第4章 今後の施策
4.1 施策の体系および展開方針
33
-【施策の方針】
生活環境の改善および公共用水域の水質保全の観点から、下水道への未接続世帯(参考:平 成 21 年4月1日現在 1,039 世帯)に対し、汚水管きょへの接続を促し、早期に下水道接続率
(下水道水洗化率)を 100%にすることを目指します。
【主な施策】
①普及活動の実施
【施策の展開】
①普及活動の実施
戸別訪問やリーフレット配布等の普及活動を行い、
下水道への接続促進を図ります。
出典:第9回(平成 20 年度)大好き東村山写真コンクール入賞作品
写真 4-2 河川で遊ぶ子供たち 施策1.下水道への接続促進施策
写真 4-1 職員による戸別訪問
第4章 今後の施策
4.1 施策の体系および展開方針
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-【施策の方針】
一定の基準(時間最大降雨 50mm/hr に対応)における浸水被害の軽減を目指します。また、
近年の集中豪雨等、基準を超える降雨については、市民の協力のもと、ハード対策・ソフト対 策※による総合的な対策を進め、雨に強いまちづくりを進めます。
なお、対策の実施にあたっては、重点化を図るとともに、市民、開発事業者および防災、河 川、都市計画、道路等の関連部局との連携のもと、効果的、効率的な施策の展開を図ります。
【主な施策】
①雨水管きょの整備
②重点地区における緊急対策の実施
③雨水貯留浸透施設の整備
④自助の取り組み支援
※上記について関連部局との連携を図る
【施策の展開】
①雨水管きょの整備
降った雨を速やかに排除するため、時間最 大降雨 50mm/hr の降雨に対応した下水道整備
(雨水管きょの整備)を行います。なお、整 備にあたっては、都市計画道路の整備に併せ た雨水幹線の布設や在来管(既存排水路)を 活用した効率的な整備を推進します。
②重点地区における緊急対策の実施
浸水が頻発する地区の被害軽減のため、対象地区の道路下への雨水貯留浸透施設の設置等、
緊急的な対策を実施します。
※【ソフト対策】 施設整備(ハード対策)によらない、被害想定区域や避難所等を記したハザードマップや雨量、河川水位の情報の提 供を行うこと等、被害の発生を最小限に抑えるための支援策。
写真 4-3 雨水管きょの整備
施策2.浸水対策
第4章 今後の施策
4.1 施策の体系および展開方針
- 35 -③雨水貯留浸透施設の整備
雨水の下水道管きょへの流入量(雨水流出量)を減らすため、各戸浸透※に対する助成や開 発行為※に対する雨水流出抑制の指導を行い、貯留浸透施設の整備を推進します。
注.秋津町5丁目
図 4-2 一般住宅における浸透施設のイメージ 写真 4-4 開発に伴う貯留施設例
○東村山市雨水貯留・浸透施設等設置助成規則
(目的)
第1条 この規則は、雨水貯留・浸透施設等を設置する者に対して助成金を交付することにより、
雨水流出を抑制し、浸水被害の防止を図るとともに雨水の浸透による地下水のかん養その 他自然環境の保全及び回復に資することを目的とする。
(定義)
第2条 この規則において「雨水貯留・浸透施設等」とは、屋根からの雨水を対象として設置する 雨水浸透ます及び雨水浸透トレンチ管(雨樋とこれらを接続する雨水管を含む。)をいう。
(助成対象者)
第3条 この規則による助成の対象者は、市長が定める雨水整備事業計画区域内であって、東村山 市雨水浸透基本計画図に定める浸透適用地域内に存する土地(建築物の敷地面積が 1,000 平方メートル未満の土地とする。)に住宅及び店舗等の建築物を所有する者又は雨水貯 留・浸透施設等の設置について当該建築物及びその土地の所有者の同意を得た借地借家人 とする。ただし、法人等及び東村山市宅地開発及び建築物の建築に関する指導要綱(平成 13 年東村山市訓令第2号)第3条に定める事業に係る建築物の所有者は除く。
2 前項の規定にかかわらず、下水道使用料、下水道受益者負担金及び市税を滞納している者 は、対象としない。
(助成金額)
第4条 助成金の額は、雨水浸透ます及び雨水浸透トレンチ管の設置に要する費用のうち、別表に 定めるそれぞれの標準工事費単価に必要数量を乗じて得た額の4分の3に相当する額とし、
7万円を限度とする。この場合において、1,000 円未満の端数があるときは、その端数を 切り捨てるものとする。
以下、略
※【各戸浸透】 各家屋毎に浸透施設を設け、雨水の流出抑制を図ること。
※【開発行為】 主として建築物の建築又は特定工作物の建設の用に供する目的で行う土地の区画形質の変更をいう(都市計 画法第4条第12項にて規定)。宅地開発等をいう。
第4章 今後の施策
4.1 施策の体系および展開方針
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-別表(第4条)助成金算定表
雨水浸透ます
形状 規格 標準工事費単価
250 直径 250 ミリメートル×深さ 500 ミリメートル 1ます当たり 23,000 円 300 直径 300 ミリメートル×深さ 550 ミリメートル 1ます当たり 29,000 円
雨水浸透トレンチ管
形状 規格 標準工事費単価
100 幅 300 ミリメートル×高さ 300 ミリメートル 1メートル当たり 11,000 円 150 幅 400 ミリメートル×高さ 400 ミリメートル 1メートル当たり 17,000 円
○東村山市宅地開発及び建築物の建築に関する指導要綱(抜粋)
第1章 総則
(目的)
第1条 この要綱は、無秩序な市街化を防止し、良好な街づくりと生活環境を保全するため、宅地 開発を行う者及び建築物を建築する者(以下「事業主」という。)に対して、必要となる 公共施設、公益的施設等の整備及び事務手続の基準について、明らかにすることを目的と する。
(適用事業)
第3条 この要綱は、次の各号に掲げる事業に適用する。
(1)法第 29 条の規定に基づく開発行為の許可を受けようとする事業で、宅地開発区域が 500 平 方メートル以上のもの
(2)建築物の建築事業のうち、次の各号の一に該当する事業
ア 敷地面積が 1,000 平方メートル以上の建築物の建築事業(専用住宅を除く。)
イ 共同住宅で、建築計画戸数が 16 戸以上の建築事業
ウ 建築物の延べ面積(建築基準法施行令第2条第1項第4号に規定する建築物の延べ面積を いう。)が 1,000 平方メートル以上の建築物の建築事業
エ 最高高さが 10 メートル以上の建築事業
オ 土地所有者又は同じ事業主が過去3年以内に建築物の建築事業を行った土地に隣接する土 地で、その事業と新規事業(増築及び改築を含む。)を併せた場合にアからウまでの一に 該当する事業
(下水道)
第 15 条
2 雨水処理施設については、雨水の流出を抑制するため、雨水浸透施設(浸透桝、浸透トレ ンチ等)を設置して、宅地開発区域内及び事業区域内(公道を除く。)の雨水を処理する ものとする。
【指導対策量】
60mm/hr 流量と許容放流量の差分を貯留・浸透 (都開発審査基準準拠)
第4章 今後の施策
4.1 施策の体系および展開方針
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-④自助の取り組み支援
浸水に関する情報提供や土のうの配布等、市民の自助による被害軽減に対する取り組みを支 援します。
出典:東京都建設局HP
図 4-3 浸水予想区域図
出典:東村山市消防署HP
写真 4-5 東村山市総合水防演習
第4章 今後の施策
4.1 施策の体系および展開方針
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-【施策の方針】
合流式下水道は、汚水と雨水を同一管きょで排除するため、雨天時に一定量以上の流量とな ると、水再生センターの能力を超えた未処理汚水の一部が公共用水域へ放流されます。したが って、公共用水域へ放流される汚濁負荷量を、分流式下水道で整備した場合の放流汚濁負荷量 と同等以下に削減する対策を実施する必要があります。
対策については、分流式下水道での再整備(分流化)が理想ですが、新たな管きょの整備等 に多くの費用を要することとなります。そこで、放流される汚濁負荷量を分流式下水道と同等 以下とするための流出抑制施策を実施し、公共用水域の水質保全を図ります。
【主な施策】
①雨水浸透施設の整備
【施策の展開】
①雨水浸透施設の整備
合流式下水道の改善については、平成 25 年度までに実施する必要があります。
「合流式下水道緊急改善計画」に従い、合流式下水道で整備されている萩山地区において、
分流式下水道と同等以下の放流負荷量とする目標達成のための流出抑制施策(雨水浸透施設の 整備)を実施します。
なお、平成 26 年度以降についても、更なる水環境の改善とともに、浸水対策、水循環の観 点からも引き続き雨水浸透施設の整備を推進します。
写真 4-6 萩山地区における浸透施設(浸透井戸)
施策3.合流式下水道改善対策
第4章 今後の施策
4.1 施策の体系および展開方針
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-【施策の方針】
湧水の枯渇や湧水量、河川流量の減少傾向がみられ、水循環の健全性が失われつつあります。
雨水をなるべく地下へ浸透させることにより、湧水や河川流量を確保し、潤いのある水辺空間 の創出に取り組みます。
また、雨水を資源として捉え、水循環の一環としての有効利用を図ります。
【主な施策】
①雨水浸透施設の整備
②雨水貯留利用施設の有効活用
【施策の展開】
①雨水浸透施設の整備
湧水量、河川流量の確保等、潤いのある水辺 空間の創出のために、雨水浸透施設の整備を促 進します。また、雨水浸透施設については、前 述の浸水対策や合流式下水道改善対策にも有効 であることから、市民の協力のもと、市全域に わたり積極的に取り組みます。
②雨水貯留利用施設の有効活用
本市では、市民農園や小学校等に雨水貯留利 用施設「天かえる」を設置しています。これら 施設の継続的な有効活用を図るとともに、市民 に雨水の資源利用についての普及を図ります。