6. 付録
6.1. 付録 1 「junaio」 共通作業マニュアル
6.1.1. 「 junaio 」準備事項
6.1.1.1. 概要
Location-based AR教材(位置情報に基づくAR教材),GLUE(image-based) AR教材(画像 に基づくAR教材)の作成には共通する作業が多い.AR 教材を作成するまでに必要となる準 備を手順通りに説明する.
6.1.1.2. 共通作業
《共通作業の流れ》
①. 開発者登録を行う
②. Getting Started with PHP Packageをダウンロードする
③. ダウンロードしたディレクトリ・ファイルを任意の場所に移動させる.
④. ファイルの作成・ソースファイルの書き換えを行う
⑤. Channelを作成する.
①開発者登録
「junaio」のHPにいき,開発者登録を行う.はじめの画面の「Develop」をクリックし,次 の画面に移動する.
図 6-1 junaioホームページ画面
次の画面に移動をしたら「Login」をクリックし,次の画面に移動する.
図 6-2「 junaio」ホームページ内 Develop画面
Free Developer Signupをクリックすると,開発登録者の画面に移る.
図 6-3 「junaio」開発者ログイン画面
必要事項を記入し開発者登録を済ませる(図 6-4).すぐに承認のメールが届くので確 認をする.
図 6-4 開発者登録フォーム
開発者登録完了後,後々ソースファイルの書き換えの際に「API22キー」が必要になる ため,予め取得しておく.「Show My API Key」をクリックすると自分のAPIキーを取 得することができる(図 6-5).その後,Getting Started with PHP Packageをダウンロー ドするため「Docs」をクリックし,画面を移動しておく.
図 6-5 ログイン後の自分のプロフィール画像
22 「API」 あるプラットフォーム(OSやミドルウェア)向けのソフトウェアを開発する際 に使用できる命令や関数の集合のこと.また,それらを利用するためのプログラム上の手続 きを定めた規約の集合.
(IT用語辞典BINARY http://e-words.jp/)
②Getting Started with PHP Packageをダウンロード
Getting Started with PHP Packageをダウンロードする.「Docs」の画面に移動後,右辺
リストに「Helper Libraries」があるのでクリックし,次の画面に移動する(図 6-6).
図 6-6 Docs の画面
「Helper Libraries」移動後,ページ中央付近に「Getting Started with PHP Package」
があるのでクリックし,ダウンロードを行う.
ダウンロードした「Getting Started with PHP Package」を展開(図 6-8)し,図のディレ クトリがあることを確認する.
図 6-8 PHP Package の展開時
③ディレクトリとファイルの移動
展 開 し た デ ィ レ ク ト リ を Readme.pdf の 通 り に サ ー バ に 置 い て い く.以 下 の 図 は
Readme.pdfをモデル化した図である(図 6-9).図のようにディレクトリ・ファイルを作成・
移動する.
!"#$!
$%&%#$'(
)))
*(+#''%&&
,-.%/*0(0 123453
6789589:
';-<=
&$'
';-<=*0(0
&%#$'(*0(0
>,?$#$@
A%-.(シンボ リックリンク)
BC-#,;*'>#&&*0(0 '>,%-+*0(0
D#$;-図 6-9 Readme.pdf をモデル化した図
ディレクトリ・ファイルの作成・移動はすべて端末上で行なっていく.以下の端末の図を 順におって説明していく.
まず,スーパーユーザーになる必要があるため「sudo -s」コマンドを実行する.パスワード を入力することでrootになることができる.
次に“www”以下に「maron」ディレクトリを作成する.「cd」コマンドで,/var/www/
に移動する.そこで「mkdir」コマンドを入力し,その後ディレクトリ名を記入する.実行する ことでディレクトリを作成することができる.同様に,「cd」コマンドで/var/に移動する.そ こで「mkdir」を実行し,「Research」ディレクトリを作成する.
作業完了後「exit」コマンドを実行し,作業を終了する(図 6-10).
図 6-10 コマンドを入力している端末の画面
ディレクトリの作成が完了後,「Getting Started with PHP Package」のディレクトリ・
ファイルをモデルのように移動していく.なお,ここでは今後も同様の手順で教材を作成で きるように,直接移動するのではなく,任意の場所にコピーをしている.
まず,先程と同様の手順でスーパーユーザーになる.次に「cd」コマンドで「Getting Started
with PHP Package」を展開した場所に移動する(ここではDownloads内にある).「ls」コマ
ンドで中身を確認し,「cp -r」コマンドを入力し,ディレクトリ名「config/ library/ src/」続 けてコピーを行うディレクトリである「/var/research/」を入力し実行する.これで,「resarch」
ディレクトリ内に「config,library,src」のディレクトリがコピーされた.
同様の手順で「cp」コマンドを入力し,「html/」に移動し,「cp」コマンドで「index.php」
を「/var/www/maron」内にコピーを行う.
ディレクトリ・ファイルのコピーが完了したのだが,ここで確認を行う.まず,「cd」コマン ドで「/var/research/」に移動する.そこで「tree」コマンドを実行する.すると,「resarch」
内のファイル・ディレクトリを階層で確認することができる.同様に.「cd」コマンドで
「/var/www/maron/」に移動し,「tree」コマンドを実行してファイルがコピーされたこと を確認する.
作業完了後,「exit」コマンドを実行し作業を終了する(図 6-11).
以下のモデルにおいて,ディレクトリ・ファイルの移動が完了した(図 6-12).次は,ソースフ ァイルの書き換え及びファイルの作成を行う.
!"#$!
$%&%#$'(
)))
*(+#''%&&
,-.%/*0(0 123453
6789589:
';-<=
&$'
';-<=*0(0
&%#$'(*0(0
>,?$#$@
A%-.(シンボ
リックリンク)
BC-#,;*'>#&&*0(0 '>,%-+*0(0
D#$;-図 6-12 赤枠を作成し,青枠を移動させた
④ファイルの作成・ソースファイルの書き換え
「.htaccess23」の作成
スーパーユーザーになるため「sudo -s」コマンドを実行する.「.htaccess」は「maron」
ディレクトリ内に作成するファイルなので,「cd」コマンドで「/var/www/maron/」に移動 する.次に,「gedit」コマンドを書き,続けて「.htaccess」のファイル名を書いて実行する(図 6-13).
図 6-13 コマンドを入力している端末の画面
「.htaccess」はWebサーバの動作をディレクトリ単位で制御するためのファイルである.
ここでは下図の通りに書き込む(図 6-14).
下図の通りに書き込めたら,保存を押し閉じる.
図 6-14 .htaccess作成時の画面
閉じた後,「.htaccess」ファイルが作成されているかを確認する.「ls -a」コマンドを実行す る.ファイルを確認後,「exit」コマンドを実行し作業を終了する(図 6-15).
図 6-15 コマンドを入力している端末の画面
「index.php」書き換え
はじめにスーパーユーザーになる.その後「/var/www/maron/」ディレクトリに移動する.
「gedit」コマンドを書き,続けて「index.php」ファイル名を書いて実行する(図 6-16).
図 6-16 コマンドを入力している端末の画面
下図のファイルが開かれることを確認する(図 6-17).
図 6-17 変更前のindex.php
は じ め に,8,9 行 目 を 書 き 換 え て い く.下 図 の 「require_once」 に 「config.php」
「junaio.class.php」 の フ ァ イ ル 置 い て い る 場 所 を 記 入 す る(図 6-18).(今 回 は
「/var/research」にファイルを置いている)
図 6-18 書き換える前のコード
下図が書き換えを行ったプログラムである(図 6-19).
次に下図のように「index.php」ファイルの40~45行目途中までを消去する.これは本マ ニュアルでは使用しないファイル情報のためである.また下図 47 行目の「include」を変更 していく.先程と同様に「search.php」が置かれているディレクトリ名を書き加える(図 6-20).
図 6-20 変更前のコード
変更後が下図のようになる(図 6-21).
図 6-21 変更後のコード
最後に 60 行目に「?>」を記入し,保存するを押して,「index.php」を閉じる(図 6-22).端末 に移動後,「exit」コマンドを実行し作業を終了する.
図 6-22 index.php 最終列に記入する
「シンボリックリンク24」の作成
はじめにスーパーユーザーになる.その後,「cd」コマンドで「/var/research/library」に 移動する.そのとき「ls」コマンドを実行し,ディレクトリ内のファイルを確認する.
確認後,「ln -s」コマンドを書き,続けて「ZendFramework」が置いてある場所を書く.最 後に「Zend」を名前の付け,実行する.
最後に,先程と同様に「ls」コマンドを実行する.「Zend」という名前でシンボリックリン クが作成されていることを確認できる.
その後,「exit」コマンドを実行し,作業を終了する(図 6-23).
図 6-23 シンボリックリンク作成時の端末の画面
「config.php」の書き換え
はじめにスーパーユーザーになる.その後「cd」コマンドで「/var/research/config/」に移 動する.「gedit」コマンドを書き,続けて「config.php」と書いて実行する(図 6-24).
図 6-24 コマンドを入力している端末の画面
11行目の「YOUR_API_KEY_HERE」の箇所に“開発者登録”を行ったときに取得した APIキーを書き込む(図 6-25).
図 6-25 APIキーを書き込む
12行目に「?>」を書き加え,保存して閉じる(図 2-30).端末の画面に戻るので「exit」コマ ンドを実行して作業を終了する.
図 6-26 最終列に書き加える
⑤Channel作成
「Channel」の作成を行う.「junaio」のホームページ「My Channels」から「Create a New Channel」をクリックする(図 6-27).
図 6-27 「junaio」ホームページ内 My Channels画面
下図の登録画面になるので必要事項を記入していく.
赤点線枠には「Channel Type」を選択する.選択欄には「Location Based Channel」
(Location-based AR 教材)と「junaio GLUE Channel」(GLUE AR 教材)の二種類がある.
作成するAR教材によって選択をする.
赤枠には「Callback URL」を記入する.これは扱っているサーバのURLを指定する.また, このときURLの最後に「/?=path」を忘れずに記入する.
青点枠線には「Channel Visibility」を選択する.選択欄には「public」と「private」の二 種類がある.外部公開するなら「public」を選択し,それ以外なら「private」を選択する.下部 にある緑色をした「Create」をクリックすると「Channel」が作成される(図 6-28).