本製品のコマンドは主に実行コマンドと設定コマンドの 2 種類に分類されます。
設定コマンド
設定コマンドは、システムに対してパラメーターの追加、削除、有効/無効などを行 うためのコマンドで、その内容はコマンド実行後も保持されます。内容によっては いくつかの設定コマンドを組み合わせて有効になるものもあります。
設定コマンドで実行された情報は CREATE CONFIG コマンドによって「.cfg」ファ イルに保存し、次回の起動時に読み込まれるように設定します。
代表的な設定コマンドには次のようなものがあります。
ACTIVATE
既存の動作項目を実際に開始させるためのコマンドです。スクリプトの実行や ポートのオートネゴシエーション化などに使用します。
DEACTIVATE
ACTIVATE コマンドで動作させている項目を停止させるコマンドです。
ADD
既存の項目に対して内容の設定や追加を行うためのコマンドです。IPアドレス の設定やルーティング情報の追加、VLANやトランクの所属ポートの割当てな どに使用します。
DELETE
ADD で設定や追加した内容を削除するためのコマンドです。
CREATE
存在していない項目の作成を行うためのコマンドです。設定ファイルや、
VLAN、トランクの作成などに使用します。
DESTROY
CREATE で作成した項目を削除するためのコマンドです。
ENABLE
ステータスを有効にするためのコマンドです。モジュールやインターフェース を有効にする場合などに使用します。
DISABLE
ステータスを無効にするためのコマンドです。
2
基 本 操 作
SET
ADDコマンドやCREATEコマンドで設定された内容や項目の変更と、環境設 定を行うためのコマンドです。システム名やユーザー名の設定などに使用しま す。
RESET
ダイナミックに登録される情報を一度消去するためのコマンドです。ポートの 統計情報やフォワーディングデータベースのリセットなどに使用します。
実行コマンド
実行コマンドは、ログイン/ログアウト、Telnet、ヘルプの表示、Pingテストなど、
その場で動作が終了するコマンドです。内容がコマンド実行後に保存されることは ありません。内容によっては、実行コマンドを使用する前に、設定コマンドによっ てあらかじめ設定しなくてはならないコマンドもあります。
代表的な設定コマンドには次のようなものがあります。
EDIT
「.cfg」(設定ファイル)および「.scr」(スクリプトファイル)を直接編集するた めのコマンドです。
参照 2-48 ページ「エディター機能」
HELP
オンラインヘルプを表示するためのコマンドです。
参照 2-21 ページ「オンラインヘルプ」
LOAD
TFTPサーバーやZmodemなどからファイルをダウンロードするためのコマン ドです。
参照 2-44 ページ「ファイルをダウンロード / アップロードする」
LOGIN
ログインするためのコマンドです。
LOGOFF/LOGOUT
ログアウトするためのコマンドです。
2
基 本 操 作 RESTART
システムを再起動するためのコマンドです。RESTART SWITCH コマンドに よる Warm スタートと RESTART REBOOT コマンドによる Cold スタートが あります。
参照 2-36 ページ「システムを再起動する」
SHOW
項目や設定内容を表示させるためのコマンドです。
PING
指定したホストからの応答を確認する Ping テストのためのコマンドです。
参照 2-53 ページ「Ping」
STOP PING
Ping テストを停止するためのコマンドです。
参照 2-53 ページ「Ping」
TELNET
Telnet を実行するためのコマンドです。
参照 2-13 ページ「他のシステムへ Telnet でログインする」
TRACE
指定したホストまでの経路を表示するためのコマンドです。
参照 2-55 ページ「Trace」
UPLOAD
TFTP サーバーや Zmodem へファイルをアップロードするためのコマンドで す。
参照 2-44 ページ「ファイルをダウンロード / アップロードする」