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仮想化環境でのフェイルオーバークラスタリングの使用

HP 3PAR StoreServ Storage では、一部の VMware ESX/ESXi 仮想化環境で、ゲスト OS のクラ スタリングとして、フェイルオーバークラスタリングがサポートされています。セットアップ および構成上の目的においては、そのような環境は VMware ESX 構成とみなされます。

ホスト ESX/ESXi サーバーのセットアップは、『HP 3PAR VMware ESX/ESXi 実装ガイド』に 従って行う必要があります。

VMware ESX 上の 1 組の仮想マシン内での Windows Server 2012/2008 のフェイルオーバー クラスターの設定に関するその他の情報については、『VMware KB-000269-02』 (ESX/ESXi 4.0 用) または『VMware KB-000271-00』 (ESX/ESXi 4.1 用) を参照してください。

72 仮想化環境でのフェイルオーバークラスタリングの使用

12 HP 3PAR File Persona ソフトウェアの設定

HP 3PAR File Persona

HP 3PAR File Persona ソフトウェアは、HP 3PAR OS 3.2.1 MU2 から使用できます。 HP 3PAR

File Persona ソフトウェアは、ファイルサービスおよび、以下のようなネットワークプロトコ

ルによるファイルストレージへのアクセスを提供します。

• サーバーメッセージブロック (SMB)

• ネットワークファイルシステム (NFS)

• Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV)

サポートされている HP 3PAR StoreServ Storage モデルとクライアントの構成に関する情報は、

HP SPOCK を参照してください。

http://www.hp.com/storage/spock

([SPOCK Home] の [Explore Storage Interoperability With SPOCK] の下から[Explore HP 3PAR StoreServ Storage interoperability]→[Explore HP 3PAR File Persona interoperability]の順に選択し ます。)

必要なセットアップおよびガイドラインを含む、HP 3PAR File Persona ソフトウェアのすべて の情報は、HP Storage Information Library にある『HP 3PAR コマンドラインインターフェイス 管理者ガイド』の「HP 3PAR File Persona ソフトウェアの使用」の章を参照してください。

http://www.hp.com/go/storage/docs

HP 3PAR File Persona 73

13 Veritas Cluster Server の使用

Symantec Storage Foundation

Symantec Storage Foundation (SF) 5.1 SP1、SP2、および SF 6.0.x には、シンプロビジョニン グされた仮想ボリューム (TPVV) から領域を再使用する、領域再使用機能があります。フェイ ルオーバークラスターではベーシックディスクが必須であり、領域再使用機能はダイナミック ディスクでのみ使用可能 (Veritas DMP I/O ポリシー設定は「Round Robin」) であるため、フェ イルオーバークラスターと VxDMP で作業している場合には、この機能はサポートされません。

Veritas Cluster Server のインストール

HP 3PAR StoreServ Storage では、Veritas Cluster Server での使用がサポートされており、HP

3PAR StoreServ Storage に対してセットアップ時の特別な留意事項はありません。インストー

ルおよびセットアップの手順については、『Veritas Cluster Server インストールガイド』およ び『Veritas Cluster Server ユーザーズガイド』を参照してください。

HP 3PAR StoreServ Storage に対して SCSI-3 永続予約 (PR) のサポートを 設定

注記: この項は、Veritas 5.1 GA を使用する、Windows Server 2008 の R2 以外のオペレー ティングシステムにのみ適用されます。

Veritas Cluster Server (VCS) V5.1 以降では、SCSI 3 のサポートを有効または無効にできます。

以下の手順に従います。

1. 最新のデバイスドライバーインストール (DDI) パッケージ (DDI 2.1) をダウンロードしま す。 Symantec の Website を参照してください。

http://www.symantec.com/business/support/index?page=content&id=TECH71253

2. DDI を任意のフォルダーに保存します (図 31 「DDI を任意のフォルダーに保存」 (74 ペー ジ) を参照)。

図 31 DDI を任意のフォルダーに保存

3. DDI ファイルを展開します。

74 Veritas Cluster Server の使用

4. 次の HP 3PAR の 有効化/無効化スクリプトが含まれていることを確認します。

DisableSupportSCSI3V3paraa & EnableSupportSCSI3V3paraa

5. 3PAR Support for SCSI 3 は、デフォルトでは、[データ]列に0x00000000 (0)と表示さ れます。確認するには、[スタート]をクリックし、[ファイル名を指定して実行]をクリッ クしてから、以下の順にクリックします。

[regedit]→[Computer]→[HKEY_LOCAL_MACHINE]→[SYSTEM]→[CurrentControlSet]→[Services]→[v3paraa]→[Parameters]

図 32 「V3PARAA パラメーター」 (75 ページ) を参照してください。

図 32 V3PARAA パラメーター

6. HP 3PAR での SCSI-3 サポートを有効にするために、[EnableSupportSCSI3V3paraa] スクリ プトをクリックして実行した後 (図 33 「スクリプトのサポートの有効化」 (75 ページ) を 参照)、サーバーを再起動します。

図 33 スクリプトのサポートの有効化

HP 3PAR StoreServ Storage に対して SCSI-3 永続予約 (PR) のサポートを設定 75

7. スクリプトを実行した後、HP 3PAR での SCSI-3 サポートは、[データ]列に 0x00000000 (1) と表示されます。

8. [Veritas Enterprise Administrator] (VEA) を開いて、新しい設定を確認します (図 34 「[Veritas Enterprise Administrator]」 (76 ページ) )。

図 34 [Veritas Enterprise Administrator]

76 Veritas Cluster Server の使用

14 Veritas DMP のインストール

Veritas DMP のインストール

注意: Veritas Storage Foundation 5.1 および Veritas Storage Foundation HA 5.1 では、HP 3PAR StoreServ Storage アレイから Windows Server ホストにエクスポートされたすべての仮 想ボリュームで 8 バイト長の WWN を使用する必要があります。 16 バイト長の WWN を上 記の Veritas Storage Foundation のバージョンで代わりに使用すると、Veritas Storage Foundation ソフトウェアが 3PAR ディスクを適切に認識できない場合があります。

仮想ボリュームに現在割り当てられている WWN の長さを確認するには、次のコマンドを実 行します。

# showvv -d

次の例は、コマンドの出力で両方のタイプの WWN がどのように表示されるかを示していま す。testvv1には、16 バイトの WWN が割り当てられており、testvv2 には、8 バイト

長の WWN が割り当てられています。

# showvv -d

Id Name Rd Mstr Prnt Roch Rwch PPrnt PBlkRemain --- VV_WWN--- ---CreationTime---1 .srdata RW 1/0/- --- --- --- --- -- 60002AC00000000000000001000185E4 2012-08-17 09:44:48 PDT 0 admin RW 1/0/- --- --- --- --- -- 60002AC00000000000000000000185E4 2012-08-17 09:41:04 PDT 998 testvv1 RW 1/0/- --- --- --- --- -- 60002AC00000000000000382000185E4 2013-06-03 01:23:13 PDT 999 testvv2 RW 1/0/- --- --- --- --- -- 50002AC003E885E4 2013-06-03 01:22:20 PDT

仮想ボリュームの WWN は、エクスポート中には変更できません。変更は、仮想ボリューム をエクスポートする前、またはすべての関連する VLUN の削除後に行う必要があります。仮 想ボリュームの WWN を変更するには、次のコマンドを実行します。

# setvv -wwn <new wwn> <vv name>

例:

# setvv -wwn 50002AC003D885E4 testvv1

このコマンドでは、50002AC003D885E4 が新たに割り当てられた WWN であり、testvv が、WWN が変更されている仮想ボリュームの名前となっています。

WWN が変更されていることを確認するには、showvv -dを使用して、その出力を慎重に確 認します。

Veritas DMP のインストール 77

Veritas DMP のインストール時には、[3PARDATA (VA3PARAA)] のチェックボックスにチェック が入っていることを確認してください。 図 35 「HP 3PAR StoreServ Storage System 用の Veritas Storage のセットアップ」 (78 ページ) を参照してください。

図 35 HP 3PAR StoreServ Storage System 用の Veritas Storage のセットアップ

78 Veritas DMP のインストール

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