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キヤノンマーケティングジャパン 8060 COVERAGE INITIATED ON: LAST UPDATE: 当レポートは 掲載企業のご依頼により株式会社シェアードリサーチが作成したものです 投資家 の各企業の 取扱説明書 を提供することを 的としてい

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Academic year: 2021

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キヤノンマーケティングジャパン|8060

COVERAGE INITIATED ON: 2012.08.06 LAST UPDATE: 2018.10.30 当レポートは、掲載企業のご依頼により株式会社シェアードリサーチが作成したものです。投資家⽤の各企 業の『取扱説明書』を提供することを⽬的としています。正確で客観性・中⽴性を重視した分析を⾏うべく、 弊社ではあらゆる努⼒を尽くしています。中⽴的でない⾒解の場合は、その⾒解の出所を常に明⽰します。 例えば、経営側により⽰された⾒解は常に企業の⾒解として、弊社による⾒解は弊社⾒解として提⽰されま す。弊社の⽬的は情報を提供することであり、何かについて説得したり影響を与えたりする意図は持ち合わ せておりません。ご意⾒等がございましたら、sr_inquiries@sharedresearch.jp までメールをお寄せくだ さい。ブルームバーグ端末経由でも受け付けております。

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⽬ 次

SRレポートの読み⽅:本レポートは、直近更新内容・業績動向セクションから始まります。ビジネスモデルに馴染みのない⽅は、事業内容セクショ ンからご覧ください。

主要経営指標の推移 --- 3

直近更新内容 --- 4

概略 --- 4

業績動向 --- 5

四半期実績推移 --- 5

中⻑期戦略及び今期会社⾒通し(2018 年 1 ⽉ 30 ⽇発表、4 ⽉ 25 ⽇内容補填) --- 17

事業内容 --- 31

ビジネス概要 --- 31

SW(Strengths, Weaknesses)分析 --- 36

市場とバリューチェーン --- 37

過去の決算概要 --- 39

財務諸表 --- 50

その他の情報 --- 52

沿⾰ --- 52

⼤株主 --- 52

株主還元 --- 53

企業概要 --- 54

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主 要 経 営 指 標 の 推 移

出所:会社データよりSR社作成 *表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意 *2013年12⽉期より、販管費に計上していた販売促進費の⼀部について、売上⾼から控除する⽅法(純額表⽰)に変更している *2014年12⽉期より、売上原価の⼀部を販売費及び⼀般管理費に計上する⽅法に変更し、2013年度について組み替えを⾏っている *2013年12⽉期の前年同期⽐については、遡及適⽤後の2013年12⽉期の数値と2012年12⽉期の数値とを⽐較している

損益計算書 FY12/07 FY12/08 FY12/09 FY12/10 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 FY12/18 (百万円) 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 会予 売上⾼ 905,136 827,486 686,614 674,159 632,418 659,218 657,215 659,432 646,002 629,313 632,189 645,000 ビジネスソリューション 516,719 495,943 438,738 342,458 325,136 330,919 327,263 330,233 326,870 330,334 338,145 ITソリューション - - - 133,250 124,472 130,999 142,299 148,750 141,200 140,842 134,896 イメージングシステム 284,375 265,827 222,227 213,836 182,124 192,003 191,729 185,406 178,701 159,206 152,339 産業・医療 104,041 65,715 25,649 13,354 26,990 30,673 26,106 28,024 27,153 25,568 34,308 その他 - - - 231 226 203 67 51 656 25 27 前期⽐ 4.4% -8.6% -17.0% -1.8% -6.2% 4.2% -0.3% 0.3% -2.0% -2.6% 0.5% 2.0% ビジネスソリューション 7.2% -4.0% -11.5% -21.9% -5.1% 1.8% -1.1% 0.9% -1.0% 1.1% 1.1% ITソリューション - - - - -6.6% 5.2% 8.6% 4.5% -5.1% -0.3% 4.7% イメージングシステム 5.0% -6.5% -16.4% -3.8% -14.8% 5.4% -0.1% -3.3% -3.6% -10.9% -4.3% 産業・医療 -8.9% -36.8% -61.0% -47.9% 102.1% 13.6% -14.9% 7.3% -3.1% -5.8% 6.5% 売上総利益 289,746 273,019 233,058 227,543 222,892 220,884 220,209 233,536 233,104 226,007 223,771 前期⽐ 3.4% -5.8% -14.6% -2.4% -2.0% -0.9% -0.3% 6.1% -0.2% -3.0% -1.0% 売上総利益率 32.0% 33.0% 33.9% 33.8% 35.2% 33.5% 33.5% 35.4% 36.1% 35.9% 35.4% 販管費 252,860 247,603 226,760 219,807 214,450 204,082 203,197 208,448 206,457 198,331 193,365 前期⽐ 2.7% -2.1% -8.4% -3.1% -2.4% -4.8% -0.4% 2.6% -1.0% -3.9% -2.5% 販管費⽐率 27.9% 29.9% 33.0% 32.6% 33.9% 31.0% 30.9% 31.6% 32.0% 31.5% 30.6% 営業利益 36,886 25,415 6,297 7,735 8,441 16,802 17,012 25,087 26,647 27,676 30,406 32,000 ビジネスソリューション 17,223 13,356 -3,021 2,281 3,489 6,299 5,535 8,206 8,991 11,362 12,238 ITソリューション - - - -3,697 -3,073 195 387 3,163 4,135 4,854 4,559 イメージングシステム 14,334 10,243 10,428 9,834 8,387 10,917 12,491 14,257 13,841 10,887 11,688 産業・医療 5,328 1,815 -1,109 -245 -246 -1,201 -1,765 -977 -742 122 1,543 その他 - - - -437 -116 591 364 438 421 449 375 前期⽐ 8.7% -31.1% -75.2% 22.8% 9.1% 99.0% 1.3% 47.5% 6.2% 3.9% 9.9% 5.2% 営業利益率 4.1% 3.1% 0.9% 1.1% 1.3% 2.5% 2.6% 3.8% 4.1% 4.4% 4.8% 5.0% 経常利益 36,895 25,943 8,222 9,480 10,668 18,108 18,210 26,553 28,040 28,717 31,491 33,000 前期⽐ 8.5% -29.7% -68.3% 15.3% 12.5% 69.7% 0.6% 45.8% 5.6% 2.4% 9.7% 4.8% 経常利益率 4.1% 3.1% 1.2% 1.4% 1.7% 2.7% 2.8% 4.0% 4.3% 4.6% 5.0% 5.1% 当期純利益 20,033 11,185 -4,343 3,724 6,763 10,578 10,167 16,030 15,670 18,161 20,679 21,700 前期⽐ 6.5% -44.2% - - 81.6% 56.4% -3.9% 57.7% -2.2% 15.9% 13.9% 4.9% 純利益率 2.2% 1.4% - 0.6% 1.1% 1.6% 1.5% 2.4% 2.4% 2.9% 3.3% 3.4% ⼀株当たりデータ(千株、円) 期末発⾏済株式数 151,080 151,080 151,080 151,080 151,080 151,080 151,080 151,080 151,080 151,080 151,080 EPS 134.8 78.6 -31.6 26.7 49.3 77.5 76.7 123.6 120.8 140.1 159.5 146.5 DPS 40.0 40.0 20.0 20.0 20.0 24.0 24.0 40.0 45.0 50.0 60.0 60.0 BPS 1,817.6 1,858.4 1,797.3 1,798.2 1,827.3 1,907.5 1,980.2 2,082.6 2,136.2 2,163.0 2,290.7 貸借対照表 (百万円) 現⾦・預⾦・有価証券 127,505 112,597 95,796 110,574 102,522 108,435 102,282 120,607 99,573 107,285 136,979 たな卸資産 37,691 34,143 25,785 20,530 26,332 28,826 28,233 27,814 30,005 29,979 33,870 短期貸付⾦ - 20,000 40,000 40,000 40,028 40,002 50,000 50,054 80,054 90,044 90,014 流動資産合計 368,653 328,149 302,395 302,202 302,093 316,608 324,938 339,596 347,542 362,141 397,506 有形固定資産 99,659 97,989 84,189 86,127 91,928 99,564 99,684 100,059 99,310 96,701 75,090 投資その他の資産計 44,205 41,393 40,728 37,364 33,969 30,415 29,559 29,184 30,150 32,064 32,750 無形固定資産 13,606 19,028 24,392 23,736 20,435 15,986 12,894 10,906 9,499 6,819 5,485 資産合計 526,124 484,936 449,607 448,592 447,765 462,574 467,076 479,747 486,502 497,727 510,832 ⽀払⼿形及び買掛⾦ 148,329 123,896 106,443 102,849 100,046 104,162 108,498 101,337 101,834 102,662 100,940 短期有利⼦負債 343 - - - 2,731 - - - -流動負債合計 213,959 183,739 153,709 157,247 151,090 163,397 164,914 164,770 159,678 156,966 157,398 ⻑期有利⼦負債 130 - - - 624 - 73 - - - -固定負債合計 42,597 42,153 45,022 44,498 45,367 45,088 45,086 44,623 49,385 59,841 55,911 負債合計 256,556 225,893 198,731 201,745 196,457 208,486 210,000 209,394 209,064 216,808 213,310 ⾃⼰株式 -9,694 -24,730 -24,758 -22,191 -22,189 -26,891 -31,896 -31,905 -31,911 -31,914 -31,921 純資産合計 269,568 259,043 250,875 246,846 251,307 254,088 257,075 270,352 277,438 280,919 297,522 ⻑短有利⼦負債 473 - - - 3,355 - 73 - - - 147 ネットキャッシュ 127,032 132,597 135,796 150,574 139,195 148,437 152,209 170,661 179,627 197,329 226,846 キャッシュフロー計算書 (百万円) 営業活動によるキャッシュフロー 47,214 41,122 18,145 35,186 8,715 33,767 28,780 38,190 29,730 33,306 28,885 投資活動によるキャッシュフロー -21,911 -28,967 -25,834 -13,011 -12,107 -16,066 -25,757 -15,221 -44,536 -19,460 7,963 財務活動によるキャッシュフロー -16,344 -21,738 -4,324 -8,171 -3,811 -11,813 -9,105 -4,544 -6,224 -6,086 -7,145 財務指標 ROA 7.0% 5.1% 1.8% 2.1% 2.4% 4.0% 3.9% 5.6% 5.8% 5.8% 6.2% ROE 7.5% 4.2% -1.7% 1.5% 2.7% 4.2% 4.0% 6.1% 5.7% 6.5% 7.1% ⾃⼰資本⽐率 51.2% 53.4% 55.8% 55.0% 56.1% 54.9% 55.0% 56.4% 57.0% 56.4% 58.2%

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直 近 更 新 内 容

概略

2018年10⽉30⽇、キヤノンマーケティングジャパン株式会社への取材を踏まえてレポートを更新した。 2018年10⽉24⽇、同社は2018年12⽉期第3四半期決算を発表した。 (決算短信へのリンクはこちら、詳細は業績動向の項⽬を参照) 2018年9⽉5⽇、同社は、新たなイメージングシステムとして「EOS Rシステム」を⽴ち上げ、同システムの対応製品と してミラーレスカメラ「EOS R」と「RFレンズ」4機種、マウントアダプター4機種を10⽉下旬より順次発売することを 発表した。(リリースへのリンクはこちら) 同社は国内ミラーレスカメラ市場において、2017年12⽉期Q4に市場シェアトップ(28%、台数)に躍り出て2018年12 ⽉期もQ1(25%)・Q2(35%)とその地位を維持、Q2は3⽉下旬発売の新製品EOS Kiss Mが貢献しシェア獲得を加速して いる。Q2時の説明会では通期でもラインアップ拡⼤によりQ2並みのシェア獲得を⽬指すとしていた。EOS Rはまさにそ の為の戦略的商品ともいえよう。なお、EOS Rのキヤノンオンラインショップでの販売予定価格は237,500円。EOS Kiss M (同88,500円)EOS M5(98,600円)より上で、⼀眼レフカメラのハイアマチュアモデルと同様の価格帯となっている。 EOS Rシステム:写真・映像表現の本質は光を操ることであり、その要であるレンズ設計の⾃由度を⾼めることで、更なる⾼画質を追求するシステム。 レンズ設計の⾃由度を⾼める⼤きなマウント径とショートバックフォーカス(無限遠に焦点を合わせた際、レンズ最後のガラス⾯の頂点から撮像⾯ までの光軸上の距離が短いこと)、レンズとカメラボディー間の新マウント通信システムという特⻑を備え、更なる⾼画質化と利便性の向上を実現 したとしている。なお、専⽤のマウントアダプターを装着することで、従来の豊富なEFレンズやEF-Sレンズが使⽤できるとしている 2018年8⽉6⽇、同社への取材を踏まえてレポートを更新した。 過去の会社発表は、ニュース&トピックスを参照

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業 績 動 向

四半期実績推移

出所:会社資料よりSR作成

四半期業績 FY12/16 FY12/17 FY12/18 FY12/17 FY12/18 FY12/17 FY12/18 前年⽐増減

(百万円) Q1* Q2* Q3* Q4* Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4会予 Q3累計* Q3累計* 実績Q3時会予前年⽐増減Q2時会予Q2会予⽐ Q3累計 売上⾼ 155,996 150,240 147,471 175,606 152,817 150,840 152,588 175,944 150,802 149,721 147,400 172,077 456,245 447,923 632,189 620,000-12,189 625,000 -5,000 -8,322 コンスーマ 32,667 37,964 38,698 57,000 26,822 34,208 35,313 54,657 109,329 96,343 166,300 151,000 154,500 -3,500 -12,986 エンタープライズ 44,241 44,934 41,967 46,300 47,127 47,542 44,445 45,886 131,142 139,114 176,900 185,000 185,000 - +7,972 エリア 68,092 63,047 62,276 64,400 66,372 63,011 61,404 64,213 193,415 190,787 260,600 255,000 256,500 -1,500 -2,628 プロフェッショナル 13,533 12,186 14,295 14,300 16,469 12,494 11,074 14,363 40,014 40,037 54,500 54,400 55,500 -1,100 +23 その他・調整額 -5,718 -7,292 -4,646 -6,100 -5,989 -7,535 -4,834 -7,042 -17,656 -18,358 -26,100 -25,400 -26,500 +1,100 -702 ビジネスソリューション 86,628 80,825 80,265 86,885 88,481 82,445 81,308 85,911 - - - - 252,234 - 338,145 -ITソリューション 33,813 32,315 31,459 31,211 33,069 32,438 32,856 36,533 - - - - 98,363 - 134,896 -イメージングシステム 31,791 36,287 35,035 56,093 29,496 34,997 35,074 52,772 - - - - 99,567 - 152,339 -産業・医療 10,375 7,210 6,993 7,630 8,751 7,460 9,866 8,231 - - - - 26,077 - 34,308 -その他・調整額 -6,612 -6,398 -6,282 -6,211 -6,982 -6,501 -6,514 -7,504 - - - -27,501 -全社ITソリューション売上 46,500 43,700 44,300 - 50,100 47,900 47,600 - 134,500 145,600 +11,100 エンタープライズ 27,400 27,300 26,200 - 30,600 29,900 28,700 - 79,600 87,900 +8,300 エリア 15,200 13,400 13,300 - 15,100 14,600 13,900 - 42,000 43,600 +1,600 その他 3,900 3,000 4,800 - 4,500 3,400 4,900 - 12,900 14,100 +1,200 旧全社ITソリューション売上 47,000 43,500 42,500 43,900 46,900 44,100 44,800 48,100 - - - - 135,800 - 183,900 -ITソリューション 33,800 32,300 31,500 31,200 33,100 32,400 32,900 36,500 - - - - 98,400 - 134,900 -ITソリューション以外 19,800 17,600 17,300 18,900 20,800 18,200 18,400 19,000 - - - - 57,400 - 76,500 -セグメント間消去他 -6,600 -6,400 -6,300 -6,200 -7,000 -6,500 -6,500 -7,500 - - - - -20,000 - -27,500 -YoY +0.4% -5.3% -5.1% -0.5% -2.0% +0.4% +3.5% +0.2% -1.3% -0.7% -3.4% -2.2% +0.6% -1.8% +0.5% -1.9% -1.1% コンスーマ - - - --17.9% -9.9% -8.7% -4.1% --11.9% - -9.2% -7.1% エンタープライズ - - - - +6.5% +5.8% +5.9% -0.9% - +6.1% - +4.6% +4.6% エリア - - - - -2.5% -0.1% -1.4% -0.3% - -1.4% - -2.1% -1.6% プロフェッショナル - - - - +21.7% +2.5% -22.5% +0.4% - +0.1% - -0.2% +1.8% ビジネスソリューション +2.1% +2.0% +1.3% -1.1% - - - - +1.8% - +1.1% -ITソリューション -2.2% +0.4% +4.4% +17.1% - - - - +0.8% - +4.7% -イメージングシステム -7.2% -3.6% +0.1% -5.9% - - - - -3.4% - -4.3% -産業・医療 -15.7% +3.5% +41.1% +7.9% - - - - +6.1% - +6.5% -全社ITソリューション売上 - - - - +8% +9% +7% - - +8% - -エンタープライズ - - - - +12% +10% +10% - - +10% - -エリア - - - - -0% +9% +4% - - +4% - -その他 - - - - +13% +11% +3% - - +9% - -全社ITセキュリティ +6% +9% +3% -3% +0% -2% +1% - +12% -旧全社ITソリューション売上 -0.2% +1.4% +5.4% +9.6% - - - - +2.0% - +3.9% -ITソリューション -2.1% +0.3% +4.4% +17.0% - - - - +0.8% - +4.7% -ITソリューション以外 +5.1% +3.4% +6.4% +0.5% - - - - +4.7% - +3.8% -売上総利益 54,869 55,074 53,771 62,293 53,682 54,078 54,820 61,191 51,983 53,008 52,043 162,580 157,034 223,771 - -5,546 YoY +1.0% -4.8% -6.3% -2.0% -2.2% -1.8% +2.0% -1.8% -3.2% -2.0% -5.1% -0.7% -3.4% -1.0% -売上総利益率 35.2% 36.7% 36.5% 35.5% 35.1% 35.9% 35.9% 34.8% 34.5% 35.4% 35.3% 35.6% 35.1% 35.4% - -0.6pp 販管費 49,672 49,956 48,236 50,467 48,021 48,777 47,372 49,195 48,267 47,059 45,808 144,170 141,134 193,365 - -3,036 YoY -2.3% -5.3% -4.0% -4.1% -3.3% -2.4% -1.8% -2.5% +0.5% -3.5% -3.3% -2.5% -2.1% -2.5% -販管費⽐率 31.8% 33.3% 32.7% 28.7% 31.4% 32.3% 31.0% 28.0% 32.0% 31.4% 31.1% 31.6% 31.5% 30.6% - -0.1pp 営業利益 5,197 5,118 5,534 11,827 5,661 5,300 7,448 11,997 3,715 5,949 6,235 11,101 18,409 15,899 30,406 27,000 -3,406 28,500 -1,500 -2,510 コンスーマ 289 2,267 3,135 7,000 -2,149 1,042 1,484 7,623 5,691 377 12,700 8,000 9,400 -1,400 -5,314 エンタープライズ 1,955 1,625 1,898 2,300 2,494 2,353 1,912 1,741 5,478 6,759 7,900 8,500 8,500 - +1,281 エリア 3,461 1,994 2,552 3,300 2,946 3,068 3,221 2,565 8,007 9,235 11,200 11,800 11,800 - +1,228 プロフェッショナル -235 -723 -203 -700 297 -511 -411 -675 -1,161 -625 -1,900 -1,300 -1,200 -100 +536 その他・調整額 190 136 67 100 126 -4 29 -151 393 151 500 - - -242 ビジネスソリューション 3,403 2,006 2,694 3,949 3,779 2,096 2,638 3,725 - - - - 8,513 - 12,238 -ITソリューション 1,122 1,016 809 1,034 1,091 1,012 1,137 1,319 - - - - 3,240 - 4,559 -イメージングシステム -325 2,059 1,755 7,398 71 2,022 2,856 6,739 - - - - 4,949 - 11,688 -産業・医療 845 -99 102 -663 631 76 709 127 - - - - 1,416 - 1,543 -その他 149 136 176 108 88 93 109 85 - - - - 290 - 375 -YoY +8.9% +3.6% +34.6% +1.4%-34.4%+12.2% -16.3% -7.5% +16.2% -13.6% +9.9%-11.2% -6.3% コンスーマ --54.0% -52.7% +8.9% --93.4% エンタープライズ +27.6% +44.8% +0.7% -24.3% - +23.4% エリア -14.9%+53.9% +26.2% -22.3% - +15.3% プロフェッショナル - - - -ビジネスソリューション +11.0% +4.5% -2.1% -5.7% - - - - +5.1% - +1.5% - -ITソリューション -2.8% -0.4%+40.5% +27.6% - - - - +9.9% - +14.5% - -イメージングシステム - -1.8%+62.7% -8.9% - - - - +41.8% - +7.4% - -営業利益率 3.3% 3.4% 3.8% 6.7% 3.7% 3.5% 4.9% 6.8% 2.5% 4.0% 4.2% 6.5% 4.0% 3.5% 4.8% 4.4% -0.5pp 4.6% -0.2pp -0.5pp コンスーマ - - - - 0.9% 6.0% 8.1% 12.3% -8.0% 3.0% 4.2% 13.9% 5.2% 0.4% 7.6% 5.3% -2.3pp 6.1% -0.8pp -4.8pp エンタープライズ - - - - 4.4% 3.6% 4.5% 5.0% 5.3% 4.9% 4.3% 3.8% 4.2% 4.9% 4.5% 4.6% +0.1pp 4.6% - +0.7pp エリア - - - - 5.1% 3.2% 4.1% 5.1% 4.4% 4.9% 5.2% 4.0% 4.1% 4.8% 4.3% 4.6% +0.3pp 4.6% +0.0pp +0.7pp プロフェッショナル - - - - -1.7% -5.9% -1.4% -4.9% 1.8% -4.1% -3.7% -4.7% -2.9% -1.6% -3.5% -2.4% +1.1pp -2.2% -0.2pp +1.3pp ビジネスソリューション 3.9% 2.5% 3.4% 4.5% 4.3% 2.5% 3.2% 4.3% - 3.4% - 3.6% - -ITソリューション 3.3% 3.1% 2.6% 3.3% 3.3% 3.1% 3.5% 3.6% - 3.3% - 3.4% - -イメージングシステム -1.0% 5.7% 5.0% 13.2% 0.2% 5.8% 8.1% 12.8% - 5.0% - 7.7% - -産業・医療 8.1% -1.4% 1.5% -8.7% 7.2% 1.0% 7.2% 1.5% - 5.4% - 4.5% - -営業外損益 175 731 114 21 77 791 57 160 386 946 75 93 925 1,407- 1,085 1,500 +415 1,500 - +482 経常利益 5,372 5,849 5,648 11,848 5,738 6,091 7,505 12,157 4,101 6,895 6,310 11,194 19,334 17,306 31,491 28,500 -2,991 30,000 -1,500 -2,028 YoY +43.1% +0.3% -22.7% +6.3% +6.8% +4.1% +32.9% +2.6% -28.5%+13.2% -15.9% -7.9% +14.6% -10.5% +9.7% -9.5% -4.7% 経常利益率 3.4% 3.9% 3.8% 6.7% 3.8% 4.0% 4.9% 6.9% 2.7% 4.6% 4.3% 6.5% 4.2% 3.9% 5.0% 4.6% -0.4pp 4.8% -0.2pp -0.4pp 当期利益 2,976 3,665 3,353 8,167 3,991 4,384 4,140 8,164 2,529 4,907 4,115 7,449 19,060 17,650 20,679 19,000 -1,679 20,200 -1,200 -1,410 YoY +61.0% +13.6% -19.7%+27.3% +34.1% +19.6% +23.5% -0.0% -36.6%+11.9% -0.6% -8.8% +90.7% -7.4% +13.9% -8.1% -2.3% 当期利益率 1.9% 2.4% 2.3% 4.7% 2.6% 2.9% 2.7% 4.6% 1.7% 3.3% 2.8% 4.3% 4.2% 3.9% 3.3% 3.1% -0.2pp 3.2% -0.2pp -0.2pp

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2018年12⽉期第3四半期決算の概要(2018年10⽉24⽇発表)

▷ Q3累計:13.6%(25億円)営業減益。好調なB2BでもB2Cの落ちを⽀えられず。エンタープライズ(13億円増)エリア(12 億円増)及びプロフェッショナル(5億円増)が利益を積み上げたが、デジタル⼀眼レフ・IJPが低調なコンスーマ(53億 円減)が影響した。通期計画は進捗を踏まえて⾒直され、営業利益は再度15億円減額され前年⽐34億円減の270億円に ▷ 修正計画:コンスーマの想定超の市場低迷、エリア及びプロフェッショナル⼀部進捗遅れ考慮。新EOS Rシステムは期待  営業利益15億円減の内14億円がコンスーマ。想定超の⼀眼レフ市場低迷で収益⼒あるミドルクラスの落込みが影響 ▷ コンスーマ:ミラーレスは好調に推移しシェアNo.1を維持したが、⼀眼レフ・IJP及びカートリッジの売上減が響く ▷ エンタープライズ:ITソリューションは⾦融・製造・流通業各々売上が増加、MFPも⼤⼿流通業集荷増もあり増収に寄与  収益性低下は低荒利LBP⼤型案件と⼀時的な不採算案件発⽣によるもの。Q4もLBP影響続くが、事業構造は良好 ▷ エリア:中⼩企業向けITソリューション及びセキュリティが堅調もMFP等主⼒ハードが低調且つ保守サービスも減  LPBカートリッジ等⾼荒利製品伸⻑・販管費減少により営業増益を確保 ▷ プロフェッショナル:産業機器が牽引。⾼速連帳プリンター低調のプロダクションプリンティング、ヘルスケアは減収 セグメント別営業利益推移(上段)荒利益及び販管費(下段)(⼗億円) 出所:会社資料よりSR作成、数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意。セグメント変更は適宜織り込んだ(以下同様)

業績概要

2018年12⽉期(FY12/18)第3四半期(Q3)累計期間の業績は、売上⾼4,479億円(前年⽐1.8%減、83億円減)、営業利 益159億円(13.6%減、25億円減)となった。B2Bビジネスはエンタープライズ(営業利益前年⽐13億円増)中⼼に利益 を積み上げたものの、B2Cビジネス(コンスーマ、同53億円減)が⼀眼レフカメラやIJPなどが想定を下回って低調に推 移、Q2と同様の傾向を継続、厳しい結果となった。通期計画はQ3進捗を踏まえて再度⾒直され、営業利益は前回予想⽐ 更に15億円減額の270億円(前年⽐34億円減)に修正されている。また、期末配当⾦(60円)に変更はない。 修正計画の前回⽐15億円減益の内訳はコンスーマが14億円減、プロフェッショナルが1億円減。コンスーマは、想定以上 の⼀眼レフ市場縮⼩により、収益⼒のあるミドルクラス機種が打撃を受けた点が⼤きい。プロフェッショナルの減益はヘ ルスケアの進捗が想定より遅れたため。なお、コンスーマのQ4の営業利益は前年(70億円)⽐6億円増の76億円を計画す る。満を持して投⼊した戦略機、フルサイズミラーレス「EOS R」及び交換レンズの積極的拡販による増益を⾒込む。SR 社では、コンスーマの利益計画のハードルは⾼いものの、エンタープライズ・エリアで補う可能性があるとみている。 FY12/18より開⽰セグメントを⼤幅に変更。これは、顧客・市場にフィットした体制へと転換すべく組織体制を従来の商品・サービス基準から顧客基 準へと切り替えたことによるもの。期初時点で未公表であったセグメント別営業利益計画もQ1時に公表、Q2時に精査した上で⾒直されていた 1.6 1.8 1.3 0.8 4.5 0.7 1.4 1.5 2.7 1.7 2.4 2.2 3.4 2.0 2.7 3.9 -1.0 2.5 3.5 7.6 3.2 2.2 2.0 6.9 -0.4 3.1 3.6 7.6 -0.3 2.1 1.8 7.4 0.3 2.3 3.1 7.0 -2.1 1.0 1.5 2.0 1.6 1.9 2.3 2.5 2.4 1.9 3.5 2.0 2.5 3.3 2.9 3.1 3.2 0.4 3.7 4.3 8.6 9.2 3.3 3.5 9.1 3.5 5.1 7.2 10.9 5.2 5.1 5.5 11.8 5.7 5.3 7.4 12.0 3.7 5.9 6.2 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 Q1

FY12/13 FY12/14Q1 FY12/15Q1 FY12/16Q1 FY12/17Q1 FY12/18Q1 ビジネスソリューション ITソリューション イメージングシステム 産業・医療 その他 コンスーマ エンタープライズ エリア プロフェッショナル その他 (JPYbn) 32% 33% 34% 35% 36% 37% 40 45 50 55 60 65 Q1

FY12/11FY12/12Q1 FY12/13Q1 FY12/14Q1 FY12/15Q1 FY12/16Q1 FY12/17Q1 FY12/18Q1

粗利益 粗利率(右軸) (JPYbn) 26% 28% 30% 32% 34% 36% 36 40 44 48 52 56 Q1

FY12/11FY12/12Q1 FY12/13Q1 FY12/14Q1 FY12/15Q1 FY12/16Q1 FY12/17Q1 FY12/18Q1

販管費 販管費⽐率(右軸)

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コンスーマ

出所:会社資料よりSR作成 コンスーマ:ミラーレスは好調に推移したが、⼀眼レフの想定超の市場減速、IJP及びカートリッジの売上減が響く コンスーマは、ミラーレスが前Q4発売のエントリー機種が貢献しQ1にシェア1位を獲得するなど販売台数を増加したが、 想定超の市場縮⼩及び過剰な流通在庫の影響(Q1時)を受けた⼀眼レフの落ち込みを補えず、また、家庭⽤IJP及びイン クカートリッジが低調に推移したことも重なって、Q3累計で売上が11.9%減少、営業利益4億円(前年⽐53億円減)を計 上するに⾄った。その結果、通期営業利益計画は80億円(前年⽐47億円減)とQ2時から14億円減額された。 ただ、Q4に限ってみると、前年の70億円に対し今Q4は76億円の増益を計画。ミラーレス新製品「EOS R」及び関連交換 レンズの拡販で達成を⾒込むが、前Q4は今Q1の流通在庫に影響を及ぼしたように実需以上の実績が表れていたとみられ る点に留意したい。なお、流通在庫の影響は⼀眼レフ及びIJPともQ1で終息、Q2以降は正常化している模様だ。以下、各 商品の状況とQ4の⾒通しを⽰す。 ミラーレス ミラーレスは、2017年10⽉発売のエントリー機EOS M100(2018年10⽉26⽇Yodobashi.comの税込ボディ価格49,920円) が好評を博し、2017年12⽉期Q4に市場シェアトップ(台数)に躍り出て、Q1もトップを維持、Q2は2018年3⽉下旬発売 のEOS Kiss M(同79,100円)効果が重畳しシェア獲得を加速、2位に10pt以上の差を付けた。Q3もトップを維持、Q4は ミドルクラスに相当する「EOS R」(10⽉25⽇発売)で更に積み上げを図る考え。 同社では通期でもQ2並みシェアの獲得を⽬指している。Q3累計期間はエントリークラスの新製品が需要に応えて順調で あったが、Q4は同社初のフルサイズミラーレス「EOS R」及び交換レンズ等ラインアップを強化して更なる需要を取り 込む⽅針。同社では、ミラーレス市場への本格参⼊は後発であることから、チャレンジャーとして積極的に取り組むとし ていた。とりわけ、EOS Rはフルサイズ市場への参⼊であるとともに、新たなイメージングシステム「EOS Rシステム」 を同時に⽴ち上げるなど、戦略的な機種となっている。なお、EOS RのYodobashi.comでの販売価格は税込256,500円。 EOS Kiss M(同79,100円)EOS M5(87,410円)より上で、⼀眼レフカメラのハイアマチュアモデルと同様の価格帯となっ ている。今後は、フルサイズ市場でのラインアップ強化によるシェア獲得に期待したい。 EOS Rは、9⽉の発表後⾼い評価を得て予約も好調であり、計画通りの売上が⾒込めるとしている。EOS Rは上述のよう にハイアマチュアモデルでミドルクラスの価格帯に属し、荒利率も⾼い。同社では、EOS Rシステム対応の交換レンズ等 のラインアップを拡充していくとしており、今後の交換レンズ需要も含めた展開次第では翌期の牽引役とも成り得よう。 EOS Rシステム:写真・映像表現の本質は光を操ることであり、その要であるレンズ設計の⾃由度を⾼めることで、更なる⾼画質を追求するシステム。 レンズ設計の⾃由度を⾼める⼤きなマウント径とショートバックフォーカス(無限遠に焦点を合わせた際、レンズ最後のガラス⾯の頂点から撮像⾯ までの光軸上の距離が短いこと)、レンズとカメラボディー間の新マウント通信システムという特⻑を備え、更なる⾼画質化と利便性の向上を実現

コンスーマ FY12/16 FY12/17 FY12/18 FY12/17 FY12/18 FY12/17 FY12/18 前年⽐増減

(百万円) Q1* Q2* Q3* Q4* Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4会予 Q3累計* Q3累計* 実績Q3時会予前年⽐増減Q2時会予Q2会予⽐ Q3累計 売上 32,667 37,964 38,698 57,000 26,822 34,208 35,313 54,657 109,329 96,343 166,300 151,000-15,300 154,500 -3,500 -12,986 YoY - - - --17.9% -9.9% -8.7% -4.1% --11.9% - -9.2% -7.1% 営業利益 289 2,267 3,135 7,000 -2,149 1,042 1,484 7,623 5,691 377 12,700 8,000 -4,700 9,400 -1,400 -5,314 YoY - - - --54.0% -52.7% +8.9% --93.4% --37.0% -26.0% 利益率 0.9% 6.0% 8.1% 12.3% -8.0% 3.0% 4.2% 13.9% 5.2% 0.4% 7.6% 5.3% -2.3pp 6.1% -0.8pp -4.8pp YoY レンズ交換式(台数) - - - - -17% -3% -21% -7% -28% -15% -7% -9% -12% -14% -10% -4pp ⼀眼レフ(台数) - - - -42% -34% -26% -36% - -34% -32% -2pp ミラーレス(台数) - - - +24% +47% +94% +61% - +55% +65% -10pp コンパクト(台数) - - - - +20% -14% +39% +3% -44% +1% +19% +10% +8% -7% -4% -3pp IJP(台数) - - - - +1% +20% -10% -9% -12% -23% +3% -5% -3% -8% -8% -IJPカートリッジ(⾦額) - - - - -6% -8% +7% -9% -9% -2% -14% +1% -5% -5% -3% -2pp 国内 レンズ交換式 304 297 306 376 323 273 316 307 273 265 912 1,219 - 1,060 市場 内、⼀眼レフ 200 198 198 210 182 146 170 177 126 120 497 674 - 470 出荷 内、ミラーレス 104 98 108 167 141 127 147 130 147 146 415 545 - 590 台数 コンパクト 662 551 420 605 636 563 544 560 481 423 1,743 2,303 - 1,770 (千台) 交換レンズ 622 579 594 716 762 534 592 591 511 525 1,889 2,480 -YoY レンズ交換式 -26.8% -33.0% -18.2% -4.8% +6.1% -8.0% +3.2%-18.4% -15.4% -2.8% +0.5% -5.0% -13.0% 内、⼀眼レフ -24.5% -25.0% -3.3% -14.0% -9.3% -26.5% -14.4% -15.7% -30.5% -17.9% -16.7% -16.4% -30.3% 内、ミラーレス -30.9% -44.8% -36.3%+10.1% +36.0% +29.4% +35.4% -21.9% +4.1% +14.6% +33.7% +14.3% +8.3% コンパクト -18.4% -36.6% -49.6% -20.2% -3.8% +2.3% +29.5% -7.5% -24.4% -25.0% +6.8% +2.9% -23.1% 交換レンズ -19.1% -33.5% -19.0% -11.1%+22.6% -7.7% -0.4% -17.4% -33.0% -1.7% +5.2% -1.3% 国内 レンズ交換式 14,284 15,069 14,346 16,880 15,586 15,841 16,776 17,415 15,216 13,658 48,203 65,618 -市場 内、⼀眼レフ 9,553 10,787 9,998 9,006 8,705 8,687 10,502 10,460 7,407 6,374 27,894 38,354 -出荷 内、ミラーレス 4,731 4,282 4,349 7,874 6,881 7,154 6,274 6,955 8,371 7,284 20,309 27,264 -⾦額 コンパクト 9,622 8,008 6,100 10,226 9,612 8,938 8,828 9,350 7,890 6,852 27,378 36,728 -(百万円)交換レンズ 15,017 12,839 13,045 15,841 15,356 12,938 13,909 14,730 13,306 13,441 42,203 56,933 -YoY レンズ交換式 -27.0% -27.7% -20.2% +2.9% +9.1% +5.1% +16.9% +3.2% -2.4% -13.8% +10.3% +8.3% 内、⼀眼レフ -28.6% -19.1% -2.8% -10.6% -8.9% -19.5% +5.0% +16.1%-14.9% -26.6% -8.1% -2.5% 内、ミラーレス -23.3% -42.9% -43.4%+24.2% +45.5% +67.1% +44.3% -11.7%+21.6% +1.8% +52.0% +28.4% コンパクト -20.3% -35.1% -49.2% -2.2% -0.1%+11.6% +44.7% -8.6% -17.9% -23.3% +15.4% +8.2% 交換レンズ -17.6% -33.0% -28.2% -13.6% +2.3% +0.8% +6.6% -7.0% -13.3% +3.9% +3.2% +0.3%

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Coverage したとしている。なお、専⽤のマウントアダプターを装着することで、従来の豊富なEFレンズやEF-Sレンズが使⽤できるとしている ⼀眼レフ及び交換レンズ ⼀眼レフの市場縮⼩は当⾯続く⾒通し。同社では2018年の市場⾒通しを再度下⽅修正、同社の販売台数⾒通しも期初の 24%減、Q2時修正計画32%減から更に34%減へと引き下げた。⼀眼レフは同社が過半のシェアを占めており、競合⾃体 も⾮常に少ない市場であることから、闇雲に台数シェアを追いかけるのではなく収益を重視し、ミドルクラス及び交換レ ンズを中⼼に販売を強化していくとしていた。しかしながら、市場縮⼩の余波をミドルクラスが⼤きく受けたことから、 下⽅修正するに⾄ってしまった。ミラーレスながらも同じミドルクラスのEOR Rの新製品発表後は発売迄の様⼦⾒もあっ た模様だが、Q4は36%減と厳しい環境が続くとみている。 交換レンズでは、売れ筋商品の望遠ズームレンズ「EF70-200」において、f値4.0の機種(同177,180円、6⽉下旬発売)が 2006年11⽉、f値2.8の機種(同291,600円、9⽉中旬発売)は2010年3⽉以来のリニューアルを実施した。市場からは好評 を持って受け⼊れられ、⾦額的なボリュームが期待される9⽉発売の機種は多くのバックオーダを抱えていた。市場減速 の影響を受けているとはいえ、過去の顧客資産を有効に活⽤することで、収益拡⼤を図る⽅針とみられる。Q4はEOS R システムの本体と同時発表した交換レンズ(EOS Rシステムの特⻑を活かすレンズとなっている)にも注⽬したい。 IJP IJPでは、家庭⽤の市場が成熟化するなかでビジネスIJPに注⼒している。Q3累計期間はビジネスIJPが成⻑を続けたもの の、規模が台数及びカートリッジともまだ⼩さく、家庭⽤の落込みを吸収するには⾄っていない。なお、通期計画は台数 ベースで8%減とQ2時計画から変更ないが、2018年12⽉期はシェア確保を優先しているとみられ、売上は減収となる可能 性が⾼い。加えて、IJPカートリッジの売上⾒通しもQ2時点の通期3%減から同5%減へと引き下げられており、減益要因 となる⾒通しである。 同社では家庭⽤の将来需要について、プリント量(PV)が今後⼤きく伸びることは考え難く、店頭在庫も抑制傾向にあ るなど厳しい環境が続くとみている。IJP事業の考え⽅としては、⼀眼レフ同様に台数シェアを無闇に追いかけることな く、収益確保の⽅向に舵を切ることを優先する⽅針とみられる。事業規模も⼤きいことから注視したい。 コンパクト コンパクトは市場縮⼩が続くなか、国内デジタルカメラ⼤⼿のカシオ計算機が2018年5⽉に同市場からの撤退を発表した。 同社では市場は今後も低迷するとして、⾼単価・⾼倍率モデルの拡販に注⼒して収益維持に努める考え。なお、Q3累計で も前年並みの利益を確保した模様である。低コストオペレーションが業績に着実にあらわれているとみられる。 カシオ計算機 デジカメ事業:2018年5⽉9⽇、コンパクトデジタルカメラ事業からの撤退を正式に発表。⽇経報道によると2018年3⽉期の売上⾼は前 年⽐34%減の123億円、最終⾚字は49億円(前年5億円)、全世界販売台数は55万台(前年67万台、FY03/14は190万台)。 国内レンズ交換式(ミラーレス除く、左)、ミラーレス(中)、コンパクト(右)出荷台数推移 出所:会社資料よりSR作成 0 100 200 300 400 500 -50% -40% -30% -20% -10% 0% +10% +20% +30% +40% +50% +60% Q1 FY12/13 Q1 FY12/15 Q1 FY12/17 ⼀眼レフ出荷台数(⽇本向け) YoY (千台) 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 -50% -40% -30% -20% -10% 0% +10% +20% +30% +40% Q1 FY12/13 Q1 FY12/15 Q1 FY12/17 ノンレフレックス出荷台数(⽇本向け) YoY(千台) 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 -40% -30% -20% -10% 0% +10% +20% +30% +40% Q1 FY12/13 Q1 FY12/15 Q1 FY12/17 交換レンズ(⽇本向け) YoY (千台)

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Coverage 同⾦額推移 出所:会社資料よりSR作成

エンタープライズ

出所:会社資料よりSR作成 顧客視点の新セグメント エンターブライズは、従業員1,000名以上の⼤企業をターゲットにした顧客視点のセグメント。エリアが対象とする中堅・ 中⼩企業とは顧客ニーズが異なることから、セグメントが分けられた。⼦会社Canon IT SolutionsによるSIサービス等を 主体に、単体におけるMFP等ビジネス機器の販売・保守サービス、ITソリューションが占める。Canon IT SolutionsはSI サービスを事業の柱とし、データセンターがストック型で収益を下⽀えし、収益性の⾼い組込ソフトを中⼼としたエンジ ニアリングが利益⾯で影響する構図。 四半期特性:エンタープライズにおける季節性は、Canon IT Solutionsを含むITソリューション関連はあまり特徴がないが、カートリッジは企業の決 算⽉を含む四半期に集中する傾向がある。Q1は流通業に多い2⽉、⼀般的かつ公共機関の年度末にあたる3⽉を含むため、収益性が⾼くなる傾向にあ る。上表では、売上からCanon IT Solutionsの売上を控除した部分が該当する Q3累計業績及びQ4⾒通し

Canon IT Solutions、単体ともに順調に利益を積み重ねた。Q3において、⽣保向けLBP⼤型案件及びCanon IT Solution で不採算案件が⼀時的に発⽣したことが荒利率及び営業利益率を押し下げたが、この影響を除けばセグメント・Canon IT SolutionsともにQ1及びQ2並みの利益率を維持したとみられる。なお、LBP⼤型案件はQ4も残る(Q3よりは⼩さい)が、 Canon IT Solutionsの不採算案件の影響はなく、発⽣もしない⾒通しとのこと。 Q3累計期間は、⼤型SIが好調な⾦融業向けを始め、製造業、流通業、⽂教など各部⾨で売上が増加した。オフィスMFP においても、幅広い業種への出荷が進むとともに、流通業向けでは⼤型案件の受注も寄与した。なお、LBPは引き続きオ 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 -40% -30% -20% -10% 0% +10% +20% +30% +40% +50% +60% Q1

FY12/13 FY12/15Q1 FY12/17Q1

⼀眼レフ出荷⾦額(⽇本向け) YoY (百万円) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 -60% -40% -20% 0% +20% +40% +60% +80% Q1

FY12/13 FY12/15Q1 FY12/17Q1

ノンレフレックス出荷⾦額(⽇本向け) YoY(百万円) 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 -40% -30% -20% -10% 0% +10% +20% +30% +40% +50% +60% Q1

FY12/13 FY12/15Q1 FY12/17Q1

交換レンズ(⽇本向け) YoY (百万円)

エンタープライズ FY12/16 FY12/17 FY12/18 FY12/17 FY12/18 FY12/17 FY12/18 前年⽐増減

(百万円) Q1* Q2* Q3* Q4* Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4会予 Q3累計* Q3累計* 実績Q3時会予前年⽐増減Q2時会予Q2会予⽐ Q3累計 売上 44,241 44,934 41,967 46,300 47,127 47,542 44,445 45,886 131,142 139,114 176,900 185,000 +8,100 185,000 - +7,972 Canon IT Solutions 20,390 20,620 21,010 - 21,900 21,600 22,730 - 62,020 -他 23,851 24,314 20,957 - 25,227 25,942 21,715 - 69,122 - - - -ITソリューリョン 27,400 27,300 26,200 - 30,600 29,900 28,700 - 79,600 87,900 ITS以外 16,800 17,600 15,800 - 16,500 17,600 15,700 - 51,500 51,200 YoY - - - +6.5% +5.8% +5.9% -0.9% - +6.1% - +4.6% +4.6% -Canon IT Solutions - - - +7.4% +4.8% +8.2% - - - -他 - - - +5.8% +6.7% +3.6% - - - -ITソリューリョン +12% +10% +10% -ITS以外 -2% - -1% -営業利益 1,955 1,625 1,898 2,300 2,494 2,353 1,912 1,741 5,478 6,759 7,900 8,500 +600 8,500 - +1,281 Canon IT Solutions 1,290 1,280 1,400 - 1,790 1,810 1,470 - 3,960 5,070 他 665 345 498 - 704 543 442 - 1,518 1,689 - - -YoY - - - +27.6% +44.8% +0.7% -24.3% - +23.4% - +7.6% +7.6% -Canon IT Solutions - - - +38.8% +41.4% +5.0% - - +28.0% - - -他 - - - +5.9% +57.4% -11.2% - - +11.3% - - -利益率 4.4% 3.6% 4.5% 5.0% 5.3% 4.9% 4.3% 3.8% 4.2% 4.9% 4.5% 4.6% +0.1pp 4.6% - +0.7pp Canon IT Solutions 6.3% 6.2% 6.7% - 8.2% 8.4% 6.5% - 6.4% - - - -他 2.8% 1.4% 2.4% - 2.8% 2.1% 2.0% - 2.2% - - - -業種別 ⾦融 増収 増収 減収 増収 製造業 増収 増収 増収 増収 流通 増収 増収 増収 増収 その他(⽂教等) 増収 増収 増収 増収 機器 MFP(台数) 増加 増加 減少 増加 MFP(売上) 増収 保守サービス(売上) 増収 減収 LBP(台数) 減少 減少 増加 増加 LBP(売上) 減収 カートリッジ(売上) 増収 増収 増収 Canon ITS 事業分野別売上 SIサービス - - - - +10% +7% +7% +2% - +6% +6% -ITインフラ・サービス(データセンタ等) - - - - +8% +1% +16% -10% - +3% +3% -エンジニアリング(組込ソフト・CAD等) - - - - +2% +7% +2% -0% - +3% +3% -受注⾼ -3% -9% +21% +24% +8% +8% -16% - +6% - -受注残⾼ -11% -15% +7% +17% +21% +22% -1% - +17% - -売上⾼ -0% +0% -1% +10% +7% +5% +8% - +2% -

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Coverage フィス向けの集約が続くとともに、⽣保向け⼤型案件による台数増も販売単価の下落があり、売上が減少した。 利益⾯では、Canon IT Solutionsの利益⽔準の上昇、収益性の向上に注⽬したい。上表からわかるように、Canon IT Solutionsの営業利益は前年Q1/Q2の13億円弱・営業利益率6%強から、今Q1/Q2は約18億円・営業利益率8%強まで収益構 造が良化。Q3は前年14億円・6.7%から15億円弱・6.5%と増益は確保したものの、利益率は低下した。これは上述のよう に不採算案件の影響によるもの。これを除けばQ1/Q2並みの利益率を確保したとみられ、特段懸念はない模様だ。 好調さの要因は、顧客と直接開発を進めるプライム案件(開発案件。⼆次請け案件より収益性⾼い)が増加基調にあるこ と、良好な市場環境を背景に⾼単価の案件を獲得できているなど構造的なもので(売上構成もハード⽐率が低下し、ソ リューション販売が増加)、Q4以降も同様の傾向が続く可能性が⾼い点に注⽬したい。 Canon IT Solutionsの受注状況は上表の通りだが、データセンター(DC)ビジネスの受注多寡によって受注・受注残⾼が 振れる傾向にある点に注意のこと。Q3における受注・受注残⾼の減少は、DCが満床状態になったことによるものであり、 この影響を除けば受注はほぼ前年並み、受注残⾼は増加しているとしている。2019年もクレジットカード系⼤型開発案 件の新Phase、製造業や公共向けのマイグレーション案件などが順調に推移する⾒通し。増収効果に加えQ3の減益要因 も消失、増益が期待されよう。 マイグレーション案件:メインフレームからオープンシステム、オープンシステム間、異機種間といった旧システムから新システムへの移⾏にあたっ て、現状の詳細分析から統合テストまでを提供、スムーズなシステム移⾏を可能にするもの。ダイキン⼯業、アサヒグループHD、LIXIL、三菱電機等 の製造業から、京都市役所といった公共機関まで実績を有する

業種別には、A)⾦融業(上期は前年⽐増収):上期はクレジットカード系⼤型開発案件がPhase Iに続きPhase IIが始まっ たことでピークアウトせずに引き続き好調に推移、全国の信⽤⾦庫向け投資商品販売⽀援クラウドサービスの提供開始な ど順調、Q3は⼀時的な端境期で減収となったが、通期では堅調に推移する⾒通し、B)製造業(同増収):上期は建材メー カ向けマイグレーション(システムの移⾏)案件や飲料メーカ向け需要予測ソリューション等が寄与、Q3も⾃動⾞メー カ向け営業⽀援システムが堅調に推移するとともに化学メーカ向け⼤型オフィス構築案件、電機メーカ向け⽣産管理案件 が増加、通期でも増収の⾒通し、C)流通(同増収):航空会社向け⽂書管理システム案件等が牽引、D)その他(⽂教・ 公共)(同増収):⼤学内IT基盤システム「in Campus」含む複数の⼤型IT基盤案件の納⼊が進み、京都市の⼤型マイグ レーション案件も寄与(上期に受注)した。 ビジネス機器は、a)オフィスMFP:上期は複数の⼤型案件を獲得して出荷が伸⻑したが、Q3は前年⼤型案件の反動で減 少、売上はQ3累計で増収を確保、b)LBP:MFPへの切替もあり引き続き低調だが、下期は⼤型案件(Q3により集中)が 出ておりQ3は増加に転じQ3累計でも出荷増に、ただ単価下落でQ3累計の売上は減収に。 ストックビジネスについては、上期は保守サービスが売上を伸ばし、カートリッジについても流通業を中⼼に出荷が増え た。前者はMIF(市場稼働台数)増によるPV増を背景に、後者はPVの多い特定業種向けが寄与した。Q3においては、保 守サービスは単価下落をPV増が補えず減収、カートリッジは上期同様の傾向が続き増収を確保している。なお、カート リッジについては、⼤型更新案件の出荷時は付属カートリッジの分だけ需要が⼀時的に減少する点には留意したい。 また、ITエンジニアリングは、主⼒顧客向けは減収だが、⾃動⾞関連業種向けや3D-CADソフトウェアが順調に推移し、 増収基調を維持している。 Q4⾒通し Q4は、製造業向け中⼼にITソリューション売上が増加するものの、前Q4に⽂教向け⼤型基板案件、オフィスMFPの⼤型 案件があった反動で前年⽐1%減を計画。営業利益はQ3のLBP低荒利案件がQ4も規模は⼩さくなるが継続すること、カー トリッジの⼀時的な減少等による荒利減が⾒込まれることから、前年⽐5億円減の17億円を計画する。

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出所:会社資料よりSR作成

顧客視点の新セグメント

エリアは、従業員999名以下の中堅中⼩企業をターゲットにした顧客視点のセグメント。⼦会社Canon System & Support が直販を担い、単体はパートナー(代理店)を担当する。同社では、中堅中⼩企業のITソリューションへの需要は⾼いと 認識しており、この需要を着実に捉えるべく顧客規模に応じたビジネスモデルを再構築して取り組んでいる。そして、 Canon System & Supportで培ったビジネスモデルを順次パートナーへと展開していく考え。また、同じ地域に直販とパー トナーが共存しているため、中期経営計画では直販及びパートナーが⼀体となって顧客層別の販売戦略の⽴案・実⾏して いく⽅針である。 四半期特性:エリアも、エンタープライズ同様に顧客企業の決算期に消耗品中⼼に集中する傾向がある。そのためQ2はQ1より低調となる場合が多い。 但し、FY12/2018はQ1に組織変更や顧客層を従業員規模の⼤きい企業にシフトしたこと、MFP関連がQ1からQ2に⼀部シフトさせた影響が出ている Q3累計業績及びQ4⾒通し Q3累計の売上⾼は、中⼩企業向けソリューション、セキュリティ関連、特定業種向けLBPカートリッジが堅調であった が、オフィスMFP等主⼒のハードウェアが低調であり、保守サービスの売上が保守単価等の下落で減少した。営業利益は カートリッジ等⾼荒利製品の売上増、販管費の削減等によりQ2は増益に転じ、Q3もその基調を維持した。 Q2/Q3と増益に転じた背景としては、a)利益率重視の姿勢:Q2はQ1の減益を挽回すべく、BU全体で利益最優先シフト を徹底して、ITソリューションやセキュリティ商材を中⼼に個々の商談でも利益率を重視したマネジメントを⾏ったこと、 b)⼈員が他セグメントより多く、業績連動賞与の⼈員を中⼼とした販管費削減が⼤きい。 ビジネス機器はオフィスMFP・LBPとも前年⽐で減少した。ストックビジネスは、保守サービスが前年⽐で減収、カート リッジは特定業種向けの出荷が堅調に推移し増収となった。ビジネス機器は、中堅・中⼩企業の投資マインドが、働き⽅ 改⾰や業務効率向上・コストダウンを志向しており、機器の⼊れ替えに対する興味が⾼くないことが影響し、従来の売り ⽅(従来のリース額と同額で新機種に⼊替を提案)では反応が良くないとのこと。ただ、ストックビジネスの基盤となる MIFについては、同社MFPの安定した品質とサービス効率化評価を背景に減少しておらず、台あたりサービス単価も下 がってはいるもののトータル収益への影響はさほどないとしている。 保守サービスの考え⽅ なお、保守サービス(エンタープライズ及びエリア)の売上は、Q1は前年⽐3%減収、Q2が0%増、Q3が1%減とやや減 収基調、Q4は2%減を計画する。価格下落は落ち着きを⾒せつつあるが、PVの伸び率鈍化は働き⽅改⾰の影響もあって今 後も予断を許さない。しかしながら、a)効率化による⼀⼈当たり担当台数の増加、b)オンラインサポート「NETEYE」 の普及率拡⼤により利益⽔準を維持、今後も利益⽔準維持を図るとしている。 Q4⾒通し Q4においては、中堅・中⼩企業のIT投資意欲は引き続き⾼いことから、クラウドサービス等のITソリューションやセキュ

エリア FY12/16 FY12/17 FY12/18 FY12/17 FY12/18 FY12/17 FY12/18 前年⽐増減

(百万円) Q1* Q2* Q3* Q4* Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4会予 Q3累計* Q3累計* 実績Q3時会予前年⽐増減Q2時会予Q2会予⽐ Q3累計

売上 68,092 63,047 62,276 64,400 66,372 63,011 61,404 64,213 193,415 190,787 260,600 255,000 -5,600 256,500 -1,500 -2,628

Canon System & Support 32,140 28,840 29,210 - 30,570 29,130 28,510 - 90,180 88,210

他 35,952 34,207 33,066 - 35,802 33,881 32,894 - 103,235 102,577 - -

-ITソリューリョン 15,200 13,400 13,300 - 15,100 14,600 13,900 - 42,000 43,600 ITS以外 52,900 49,600 49,000 - 51,300 48,400 47,500 - 151,400 147,200

YoY - - - - -2.5% -0.1% -1.4% -0.3% - -1.4% - -2.1% -1.6% -0.6pp

Canon System & Support - - - - -4.9% +1.0% -2.4% - - -2.2% - -

-他 - - - - -0.4% -1.0% -0.5% - - -0.6% - -

-ITソリューリョン -0% +9% +4% - - +4%

ITS以外 -3% -2% -3% - -3%

営業利益 3,461 1,994 2,552 3,300 2,946 3,068 3,221 2,565- 8,007 9,235- 11,200 11,800 +600 11,800 - +1,228 Canon System & Support 1,220 430 690 - 800 930 950 - 2,340 2,680

他 2,241 1,564 1,862 - 2,146 2,138 2,271 - 5,667 6,555 - -

-YoY - - - --14.9%+53.9% +26.2% -22.3% - +15.3% - +5.4% +5.4%

-Canon System & Support - - - --34.4% +116.3%+37.7% - - +14.5% - -

-他 - - - - -4.2%+36.7% +22.0% - - +15.7% - -

-利益率 5.1% 3.2% 4.1% 5.1% 4.4% 4.9% 5.2% 4.0% 4.1% 4.8% 4.3% 4.6% +0.3pp 4.6% +0.0pp +0.7pp

Canon System & Support 3.8% 1.5% 2.4% - 2.6% 3.2% 3.3% - 2.6% 3.0% - -

-他 6.2% 4.6% 5.6% - 6.0% 6.3% 6.9% - 5.5% 6.4% - -

-機器 MFP(台数) 減少 減少 減少 減少

保守サービス(売上) 減収 微減 減収 減収

LBP(台数) 減少 減少 前年並 減少

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Coverage リティ商材の拡販に努める⽅針。売上は前年並の642億円を計画。ITソリューションが引き続き増加するとともに、主⼒ ビジネス機器の出荷増も⾒込むが、保守サービスの減少やQ3に駆け込み需要があったカートリッジの反動減を考慮した もの。なお、カートリッジは2018年9⽉から平均1.8%の値上げを⾏った。これは、物流費の上昇を転嫁したもので利益⾯ での影響は中⽴的とのこと。営業利益は、ストックビジネスの売上減やオフィスMFP拡販に伴う費⽤発⽣により9億円減 益の26億円を計画する。 通期計画は売上が15億円減額、営業利益は変更されていない。売上はオフィスMFP等ビジネス機器の販売減による⾯が ⼤きい。利益⾯でも、Q3はオフィスMFP減少に伴い拡販に伴う費⽤が想定を下回ったこと、販管費の減少(全社営業利 益を期初計画から2度下⽅修正しており、業績連動部分賞与が減少等)が織り込まれている。 エリア事業、ビジネスモデル再構築 出所:会社資料よりSR作成、注:GB(General Business) キヤノンシステムアンドサポートにおける中堅顧客層専任の販売組織名称

プロフェッショナル

出所:会社資料よりSR作成 顧客視点の新セグメント プロフェッショナルは、各専⾨領域の顧客を対象としたセグメント。プロダクションプリンティング(PP)やネットワー クカメラ(NWC)など将来の成⻑を担う部⾨が集まる。主な⼦会社はプロダクションプリンティングを担当するCanon Production Printing Systems、医療機器やシステム、ソリューション全般を扱うCanon Lifecare Solutions。医療関連で は電⼦カルテや診療報酬請求システムなどの医療情報システムを販売・運⽤保守まで⾏うCanon ITS Medicalもある。な お、売上はPP、産業機器、ヘルスケアがほぼ同⽔準(四半期毎に変動あり)、営業利益は産業機器が稼いでいるとみら れる。 Q3累計業績及びQ4⾒通し プロフェッショナルはコンスーマとともに再度の業績下⽅修正の⼀因となったセグメント。修正計画では売上が前回⽐ 11億円減(前年⽐1億円減)、営業損失は同1億円悪化の13億円(同6億円増)。Q3の未達及びQ4⾒通しとも、主にヘル スケアの進捗遅れによるもの。Q4においては、ヘルスケアで商談がQ4にずれ込んだ部分があること、映像ソリューショ ンで4Kディスプレイの⼤型案件等が控えていることから、若⼲ではあるが増収増益を計画する。2019年に向けては、PP 提 供 ソ リ ューショ ン GB 100-999名 アカウントセールス 30-99名 エリアセールス 29名以下 キヤノンシステムアンドサポートで培ったビジネスモデルを順次パートナーへ展開 ⼤⼿企業向けソリューション実績の活⽤ 顧客深耕による売上拡⼤ ITコンシェルジュ ITソリューションを核とした売上拡⼤ インサイドセールス 営業の効率化 ドキ セキ ソリ 業種 ソリ 基幹 ソリ

プロフェッショナル FY12/16 FY12/17 FY12/18 FY12/17 FY12/18 FY12/17 FY12/18 前年⽐増減

(百万円) Q1* Q2* Q3* Q4* Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4会予 Q3累計* Q3累計* 実績Q3時会予前年⽐増減Q2時会予Q2会予⽐ Q3累計

売上 13,533 12,186 14,295 14,300 16,469 12,494 11,074 14,363 40,014 40,037 54,500 54,400 -100 55,500 -1,100 +23 Canon Production Printing Systems 3,170 3,530 2,960 4,060 2,930 3,380 2,930 - 9,670 9,240

Canon Lifecare Solutions 3,930 2,910 4,060 - 3,410 2,740 2,440 - 10,900 8,580

他 6,433 5,746 7,275 - 10,129 6,374 5,704 - 19,444 22,217 - -

-YoY - - - - +21.7% +2.5% -22.5% +0.4% - +0.1% - -0.2% +1.8% -2.0pp

Canon Production Printing Systems - - - - -7.6% -4.2% -1.0% - - -4.4% - -

-Canon Lifecare Solutions - - - --13.2% -5.8% -39.9% - --21.3% - -

-他 - - - - +57.5% +10.9% -21.6% - - +14.3% - -

-営業利益 -235 -723 -203 -700 297 -511 -411 -675 -1,161 -625- -1,900 -1,300 +600 -1,200 -100 +536 Canon Production Printing Systems -230 -20 -120 -70 -230 -40 -90 - -370 -350

Canon Lifecare Solutions 150 -140 210 - 150 30 -60 - 230 120

他 -155 -563 -293 - 377 -501 -261 - -1,021 -395 - -

-YoY - - -

-Canon Production Printing Systems - - -

-Canon Lifecare Solutions - - - --47.8% - -

-他 - - -

-利益率 -1.7% -5.9% -1.4% -4.9% 1.8% -4.1% -3.7% -4.7% -2.9% -1.6% -3.5% -2.4% +1.1pp -2.2% -0.2pp +1.3pp Canon Production Printing Systems -7.3% -0.6% -4.1% -1.7% -7.8% -1.2% -3.1% - -3.8% -3.8% - -

-Canon Lifecare Solutions 3.8% -4.8% 5.2% - 4.4% 1.1% -2.5% - 2.1% 1.4% - -

-他 -2.4% -9.8% -4.0% - 3.7% -7.9% -4.6% - -5.3% -1.8% - -

-プロダクションプリンティング売上 - - - -7% -4% +1% -1% - -3% -3%

-産業機器 - - - +125% +20% -33% -33% - +8% +8%

-ヘルスケア - - - -5% -8% -32% +33% - +2% +2%

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Coverage の主⼒モノクロ連帳機の発売による販売増(利益は1年ほど遅れて本格貢献)、NWC等で増収を⾒込む。 PP Q1は7%減、Q2は4%減収、Q3は1%増で着地。Q3累計では減収となった。Q3の増収はキヤノンメディカルシステムズに 業務⽤⾼速デジタル印刷機と後加⼯機の⼀貫印刷ラインを導⼊したことによるもの。⾼速連帳プリンターにおいて顧客検 証出荷の遅れ等から案件の後ろ倒しが続いており、販売開始は2018年後半から2019年、消耗品需要は少し遅れて出てく る(数か⽉)⾒通し。これを受けて、通期計画は期初13%増収からQ2時の修正計画では3%減に引き下げられた。商業印 刷全体(他セグメントの関連製品含む)も期初8%増からQ2時0%増、Q3時には2%減へと更に引き下げられた。⾼速連 帳プリンターの影響が⼤きいとみられる。 産業機器 Q1は125%増、Q2も20%増と順調に推移。好況な半導体関連市場を背景に新規取扱製品も寄与した。Q3は33%減と⼤幅 に落ち込んだように⾒えるが、⾮半導体分野で海外取引先との販売代理店契約終了による影響が⼤きい。但し、期初時点 で既に織り込まれており計画通りである点に留意したい。Q3累計では増収、通期でも8%増を⾒込む(期初計画9%増)。 なお、⽶ClassOne Technology社との間で⽇本国内における独占販売契約を締結、2018年10⽉25⽇より電解メッキ装置 の販売を開始した。価格は2億円〜ということから、販売次第では業績貢献が⾒込まれよう。 ヘルスケア Q1は5%減、Q2は8%減、Q3は32%減で着地。Q3累計では減収となった。前年同期に⼤型案件があったこと、病院向け モダリティ案件が低調に推移したことが影響した。ただ、眼底カメラや医療ITソリューション等は伸⻑している。通期で は2%増を⾒込む(期初計画9%増)。Q4は商談のずれ込み等により前年⽐33%増を計画している。 映像ソリューション Q1の9%減からQ2は12%増に転換、Q3は0%減、Q3累計では前年並となった。但し、他セグメント含むNWC全体はQ1の 8%増からQ2は7%減、Q3は5%増。通期計画も期初の25%増からQ2時に3%増へと下⽅修正。これは、NWC全体を同25% 増から5%増に下⽅修正したことによるもの。国内のNWC市場については前年⽐10%弱の伸びを想定しているが、a)顧 客や販路開拓に想定以上に時間を要していること、b)カメラ本体の単価下落、を織り込んだとしている。 国内NWC市場は、A)本体及び録画装置、B)本体及び録画装置に加えて⼤量データの集約と画像解析、といった市場に ⼤別されるが、⼩規模なA)の市場が⼤きく、B)の市場はなかなか広がっていないと同社ではみている。市場シェア⾃ 体は変化していないとしているが、価格下落の影響を受けたこと、販売戦略の⾒直しにより下⽅修正した模様である。 ただ、A)のような⼩規模案件は中国メーカの安価な製品との競合に晒されているが、B)⾼度監視市場は⽇本において ⾮常に期待されており、引き続き注⼒していく考え。同社では、1)⼩規模案件は効率化を図りながら数を積み上げ、2) 新設の⼤規模ビルには⼤量のカメラ及びMilestone社の映像基盤を導⼊し、3)既設のカメラに対しては、SIに近い集中管 理基盤を展開していくことが重要になるとしている。更には、⾼度監視のソフトウェアや親会社が買収したイスラエル BriefCam社の映像解析ソフトウェアを付加することで、差別化を図る⽅針である。2019年12⽉期は売上・収益・台数のバ ランスを確実に成⻑軌道に持っていくとのこと。既に、⾼度監視市場ではMilestone社の映像基盤を導⼊した⼤型案件が 出てきている模様だ。

参考

以下に⽰すように、Q1時に参考資料として従来の製品別区分(全社ベース、各セグメントに亘った数値)でのビジネス 機器の状況が開⽰された。MFP保守サービスの売上規模はエンタープライズよりもエリアの⽅が⼤きい点に留意。Q1の 保守サービス(1⽇平均プリント枚数(PV)×平均単価×稼働⽇)がQ1に3%減と変動が⼤きかったが、稼働⽇(前年⽐2 ⽇減)の影響が⼤きく、PVも前年より伸びは鈍化しているとのこと。Q1/Q2/Q3では特段状況に変化はない模様だ。平均 単価は下落基調が続いているものの、⽔準としてはリーズナブルな状況に落ち着きつつある模様だ。ソリューションも合 わせた単価下落抑制の効果も表れているとしている。

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Coverage ビジネス機器前年⽐ 出所:会社資料よりSR作成 販管費 出所:会社資料よりSR作成、表の数値が会社資料とは異なる場合があるが、四捨五⼊により⽣じた相違であることに留意 同社推定販売台数シェア(FY12/17) 出所:会社資料よりSR作成 レンズ交換式デジタルカメラ国内出荷⾦額推移 出所:CIPA統計よりSR作成

ビジネス機器 FY12/16 FY12/17 FY12/18 FY12/17 FY12/17 FY12/17 FY12/18

Q1* Q2* Q3* Q4* Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4会予 Q3累計* Q3累計* 実績Q3時会予前年⽐増減Q2時会予Q2会予⽐ オフィスMFP(レンタル込、売上) - - - - -3% +7% +2% +2% +2% -7% -10% +7% +2% +1% -1pp +1% -保守サービス売上 - - - - +0% -0% -1% -0% -3% +0% -1% -2% -0% -1% -1pp -1% -LBP(台数) - - - - -0% -3% -5% +2% -6% -12% +12% -3% -2% -1% +1pp -1% -LBPカートリッジ売上 - - - - +1% +2% -2% +1% -2% +3% +4% -4% +1% +0% -1pp +0% -商業印刷(売上) - - - - +3% +4% +1% -15% -6% -5% -0% +4% -3% +0% +3pp +0% -ネットワークカメラ(売上) - - - - +31% +13% +8% +33% +8% -7% +5% +12% +22% +5% -17pp +5%

-販管費 FY12/15 FY12/16 FY12/17 FY12/18

(⼗億円) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 販管費 50.8 52.8 50.2 52.6 49.7 50.0 48.2 50.5 48.0 48.8 47.4 49.2 48.3 47.1 45.8 広告宣伝費 2.6 3.4 2.3 3.5 2.2 2.2 2.1 2.5 1.8 2.3 1.9 2.4 1.9 1.9 2.0 販売促進費 1.3 1.1 1.2 1.9 1.2 1.3 1.1 1.9 1.2 1.2 1.1 1.8 1.1 1.1 0.9 保証費 1.8 1.9 1.9 1.7 1.5 1.4 1.4 1.6 1.4 1.3 1.2 1.3 1.3 1.1 1.2 その他直接費 5.3 5.2 5.1 5.6 5.3 5.3 5.2 5.5 5.1 5.2 4.9 5.2 4.8 4.9 4.7 ⼈件費 31.3 32.4 31.4 31.4 31.3 31.6 30.6 30.5 30.9 31.0 30.6 30.6 31.5 30.4 29.6 減価償却費 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.4 0.3 0.3 0.3 その他販売費 8.1 8.3 7.8 7.9 7.7 7.5 7.3 7.9 7.2 7.4 7.1 7.5 7.3 7.3 7.0 前年同期⽐増減 -1.0 +2.4 -1.2 -2.2 -1.2 -2.8 -2.0 -2.2 -1.7 -1.2 -0.9 -1.3 +0.2 -1.7 -1.6 広告宣伝費 +0.2 +1.7 -0.4 -0.4 -0.4 -1.2 -0.2 -1.1 -0.3 0.0 -0.2 -0.1 +0.1 -0.4 0.1 販売促進費 +0.2 -0.0 +0.0 +0.1 -0.0 +0.2 -0.1 -0.0 -0.1 -0.1 +0.0 -0.2 -0.0 -0.0 -0.2 保証費 -0.0 +0.2 +0.1 -0.4 -0.4 -0.4 -0.6 -0.1 -0.0 -0.1 -0.2 -0.3 -0.1 -0.2 -0.0 その他直接費 +0.0 +0.1 -0.0 +0.0 +0.1 +0.1 +0.1 -0.1 -0.3 -0.2 -0.2 -0.3 -0.3 -0.2 -0.2 ⼈件費 -0.6 +0.9 -0.1 -0.7 -0.0 -0.7 -0.7 -0.9 -0.4 -0.7 -0.0 +0.1 +0.7 -0.6 -1.0 減価償却費 -0.1 -0.1 -0.1 -0.1 +0.0 +0.0 +0.0 -0.0 -0.0 -0.0 -0.1 -0.2 -0.2 -0.2 -0.2 その他販売費 -0.7 -0.3 -0.7 -0.7 -0.4 -0.8 -0.5 +0.1 -0.5 -0.1 -0.1 -0.4 +0.1 -0.1 -0.1 YoY -1.9% 4.7% -2.3% -4.0% -2.3% -5.3% -4.0% -4.1% -3.3% -2.4% -1.8% -2.5% 0.5% -3.5% -3.3% 売上⽐ 32.7% 33.2% 32.3% 29.8% 31.8% 33.3% 32.7% 28.7% 31.4% 32.3% 31.0% 28.0% 32.0% 31.4% 31.1% 41% レンズ交換式カメラ シェア Canon Others 23% 内、ミラーレスシェア Canon Others 56% エントリー⼀眼シェア Canon Others 61% 内、⼀眼レフシェア Canon Others 45% 55% ⼀眼レフ市場 ミラーレス ⼀眼レフ 8.8 14.0 15.5 16.3 14.3 15.4 15.3 19.4 13.1 11.4 17.1 15.3 16.4 18.1 18.9 23.6 18.8 20.5 24.0 30.8 27.3 16.2 20.6 22.0 19.6 20.8 18.0 16.4 14.3 15.1 14.3 16.9 15.6 15.8 16.8 17.4 15.2 13.7 0 5 10 15 20 25 30 35 -60% -40% -20% 0% +20% +40% +60% +80% Q1

FY12/09 FY12/10Q1 FY12/11Q1 FY12/12Q1 FY12/13Q1 FY12/14Q1 FY12/15Q1 FY12/16Q1 FY12/17Q1 FY12/18Q1

Amount shipped: interchangeable-lens (Japan; right axis) YoY Average selling price YoY

(JPYbn) 0 2 4 6 8 10 12 14 -60% -40% -20% 0% +20% +40% +60% +80% Jan

2010 2011Jan 2012Jan 2013Jan 2014Jan 2015Jan 2016Jan 2017Jan 2018Jan Shipment value (right axis) YoY

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Coverage ⼀眼レフカメラ国内出荷⾦額推移 出所:CIPA統計よりSR作成 ミラーレスカメラ国内出荷⾦額推移 出所:CIPA統計よりSR作成 11.2 12.6 12.9 12.4 13.1 14.5 15.9 19.2 18.5 10.4 13.1 15.0 13.4 13.3 10.3 10.1 9.6 10.8 10.0 9.0 8.7 8.7 10.5 10.5 7.4 6.4 0 5 10 15 20 25 -40% -20% 0% +20% +40% +60% Q1

FY12/12 FY12/13Q1 FY12/14Q1 FY12/15Q1 FY12/16Q1 FY12/17Q1 FY12/18Q1

Amount shipped: single-lens reflex (Japan; right axis) YoY Average selling price YoY

(JPYbn) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 -80% -60% -40% -20% 0% +20% +40% +60% +80% +100% Jan

2012 2013Jan 2014Jan 2015Jan 2016Jan 2017Jan 2018Jan Shipment value (right axis) YoY

(JPYbn) 5.3 5.5 5.9 11.2 5.7 5.9 8.1 11.6 8.8 5.8 7.5 7.0 6.2 7.5 7.7 6.3 4.7 4.3 4.3 7.9 6.9 7.2 6.3 7.0 8.4 7.3 0 2 4 6 8 10 12 14 -60% -40% -20% 0% +20% +40% +60% +80% Q1

FY12/12 FY12/13Q1 FY12/14Q1 FY12/15Q1 FY12/16Q1 FY12/17Q1 FY12/18Q1

Amount shipped: non-reflex (Japan; right axis) YoY Average selling price YoY

(JPYbn) 0 1 2 3 4 5 -100% -50% 0% +50% +100% +150% Jan

2012 2013Jan 2014Jan 2015Jan 2016Jan 2017Jan 2018Jan Shipment value (right axis) YoY

(16)

キヤノンマーケティングジャパン|8060

LAST UPDATE: 2018.10.30 Research Coverage Report by Shared Research Inc. | www.sharedresearch.jp

R

Coverage ⼀眼レフカメラ⽤交換レンズ国内出荷⾦額推移 出所:CIPA統計よりSR作成 コンパクトデジタルカメラ国内出荷⾦額推移 出所:CIPA統計よりSR作成 過去の実績は、過去の財務諸表へ 10.8 14.3 14.3 18.3 15.8 17.7 19.0 20.7 19.8 13.6 15.4 16.9 18.2 19.2 18.2 18.3 15.0 12.8 13.0 15.8 15.4 12.9 13.9 14.7 13.3 13.4 0 5 10 15 20 25 -40% -20% 0% +20% +40% +60% Q1

FY12/12 FY12/13Q1 FY12/14Q1 FY12/15Q1 FY12/16Q1 FY12/17Q1 FY12/18Q1

Amount shipped: interchangeable lenses (Japan; right axis) YoY Average selling price YoY

(JPYbn) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 -60% -40% -20% 0% +20% +40% +60% +80% +100%

Jan-12 Jan-13 Jan-14 Jan-15 Jan-16 Jan-17 Jan-18 Shipment value (right axis) YoY

(JPYmn) 38.8 32.8 42.8 38.7 34.4 31.2 35.3 32.9 26.6 24.1 28.3 26.3 23.4 19.1 22.8 21.7 18.6 13.9 18.8 18.8 14.3 11.3 13.8 12.9 12.1 12.3 12.0 10.5 9.6 8.0 6.1 10.2 9.6 8.9 8.8 9.3 7.9 6.9 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 -60% -40% -20% 0% +20% +40% +60% Q1

FY12/09 FY12/10Q1 FY12/11Q1 FY12/12Q1 FY12/13Q1 FY12/14Q1 FY12/15Q1 FY12/16Q1 FY12/17Q1 FY12/18Q1

Amount shipped: compact (Japan; right axis) YoY Average selling price YoY

(JPYbn) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 -60% -40% -20% 0% +20% +40% +60% +80% Jan

2010 2011Jan 2012Jan 2013Jan 2014Jan 2015Jan 2016Jan 2017Jan 2018Jan Shipment value (right axis) YoY

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