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万年くらい前から、ホモサピエンスが使用する 狩猟採集用の道具や装飾品などに、それまでいない

ドキュメント内 系統分類学1-18v2 (ページ 54-63)

多様性が生じた

それまで独立していた脳内のモジュール間で、情報 交換が活発に行われるようになったからではないか?

「ヒトの脳にはクセがある - 動物行動学的人間論-」 (2015) 小林朋道

「ヒトの脳にはクセがある - 動物行動学的人間論-」 (2015) 小林朋道

狩猟採集用の道具の作成

対物専用モジュールが他のモジュールと独立して働く 対称性や鋭さなどの物理的要素は洗練されたが

多様性に欠ける

対生物専用モジュールとの情報交換

対象とする生物の習性や生態、体のつくりにあわせて

長さや大きさ、構造の異なる道具が作られるようになる

擬人化

人の感情、心理を野生動物の内部に想定して、それらの生物の 行動を説明しようとする思考

対生物専用モジュールと対人専用モジュールとの情報交換の結果では ないか?

擬人化は、幼児や未開の人々が行う幼稚な、あるいは素朴な思考ではなく 人間の脳に本来備わっている思考特性である可能性

「ヒトの脳にはクセがある - 動物行動学的人間論-」 (2015) 小林朋道

Snakes on the Brain

ヘビを見たことのないニホンザルに対して、花の写真とヘビの写真を見せると ヘビを認識するスピードの方が早い

Shibasaki and Kawai (2009) J. Comp. Psychol. 132, 131-135.

ディスプレイ上に、ヘビ、サルの顔、サルの手などを表示して、ニホンザルの反応をみると、

反応する細胞の数や反応の早さはヘビに対するものが大きい。

Van Le et al. Proc. Natl. Acad. Sci. USA (2013) 110, 19000-19005

脳の中にヘビの認識が組み込まれている

その他にも、霊長類のヘビの認識については多くの研究がある。

霊長類出現時には、既にほ乳類を補食できる大型のヘビや毒蛇などが存在しており そのためにヘビに対する警戒する回路が、脳の上に形成されたのでは?

分類の至近要因

• 生物はそれぞれ固有の環世界センス、すな わち特有の感覚で認識した感覚で他の生物 を分類している

• ヒトの生物分類の処理機能(の一部)は、側 頭葉に局在している

※ これらは発達要因を考える上でも重要

まとめ

何故ヒトは(生物を)分類するのか?

(1) ティンバーゲンの4つのなぜ (2) 分類の究極要因

「食べる - 食べられる」、「有性生殖」、

「体制化」

(3) 分類の至近要因

「環世界センス」、「脳における分類機能の

局在」、「脳のモジュール構造」

生物分類の歴史と基礎概念

(1) 博物学 • 本草学

(2) リンネ

(3) ダーウィン

(4) 分類学から体系学へ

進化分類学 vs 数量分類学 vs 分岐分類学

(5) 分子系統学

(1) 博物学 • 本草学

自然界にあるものを収集し、分類

アリストテレス (BC384-BC322 、古代ギリシア )

「動物誌」全 10 巻 (一部偽書の疑いあり)」

500種程度を記載

テオフラトス (BC371-BC287, 古代ギリシア)

「植物誌」全 9 巻

植物についての最初の研究書

550 種の植物を記載

自身の生活環境の周辺で出会う限られた生物に限られており、分類は 直感的でシンプル

大航海時代の到来 15 世紀中ばから 17 世紀半ば

ドキュメント内 系統分類学1-18v2 (ページ 54-63)

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