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O.OL O

h2= Omm 8ト一一一ー h2=10mm - h2=30mm 一一一一h2=50mm

d 60mm 1=50mm h1=50mm

熱電対番号

図4-25 定常時における密度安定器内温度

d 60mm 1=50mm h1=50mm

20 40 60

m m

今,J­

Fn

図4-26 定常時に密度安定器内で生じる循環流の最大値

ー=

(3)内外壁開通路幅の影響

密度安定器の内外壁開通路幅lを変えた場合について, 数値解析結果から得られ る等温線図と流線図 を図4-27'"'-'図4-29に示す.

内外壁開通路幅1=25mmの場合, 密度安定器内に温度成層が形成される過程におい て, 外壁左側においては, 対流によって温度低下が進行していくが, 内外壁開通路 幅が狭いため, 流れが速くなり, 温度成層が形成された後も,40Cの領域が広くなり,

密度逆転による循環流はゆd二3.18 X 10-6m2/ sと強くなっている.

内外壁開通路幅1= 50 mmの場合, 密度安定器内の温度成層形成過程において, 対流 が弱くなるので, 内外壁開通路幅l二25mm の場合に比べ, 40Cの領域が狭くなり, 密 度逆転による循環流はψr1. 61 X 10-6m2/ sと弱くなっている.

内外壁開通路幅l二 7 5mm の場合, さらに対流が弱くなるので, 40Cの領域が狭くな り, 密度逆転による循環流はゆr 7.20 X 10-7m2/sと弱くなっている.

また, いずれの内外壁間通路幅においても, 温水蓄熱部では, 下方から上方にか けて20'"'-' 550Cの温度成層が等温度の間隔で形成されており, 流れがないことが確認 できる. 密度安定器では, 外壁左側から右側にかけて最大密度を示す40Cを通過す る温度成層が形成されており, 密度安定器の底部に40Cの水における密度逆転現象 による循環流が生じていることから, 密度安定器内で40Cの水が安定していること がわかる. 氷蓄熱部では, 下方から上方にかけて 0'"'-' lOCの温度成層が形成されてい るが, 氷蓄熱部の広範囲において, 循環流が生じている.

定常時における密度安定器内の温度(⑥~⑫, 図4-4参照)および定常時に密度安 定器内で生じる循環流の強さをそれぞれ図4-30, 図4-31に示す. 内外壁開通路幅 が広くなるにつれ, 密度安定器の底部に安定している40Cの領域が密度安定器の右 側に寄るので, ⑥~⑫の温度差は小さくなる. また, 40Cの領域は狭くなるので, 密 度逆転現象によって生じる循環流は小さくなっている. したがって, 密度安定器の 内外壁開通路幅を適切な値に調節することによって, 密度逆転現象による混合が抑 制されることがわかる.

一一

550C

OOC

(a)等温線図(L11と1. OOC)

500C

400C

300C

200C

lOOC

ゆ?3. 18 X 10-6m2/s ψc=3. 61 X 10-5m2/s

(b)流線図( -ー ムゅ=5.0X 10-6m2/ s ì L --- ムψ=5.0X 10-7m2/sj 図4-27 内外壁開通路幅1=25mmの場合(hl=50mm, h2=50nun, d=60mm)

550C

OOC

(a)等温線図(L11と1. OOC)

500C

400C

300C

200C

ψ?l. 61 X 10-6m2/ s ψc=4. 33 X 10-5m2/ s

(b)流線図( -ー ムψ=5.0X 10-6m2/s ì L ----- ðψ=5.0 X 10-7m2/sj 図4-28 内外壁開通路幅1=50mmの場合(h1=50mm, h2=50mm, d=60mm)

72

550C

40C

OOC

(a)等温線図(L1 T=1. OOC)

500C

200C lOOC

φcF7. 20 X 10-7m2/s ゆι=2.68 X 10-5m2/ s

(b)流線図( -ー ムψ=5.0X 10-6m2/s ì L ムゆ=5.0X 10-7m2/sj 図4-29 内外壁開通路幅1 =75mmの場合(hl=50mm, h2=50mm, d=60mm)

ー一一 ー 孟 ョ

20

1==25mm - 1==50mm

一一一一

1==7 5mm

'F vh 片 川町山

ω 10

f/ 1/

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��P 1'/ /

〆" / -:,"'- ,/

一=---,-' .,/

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r一一一一一一一一一一一一一一一一

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熱電対番号

図4-30 定常時における密度安定器内温度

[x 1 0--6]

4.0

NS 2.0

そ三ト

d==60mm h1==50mm h2==50mm

40 60 80

0.0 20

m m

図4-31 定常時に密度安定器内で生じる循環流の最大値

ー一 孟三

(4) 密度安定器高さの影響

密度安定器の高さdを変えた場合について, 数値解析結果から得られる等温線図 と流線図 を図4-3 2'"'-'図4-35に示す. なお 放熱運転時に内壁と天板からなる通路 および外壁と底板からなる通路において, 槽内の水が移動による流動抵抗を最小に 抑えるために, 通路高さ(d-h1,d-h2)をd-h,=d-h2二10mmで一定とし解析を行った.

密度安定器高さd二20mmの場合, 密度安定器内で温度成層が形成され,40Cの領域 がかなり狭くなるものの, 内壁が低くなり, 天板の位置も低くなるため, 氷蓄熱部 の循環流が密度安定器まで及んでしまう. 密度安定器内で生じる循環流の強さはゆ rl. 09 X 10-6m2/ sとなる.

密度安定器高さd=30mmの場合, 密度安定器高さd= 20mmの場合と同様に, 密度安 定器内で温度成層が形成される. 密度安定器高さd二20mmの場合に比べ40Cの領域は

広くなり, 氷蓄熱部の循環流は弱くなっているが, 密度安定器まで及んでいる. 密 度安定器内で生じる循環流の強さはゆr8 .64 X 0-7m2/sとなる.1

密度安定器高さd=60mmの場合,内壁の高さ,天板の位置がある程度高くなるので,

密度安定器まで、及ぶ氷蓄熱部の循環流が小さくなり, 密度安定器内の40Cの領域は 広くなり, 密度逆転による循環流がゆcFl.61 X 10-6m2/sと強くなっている.

密度安定器高さd= 90mmの場合外壁左側の20C,30Cの領域が広くなっているが,

40Cの領域は密度安定器高さ許60mmの場合とほぼ同じ広さで, 密度逆転による循環 流がψcFl. 86 X 10-6m2/ sと密度安定器高さd=60mmの場合と変わらない.

また, いずれの密度安定器高さにおいても, 温水蓄熱、部で、は, 下方から上方にか けて温度成層が等温度の間隔で形成されており, 流れが無いことが確認できる. 密 度安定器では,外壁左側から右側にかけて最大密度を示す40Cを通過する温度成層 が形成されており, 密度安定器の底部に40Cの水における密度逆転による循環流が 生じていることから, 密度安定器内で40Cの水が安定していることがわかる. 氷蓄 熱部では,0'"'-' lOCで安定しており, 大きな循環流が生じている.

定常時における密度安定器内の温度(③~⑫, 図4-4参照)および定常時に密度安 定器内で生じる循環流の最大値をそれぞれ図4-36 , 図4-37に示す. なお, 各密度

安定器高さにおいて熱電対の位置が変わるので, 密度安定器高さd二60mmの場合の熱 電対の位置を基準とした.密度安定器内での温度差は密度安定器高さd=30mmの場合 が一番大きくなっており, 氷蓄熱部の循環流が密度安定器まで及んでしまうが, 密 度安定器内での循環流の強さも一番小さくなっている.

したがって, 密度安定器の高さd二30mmに対して, 高さd二20mm,60 mm, 90 mmとも に密度安定性が弱いことより, 最適な高さが存在することがわかった.

550C

ー-f

40C

OOC

(a)等温線図(L1 Jと1. OOC)

。OC OOC

OOC

。OC

OOC

ψcr=l. 09 X 10-6m2/s ゆC二3. 19 X 1 0-Sm2 I s

(b)流線図(- {1ゅ=5.0X 10-6m2/s ì l --- {1ψ=5.0 X 10-7m21 sj 図4-32 密度安定器高さd三20mrnの場合(h1=50mrn, h2=50mm, 1 =50mm)

550C

。OC

(a)等温線図(L1 T=1. OOC)

500C 400C

300C

lOOC

ψcF8. 64X 10-7m2/s ゆc=3.32 X 1 0-Sm2 I s

(b)流線図 f一一-{1ψ=5.0X 10-6m2/s ì l --- ムゆ=5.0X 10-7m2/sj 図4-33 密度安定器高さd=30mmの場合同=50mrn, h2=50mrn, 1 =50mrn)

76

550C

。OC

(a)等温線図(L1 7と1. OOC)

500C I j=l. 61 X lO-6m2/s

400C

300C

200C

ゆc=4.33 x 1 0-5m2 / s

(b)流線図(-ームゆ=5.0X 10-6m2/s ì L --- ムゆ=5.0 X 10-7m2/ sj 図4-34 密度安定器高さd三60mmの場合(hl=50mm, h2=50mm, 1二50mm)

550C

。OC

(a)等温線図(L1 7と1. OOC)

。OC

ゆj=l.86 X 10-6m2/ s ψc=5. 94 x 1 0-5m2 / s

(b)流線図(- !1ψ=5.0 X lO-6m2/s ì L --- ムφ=5.0X 10-7m2/sj 図4-35 密度安定器高さd=90mmの場合(hl二50mm, h2=50mm, 1 =50mm)

77

一一一一ー11

20

d 20mm 1=50mm - d 30mm

- d 60mm

一一一-

d 90mm

mm mm

ハリハリ戸、J戸、J

LHln

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並区 10 唄

図4-36 定常時における密度安定器内温度

ra--L ×

噌EEA

ハU 泊斗 'hlJハU

、\、rJ)

「寸

2.0

ミシ

1=50mm h1=50mm h2=50mm

ハυ ハU

50 d [mm]

ハUハU 唱EEA

図4-37 定常時に密度安定器内で生じる循環流の最大値

78

4.

5実験結果と数値解析結果の比較

密度安定器内温度の実験結果と数 値解析結果の比較を図 4-38に示す.

なお, 熱電対番号は図4-4に対応して いる. 実験結果は密度安定器内に温度 成層が形成される実験開始後240分を 5

口で, 蓄熱槽内が定常に達していると 倒 60

d=60mm

1 =50mm h1 =50mm h2 =50mm

40トExperimental results

t=240min

o t =2400min

一一一- Numerical result みなせる実験開始後 2400 分をOで示 蝿20

す.

密度安定器内に温度成層が形成さ れる実験開始後240分では, 熱電対③

~⑫すなわち氷蓄熱部上部から密度 安定器にかけて実験結果と解析結果 は良好に一致しているがF温水蓄熱部 の⑬は実験結果のほうが解析 結果よ

図4-38 実験結果と数値解析結果の比較

り低い温度を示している.一方, 蓄熱槽内が定常に達しているとみなせる実験開始後 2400 分では, ③から⑬すなわち氷蓄熱部上部, 密度安定器から温水蓄熱部にかけて実 験結果と解析結果は良好に一致していることから,密度安定器内の温度はいったん温度 成層が形成されると, 槽内が定常になるまで, その温度を保ち続けることがわかった.

よって, 本解析によって, 定常状態における密度安定器内の温度を予測できることがわ かった.

また,実験と数値解析で密度安定器形状が一致している実験No.2 (外壁高さん=Omm),

実験NO.3 (内壁高さん=Omm), 実験NO.5 (外壁高さ ん=55mm), 実験 NO.6 (外壁高さ ht=30mm) 実験No.9 (安定器高さd二30mm)について, 実験開始後240分における実験結 果と数値解析結果の比較を図4-39'"'-'図4-43に示す. どの条件においても,定常に達し ていない熱電対⑬以外は実験結果と数値解析結果は良好に一致しており,密度安定器形 状を変えた場合の解析でも, 定常時の温度を予測できることがわかった.

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