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Canon IT Solutions、単体ともに順調。⼤型SIが好調な⾦融業向けを始め、製造業、流通業、⽂教など各部⾨で売上が増

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FY12/13 Q1

FY12/15 Q1

FY12/17

⼀眼レフ出荷台数(⽇本向け) YoY (千台)

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Q1

FY12/13 Q1

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FY12/17

ノンレフレックス出荷台数(⽇本向け) YoY(千台)

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600

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FY12/13 Q1

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FY12/17

交換レンズ(⽇本向け) YoY (千台)

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Q1 FY12/13

Q1 FY12/15

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⼀眼レフ出荷⾦額(⽇本向け) YoY (百万円)

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000

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Q1 FY12/13

Q1 FY12/15

Q1 FY12/17

ノンレフレックス出荷⾦額(⽇本向け) YoY(百万円)

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

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Q1 FY12/13

Q1 FY12/15

Q1 FY12/17

交換レンズ(⽇本向け) YoY (百万円)

エンタープライズ FY12/16 FY12/17 FY12/18 FY12/17 FY12/18 FY12/17FY12/18 前年⽐増減

(百万円) Q1* Q2* Q3* Q4* Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 1H 1H 実績 Q2時会予前年⽐増減 Q1時会予Q1会予⽐ 1H

売上 44,241 44,934 43,000 46,300 47,127 47,542 89,175 94,669 176,900 185,000 +8,100 183,000 +2,000 +5,494

Canon IT Solutions 20,390 20,620 - - 21,900 21,600 41,000 43,490 +2,490

23,851 24,314 - - 25,227 25,942 48,175 51,179 - - - +3,004

ITソリューリョン 27,400 27,300 - - 30,600 29,900 54,700 60,500 +5,800

ITS以外 16,800 17,600 - - 16,500 17,600 34,500 34,200 -300

YoY - - - - - - - - +6.5% +5.8% - +6.2% - +4.6% +3.4%

Canon IT Solutions - - - - - - - - +7.4% +4.8% - +6.1% - -

-他 - - - - - - - - +5.8% +6.7% - +6.2% - -

-ITソリューリョン +12% +10% +11%

ITS以外 -2% - -1%

営業利益 1,955 1,625 1,900 2,300 2,494 2,353 3,580 4,847 7,900 8,500 +600 8,500 - +1,267

Canon IT Solutions 1,290 1,280 - - 1,790 1,810 2,560 3,600 +1,040

665 345 - - 704 543 1,020 1,247 - - - +227

YoY - - - - - - - - +27.6% +44.8% - +35.4% - +7.6% +7.6%

Canon IT Solutions - - - - - - - - +38.8% +41.4% - +40.6% - -

-他 - - - - - - - - +5.9% +57.4% - +22.3% - -

-利益率 4.4% 3.6% 4.4% 5.0% 5.3% 4.9% 4.0% 5.1% 4.5% 4.6% 4.6% -0.1pp +1.1pp

Canon IT Solutions 6.3% 6.2% - - 8.2% 8.4% 6.2% 8.3% - - - +2.0pp

2.8% 1.4% - - 2.8% 2.1% 2.1% 2.4% - - - +0.3pp

Canon ITS 事業分野別売上

SIサービス - - - - +10% +7% - +6% +4% +2pp

ITインフラ・サービス(データセンタ等) - - - - +8% +1% - +3% +6% -3pp

エンジニアリング(組込ソフト・CAD等) - - - - +2% +7% - +3% +5% -2pp

受注⾼ -3% -9% +21% +24% +8% +8% +6% -

-受注残⾼ -11% -15% +7% +17% +21% +22% +17% -

-売上⾼ -0% +0% -1% +10% +7% +5% +2% -

-キヤノンマーケティングジャパン|8060

LAST UPDATE: 2018.10.30 Research Coverage Report by Shared Research Inc. | www.sharedresearch.jp

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Coverage

加した。オフィスMFPにおいても、幅広い業種への出荷が進むとともに、流通業向けでは⼤型案件の受注も寄与した。な お、LBPは引き続きオフィス向けの集約が続くとともに、案件が低調に推移したため売上が減少した。

利益⾯では、Canon IT Solutionsの利益⽔準の上昇、収益性の向上に注⽬したい。上表からわかるように、Canon IT Solutionsの営業利益は前年Q1/Q2の13億円弱・営業利益率6%強から、今Q1/Q2は約18億円・営業利益率8%強まで収益構 造が良化している。内容も、顧客と直接開発を進めるプライム案件(開発案件。⼆次請け案件より収益性⾼い)が増加基 調にあること、良好な市場環境を背景に⾼単価の案件を獲得できているなど構造的なもので、Q3以降も同様の傾向が続 く可能性が⾼い点に注⽬したい。

Canon IT Solutionsの受注状況は上表の通りだが、データセンタービジネスの受注多寡によって受注・受注残⾼が振れる 傾向にある点に注意のこと。上期においてはこの影響を除いても各産業とも総じて受注は順調に積み上げたとのこと。

業種別には、A)⾦融業(上期は前年⽐増収、通期も増収計画):上期はクレジットカード系⼤型開発案件がPhase Iに続 きPhase IIが始まったことでピークアウトせずに引き続き好調に推移する⾒通しであり、全国の信⽤⾦庫向け投資商品販 売⽀援クラウドサービスの提供開始など順調、下期も保険や証券等で開発案件が堅調に推移する⾒通し、B)製造業(同 増収、増収計画):上期は建材メーカ向けマイグレーション(システムの移⾏)案件や飲料メーカ向け需要予測ソリュー ション等が寄与、下期もマイグレーションや⽣産管理及び需要予測システムの案件が増加し増収の⾒通し、C)流通(同 増収):⼩売業向け営業⽀援システムの開発案件等が増加、D)

⽂教

(同増収):上期は⼤学内IT基盤システム「in Campus」

含む⼤型IT基盤案件の納⼊が進み、増加している。なお、下期は京都市の⼤型マイグレーション案件が寄与する⾒通し(上 期に受注)。

ビジネス機器は、a)オフィスMFP:上期は複数の⼤型案件を獲得して出荷が伸⻑したが、下期は前年⽐減少、通期では 横這いの⾒通し、b)

LBP:MFPへの切替もあり引き続き低調だが、下期は⼤型案件(Q3により集中)が出てくる⾒通し。

またストックビジネスの上期は、保守サービスが売上を伸ばし、カートリッジについても流通業を中⼼に出荷が増えた。

前者はMIF(市場稼働台数)増によるPV増を背景に、後者はPVの多い特定業種向けが寄与した。下期も基本的には同様の 傾向が続くとみられる。ただ、カートリッジについては、⼤型更新案件の出荷時は付属カートリッジの分だけ需要が⼀時 的に減少する点には留意したい。

Q1時(参考):Canon IT Solutionsは、a)SIサービス(10%増):主⼒の⾦融向けは着実に案件を獲得、製造・流通・⽂教とともに主要事業分野全 てで増収に、b)ITインフラサービス(8%増):データセンタービジネスは順調に推移し2019年Q4に第2期棟を竣⼯する予定、セキュリティ商品も 堅調に推移、c)エンジニアリング(2%増):CADを中⼼に伸⻑した。単体も、業種ソリューションを順調に積み上げるとともに、ビジネス機器で も官公庁向け⼤型案件を獲得しレンタルMFPの出荷が⼤きく伸⻑した。Q2時の概要は取材後更新予定

Q2以降の⾒通し(Q1時、参考):順調な推移を⾒込む。主⼒のSIサービスでは、A)⾦融業:これまで牽引してきた⼤型開発案件がピークアウトす

るものの、銀⾏・ネット証券向け開発案件の獲得、得意分野での⾦融ソリューション提案で増収を⽬指し、B)製造業:設計・開発業務のスピード化・

効率化需要に対応し前年⽐堅調な業績を⾒込み、C)⽂教:「in Campus」のような独⾃ソリューションを増やすことで増収を図るなど、各業種にお いてハードからソリューションへの転換を加速する⽅針。

ITインフラサービスはデータセンターが業績を引き続き積み上げ、エンジニアリングは収益性の⾼いエンベデッド部⾨で⾞載制御システム等の外販 シフトを進めていく考え。

ビジネス機器においては、Q1好調のMFPはQ2以降に前年の流通業向け複数⼤型案件の反動が想定されるため、年間出荷台数は前年⽐微減を⾒込む。

⼀⽅、LBPは⾦融業向けに⼤型案件を受注しており、年間では増加を⾒込むとのこと。

なお、同社では中期経営計画において受託型からソリューション型への変⾰を図っている。受注を拡⼤しつつ転換を図るという難題に対して、強み

である顧客基盤を余すところなく⽣かす販売体制にすべく単体直販部隊とCanon IT Solutions販売部隊とのシナジーを発揮させていく⽅針である

キヤノンマーケティングジャパン|8060

LAST UPDATE: 2018.10.30 Research Coverage Report by Shared Research Inc. | www.sharedresearch.jp

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Coverage

エリア

出所:会社資料よりSR作成

顧客視点の新セグメント

エリアは、従業員999名以下の中堅中⼩企業をターゲットにした顧客視点のセグメント。⼦会社Canon System & Support が直販を担い、単体はパートナー(代理店)を担当する。同社では、中堅中⼩企業のITソリューションへの需要は⾼いと 認識しており、この需要を着実に捉えるべく顧客規模に応じたビジネスモデルを再構築して取り組んでいる。そして、

Canon System & Supportで培ったビジネスモデルを順次パートナーへと展開していく考え。また、同じ地域に直販とパー トナーが共存しているため、中期経営計画では直販及びパートナーが⼀体となって顧客層別の販売戦略の⽴案・実⾏して いく⽅針である。

四半期特性:エリアも、エンタープライズ同様に顧客企業の決算期に消耗品中⼼に集中する傾向がある。そのためQ2はQ1より低調となる場合が多い。

但し、FY12/2018はQ1に組織変更や顧客層を従業員規模の⼤きい企業にシフトしたこと、MFP関連がQ1からQ2に⼀部シフトさせた影響が出ている

上期業績及び下期⾒通し

上期は、中⼩企業向けソリューション、セキュリティ関連、特定業種向けLBPカートリッジが堅調であったが、オフィス MFP等主⼒のハードウェアが低調であり、保守サービスの売上が保守単価等の下落で減少した。営業利益は⾼荒利製品の 売上増、販管費の削減等によりQ2は増益に転じ、上期全体でも増益となった。Q2に増益に転じた背景としては、a)組 織変更の影響:顧客軸の新フレームワークへの移⾏による⼤きな組織変更で、ビジネスユニット(BU)及び主要⼦会社 Canon System & SupportのトップがQ1に交代したこと、b)利益率重視の姿勢:Q2はQ1の減益を挽回すべく、BU全体 で利益最優先シフトを徹底して、ITソリューションやセキュリティ商材を中⼼に個々の商談でも利益率を重視したマネジ メントを⾏ったこと、が⼤きい。

ビジネス機器はオフィスMFP・LBPとも前年⽐で減少した。ストックビジネスは、保守サービスが前年⽐で微減収、カー トリッジは特定業種向けの出荷が堅調に推移し増収となった。ビジネス機器は、中堅・中⼩企業の投資マインドが、働き

⽅改⾰や業務効率向上・コストダウンを志向しており、機器の⼊れ替えに対する興味が⾼くないことが影響し、従来の売 り⽅(リースと同額で新機種に⼊替を提案)では反応が良くないとのこと。ただ、ストックビジネスの基盤となるMIFに ついては、同社MFPの安定した品質とサービス効率化評価を背景に減少しておらず、台あたりサービス単価も下がっては いるもののトータル収益への影響はさほどないとしている。

下期⾒通し

下期においては、中堅・中⼩企業のIT投資意欲は引き続き⾼いことから、クラウドサービス等のITソリューションやセキュ リティ商材の拡販に努める⽅針。ビジネス機器は、オフィスMFPの回復(通期では増加)を図るため、ITソリューション を絡めた商談を強化していく⽅針。

修正計画ではエリアの売上⾼は45億円、営業利益は14億円、各々減額された。売上については、ビジネス機器の進捗遅 れや利益率重視の姿勢をとっていること、利益⾯では上述の営業強化に向けた費⽤を積み増した⾯が⼤きい模様だ。

エリア FY12/16 FY12/17 FY12/18 FY12/17FY12/18 FY12/17FY12/18 前年⽐増減

(百万円) Q1* Q2* Q3* Q4* Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 1H 1H 実績Q2時会予前年⽐増減Q1時会予Q1会予⽐ 1H

売上 68,092 63,047 62,100 64,400 66,372 63,011 131,139 129,383 260,600 256,500 -4,100261,000 -4,500 -1,756

Canon System & Support 32,140 28,840 - - 30,570 29,130 60,970 59,690 -1,280

35,952 34,207 - - 35,802 33,881 70,169 69,693 - - - -476

ITソリューリョン 15,200 13,400 - - 15,100 14,600 28,600 29,700 +1,100

ITS以外 52,900 49,600 - - 51,300 48,400 102,500 99,700 -2,800

YoY - - - - -2.5% -0.1% - -1.3% - -1.6% +0.2%

Canon System & Support - - - - -4.9% +1.0% - -2.1% - -

-他 - - - - -0.4% -1.0% - -0.7% - -

-ITソリューリョン -0% +9% +4%

ITS以外 -3% -2% -3%

営業利益 3,461 1,994 2,500 3,300 2,946 3,068 - 5,455 6,014 - 11,200 11,800 +600 13,200 -1,400 +559

Canon System & Support 1,220 430 - - 800 930 1,650 1,730 +80

2,241 1,564 - - 2,146 2,138 3,805 4,284 - - - +479

YoY - - - - -14.9%+53.9% - +10.2% - +5.4% +17.9%

Canon System & Support - - - - -34.4%+116.3% - +4.8% - -

-他 - - - - -4.2% +36.7% - +12.6% - -

-利益率 5.1% 3.2% 4.0% 5.1% 4.4% 4.9% 4.2% 4.6% 4.3% 4.6% 5.1% -0.5pp +0.5pp

Canon System & Support 3.8% 1.5% - - 2.6% 3.2% 2.7% 2.9% - - - +0.2pp

6.2% 4.6% - - 6.0% 6.3% 5.4% 6.1% - - - +0.7pp

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