ALL-NEW RANGE ROVER
最新の 8 速オートマチック・トランスミッション
4. レンジローバーが継承し続けるもの
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レンジローバーは、自動車史上最も重要な自動車の1台として確固たる地位を築いています。オンロード/オフロードの両方で 卓越した走りを実現する、世界初の車両でした。
いまでは「クラシック」と称される初代レンジローバーは、1970年に販売を開始、その後25年間にわたり数々のアップ グレード経て、いくつかのバージョンが登場しました。
第2世代の車両はP38aとして知られるもので、1994年に販売開始。2001年には従来型がその後継車として登場しました。
第2世代は過去最高の年間販売台数を記録し、世界中で人気を博しました。
ロンドンからロスアンジェルス、シドニー、上海、トリノ、東京に至るまで世界の主要マーケットで販売されているレンジ ローバーは、ラグジュアリーSUVユーザーにとって究極の選択肢です。
「レンジローバーは1台で4役をこなす自動車です」とジョン・エドワーズは述べています。「日常的に使用するラグジュアリー・
カーでありながら、世界中のハイウェイを駆け回るレジャー・ビークルでもあります。さらに長距離の旅行に使える高性能自動車 でもあり、クロスカントリー・ビークルでもあるのです。」
王室から政治家、ロック歌手、ロック・クライマー、サッカー選手まで、レンジローバーはいつの時代においても、その独自の 価値が分かる様々なお客様に支持され続けています。
4-1 自動車界のアイコンとして
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レンジローバーの着想は、ローバー・カンパニーの技術責任者チャールズ・スペンサー スペン キングが始めた新車両プロ ジェクトに端を発しています。ただし、彼が生涯取り組んだのはローバーであり、ランドローバー(当時はローバーの4x4部門 でした)ではありませんでした。
「そもそもは、ローバー・サルーンの快適性とオンロード性能を、ランドローバーのオフロード走破性と組み合わせてみようと いう発想がきっかけでした。」とキングは述べています。「当時そんなことを試みようとした人間は一人もいませんでしたよ。
だからこそ挑戦する価値があった。と同時に、ランドローバーには新しい製品が必要だったのです。」
「100-inch station wagon(100インチ・ステーション・ワゴン)」として知られる最初のプロトタイプに取りかかったのは 1966年のこと。北米における4x4レジャー・ビークル市場の成長を鑑みてのことでした。」
「当初から プレミアム なレジャー・ビークルではありましたが、 ラグジュアリー ビークルではありませんでした。」と前プロ ジェクト・エンジニアのジェフ・ミラーは述べています。
「技術的にも大変なチャレンジでした。スペンは、オンロード走行の快適性のためにフロントとリアに乗用車用コイル・スプ リングをつけるべきだと主張しましたが、当時、他の4x4には採用されていませんでした。さらに、オフロードでの走破性を 実現するために、サスペンションのストロークをたっぷりとる必要があったのです。」
レンジローバーに採用された革新的技術には、アルミニウム・ボディ、オール・アルミ製エンジン、4輪ディスク・ブレーキなどが 挙げられます。
最初の市販車両がソリハル工場で生産開始されるまでに製作された試作車は、たったの10台でした。ちなみにモデル名には
「パンサー」や「レパード」などの候補がありましたが、最終的にはデザイナーのトニー・プールによって「レンジローバー」と 命名されました。
サルーンの快適性とオフロード走破性の結合
レンジローバーを特徴づけているのは、一目でレンジローバーだとわかるアイコニックなデザインです。
「オリジナルのレンジローバーは、非常にシンプルかつアイコニックなデザインを採用していました。それは最新型にも受け 継がれています。」ランドローバー・デザイン・ディレクター、ジェリー・マクガバンは語っています。
特徴的かつ象徴的なディテールにはすべて理由があります。たとえば凹凸をつけたボンネットの形状は、ドライバーがボディ の全幅を掴みやすくするためのもの。混雑した街中での運転にはもちろん、駐車の際やオフロード走行時にも非常に役に 立ちます。フローティング・ルーフは、細いピラーで視認性を向上させるべく生まれたものです。
また、フラットなボディサイドのおかげで、ドライバーをはじめとする乗員はドアぎりぎりの位置に着座できます。これにより、
良好な視界を確保できるだけでなく、車幅感覚も掴みやすくなっています。
パリのルーブル美術館に展示され、美術館の外の路上でも同じ展示物を見かけることができるという、希少な存在であるレンジ ローバー。スペン・キングは「エクステリアデザインに割いた時間は0.001%程度です。」と述べています。つまり、多くの優れた デザイン同様、まさしく 機能美 という言葉がふさわしいレンジローバーのフォルム。優れた機能が、シンプルなスタイルと 形を生み出したのです。
基本的な形状、例えば、フラットな側面や細い薄ルーフ・ピラー、短いオーバーハング、ホイールベースを含むあらゆる車両寸 法、ほぼ垂直のフロントノーズとテールエンドなどは、エンジニア達ー主にキングとシャシー担当エンジニアであったゴードン・
バシュフォードの手によるものです。初期の広報資料には「デザイン」について、触れられてさえいませんでした。
初代のデザインを担当したのは、ローバーのデザイン・ディレクターであったデヴィッド・ベッシュでした。彼はキングとバシュ フォードの提案内容を整理し、必要な機能に加えて自分のアイデアを追加しました。特に、グリルとヘッドランプ、および テールランプ、ウインドウの周辺部や側面のプレス・ラインなどを変更。これらは大幅な修正ではありませんでしたが、存在感 や美観に確かな変化をもたらすものでした。
シンプルでアイコニックなボディ形状
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レンジローバーのデザインは、進化し続けています。「オリジナルは最高の製品でした。そのため、いまや伝統ともいえる基本 デザインを新型にも踏襲することには大きな意味があります。」とジェリー・マクガバンは説明します。
第2世代モデルであるP38aは 白紙からの デザインでしたが、開発チームがスタイルの大幅な変更は望ましくないという ことに気づくのに時間はかかりませんでした。
コマンド・ドライビング・ポジションをはじめ、フローティング・ルーフ、広いガラス・エリアと低いウエストライン、ラップ オーバー・ボンネット(フロント・エッジの「キャッスル形状」を含む)、特徴的な後部のEピラー、2分割のテールゲート、側面 の形状にへこみや段差のない直線的なライン、クローズ・ホイール・カット(スタンスの向上のため)など、彼らは守るべきデザ イン・キューを継承しました。
これらレンジローバーのデザイン的特徴は、2001年に発表した第3世代モデル、そして新型モデルまで受け継がれています。
新型レンジローバーはサイズがより大きくなり、室内空間も広くなりました。特徴的なヘッド/テールランプ、ドア側面に移動 した「ブルネル」仕上げのパワー・ベントなど、モダンなディテールも加えています。新型のデザインは、P38aから連綿と受け 継がれる伝統が守られている一方で、照明類、グリル、ホイールなど多くの箇所に改良を施し、さらなるアップグレードを遂げ ました。本質的な形状は変えないまま、ラグジュアリー4x4のセグメントでもっともモダン、かつもっとも魅力的なデザインに 仕上がっているのです。
インテリアは、従来型から大幅な改良を施しました。デザインチームは、オーディオ機器、ヨット、航空機のファーストクラス、
美しい家具やジュエリーなど、さまざまな製品からインスピレーションを得たエッセンスを、伝統的な「ウッドとレザー」基調 の内装に組み合わせています。ラグジュアリーな世界観を高めた結果、多くの評論家たちから「自動車の中で最高に美しい キャビン」と評価されました。
レンジローバーは、多くの先進テクノロジーをどこよりも 早く採用するSUV界のパイオニアでもあります。ABS、4輪 電子制御トラクション・コントロール、電子制御エア・サスペン ション、軽量アルミニウム・プラットフォーム、TFT液晶を 使用したインストゥルメントパネル、「デュアルビュー」セン ター・スクリーンを採用した最新ディスプレイなどはおし なべて、レンジローバーが4輪駆動車として初めて装備した ものでした。
進化を続けるデザイン
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世界を股にかけて繰り広げるアドベンチャーもレンジローバーの伝統です。砂漠を横断し、山道を駆け抜け、川を横切り、そして 湿地帯を走り抜けるなど、ラグジュアリーなモデルといえども、冒険心を失うことはありません。
サハラ砂漠横断からはじまり、パナマとコロンビアの間にある、人が寄り付かないような沼沢地ダリエン・ギャップを踏破。
さらに、世界で初めて南極や北極にまで持ち込まれました。北米ロッキー山頂を制し、パリ-ダカール・ラリーとロンドン-シド ニー・マラソン・ラリーにも挑戦、そして困難なキャメル・トロフィーにも参戦しました。
レンジローバーの比類なき性能と象徴的なスタイルは、王室から政治家、ロック歌手にロック・クライマー、サッカー選手、
そしてファッション・モデルまで、数え切れないほどの著名人オーナーの心を掴んで離しません。
英国のロイヤル・ファミリーをはじめ、スポーツ界ではグレッグ・ノーマンやマイケル・ジョーダン、ミュージシャンのブルース・
スプリングスティーン、マドンナ、映画スターのジャック・ニコルソンやキーラ・ナイトレイなど、数多くの著名人がレンジ ローバーを所有しています。