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改良 の評価
室内環境
実験中の室内環境を3() に示す.
:Aの計算にはフリーソフト= == を使用している.
暑い環境では :Aと,目標値である :A には到達しなかったものの十分高 い値が得られた.一方寒い環境では :A となっている. :Aの基準で言えば
「快適」「やや涼しい」の中間であった.しかし,被験者へのインタビューによると寒 い環境の日は手や足が特に冷たくなり,作業できる限界に近い寒さであったという意 見が多かった.よって,プロダクティビティが落ちるであろう不快な環境を作り出す,
という当初の目的は達成していると言える.
パフォーマンステスト
実験結果を"#,"#に示す.全体的に見ると,暑い条件の成績が高い傾向 があるようである.暑い条件での成績は,条件中で最も高いか,もしくは 番目に高 い場合がほとんどとなっており,暑い条件で最も成績が悪くなっているのはあまり見 られない.また,特に習熟の補正をかけたテストに関して,普通条件もしくは寒い条 件でもっとも成績が悪くなっている場合が多い.これは最初の, 回目の習熟を補正 しきれなかったことが原因として考えられ,最初の 回の得点を省いて普通条件の成 績を計算するとよいかもしれない.例外としては,認知速度のテストでは普通条 件の平均得点が最も高くなっている.認知速度の習熟がもともと緩やかであるた め,序盤のテストの習熟補正にもさほど誤差が出なかったためと考えられる.このよ うに考えると,実際には寒い条件で最も成績が悪かったと考えられる.
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データ入力作業
時間あたりのデータ入力作業処理量を"# に示す.
データ入力作業はどちらかというと単純作業に近いとは言え,オフィス作業の一部 としてよくあるものである.オフィスワークとして パフォーマンスと直接比 較することはできないが,認知速度・書面理解などの要素はいくらか反映していると 考えられる.
各被験者とも,普通条件の間は処理量が少なく,暑い条件,寒い条件ではおおむね 一定した処理量を保っている.これは,普通条件の間は作業に慣れていなかったため 処理量が少なく,暑い条件,寒い条件では作業に慣れたため処理量が安定してきたと 考えられる.しかし,温熱環境変化による明らかな処理量の低下は確認できなかった.
実験後のインタビューによると,寒い条件の時は全く作業が進まなかったという意 見が多かったが,作業量だけを見ればそのような傾向は見られない.
環境によるプロダクティビティの変化が習熟の影響に吸収されてしまったか,もし くは温熱環境の変化が単純作業へ与える影響が少ないという可能性が考えられ,どち らにしてもこのような単純作業のみでプロダクティビティを計測するのは難しいとい うことが裏付けられた.
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"#時間あたりのデータ入力作業量
アミラーゼ
メーターによるアミラーゼ計測結果を"#に示す.
朝と昼では明らかに昼のほうが高くなっており,メーターでストレスの蓄 積を計測できていることがわかる.
アミラーゼを環境条件別に見た場合, Bの名は長期間の実験により多少スト レスが蓄積しているようであるが,他の 名は逆に計測値が低下していた.しかし,ど ちらの変動も「ストレス無し」とされる〜 でのものであり,プロダクティビ ティに影響するほどのストレスの変動はなかったと考えることができる.すなわち,ア ミラーゼの計測からは長期的なストレスの蓄積は見られず,週間という長期間の実験 による パフォーマンスへの疲労の影響は考慮しなくてもよいことがわかった.
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"# アミラーゼ計測値の比較左:時間帯比較 右:環境別比較
主観評価
自覚症しらべの結果を"#に示す.
被験者別に見ると,環境条件ごとの傾向があることがわかるが,被験者によってど の環境を好むかは異なるようである.
実験後のインタビューによると,被験者9以外は,暑い環境は普通環境より多少不 快であったのみで作業には支障がなかったが,寒い環境下での作業はつらく,作業パ フォーマンスや パフォーマンスがかなり低下したと回答している.しかし自 覚症しらべの結果は寒い条件で訴え得点が明らかに高くなっているのは被験者Bのみ であった.逆に被験者9は寒い環境が一番快適に作業できたと述べていたが,自覚症 しらべでは普通環境が最も訴え得点が低い.