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先生は二つの石レンガの上にしゃがんでいた。悠然見南山(のんびりして満ち足りてい る様子は)、その境界が広いことに堪えずとても喜んでいた。すると、

「とてもいいね。私は、ここに来るのが遅かったと後悔している。ここは本当にいいと ころだ。よし、私のこの山舎(拙宅の意味だと思う)の名を「茅厠見山斎」と名付けよう。

しかし、残念ながら、私の字はとても汚い。もちろん書く必要がないが、それは心と心が 通じ合っているからだ――私のその莫須有先生之璽は、十元くらいをかけて人に頼んで作 られせたものだ。今までまだ印肉を買っていないが、(その璽が)大きいから、どうせ使 い道はない。私は従来に告示するのが一番好きではない、ただ日記を書くのが好きだ。私 の文章と日記が同じのではないか?私しかその意味をよくわからない。もし、これまでそ の芸術を鑑賞する人たちは私と同じような冒険才能を持っていると、わからないというこ

とがないわけでしょう。」といった。

「莫須有先生、トイレのなかで何の話をしているの?」

「話していないよ。これはあなたの悪いでしょう。私はまだ手を洗っていないので、自 分で正々堂々にこの世の前に立つことではない、だから、私に詰問するわけではない――

しまった、あいにく逃げるアリを踏んでしまった。これはしょうがない、このアリが死ぬ 運命だったというしかない。(これまでの人生は)彼の一生といえるだろう。別に(私に 踏まれて死んだのが)そんなにすばらしいことではないのではないか?」

そうして、先生は頭を下げて外に出た。手を洗っていなかったが。そして、この露天ト イレの一角壁がすぐにも崩れそうな様子を見て驚いた。

幸いに先生がもう出た後でよかった。しかし、今回の逃げることに僥倖すればよいのか、

今度のために警告すればよいのか、独り言を言って独りで笑うしかない。

「もしここでうずめられるならば、私の人生は本当に無意義だな。」

「先生、これから物語をたくさん話せばいいわ。道理はやめたほうがいいわね。それは あまり人々が好きなものではないわ。他人にあなたの道理を聞かせる必要はないんじゃな いかしら?人の生涯は、生きて暮らすことが一番大事だからね。

一日にいくらか笑うことができれば、それでもう権利や義務を果たしたといえるわ。

だからたくさん物語を私らに教えてくださいな。それならうちらは先生のことをもっと 好きになるわ。」

「教えるけど、私が怒ったときには責めないでほしい。さきほどあなたは何を言った?

私に『道理を言うな」と言うこと自体、私に道理を言っているのではないか?

あなたは何を知っているというのか?私は何でもできる。物語もたくさん知っている。し かし、私はあなたのような婦人之言(女の話)を簡単に聞くわけはないではないか。

私は自分の気持ちに従って言いたい話をするだけだ。私があなたのところで間借りして いるからといって、私に賄賂を送って買収することができると思ってはいけないよ。

よし、では水を持ってきて。物語を話すにしても講談師でも、ただ話すだけなんて出来 ないだろう。のどが渇かないように何かしないとね。あなたはまだ主客の礼儀をしてない。」

「先生、これは私が悪いともいえないよ。私はあなたを見たら何でも忘れるからだ。あな たに同情するよ。まだ若いのに、もう徳配天地道貫古今になって、貞操(忠節)の方で、

(とてもすばらしいと思う。)」

「あなたのこの最後の一言はいい意味か悪い意味かよく分からないが――まあいい、そ の話は忘れましょう。それはただの前口上にしよう。今日からがんばって物語を話そう。

人生というのは、実は物語をいうこと、劇を演ずることと同じようにすればよいものだ。

それは悲しんでも傷つかないからだ。君臣でも父子でも、すべての関係はこのようなもの だけだ。恋愛しても、国が滅んでも、はっきりしているのは、よろいかぶとを捨て、振り 返ったらまた自分らしく生きることができるだろう。」

「あら、まぁ。(驚いたり、意外に思ったりするときの気持ち)、ありがとう。」

先生は大家の持ってきた水を一口で飲み干した。心配そうな顔をして、彼がここに来る のは非常に面子があったと思う。両袖生風、彼が愛している人は精神上に相応的な驚く賞 をもらいたいような豪飲だった。

「さて、一つ物語を話そうか。昔々、二人の姉妹がいた。その二人は、なんと同じ男を 愛していたのだ。

姉はその男の美しい容姿を愛しており、妹は彼の才能と学問を愛していた。彼は将来必 ず状元に合格できると思っていたからね。

姉は非常に美しい女性で、髪の長さは虎を丸々結ぶ事ができるくらいだったそうだ。妹 のほうはというと、姉を極めて大切にしていた。

ある日、姉妹と男の三人は後花園で宴席を開いた。妹が次々とお酌をし、二人を酔わせ た。酒の最後の一杯は何だったと思う?それは一杯の毒酒だったのだ。

それを姉に注ぎ、姉が野用と思うところに、白面書生は、ちょうど豪興で、彼のお酒を 持って『世の中にある人がいる。もしこの人は、この人ではないといけない、一杯の毒酒 を飲まさせると、私は必ず躊躇せずに、一口で飲み干す。』といった。

(事がまたたく間に起こるたとえ)話を言いきったとたんに、運命付けられた娘は、半 分ほど飲んだ酒を、彼女の愛する彼の口先に持っていった。二人とも、我も忘れる境地に なっていたのかもしれない。深々とキスをして、もう最後の呼吸だった。その同時に天上 の雷神電母が一斉に動作して、そのかわいそう」

「石?金になればよかったのに。」

「まあ、それはしょうがないことだ。人はみなそれぞれの生活状態によってそれぞれの 意識に育成されるからね。あなたは金しかわからないね。それはとても寂しく思う。」

「いい子ね。もし寂しいと感じるなら、それだけでいいことよ。先ほどあなた話したと き、表情が少し心配だったの。あなたが写実派の範囲を超えるのが怖いよ。人生には酔っ 払うというのがない。それはただどうしようもなく人生を粗末にするものよ。芸術には損 失になるのが免れない。あたかもあなたの物語は私から見ると面白くないもののよう。

おそらくあなた今の気持ちが物語を言うとして合わないからだ。それは確かにぶらぶら して働かない人が茶店で無駄話をするのと同じになればよかった。あなたの心配事を聞く 必要はない。ただあなたに忠告したいだけだ。元気盛り、戒之在闘、暴虎馮河(素手で虎 に立ち向かい、徒で大河を渡る、無謀な行動の形容)、吾不与也(私は参加しない意味だ

と思う)。この闘という字の範囲がとても広いと思うので、好勇闘狠する必要はない。忍 耐すればよい(つらい時期を越えるまで我慢すればよいことが必ず来るという意味だと思 う。)」

こう言われて、先生は何も言わなくなった。その頭の鉢を机に向かって何を知っている か知らない。それはたぶん苦しみが過ぎた後にその苦しみを思い出して、教訓をくみ取る のだろう。他人で教訓を与えられたことに恥ずかしくなるまでには至らないでしょう。突 然顔を上げ、花をつまんで笑っているみたいに、きれいな笑顔で、

「もし以前のように文章を作るならば、ここで本当にあなたのような年上の人にすすり 泣くかもしれない。今だったら妥当ではないと思っている。さっきほど、実は、本当に一 つの心配事が突然胸のうちに襲われたから、口から出任せの話を言ってしまったのだ。そ れをもうやめたほうがいいな。

さあ、荷物を片付けさせてください。明日からよくがんばるよう固く決心するから。私 の荷物はいつも簡単なものだ。ほら、これは二つとてもいい本だ。作家は一つがイギリス のシェークスピアで、一つがスペインのセルバンティスだ。すべて世界中の偉大な人物だ。

面白いのは、この傑作は、イギリスのシェークスピアでも見たことがあるそうである。本 を閉じてどうなるか知らないね。」といった。

「私に見せて、何か絵が載っているの?」

そうして、莫須有先生は両手でドン・キホーテを渡して、

「これはおもちゃじゃないとよく知っているね、気をつけて!」と言った。

「ほら、あなた、また――どうしてこんなに恥ずかしがるの?大げさに騒ぐほどの事じ ゃないわ。私は知らないのがないよ。お嬢さんたちは嫁に行くとき作られた縫い物の中に いいのがたくさんあるよ。」

「え、え、え、店主東はあなたが黄驃馬(黄色に白斑のある馬)をつれて……」

譚老板は売馬を歌っているね。蓋不勝其悲矣。(とても悲しいという意味だと思う。)

しばらくたったら何でも整然と秩序立っている。富潤屋、徳潤身、ただ心の中に少しさび しいだけだ。どう見ても大家さんしか目の前にいないのだ。知らないうちに座って失言だ

――

「あなたは自分の場所に戻っていいよ。人は長生きができるならば自慢話にもなるかも しれないが、私はいつまでも青年主義者を崇拝するものだ。」

知らずにタバコを吸っていた。

急いで両方を修正しようと――

「今はすべてのもの事を決めたので、これからの物語がますます面白くなる。私たち二 人もこれから親しみ合う。この奇跡のない世界に一つの奇跡を作りましょう。この世はも しかしたら突然発達するようにできているのかもしれない。そうなら、あなたは私と同じ

ドキュメント内 廃名の研究について総括的に述べる 廃名( (ページ 41-47)

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