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Ⅱ 基本条項

第7節  その他事項

第1条(保険責任の始期および終期)

(1) 当会社の保険責任は、保険証券記載の保険期間の初日の午後4時(*1)に始まり、末日の午 後4時に終わります。

(2) (1)の規定にかかわらず、保険期間が開始した後でも、当会社は初回保険料を領収する前 に生じた事故による損害もしくは傷害または発病した疾病に対しては保険金を支払いません。

(3) 当会社は、保険契約者が当会社へ必要事項が記載された保険契約申込書等を提出し、当会 社がこれを承認した時までに生じた事故による損害もしくは傷害または発病した疾病に対し ては保険金を支払いません。

(4) (1)の規定において、時刻は日本国の標準時によるものとします。

(*1) 保険証券に異なる時刻が記載されている場合は、その時刻とします。

第2条(代 位)

総合自動車補償条項、一般自動車補償条項、個人用自動車補償条項、自動車運転者補償条 項および住まいの補償条項においては、次の規定を適用します。

(1) 損害が生じたことにより被保険者または保険金請求権者が損害賠償請求権その他の債権 (*1)を取得した場合において、当会社がその損害に対して保険金(*2)を支払ったときは、そ の債権は当会社に移転します。ただし、移転するのは、下表の額を限度とします。

① 当会社が損害の額の全額を保険金として支払った場合は、被保険者または保険金請求権 者が取得した債権の全額

② ①以外の場合は、被保険者または保険金請求権者が取得した債権の額から、保険金が支 払われていない損害の額を差し引いた額

(2) (1)の表の②の場合において、当会社に移転せずに被保険者または保険金請求権者が引き

続き有する債権は、当会社に移転した債権よりも優先して弁済されるものとします。 備 考 (3) 被保険者が取得した債権が下表の左欄のいずれかに該当する場合は、対応する下表の右欄

に規定するところによります。

車両損害に関するもので ある場合

総合自動車補償条項、

一般自動車補償条項 および個人用自動車補償 条項においては、この 規定を適用します。

当会社は、正当な権利によりご契約のお車を使用または管理し ていた者に対しては、(1)において当会社に移転した権利を行 使しません。ただし、次の①から③までのいずれかに該当する 損害に対しては、その権利を行使することができます。

① 正当な権利によりご契約のお車を使用または管理してい た者の故意または重大な過失によって生じた損害

② 正当な権利によりご契約のお車を使用または管理してい た者が、次のア.からウ.までのいずれかに該当する場合に生 じた損害

ア. 運転する地における法令に定められた運転資格を持た ないでご契約のお車を運転している場合

イ. 麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、シンナー等の影響に より正常な運転ができないおそれがある状態でご契約の お車を運転している場合

ウ. 酒気を帯びて(*3)ご契約のお車を運転している場合

③ 自動車取扱業者が業務として受託したご契約のお車を使 用または管理している間に生じた損害

賃貸借契約または使用貸借 契約に基づき被保険者以外 の者が占有する建物を、

保険の対象とする場合 住まいの補償条項におい ては、この規定を適用し ます。

被保険者が借家人(*4)に対して有する権利を、当会社が取得し た場合は、当会社は、これを行使しないものとします。ただし、

借家人(*4)の故意または重大な過失によって生じた損害に対し 保険金を支払った場合は、その権利を行使することができます。

(*1) 共同不法行為等の場合における連帯債務者相互間の求償権を含みます。

(*2) 総合自動車補償条項、一般自動車補償条項および個人用自動車補償条項においては、傷害一時金条項の規定 に基づいて支払われる保険金を除き、傷害総合補償条項においては、傷害定額条項の規定に基づいて支払われる 保険金を除きます。

(*3) 道路交通法第65条第1項違反またはこれに相当する状態をいいます。

(*4) 借家人とは、賃貸借契約または使用貸借契約に基づき保険の対象である建物を占有する者をいい、転貸人お よび転借人を含みます。

第3条(保険契約者の変更)

(1) 保険契約の締結の後、保険契約者は、書面等をもって当会社に保険契約者の変更の承認の 請求を行い、当会社がこれを承認した場合は、当会社が認める範囲内でこの保険契約の権利 および義務(*1)を第三者に移転させることができます。ただし、総合自動車補償条項、一般 自動車補償条項、個人用自動車補償条項および住まいの補償条項においては、下表の右欄の 規定により取り扱います。

総合自動車補償条項、

一般自動車補償条項 および個人用自動車補償条項

保険契約者がこの保険契約の権利および義務(*1)をご 契約のお車の譲受人(*2)に移転させる場合は、第1節 第4条(ご契約のお車の譲渡)(1)の規定によるものと します。

住まいの補償条項 被保険者が保険の対象を譲渡する場合は、第1節第7 条(保険の対象の譲渡または相続等に関する通知義務)

(1)の規定によるものとします。

(2) 保険契約の締結の後、保険契約者が死亡した場合、この保険契約が失効するときを除き、

この保険契約の権利および義務(*1)は、その死亡した保険契約者の死亡時の法定相続人に移 転するものとします。

(3) 保険契約者が2名以上である場合は、当会社は、代表者1名を定めることを求めることが できます。この場合において、代表者は他の保険契約者を代理するものとします。

(4) (3)の代表者が定まらない場合またはその所在が明らかでない場合は、保険契約者の中の 1名に対して行う当会社の行為は、他の保険契約者に対しても効力を有するものとします。

(5) 保険契約者が2名以上である場合は、各保険契約者は連帯してこの保険契約の義務(*3)を 負うものとします。

(*1) この保険契約の権利および義務とは、この保険契約に適用される普通保険約款および特約に関する権利およ び義務をいいます。

(*2) 譲受人には、所有権留保条項付売買契約に基づく売主および貸借契約に基づく貸主を含みます。

(*3) この保険契約の義務とは、この保険契約に適用される普通保険約款および特約に関する義務をいいます。

第7節第2条(3)の表の②ア.

「法令に定められた運転資格を持 たないでご契約のお車を運転」と は、以下のいずれかに該当する者 がご契約のお車を運転している状 態等をいいます。

1.道路交通法等法令に定められ た運転免許を持たない者 2.運転免許効力の一時停止処分

を受けている者

3.運転免許によって運転できる 自動車の種類以外の自動車を運 転している者

*運転免許証記載事項の変更届出 中、紛失等による再交付申請中 または運転免許証不携帯の者は 該当しません。

備 考

新総合保険  普通保険約款 第4条(保険証券等の不発行の特則)

当会社は、保険契約者の申出により、保険証券またはこれに代わる書面の発行を行わない ことがあります。この場合において、この保険契約の内容として電磁的方法で提供した事項 を、保険証券の記載事項とみなして、この保険契約の普通保険約款(*1)の規定を適用します。

(*1) 付帯される特約を含みます。

第5条(時 効)

保険金請求権は、第4節第1条(保険金の請求)(1)に規定する時の翌日から起算して3 年を経過した場合は、時効によって消滅します。

第6条(保険責任のおよぶ地域)

総合自動車補償条項、一般自動車補償条項、個人用自動車補償条項、自動車運転者補償条 項および傷害総合補償条項においては、次の規定を適用します。

当会社は、下表に規定する損害または傷害もしくは疾病に対してのみ保険金を支払います。

総合自動車補償条項、一般自動車補償

条項および個人用自動車補償条項 ご契約のお車が日本国内(*1)にある間に生じた事故に よる損害または傷害

自動車運転者補償条項 賠償責任条項第2条(借用自動車)に規定する借用自 動車が日本国内(*1)にある間に生じた事故による損害 または傷害

傷害総合補償条項 被保険者が日本国内または国外において事故により 被った傷害または発病した疾病

(*1) 日本国内には、日本国外における日本船舶内を含みます。

第7条(損害賠償額請求権の行使期限)

総合自動車補償条項、一般自動車補償条項、個人用自動車補償条項および自動車運転者補 償条項においては、次の規定を適用します。

賠償責任条項の損害賠償請求権者の直接請求権に関する規定による請求権は、下表のいず れかに該当する場合には、これを行使することはできません。

被保険者が損害賠償請求権者に対して負担する法律上の損害賠償責任の額について、被 保険者と損害賠償請求権者との間で、判決が確定し、または裁判上の和解、調停もしく は書面による合意が成立した時の翌日から起算して3年を経過した場合

② 損害賠償請求権者の被保険者に対する損害賠償請求権が時効によって消滅した場合 第8条(被害物についての当会社の権利)

総合自動車補償条項、一般自動車補償条項および個人用自動車補償条項においては、次の 規定を適用します。

(1) 当会社が車両条項の規定に基づき全損(*1)として保険金を支払った場合は、当会社は、ご 契約のお車について被保険者が有する所有権その他の物権を取得します。ただし、支払った 保険金の額が保険価額(*2)に達しない場合は、当会社は、支払った保険金の額の保険価額(*2) に対する割合によってその権利を取得します。

(2) ご契約のお車の部分品または付属品が盗取された場合に、当会社がその損害に対して保険 金を支払ったときは、当会社は、支払った保険金の額の損害額に対する割合によって、その 盗取された物について被保険者が有する所有権その他の物権を取得します。

(3) (1)および(2)の場合において、当会社がその権利を取得しないことの意思を表示して保険 金を支払ったときは、ご契約のお車または部分品もしくは付属品について被保険者が有する 所有権その他の物権は当会社に移転しません。

(*1) 全損とは、車両条項第4条(お支払いする保険金)(1)の表の①に規定する全損をいいます。

(*2) 保険価額とは、ご契約のお車に損害が生じた地および時におけるご契約のお車と車種、年式、損耗度が同一 の自動車または原動機付自転車の市場販売価格相当額をいいます。

第9条(保険証券に複数の明細書が添付されている場合の普通保険約款等の適用)

住まいの補償条項においては、 次の規定を適用します。

この保険契約の保険証券に複数の明細書が添付されている場合には、特に記載のないかぎ り、明細書ごとに支払保険金の計算に関する規定を適用します。

第10条(残存物および盗難品の帰属)