• 検索結果がありません。

IoTを活用した埼玉県糖尿病重症化予防継続支援事業

【コンソーシアム名】 IoTを活用した埼玉県糖尿病重症化予防継続支援コンソーシアム

【代表団体】(株)NTTデータ経営研究所

埼玉県ではH26年度から「生活習慣病重症化予防対策事業」

において「糖尿病性腎症重症化予防対策」の市町村共同事業と して糖尿病ハイリスク者に対する面談型保健指導プログラムを実施 し、効果を収めてきた。その継続支援事業と並行して、県、市町村、

かかりつけ医と連携し、患者に対するIoTによるプログラムを提供する。

①機器により収集されたデータの可視化による医師の診療サポート

②血圧・体重の可視化によるセルフモニタリング

経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課

平成27年度補正予算IoT推進のための新産業モデル創出基盤整備事業

(企業保険者等が有する個人の健康・医療情報を活用した行動変容促進事業)

事業概要

コンソーシアムの体制(参加団体・実証フィールド)

評価指標 検証内容

HbA1c 対照群と比較した数値の維持

事前・事後の比較 歩数

血圧・体重

意識変容アンケート調査

IoT活用度 医師及び患者のIoT活用状況

プログラム概要とデータの流れ

コンソーシアム

フィールド

団体名 役割

NTTデータ経営研究所 事業統括

NTTデータ システム関連全般、データ分析

埼玉県 協力団体

日本医師会 協力団体

埼玉県医師会 協力団体

団体名 団体名

埼玉県内自治体

参加予定人数:糖尿病性腎症2期・3期

(うちHbA1c6.5以上)の100名

埼玉県かかりつけ医介入モデル

医師の診療サ ポート 参加者

かかりつけ医

参加自治体

健康情報

受診時に DB

かざす

参照

効果検証用 健診DB

健診・レセプト データ提供 データ

(実証事業外)

指導、治療

糖尿病性

Ⅱ期、Ⅲ期 腎症

・歩数 ・血圧

血圧・体重 ・体重

データ収集

(日次)

ピッ!

歩数データ収集

(診療時)

歩数

iPhone 体重

Bluetooth

※診察時にHbA1c 等を検査

セルフモニタ

リング 糖尿病DB

データ 診療 蓄積

(オプション)

協力いただける医師

参照

共通DB

(管理支援法 人)

匿名化

血圧

35

• 埼玉県では糖尿病患者、人工透析患者が増加を続けており、その重症化予防対策 が急務である。

• 平成 26 年度から埼玉県「生活習慣病重症化予防対策事業」(共同事業)において糖 尿病性腎症重症化予防対策の市町村共同事業に取組み、糖尿病ハイリスク者約 1000 名に専門職の面談による保健指導プログラムを実施してきた結果、一定の効果 が示された。

• 今後は、共同事業において「保健指導プログラム」を修了した者が自己管理を維持し ていくために、「継続支援(フォローアップ)」を実施するかが課題となっており、平成 28 年度事業において保健指導プログラム修了者に対して継続支援プログラムが実 施される。

• しかし、マンパワーによる指導には相応の人的資源とコストがかかるものであること から、 IoT を活用した持続可能な継続支援を行うプログラムを構築することにより、

①IoTを活用しない場合に比べて、望ましい自己管理行動・重症化予防が継続でき る(「保健指導プログラム」を修了した者が自己管理を維持できる)

②持続可能な事業設計である

ことの検証を目的に本実証事業を実施する。

1.事業の背景と目的

・埼玉県は平成26年度から県内30市町の国保加入者を対象に糖尿病性腎症重症化予防対策事業の市町村共同事業に取組んできている。

・糖尿病性腎症のハイリスク者(受療中)1086名を対象に、糖尿病の生活習慣維持や定期受診行動等の自己管理を促すため、保健師や管 理栄養士等の専門職の面談等による「保健指導プログラム」を実施し、その結果、HbA1cが改善する等一定の効果が見られている。

・平成28年度は保健指導プログラムを修了した者に看護師等が自己管理継続を促す「継続支援プログラム」を実施予定である。

・本実証事業(「IoT活用プログラム」)は、「継続支援プログラム対象者」のうち、一定条件を満たしかつ実証参加に同意したものを対象とす る。

(参考)埼玉県糖尿病性腎症重症化予防体制の全体像 と 本事業の対象

※ 糖尿病診療ガイドライン2013(日本糖尿病学会)

受診勧奨の実施

保健指導プログラム

(6か月間;面談3回、電話4回) 継続支援プログラム

H27年度

修了 糖尿病性腎症

重症化予防 プログラム

【市町村国保 共同事業】

埼玉県 糖尿病性腎症重症化予防対策事業(市町村共同事業)

かかりつけ医・かかりつけ糖尿病専門医

特定健診・レセプトデータから糖尿病性腎症のリスクが高い者を抽出

糖尿病治療 未受診者・中断者

レセプトから未受診者・

治療中断者を抽出

かかりつけ医・本人の同意があり、かつ、以下を除外した者を抽出

① がん等で終末期にある者 ② 認知機能障害がある者

③ 生活習慣病管理料、糖尿病透析予防指導管理料の算定対象となっている者

④ その他の疾患を有していて、かかりつけ医が除外すべきと判断した者

糖尿病通院者(Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ期)

受療中 受診していない

受診 治療

専門的な医療が 提供可能な病院

・糖尿病専門医

合併症治療 ・眼科専門医 ・腎臓専門医 ・循環器専門医 ・歯科医

連携 連携

逆紹介

約1000人

ハイリスク者

H28年度

IoT活用プログラム 本事業対象 希望者

保健指導が必要な者)

電話又は面談2回(予定)

37

2.全体像

医師の診療サポート

参加者 かかりつけ医

自治体

関連したドキュメント