まちづくり等に主体的に取り組む地域住 民団体等との連携の強化

【住まいづくりの理念】

○安全・安心で快適に暮らせる『豊かな住 生活』の実現

○市民と行政との協働による『住み良さを 実感できる住生活』の実現

【住まいづくりのテーマ】

安心・快適・豊かな住生活の実現

住宅施策の課題 住宅施策の目標

【基本的な課題】

①定住の促進に資する住宅の供給

②高齢化に対応した住宅ストックの形成

③子育て世帯の居住の支援

④地域特性と課題への対応(自然環境との 融合、冬場の安全・安心な居住の確保等)

【個別的課題】

①良質な持ち家ストックの維持、形成

②リフォームの促進

・耐震改修の促進、バリアフリー化等

③良質な民間賃貸住宅ストックの形成

・高齢者、子育て世帯の居住の支援

④良質な公的賃貸住宅ストックの形成

・質の向上、高齢者等の居住の支援

⑤住宅の設備の向上

・省エネルギー対策、トイレ水洗化 等

⑥良質な住宅・宅地の供給

・世帯分離、UJIターン者等への対応

⑦空き家の活用

・UJIターン者向け住宅への活用等

⑧住環境の向上

⑨良好なまち並み、景観の継承

①安全・安心で快適な住まいづくり

②高齢者、障がい者が安心して暮らせる 住まいづくり

③子育てしやすい住まいづくり

④定住に資する住まいづくり

⑤地域特性を生かした住まいづくり

⑥誰もが安心して暮らせる住宅セーフテ ィネットの構築

⑦市民、事業者等と行政との協働による

住まいづくり

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