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令和2年度環境トピックス

ドキュメント内 第 3 章 環境基本計画の進捗状況 (ページ 67-70)

第4章 令和2年度環境トピックス

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1.令和2年度の主な施策

○第3次石狩市環境基本計画の策定

令和元年度に引き続き、2021(令和3)年 から20年間を対象期間とした、第3次環境基 本計画の策定を行っています。

2020(令和2)年度は、前年度に引き続き いしかりeco未来会議(第3次石狩市環境基 本計画策定市民会議)を開催し、その中で出 た意見を基に、計画で目指す20年後の本市の 環境像を定めました。

この環境像の実現を目指すと同時に、持続 可能な開発目標(SDGs)や国の第五次環境基 本計画等の方針及び社会情勢の変化等を踏ま え、施策の検討を行い、年度末までの計画策 定に向けて取り組んでいます。

○保護センター20 周年記念事業

石狩浜海浜植物保護センターは、平成12(2000)年にオープンし、今年で20年を迎えました。

20周年の記念事業として、たくさんのイベントや取組を準備していましたが、新型コロナウイル ス感染症拡大防止のため、多くのイベントが縮小・中止を余儀なくされましたが、10月8日に野 外活動として「ハマナス移植」を実施しました。

このイベントでは、保護センターの隣接地「ハマナス再生園」に、発芽から2年目の苗を移植 し、今年発芽した苗を成長にあわせて大きなポットに移し替えました。あいにく作業日当日は雨 が降ったりやんだりの落ち着かない天気でしたが、総勢13名の市民ボランティアの皆さんが参加 してくださいました。

この他、本町地区の地元住民の方の石狩浜での思い出をまとめた「思い出マッププロジェクト」

や、石狩浜の自然保護の歴史や保護センターについて紹介したブックレットも作成しました。

写真:ハマナス移植時の様子

写真:いしかりeco未来会議における意見交換

第4章 令和2年度環境トピックス

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〇2020 年アズマヒキガエル防除作戦 in 名無沼

外来種のアズマヒキガエルの防除手法を検討するため、親船町の名無沼を調査地区として、過 去数年にわたり調査を行ってきました。令和2年度は魚カゴを設置することにより捕獲できるか どうかを検証しました。

アズマヒキガエルの繁殖時期にあわせ、4月22 日から6月1日までの期間で27 個の魚カゴを 仕掛けた結果、延べ1,940匹のアズマヒキガエルの生体を捕獲することができたほか、2018年に 生息が確認されている外来種のトノサマガエルも捕獲することができました。

一方、在来種のニホンアマガエル、ヤゴ、希少種とされているゲンゴロウ、オオコオイムシなど の生息も確認できました。

今回は試験的な検証でしたが、次年度以降は名無沼の生き物を観察しながら、アズマヒキガエ ルの防除体験が出来る場を作るなど、新しい取り組みを検討しています。

写真:魚カゴ設置の様子 写真:捕獲したアズマヒキガエル

写真:捕獲したトノサマガエル

ドキュメント内 第 3 章 環境基本計画の進捗状況 (ページ 67-70)

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