新たな階を作成するには、
伏図ビュー「1/2」を作成したように、部材配置から始めても問題ありませんが、
作成した伏図ビュー「1/2」の部材等をコピーして作成する⽅が効率的です。
作業の流れは、
① 伏図ビュー「1/2」を使って、1階の柱、2階の梁、詳細コンポーネントを上階にコピー
② コピーしたオブジェクトのタイプを、該当階の部材に変更(例 タイプ名:1G1→2G1)
③ 新たな部材の配置、不必要な部材の削除、詳細線分、⽂字などの⼊⼒
基本的には伏図ビュー「1/2」で⾏ったことの応⽤です。
別レベルからオブジェクトをコピー
「S12_伏図ビュー2階柱壁3階床梁伏図の作成.rvt」を開きます。
1. 伏図ビュー「1/2」を開く
2. 右下から左上にすべて選択
2-7 伏図ビュー「2/3」の作成 31 3. フィルタを使い、通芯や⼨法以外を選択
4. ツール「クリップボードにコピー」を選択
タブ「修正|複数選択」→パ ネル「クリップボード」→ツール
「クリップボードにコピー」
タブ「修正|複数選択」→パ ネル「クリップボード」→ツール
「選択したビューに位置合わ せ」
5. ツール「選択したビューに位置合わせ」を選択
6. 伏図ビュー「2/3」を選択
32 2-7 伏図ビュー「2/3」の作成
7. 伏図ビュー「2/3」を開き、部材等がコピーされていることを確認
※コピーされていない部材があるように⾒えるが、3Dビューで確認するとコピーされていることがわかる
部材が⾒えない理由は、軸組図ビュー(断⾯図ビュー)を⾒るとわかる
1階の階⾼は「4500」、2階の階⾼は「3500」。2階のオブジェクトをコピーしたので「2FL±0」だった梁は「3FL+350」にな っています
伏図ビューのビュー範囲は「FL+1000〜上階FL±0」です 次のステップで調整して作業を⾏います
2-7 伏図ビュー「2/3」の作成 33 ビュー範囲の調整
1. 伏図ビュー「2/3」を開き、プロパティのパラメータ「ビュー範囲」の編集を選択
※ビューテンプレートで設定されている場合はビューテンプレートを変更するか、「なし」にしてプロパティのビュー範囲で 変更します
伏図ビュー「2/3」を開く→プロ パティのパラメータ「ビュー範 囲」→「編集」
フィルタを使いすべての柱を選択 → プロパティのパラメータ「上部レベルの オフセット」の値を「0」に変更する
メイン範囲の「上」のオフセット 値とビューの奥⾏きの「レベ ル」のオフセット値」を「800」に 変更する
メイン範囲の「上」のレベル、
ビューの奥⾏きの「レベル」を
〔上のレベル(3F)〕にする 2. ビュー範囲(メイン範囲「上」:上のレベル(3FL)、オフセット値800、ビューの奥⾏「レベル」:上のレベル(3FL)、オ
フセット値800)を設定し、伏図ビューに各部材が表⽰されたことを確認
3. 2階柱すべての上端のレベルを3FL±0に変更
4. 同様の⽅法で、梁と床スラブのレベルも調整し、調整後はビュー範囲を元の値(オフセット値:0)に戻す
34 2-7 伏図ビュー「2/3」の作成
タイプを変更する 1. 柱符号「C1」の柱を選択
2. タイプセレクタを使い、タイプ「1C1」を「2C1」に変更
3. 同じように、柱符号「1C2」の柱のタイプを「2C2」に変更 4. 柱同様、⼤梁のタイプも2階から3階に変更