1.代位弁済の準備
債権書類については、誤記や記入漏れが無いか、保証書の内容と不一致が無いか等を再度 確認してください。
代位弁済に係る事務処理の円滑な進行のため、金融機関は以下の必要事項について保証協 会と事前協議を行ってください。
期限の利益喪失の時期・方法
・当然喪失〈喪失日…手続開始申立受理日〉
破産、民事再生、会社更生、会社整理、特別精算手続きの申立、取引停止 ・請求喪失〈喪失日…協会協議の翌月10日(休日の場合は前営業日)〉
上記以外のものは請求喪失となり、全件事前協議が必要です。
・期限の利益喪失は、債務者及び連帯保証人全員に、配達証明付内容証明郵便で通知書を 送付してください。(相続人、代理人、管財人)
根保証の場合は、当初金額に極度額を付記し変更契約がある場合は、変更内容も記入 してください。記載ミスは再送付となりますので充分に注意してください。
(文例:信用保証業務取扱要領 平成21年11月 P98~)
なお、期限経過の場合も、内容証明による催告書発送をお願いします。
破産等の債権届出
・破産・民事再生等で債権届出が必要な場合は、債権届出期日まで届けてください。記入 漏れ、誤謬ある場合は、変更届出が必要となりますのでご確認ください。
預金相殺の有無・相殺時期
・保証条件となっていない預金については、プロパー債権に優先充当することを原則とします。
・プロパー債権及び協会保証付債権ともに相殺適状にあることが前提です。
・条件保証人の預金についても債務者預金と同様に取り扱うこととします。
・民事再生で預金相殺となる場合は、債権の届出終了期日までに相殺してください。
金融機関設定担保の確定と移転
・保証条件としての担保はもちろん保証条件外担保についても、代位弁済時に空枠がある 場合は、原則として移転が条件となります。
・協会で銀行設定根抵当権の移転を受ける場合は、根抵当権の確定登記が必要となります ので、代位弁済請求書提出前に早めに確定登記を行ってください。確定ができず担保の 移転が受けられない場合は、代位弁済を確定登記まで保留させていただきます。
なお、合併を行っている金融機関の場合(消滅金融機関)は、「合併による移転の登 記」「被担保債権の範囲の変更」を経る必要があります。
31
Ⅶ
2.代位弁済の手続き
⑴ 代位弁済請求の範囲
※期限の利益喪失をした場合、利益喪失日が最終履行期限となります。延滞利息について は、最終履行期限時の貸付利率と同率となります。
※なお、「約定書」第11条に抵触する場合は、全額または一部の支払いができないことがあ りますので注意してください。
⑵ 代位弁済請求の手続き
代位弁済予定日の前月10日(休業日の場合は翌営業日)までに「代位弁済請求書(500101)
を提出してください。代位弁済予定日は、金融機関あて送付する「期限の利益喪失の事前協 議書に関する回答書」「喪失承認及び代位弁済予定日に関する回答書」に記載しています。
請求の際は、必要書類を添付し提出してください。
(必要添付書類一覧 -信用保証業務取扱要領 平成21年11月P93~94)
⑶ 代位弁済の実行
代位弁済請求を受けた案件について協会は速やかに審査し適当と認めた時は、金融機関本 部あて「保証債務履行通知書」によりお知らせし、原則毎月20日(休業日の場合は翌営業 日)に代位弁済を実行します。
⑷ 債権書類及び担保物件の移転
債権書類、担保物は代位弁済の支払いと同時に遅滞なく完全移転してください。なお、代 位弁済通知書(配達証明付)は10日以内に提出してください。
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代位弁済請求額 = 主たる債務+最終履行期限内の利息 +最終履行期限後120日以内の延滞利息
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保 証 協 会
代位弁済事務の流れ
金 融 機 関
代位弁済案件の調査及び審査
保証債務履行通知書 発送
代位弁済 実行 債権書類・代位弁済金領収書
の提出
代位弁済時提出書類の準備 代位弁済請求書 提出
(500101)
追加資料の提出 他
代位弁済請求書 受理
疑義がある場合
代位弁済案件の 再調査
(約定書第11条抵触 の場合)
保証免責通知書 発送
疑義がない場合
疑義が解消 しない場合
疑義が解消した場合
代位弁済保留通知書 発送
34
【保証料率早見表】
保証料率区分(貸付金額に対する保証料率%)
責任 保険 共有 保証制度名
区分
⑨
⑧
⑦
⑥
⑤
④
③
②
①
0.45 0.60 0.80 1.00 1.15 1.35 1.55 1.75 1.90 対象 一般 一般保証
協会
0.39 0.51 0.68 0.85 0.98 1.15 1.32 1.49 1.62 対象 事業者カードローン 一般
協会 根保証
0.39 0.51 0.68 0.85 0.98 1.15 1.32 1.49 1.62 対象 一般 当座貸越根保証
協会
0.45 0.60 0.80 1.00 1.15 1.35 1.55 1.75 1.90 対象 別枠 特定社債保証
協会
0.68 対象
流動資産担保融資保証 別枠
(ABL)
協会
1.00(協会割引0.2有り)
対象外 セーフティネット保証 特例
国 1~6号
0.85(協会割引0.17有り)
対象 セーフティネット保証 特例
国 7~8号
0.50 0.50 0.70 0.90 1.10 1.35 1.60 1.80 2.00 対象外 一般 経営力強化保証
国
0.45 0.45 0.60 0.80 1.00 1.15 1.35 1.55 1.75 対象 一般 経営力強化保証
国
0.45 0.60 0.80 1.00 1.15 1.35 1.55 1.75 1.90 対象 一般 県 特
協会
1.00 対象外
一般 特別小口
協会
0.50 0.70 0.90 1.10 1.35 1.60 1.80 2.00 2.20 対象外 一般 小口零細企業保証 協会
0.45 0.60 0.80 1.00 1.15 1.35 1.55 1.75 1.90 対象 一般 商工業振興資金
県
1.00 対象外
一般 創業・創業等関連 協会
0.45 0.60 0.80 1.00 1.15 1.35 1.55 1.75 1.90 対象 一般 季節資金
協会
0.39 0.51 0.68 0.85 0.98 1.15 1.32 1.49 1.62 対象 手形割引・電子記録 一般
債権割引根保証 協会
0.45 0.60 0.80 1.00 1.15 1.35 1.55 1.75 1.90 対象 手形割引・電子記録 一般
協会 債権割引
0.40 0.55 0.75 1.00 1.15 1.35
-
-
- 対象 一般 経営サポート保証 協会
0.45 0.60 0.80 1.00 1.15 1.35 1.55 1.75 1.90 対象 一般 市町村制度
市町村
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【保証制度一覧】
協会の主な保証制度の概要は、下記のとおりです。
詳細は「保証制度のごあんない」をご覧ください。
基準信用保証料 (年率)
(貸付額に対する料率です)
保証限度額 保証期間
(個人・会社)
責任 共有 こんな時に
ご利用ください 保証制度名
弾力化 0.45~1.90%
運転10年 設備20年 2億8,000万円
無担保保険8,000万円
(
普通保険2億円)
通常の運転・設備の ○ 一 般 保 証 借入に
弾力化 0.39~1.62%
1年または 2年 100万円以上
2,000万円
○ 小口資金をカードで 反復的な借入のため の枠設定に 事 業 者 カ ー ド
ロ ー ン 根 保 証
弾力化 0.39~1.62%
1年または 2年 100万円以上
2億8,000万円 大口資金を反復的な借 ○
入のための枠設定に 当座貸越根保証
弾力化 0.45~1.90%
2,400万円以上 7年 4億5,000万円 社債を発行し、資金 ○
調達するときに 特 定 社 債
0.68%
1年 2億円
流動資産を担保として ○ 資金調達するときに 流動資産担保融資
0.56%
1年 2億円
○ 親会社に対する売掛 債権を担保として資 金調達するときに 下 請 振 興 関 連
1号~6号1.00%
7号~8号0.85%
運転10年 設備15年 2億8,000万円
無担保保険8,000万円
(
普通保険2億円)
7・8号
○ 倒産被害、不況業種、
金融機関が取引調整 を行っているなどの 影響を受けたときに セーフティネット
0.80%
10年 2億8,000万円
無担保保険8,000万円
(
普通保険2億円)
東日本大震災により 影響を受けたときに 東 日 本 大 震 災
復 興 緊 急 保 証
責任共有0.45~1.75%
責任共有外 0.50~2.00%
運転5年、設備7年 借換の場合は10年 2億8,000万円
無担保保険8,000万円
(
普通保険2億円)
△ 自ら事業計画を策定 し、経営力強化に取 り組む方に 経営力強化保証
2.20%
10年 法的な債権手続を行 2億円
事 業 再 生 う方に
1.76%
3年 2億8,000万円
無担保保険8,000万円
(
普通保険2億円)
私的整理手続きにお ○ けるつなぎ資金に 事業再生円滑化関連
責任共有0.80%
責任共有外1.00%
一括返済の場合 1年 分割返済の場合
15年 2億8,000万円
無担保保険8,000万円
(
普通保険2億円)
△ 事業再生計画におけ る計画実行における 資金に
事 業 再 生 計 画 実 施 関 連
利用する制度の 料率
利用する 制度の期間 2億8,000万円
無担保保険8,000万円
(
普通保険2億円)
既存の保証付借入の △ 借換、一本化に 借 換 保 証
弾力化 0.45~1.90%
運転7年 2,000万円 設備7年
小規模企業者のため ○ の小口の借入に 県 特
小額融資
1.00%
運転7年 1,250万円 設備7年
小規模企業者のため の無担保・無保証人 での小口の借入に 特別小口
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基準信用保証料 (年率)
(貸付額に対する料率です)
保証限度額 保証期間
(個人・会社)
責任 共有 こんな時に
ご利用ください 保証制度名
弾力化 0.50~2.20%
運転7年 1,250万円 設備7年
小規模企業者のため の小口の借入に 小口零細企業保証
弾力化 0.45~1.90%
制度要綱 による 2億8,000万円
無担保保険8,000万円
(
普通保険2億円)
山形県商工業振興資 ○ 金による貸付に 商工業振興資金
1.00%
運転10年 設備10年 1,000万円
(支援創業関連保証の場合1,500万円)
新規開業するための 事業資金に 創業関連
近代化 運転10年 1.00%
設備10年 1,500万円
新規開業または分社 化により新会社を設 立する方に 創業等関連
利用する制度の 制度要綱による 料率
△ 各種法律による
その他各種 法律に基づ く特別保証
弾力化 0.45~1.90%
運 転 2,000万円 6ヶ月
○ 中元・年末期の季節 的な短期資金が必要 なときに
季 節 資 金
弾力化 0.39~1.62%
0.45~1.90%
運転1年 2億円
○ 反復して行われる手 形貸付、手形割引等 の枠設定に
根 保 証
弾力化 0.45~1.90%
運 転 5ヶ月 2億8,000万円
無担保保険8,000万円
(
普通保険2億円)
○ 手形割引・電子記録 債権割引の必要なと きに
商 業 手 形 割 引 電子記録債権割引
弾力化 0.45~1.90%
運転15年 設備20年 2億円
(2,000万円以上100万単位)
大口資金を長期の借 ○ 長 期 経 営 入で
0.65%、0.75%
運転5年 6億円 設備7年
金融機関の破綻によ る影響を受けた方に 中堅企業特別保証
弾力化 0.45~1.90%
10年 2,000万円
○ 風俗営業飲食業の衛 生水準の維持向上、
経営の近代化に 風俗営業飲食業
各制度要綱によ 各市町村の制度要綱による る
市町村の低利融資制 ○ 度を利用した借入に 各市町村の制度
弾力化 0.45~1.90%
運転7年 設備12年 5,000万円
○ 保証に先立ち簡易、
迅速な貸付を受ける ときに
追 認 保 証
弾力化 0.60~1.90%
5年 2,000万円
一時的かつ緊急的な ○ 資金に備えて 予 約 保 証
弾力化、保証割 合に応じて 1年
10億円 支払い先が多数ある ○
企業の一括支払いに 一括支払契約保証
弾力化 0.45~1.90%
一括返済 1年 運転3年 設備5年 2億8,000万円
無担保保険8,000万円
(
普通保険2億円)
○
「経営者保証に関する ガイドライン」に基づ く、経営者保証に依ら ない事業資金に 経営者保証ガイド
ラ イ ン 対 応 保 証