第1課題と第2課題のレポート作成形式が異なります。
第
1
課題 巻末解答用紙(351頁)巻末解答用紙をコピーし、解答を記入して、本誌巻頭の「その他のレポート送付について」(ⅲ頁)により送付してください。
1 次の各番号の(人名)には選択肢から適当な番号を選び、( )には適当な用語、数字を15字以内で入れよ。( )には同じ用語が入 るので、その一つだけを書けばよい。
■ 社会学の成立
1.(人名)は、「社会学の父」と呼ばれ、『実証哲学講義』のなかで、社会を生物有機体になぞらえ( )であると考えた。また、彼は社会 が進歩するとし、人間精神の三段階の法則を唱えた。
それは、人間のものの考え方は、神学的段階(存在や運動を神で説明。軍事的性格)→形而上学的段階(抽象的思惟をもとに説明。法律的 性格)→実証的段階(観察に基づく事実で説明。産業的性格)という発展をする、というものである。
2.(人名)は、19世紀にイギリスで生まれ、社会進化論的立場ならびに社会有機体説の立場から強制的協同による結合に基づく( )から 自発的協同による結合に基づく産業型社会へ、という類型的進化を『社会学原理』のなかで説き、総合社会学を唱えた。
3.(人名)は、19世紀にドイツで生まれ、『社会学 社会化の諸形態』のなかで、社会学の研究対象を社会化の( )とし、「( )社会学」
を確立した。彼のいう「社会化」とは人々が相互に関係しあって社会としてまとまりある共同生活を形成している状況をさす。だから、集 団を形成するにあたっての、分業化・代表制、上下関係・対立抗争などが対象となり、そのなかで集団における個性の発達などを論じた。
2
単位通信 社会学
現代社会を社会学で読み解く
山田 等
No.
D090
社会福祉学科
2008年 10月以前入学生社会福祉学科
2012年4月以降入学生全学共通 学部共通科目 社会福祉学科
2009年4月以降入学生社会学
5.(人名)は、19世紀にドイツで生まれた、革命家、哲学者、経済学者であり、資本主義の成立・発展を理論づけた『( )』、革命のための『共 産党宣言』を著した。
6.(人名)は、19世紀にフランスで生まれ、産業革命後の急激な工業化の進展にともなう自殺や社会解体などの社会的問題を考察した。社会 が異なる職業によって成り立っていることを示した『( )』(1893)、宗教のもつ社会的統合作用を論じた『宗教の原初的形態』(1912)、
犯罪や異常とは何かについての鋭い洞察がある『社会学的方法の規準』(1895)などの著作がある。
7.(人名)は、19世紀にドイツで生まれた著名な社会学者・経済学者である。彼は、『( )の倫理と資本主義の精神』のなかで、禁欲的( ) の職業倫理に基づいて行なわれた経済活動が、資本主義の勃興を促した、と論じた。その代表的なものとしてカルヴィニズムをあげ、その
「予定説」が、信者を勤勉に職業に従事させ、結果として蓄えた金銭を資本として次の仕事のために投下させていったのである、と説いた。
選択肢
1.マルクス 2.デュルケム 3.パレート 4.ウェーバー 5.コント 6.ジンメル 7.スペンサー 8.テンニース 9.エンゲルス 10.タルド
■ 自我の社会性、他者と自己
8.(人名)は、19世紀に生まれ20世紀初頭に活躍したアメリカの社会学者で、他者の認識や評価によって自我が形成されることを「( )自己」
と呼んだ。彼はまた、家族、遊び集団などのフェイス・トゥ・フェイスで親密な結びつきの集団を「第一次集団」とし、一定の目的のため に意図して作られた「第二次集団」とを区別した。
9.(人名)は、19世紀に生まれ20世紀初頭に活躍したアメリカの社会学者・プラグマティストである。彼は、人間は、ごっこ遊び、ゲーム 遊びにおける役割取得を通じて「( )」の期待をルールとして認識し、自我が形成されると説いた。彼によれば、人間の自我は、( ) の期待を取り入れた「me(客我)」の側面と、meに対する反応としての「Ⅰ(主我)」との相互作用から形成される、とされる。
10.(人名)は、20世紀にドイツで生まれた社会学者で、他者や社会の期待に拘束、受け身的に自己の行為を行う人間を「( )」と呼んだ。
これは、社会化過剰の人間観として批判されてもいる。闘争理論(コンフリクトセオリー)でも知られる。
11.(人名)は、20世紀にアメリカで生まれた社会学者で、「シンボリック( )論」の命名者であり、リーダーである。彼は、人間は自我 を持つことによって「自分自身との( )」を行うことができ、そこで、他者の期待が表示され、解釈される。解釈において、その意味 が選択され、再分類され、変容される。そこに新たなものが生まれる、と説いた。
12.人が社会の成員となるために必要とされる事柄を学習していく過程を「社会化(第一次社会化)」という。子どもに対する「しつけ」はそ の一つである。フロイト、デュルケム、G・H・ミード、ピアジェらがそれぞれ異なった視角から社会化、とりわけ道徳的社会化を論じた。(人 名)は、ある人間の未来の状況(約束された地位、新しい環境)への予期が、さかのぼって現在の意識、心理を規定するメカニズムを「( )
(原語anticipatory socialization)」と名づけた。老人が老人ホームという新しい環境に入所するとき、積極的にそこで必要とされる事柄、
対人関係や施設内のルールを学ぶのは「社会化」の一つであり、「( )」である。
13.(人名)は、『孤独な群集』で、他人指向型の社会では、仲間集団が人の行動や態度に大きな影響を与えるとした。人は仲間集団の中では、
仲間から抜きん出て目立つことは危険であるが、仲間の承認を得るための競争は強いられる。それはあからさまに他人を蹴落とすような競 争であってはならない。仲間は、趣味の場面で典型となるように、楽しく時をすごす相手であるとともに、判定を下す陪審員でもあるとい う二重性をもつ。現代社会で人々は、仲間と「( )協力」の関係を強いられている。
14.タルドは、19世紀にフランスで生まれ、『( )の法則』(1890)のなかで、( )を社会関係の形式として、流行現象などを説明した。
(人名)は、「欲望の( )とモデル=ライバル論」を次のように展開した。欲望は、他者(モデル)の欲望を( )することによって 発生する。それゆえ、欲望主体はモデルと同一物を欲望することになるから、欲望を貫徹しようとすれば、モデルは主体の欲望を妨げる障 害(ライバル)に変わる。このような他者をモデル=ライバルという。エディプス・コンプレックスもこれで説明できるとした。
15.(人名)は、20世紀にアメリカで生まれた社会学者で、人間が他者との相互作用のなかで、さまざまな行為を演技していることを、『日常 生活における自己呈示』(邦訳『行為と演技』)、『アサイラム』などの著作の中であきらかにした。彼によれば、他者との相互行為状況にお いて、人は他者を観客として役を演じている演技者であり、その演技とは他者に対する印象操作、感情操作などである。これは、個人を聖 なる存在とみなし、お互いの体面の維持、秩序を維持するための方法である。例えば、人は、他者の失敗を見てみぬふりをする。この行為 は他者を傷つけてはならない聖なる存在とみなした相互行為儀礼である。高級レストランでウェートレスが皿を落として大きな音を立て割っ てしまった。この時客はあたかも何事もなかったかのように振舞う。これを彼は「( )」と呼んだ。『集まりの構造』で提起された。
16.(人名)は、「社会的行為」一般(全体)の理解をめざし、『理解社会学』を著した。彼は、社会的行為を主観的な意味(動機づけ)のちが いによって「理解」することによって、行為を因果的に説明しようとした。そこで彼は、社会的行為を主観的意味(動機づけ)によって4 つに分類した。一つは目的( )行為。この例は経済的行為がある。二つは価値( )行為。この例は宗教的行為がある。三つは感情 的行為。この例は怒りによる行為がある。四つは伝統的行為。この例は毎日の洗顔がある。
選択肢
1.R・ダーレンドルフ 2.リースマン 3.ウェーバー 4.ゴッフマン 5.ジラール 6.ブルーマー 7.マートン 8.デュルケム 9.クーリー 10.デューイ 11.G・H・ミード
■ 集団論
17.(人名)は、独自の集団論を展開した。彼によれば、人格は、文化の諸要素を個別的な様式で結合させたものである。それらの要素は集団 に所属することによって個人へ伝えられる。したがって、個人が所属する集団の数が増せば、他者と異なる部分が生じ、それだけ人格はよ り( )を発達させることになる。彼の集団論は後に、シカゴ学派や小集団論、交換理論に影響を与えた。
18.(人名)は、集団の結びつきについて、機械的連帯と( )の型の対置を行った。機械的連帯とは同質であるがゆえに結びついている環 節的社会であり、近代化にともない、異質な部分が相互に依存しあう社会的分業に基づく( )に基づく有機的社会に移行していく、とした。