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第1条(この特約の適用条件)

この特約は、この保険契約に普通保険約款総合自動車補償条項人身傷害条項および一般自動車補償条項人身傷害条項が適用 されており、保険証券にこの特約を適用することが記載されている場合に適用されます。

第2条(人身傷害諸費用保険金)

(1) 当会社は、対象事故により被保険者が3日以上入院した場合に、それによって保険契約者または被保険者において必要とな るこの特約の別表に規定するサービスを当会社が指定する業者から受けたことで保険契約者または被保険者に生じた費用に対 して、この特約にしたがい、人身傷害諸費用保険金を支払います。

(2) この特約において対象事故とは、普通保険約款総合自動車補償条項人身傷害条項および一般自動車補償条項人身傷害条項 (*1)による保険金支払の対象となる事故をいいます。

(3) (1)の規定にかかわらず、対象事故により被保険者が3日以上入院した場合に、それによって保険契約者または被保険者に

新総合保険  特約 おいて必要となるこの特約の別表に規定するサービス(*2)を当会社が指定する業者以外の業者から受けたことで保険契約者ま たは被保険者に生じた費用に対して、この特約にしたがい、人身傷害諸費用保険金を支払います。

(4) (1)および(3)の費用は、保険契約者または被保険者からの領収証等の提出により、当会社に対してその支出目的、金額その 他具体的内容について明らかとされたものに限ります。

(*1) 普通保険約款総合自動車補償条項人身傷害条項および一般自動車補償条項人身傷害条項に適用される他の特約を含みます。

(*2) この特約の別表の1の③、④、⑤ア.および⑥ならびに同表の3の⑥および⑧のサービスは含みません。

第3条(用語の定義)

この特約において、下表の用語は、それぞれ次の定義によります。

用 語 定 義

① 支払対象期間 入院3日目から被保険者の入院中および退院日からその日を含めて30日以内の期間をいいます。

ただし、入院3日目からその日を含めて180日を超えない期間とします。

② 支払限度額 入院3日目において、10万円をいい、以後入院4日目からその日を含めて入院日数が10日ごとに10万円を 増額した額(*1)をいいます。

ただし、1回の対象事故について、180万円を限度とします。

③ 合計支払限度額 保険契約者または被保険者がこの特約の別表に規定するサービスを受けた結果、当会社がこの特約により 人身傷害諸費用保険金を支払うこととなる費用の額の合計額を支払限度額から差し引いた額をいいます。

(*1) 入院日数に10日に満たない端日数が生じた場合には、その端日数に1万円を乗じた額を増額した額とします。

第4条(被保険者)

(1) この特約において被保険者とは、普通保険約款総合自動車補償条項人身傷害条項第2条(被保険者および保険金請求権者)(1) および一般自動車補償条項人身傷害条項第2条(被保険者および保険金請求権者)(1)に規定する被保険者をいいます。ただし、

普通保険約款総合自動車補償条項人身傷害条項第2条(2)および一般自動車補償条項人身傷害条項第2条(2)の規定により被保 険者に含まない者は除きます。

(2) この特約の規定は、それぞれの被保険者ごとに個別に適用します。

第5条(保険金をお支払いしない場合)

当会社は、下表のいずれかに該当する場合には、人身傷害諸費用保険金を支払いません。

被保険者が入院している病院等または介護療養型医療施設(*1)においてサービスの利用が許可されない場合

② サービスの利用により、被保険者の傷害がより重大となるおそれがあると医師等が判断する場合 (*1) 介護療養型医療施設とは、介護保険法に定める介護療養型医療施設をいいます。

第6条(お支払いする保険金)

(1) 当会社は、この特約の別表に規定するサービスに対して、合計支払限度額の範囲内で人身傷害諸費用保険金を支払います。

(2) 支払限度額は、同一の対象事故において、被保険者本人にのみ帰属し、別の対象事故の支払限度額または他の被保険者の支 払限度額を合算して合計支払限度額とすることはできません。

(3) 当会社は、この特約の別表に規定するサービスに対応する上限額を超えて人身傷害諸費用保険金を支払いません。

(4) 当会社は、支払対象期間を超えて受けたサービスによる第2条(人身傷害諸費用保険金)(1)または同条(3)の費用に対して は、人身傷害諸費用保険金を支払いません。

第7条(転院移送費用保険金)

(1) 当会社は、対象事故により被保険者が3日以上入院し、かつ、下表の条件をすべて満たしている場合に、それによって対象 事故発生の日からその日を含めて180日以内に被保険者が入院している病院等または介護療養型医療施設(*1)から、被保険者 が指定し、かつ、当会社が承認する病院等または介護療養型医療施設(*1)に被保険者を転院移送する必要が生じたときは、保 険契約者または被保険者が負担した費用に対して、この特約にしたがい、転院移送費用保険金を支払います。ただし、1回の 対象事故について100万円を限度とします。

① 対象事故で被った傷害により被保険者が意識障害や昏こ ん睡等症状が重篤なため、2日以上ICU(集中治療室)またはこれ に類する治療室で救命救急医療または特定集中治療室管理に基づく治療(*2)を受けていること。

② 被保険者が入院している病院等または介護療養型医療施設(*1)および転院先の病院等または介護療養型医療施設(*1)が転 院移送することについて承認していること。

(2) (1)の転院移送費用保険金の支払は、1回の対象事故について1回を限度とし、2回目以降については転院移送費用保険金 を支払いません。

(*1) 介護療養型医療施設とは、介護保険法に定める介護療養型医療施設をいいます。

(*2) 診療報酬の算定方法に定められる救命救急入院料または特定集中治療室管理料の対象となる治療をいいます。

第8条(現物による支払)

当会社は、保険契約者または被保険者が被った損害(*1)の全部または一部に対して、サービスの提供をもって保険金の支払 に代えることができます。この場合、第11条(保険金の請求)の規定は適用しません。

(*1) 第2条(人身傷害諸費用保険金)(1)もしくは同条(3)の費用または第7条(転院移送費用保険金)(1)の費用をいいます。

第9条(事故発生時の義務)

(1) 保険契約者または被保険者が第2条(人身傷害諸費用保険金)によりサービスを受ける場合には、保険契約者または被保険 者は受けようとするサービスの内容および被保険者の状況等について、サービスを受ける前に当会社に通知しなければなりま せん。この場合において、当会社は必要な調査をし、かつ、保険契約者または被保険者に対し、必要な説明または証明を求め ることができます。

(2) 保険契約者または被保険者が第7条(転院移送費用保険金)により転院移送を行う場合には、保険契約者または被保険者は 被保険者の状況等について、転院移送を行う前に当会社に通知しなければなりません。この場合において、当会社は必要な調 査をし、かつ、保険契約者または被保険者に対し、必要な説明または証明を求めることができます。

(3) 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなくて(1)または(2)の規定に違反した場合は、当会社は、(1)または(2)の規定 に違反したことによって当会社が被った損害の額を差し引いて人身傷害諸費用保険金または転院移送費用保険金を支払います。

(4) 保険契約者または被保険者が、正当な理由がなくて事実と異なる通知もしくは説明をし、またはその書類もしくは証拠を偽 造しもしくは変造した場合は、当会社は、それによって当会社が被った損害の額を差し引いて保険金を支払います。

第10条(支払対象期間の重複等)

(1) 当会社は、原因または時を異にして発生した対象事故により支払対象期間が重複する場合、その重複する期間に対して重ね て人身傷害諸費用保険金を支払いません。

(2) 入院が終了した後、被保険者が、その入院の原因となった傷害によって再入院した場合は、後の入院と前の入院をあわせて 1回の入院とみなし、新たに支払対象期間の規定を適用しません。

第11条(保険金の請求)

(1) 第2条(人身傷害諸費用保険金)(3)に規定する人身傷害諸費用保険金の請求権は、その費用が保険契約者または被保険者 に生じた時または入院3日目のいずれか遅い時に発生し、これを行使できるものとします。

(2) 第7条(転院移送費用保険金)(1)に規定する転院移送費用保険金の請求権は、保険契約者または被保険者が同条(1)の費用 を負担した時に発生し、これを行使できるものとします。

第12条(既に存在していた身体の障害または疾病の影響等)

当会社は、下表のいずれかに該当する事由により、対象事故による入院の期間が延長された場合は、その事由がなかったと きに相当する額を支払います。

被保険者が第2条(人身傷害諸費用保険金)による入院をした時に、既に存在していた身体の障害または疾病が影響した こと。

② 被保険者が第2条による入院をした後に、その原因となった対象事故と関係なく発生した傷害または疾病が影響したこと。

③ 正当な理由がなくて被保険者が治療を怠ったこと。

④ 正当な理由がなくて保険契約者またはサービスを受けるべき者が被保険者に治療をさせなかったこと。

第13条(この保険契約における人身傷害条項との関係)

当会社は、この特約が適用されている保険契約について、この特約により、人身傷害諸費用保険金または転院移送費用保険 金の支払を行った場合は、普通保険約款総合自動車補償条項人身傷害条項および一般自動車補償条項人身傷害条項において、

その損害(*1)に係る保険金は支払いません。

(*1) 第2条(人身傷害諸費用保険金)(1)もしくは同条(3)の費用または第7条(転院移送費用保険金)(1)の費用をいいます。

第14条(他の保険契約等がある場合の取扱い)

他の保険契約等(*1)がある場合は、当会社は、普通保険約款基本条項を下表のとおり読み替えるものとします。

箇 所 読み替え前 読み替え後

第4節第5条(他の保険契約等がある 場合の取扱い)の表の総合自動車補償条 項、一般自動車補償条項、個人用自動車 補償条項②ア.

賠償責任条項、人身傷害条項および車両 条項

人身傷害諸費用補償特約

(*1) この特約と全部または一部について支払責任が同一である他の保険契約または共済契約をいいます。また、名称が何であるかによりません。

第15条(準用規定)

この特約に規定しない事項については、この特約に反しないかぎり、普通保険約款総合自動車補償条項人身傷害条項、一般 自動車補償条項人身傷害条項および基本条項の規定を準用します。