試験研究機関名
備品総数
(平成25年度末現在高)
①
外部供用・貸出しの 実績
(平成25年度)
外部 供用 や貸 出し を行 って いな い主 な理 由と して は以 下の とお りで ある 。
〔外 部供 用や 貸出 しを 行っ てい ない 主な 理由 〕
・ 試 験研 究に 支障 が生 じる ため
・ 研 究内 容の 機密 保持 を図 るた め
・ 要 望・ 申出 がな い( 需要 がな い) ため
・ 外 部の 者が 故障 を生 じさ せた 場合 に多 大な 経費 を要 する ため
・ 防 疫上 の観 点か ら困 難で ある ため
・ 当 機関 ( 施 設) は試 験研 究を 目的 とし てお り、 外部 供用 や貸出 しで の使 用は 想定 して いな いた め
上 記 理由 に も ある とお り、 機関 によ って 、あ くま でも 試験 研究専 門の 機関 とし て の み 位置 付 け てい ると ころ と外 部へ の技 術指 導及 び情 報提 供や普 及の ため の機 関とし ても 位置 付け てい ると ころ とが あり 、そ れぞ れの 違い が見 られ た。
ま た 、外 部 供 用や 貸出 しを 実施 して いる 9機 関に おい ても 、下記 のと おり その 内容に は違 いが あっ た。
① 外 部供 用・ 貸出 しに 係る 要綱 ・要 領の 制定
す べて の対 象備 品に つい ての 外部 供用 ・貸 出し に係 る要 綱等を 整備 して いる の は 5機 関 で あり 、4 機関 は未 整備 又は 一部 の備 品に つい てのみ の制 定と なっ てい た。
要 綱未 制定 の場 合は 、個 々の 申請 ごと に所 属長 の決 裁を 受け てい た。
② 使 用料 の徴 収
す べて の使 用に つい て使 用料 を設 定し 徴収 して いる のは 3機関 であ り、 一部 徴収 又は すべ て未 徴収 とし てい る機 関は 6機 関で あっ た。
未 徴 収 と し て い る 理 由 は、「 対 外 的 な 普 及 や 支 援 を 図 る た め」、「 大 学 等 の 公 的機 関に よる 公共 目的 に係 る使 用で ある ため 」な どで あっ た。
③ 供 用時 の管 理・ 監督
使 用者 に 対 する 説明 書・ マニ ュア ルを 整備 して いる 機関 もある が、 多く は研 究 職 員が 直 接 説明 を行 った り、 使用 時に 立会 いを 行う こと で対応 して いた 。
④ 周 知・ 広報
利 用希 望者 に対 する 周知 ・広 報に つい ては 、ホ ーム ペー ジ(ウ ェブ サイ ト)
や 情 報誌 へ の 掲載 のほ か、 関係 者が 集ま る会 合等 にお いて 周知を 図っ てい る機 関も あっ た。
低 稼 働と な っ てい る重 要備 品の 活用 状況 を見 ると 、内 部で の利用 以外 で活 用を
、 。
図って いる もの は 一 部の 機関 や一部 の備 品に 止ま って いる よう に見 受け られ た 試 験 研究 機 関 の第 一の 目的 は、 それ ぞれ の目 的に 応じ て自 らの試 験研 究を 実施 するこ とで あり 、保 有す る重 要備 品も その 目的 に供 する ため のも ので はあ る。
し か しな が ら 、一 方で 、重 要備 品は 公費 で取 得し た県 民の 財産で もあ るの で、
特 に 当 面の 使 用 がな いも のや 時期 的な 使用 等で 低稼 働と なっ ている もの につ いて は、そ の有 効活 用と 県民 への 利益 還元 を図 るこ とが 重要 であ る。
こ の こと か ら 、積 極的 な情 報の 公開 や、 機関 の試 験研 究に 支障の ない 範囲 での 外部供 用や 貸出 しの 実施 につ いて 検討 して いく べき であ る。
⑻ 重要備 品の 活用 方針 ・計 画
現 状 に おい て 、 個々 の備 品に つい ての 活用 計画 (期 間、 内容 、終期 設定 、処 分時 期 等 を 体 系 的 に 書 面 で 明 確 に し た も の ) を 策 定 し て い る 機 関 は な く、「 恒 久 使 用 」 と いうよ うな 漠然 とし た方 針的 なも のが ある に止 まっ てい る。
ただし 、中 には 、下 記の よう な取 組み も見 られ 始め てい る。
・ 「 平成 2 6 年度 から 本場 及び 各支 場を 含め た『 研究 機器 等備品 検討 会』 を立 ち上 げて おり 、低 利用 備品 の集 約及 び活 用の 検討 を開 始し てい る」
( 総合 農業 試験 場( 本場) 及び 各支 場)
⑹ の ウ に記 載 し たと おり 、現 況の 備品 の状 況把 握を 図る とと もに、 今後 の使 用の
、 、
可 能性や 修繕 費用 等の コス ト メ ーカー の修 繕対 応や 部品 保証 等の 使用 環境 の変 化 更新 の 予 定等 を 勘 案し た上 で、 当該 備品 の今 後の 活用 方針 を組 織とし て明 確に して お くこと が必 要で ある 。
な お 、 当該 方 針 は組 織内 で共 有を 図る とと もに 、定 期的 に見 直しを 図る こと が望 ま しい。
⑼ 処分
ア 売却 ・廃 棄
平 成 2 3 年 度 か ら 平 成 2 5 年 度 に お け る 重 要 備 品 の 処 分 は 7 機 関 、 8 2 件 、 備品台 帳の 取得 価格 での 合計 は676,249,435円 であ る。
【 表21】 処分 実施 の状 況
処 分 方 法 別 に 見 る と 、 売 却 に よ る も の が 57件 、 売 却 価 格 に し て 804,192円 である 。
一 方 、 廃 棄 に よ る も の は 25件 と な っ て お り 、 廃 棄 に 要 し た 費 用 は 他 の 重 要 備 品以外 の処 分と 合わ せた もの を含 めて 208,796円で ある 。
【 表22】 売却 ・廃 棄別 の状 況
(件、円)
件数 金 額 件数 金 額 件数 金 額 件数 金 額
衛生環境研究所 8 35,587,630 1 1,092,000 2 6,987,750 11 43,667,380
林業技術センター 0 0 0 0 1 1,351,875 1 1,351,875
木材利用技術センター 10 176,201,700 0 0 7 89,297,250 17 265,498,950 工業技術センター 6 161,959,500 20 102,652,660 0 0 26 264,612,160
食品開発センター 0 0 0 0 0 0 0 0
総合農業試験場(本場) 6 20,460,422 6 19,464,167 4 11,286,740 16 51,211,329
畑作園芸支場 0 0 0 0 0 0 0 0
茶業支場 0 0 0 0 0 0 0 0
亜熱帯作物支場 0 0 0 0 0 0 0 0
薬草・地域作物センター 0 0 0 0 0 0 0 0
病害虫防除・肥料検査センター 0 0 0 0 0 0 0 0
水産試験場(本場) 2 3,175,000 0 0 1 1,420,000 3 4,595,000
内水面支場 0 0 0 0 0 0 0 0
畜産試験場(本場) 0 0 8 45,312,741 0 0 8 45,312,741
川南支場 0 0 0 0 0 0 0 0
合 計 32 397,384,252 35 168,521,568 15 110,343,615 82 676,249,435 試験研究機関名
平成23年度 平成24年度 平成25年度 合 計
件数 金額 件数 金額 件数 金額 件数 金額 件数 金額 件数 金額
衛生環境研究所 8 10,000 0 0 0 0 0 0 1 0 2 9,975
(※)
林業技術センター 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
木材利用技術センター 1 63,000 0 0 0 0 9 93,821
(※)
0 0 7
105,000
(※)
工業技術センター 6 416,000 20 94,600 0 0 0 0 0 0 0 0
食品開発センター 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
総合農業試験場(本場) 4 135,765 6 8,100 4 64,600 2 0 0 0 0 0
畑作園芸支場 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
茶業支場 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
亜熱帯作物支場 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
薬草・地域作物センター 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 病害虫防除・肥料検査センター 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
水産試験場(本場) 0 0 0 0 0 2 0 0 0 1 0
内水面支場 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
畜産試験場(本場) 0 0 8 12,127 0 0 0 0 0 0 0 0
川南支場 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合 計 19 624,765 34 114,827 4 64,600 13
93,821
(※)
1 0 11
114,975
(※)
(件、円)
試験研究機関名
廃棄処分件数及び処分費用
平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度
売却処分件数及び売却価格
処 分 に当 た っ ては 、各 機関 とも に売 却の 可否 を確 認し た後 に、買 取業 者又 は処
、 。
分業者 から 見積 りを 徴し た上 で処 分を 行っ てお り 特に 問題 とな る点 はな かっ た た だ し、 一 部 の備 品に おい て、 廃棄 処分 の費 用が 確保 でき ないと して 処分 され ていな いも のが 見受 けら れた 。
イ 内部 利用 (部 品取 り)
故 障 等に よ り 使用 でき なく なっ た機 械機 器の 活用 方法 の一 つに、 同型 又は 類似 の 機 器 がほ か に ある 場合 に、 当該 機器 の部 品を 将来 的な 交換 部品と して 使用 する た め 、 修繕 等 を 行わ ない 状態 で保 管す る、 いわ ゆる 「部 品取 り」と いう 方法 があ る。
調 査 した とこ ろ、 一部 の機 関に おい て、 部品 取り のた め機 器を保 管し てい るケ ースが あっ たが 、当 該機 器は 備品 台帳 に計 上さ れた まま であ った 。
部 品 取り は 、 備品 の更 新や 修繕 の予 算確 保が 難し い中 、現 有備品 の活 用を 図る 方法と して は有 効で ある 。
た だ し、 こ の 場合 、部 品取 りを 行う 機器 につ いて は、 今後 本来の 機器 とし ての 使 用 は 行 わ ず 、 あ く ま で 「 部 品」( 消 耗 品 ) と し て 使 用 す る こ と を 決 定 し て い る こ と に なる た め 、あ らか じめ 「分 類換 」の 手続 を行 い、 備品 から消 耗品 に変 更し た上で 部品 とし て管 理を 行う 必要 があ る。
5 意 見
「4 監査 の結 果」に詳 述し たと おり、試 験研 究機 関にお ける 重要 備品 につ いて は、 そ の取 得 、 管理 、 利 活用 及び 処分 のそ れぞ れの 段階 にお いて 、各 機関ご とに 特有 の課 題 を有 し て いる こ と が確 認さ れ、 また 一方 で、 各機 関共 通の 課題 も明ら かに なっ たと ころ である 。
この た め 、各 機 関 ごと に異 なる 課題 等に 対し ては 、一 律に 言及 するこ とは 必ず しも 当 を得 な い 面も あ る が、 今回 の監 査結 果を 踏ま え、 可能 な限 り普 遍的な 観点 から 意見 を述 べると 、下 記の とお りで ある 。
⑴ 重要備 品の 戦略 的な 選択 と更 新
各 試 験研 究 機関 では 、時 代の ニー ズや 地域 性を 考慮 し、 独自 の創意 に満 ちた 試験 研究 を 行 って お り 、個 々の 研究 にお ける 必要 性等 を踏 まえ 、年 間ある いは 複数 年に 渡る 研 究 実施 計 画 を策 定し 、新 たな 研究 に必 要と なる 試験 研究 機器等 の重 要備 品に つ いても 計画 的な 導入 を図 って いる とこ ろで ある 。
し か し なが ら 、 既存 備品 の更 新に 関し ては 必ず しも 長期 的な 視点で の計 画や 方針 が明 確 に され て い る状 況と は言 えず 、各 機関 の保 有す る重 要備 品の多 くが 耐用 年数
、 、 、
を 超過し 更新 時期 が到 来し てい る状 況に あり 現在 のま ま更 新が進 まな いな らば 老朽 化 や 陳腐 化 に より 今後 の試 験研 究の 実施 に遅 滞を 生じ たり 、重大 な支 障や 長期 的 な影響 が生 じる こと が懸 念さ れる 。
一 方 、 厳し い県 財政 の現 状で は、 すべ ての 重要 備品 を更 新し ていく こと は非 常に 困 難な状 況に ある 。
、 、
このよ うな 状況 にあ って は 長 期的な 視点 に立 った 重要 備品 の選 択と 集中 を行 い 戦 略的に 更新 に取 り組 むべ きで ある 。
⑵ 機種選 定委 員会 の設 置・ 運営
「 物 品 管理 事 務 の手 引」 に示 され てい ると おり 、重 要備 品の 機種選 定に おい ては 仕 様の決 定を 適正 に行 うた め、 機種 選定 委員 会の 設置 が必 要と され てい る。
一 部 の 機関 に お いて 、機 種選 定委 員会 の設 置が なさ れず に機 関内の 内部 検討 によ り代 え て いる と こ ろが あっ たが 、組 織と して 明確 に規 定さ れて いない 内部 での 検討 では 、 手 続の 透 明 性・ 公平 性を 確保 する 点で 問題 があ るこ とか ら、機 種選 定委 員会 を 設置す るこ とが 必要 であ る。
ま た 、 同様 の 理 由か ら、 機種 選定 委員 会を 設置 して いる 機関 におい ても 、設 置要
、 、
綱 や運営 要領 に基 づい た運 営を 行う とと もに 少 なく とも 主な 審議 経過 が記 載さ れ 第 三者に も理 解で きる 形の 議事 録を 作成 して おく 必要 があ る。
特 に 、 やむ を 得 ず特 定の 銘柄 、機 種を 選定 せざ るを 得な い場 合にあ って は、 その 理 由も含 め検 討の 過程 を記 録し てお くこ とが 重要 であ る。