Quartus Primeソフトウェアで、アルテラ・ソフトLVDSIPコアを使用して高速レシーバ・インタ
フェースをデザインすることができます。このIPコアは、高速I/Oインタフェースを作成する ために MAX 10デバイス内のリソースを最も有効に活用します。
• デザイン要件に応じてデシリアライザをカスタマイズするためにアルテラ・ソフトLVDSパ ラメータ・エディタを使用可能
• アルテラ・ソフトLVDS IP コアは、高速デシリアライザをコア・ファブリックに実装する 関連情報
• 7-1ページの アルテラ・ソフトLVDS のパラメータ設定
• Introduction to Altera IP Cores
すべてのアルテラIPコアについて、パラメータ化、アップグレード、IPのシミュレーション といった基本的な情報を提供します。
• Creating Version-Independent IP and Qsys Simulation Scripts
ソフトウェアあるいはIPのバージョンのアップグレードのためのマニュアルでの更新を必 要としないシミュレーション・スクリプトの作成について詳しい情報を提供します。
• Project Management Best Practices
プロジェクトおよびIPファイルの効果的な管理および移植性のためのガイドラインを提供 します。
アルテラ・ソフトLVDS IPコアでのPLLソースの選択
アルテラ・ソフトLVDS IPコアを、内部PLLまたは外部PLLと併せてインスタンス化すること により、LVDSインタフェース・コンポーネントを作成できます。
内部PLLを使用するアルテラ・ソフトLVDS IPコアのインスタンス化
アルテラ・ソフトLVDS IPコアを、SERDESコンポーネントを構築し、PLLを内部にインスタン ス化するように設定できます。
• この手法を使用するには、PLL SettingsタブのUse external PLLオプションをオフにする
• アルテラ・ソフトLVDS IPコアは、PLLをLVDSブロックに統合する
• この手法の欠点は、このPLLをこのLVDSインタフェース向けにしか使用できないこと
UG-M10LVDS
2016.05.02 LVDSレシーバ用FPGAデザインの実装 4-7
MAX 10 LVDSレシーバのデザイン Altera Corporation
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外部PLLを使用するアルテラ・ソフトLVDS IPコアのインスタンス化
アルテラ・ソフトLVDS IPコアは、SERDESコンポーネントだけを構築し、外部PLLソースを使 用するように設定可能です。
• この手法を使用するには、PLL SettingsタブのUse external PLLオプションをオンにする
• 通知が表示されるパネルにリストされているとおりに入力ポートに必要なクロック設定を行
• ALTPLL IPう コアを使用して、独自のクロック・ソースを作成できる
• PLLの使用方法をコアの他の機能とあわせて最適化するためにこの手法を使用する
関連情報
• MAX 10 Clocking and PLL User Guide
PLLおよびPLL出力カウンタについて詳しい情報を提供します。
• MAX 10 Clocking and PLL User Guide
PLLおよびPLL出力カウンタについて詳しい情報を提供します。
ガイドライン:外部PLLを使用するLVDS RXインタフェース
Use External PLLオプションを用いるアルテラ・ソフトLVDSIPコアをインスタンス化すること
ができます。外部PLLを使用することにより、PLL設定を制御できます。たとえば、多様なデー タ・レートと動的な位相シフトをサポートするために、PLLを動的にリコンフィギュレーション できます。このオプションを用いるためには、ALTPLLIPコアをインスタンス化して、さまざま なクロック信号を生成する必要があります。
アルテラ・ソフトLVDSのレシーバ向けにUse External PLLオプションをオンにした場合、
ALTPLLIPコアからの以下の信号が必要になります。
• アルテラ・ソフトLVDSレシーバのrx_inclockポートへのシリアル・クロッ入力
• レシーバのFPGAファブリック・ロジックのクロッキングに使用したパラレル・クロック
• アルテラ・ソフトLVDS PLLリセット・ポート向けlocked信号 関連情報MAX 10 Clocking and PLL User Guide
PLLおよびPLL出力カウンタについて詳しい情報を提供します。
アルテラ・ソフトLVDSレシーバに用いるALTPLL信号インタフェース
LVDSインタフェース・クロックを生成するために、あらゆるPLL出力クロック・ポートを選択 できます。
ALTPLLレシーバの外部PLLソースとしてアルテラ・ソフトLVDS IPコアを使用する場合は、ソ
ース・シンクロナス・コンペンセーション・モードを使用します。
4-8 外部PLLを使用するアルテラ・ソフトLVDS IPコアのインスタンス化 UG-M10LVDS2016.05.02
Altera Corporation MAX 10 LVDSレシーバのデザイン
表4-1: デシリアライゼーション・ファクタが偶数のALTPLLおよびアルテラ・ソフトLVDSレシーバ間 の信号インタフェースの例
ALTPLL IPコアより アルテラ・ソフトLVDSレシーバへ
高速クロック出力(c0)
シリアル・クロック出力(c0)は、
アルテラ・ソフトLVDSレシーバの
rx_inclockのみ駆動できます。
rx_inclock
低速クロック出力(c1) rx_syncclock
表4-2: デシリアライゼーション・ファクタが奇数のALTPLLおよびアルテラ・ソフトLVDSレシーバ間
の信号インタフェースの例
ALTPLL IPコアより アルテラ・ソフトLVDSレシーバへ
高速クロック出力(c0)
シリアル・クロック出力(c0)は、
アルテラ・ソフトLVDSレシーバの
rx_inclockのみ駆動できます。
rx_inclock
低速クロック出力(c1) rx_syncclock
PLLからの読み出しクロック(c2)出 力
rx_readclock
(RAMバッファおよび読み出しカウンタからの読み出し動作 向けクロック入力ポート)
アルテラ・ソフトLVDSのレシーバ向けに外部PLLクロックのパラメータを決定する
ALTPLL IPコアのレシーバ向けアルテラ・ソフトLVDS IPコア・クロックのパラメータを決定す
るために、デザインで以下の手順を実行します。
1. 内部PLLを使用するアルテラ・ソフトLVDS IPコアのレシーバをインスタンス化します。
2. デザインをTimeQuestタイミング解析までコンパイルします。
3. Compilation ReportウィンドウのTable of Contentsセクションで、TimeQuest Timing Analyzer > Clocksに移動します。
4. アルテラ・ソフトLVDS IPコア・レシーバの内部PLLに使用されるクロック・パラメータを 書きとめておきます。
クロックのリストで、clk[0]が高速クロック、clk[1]が低速クロック、clk[2]が読み出しク ロックです。
UG-M10LVDS
2016.05.02 アルテラ・ソフトLVDSのレシーバ向けに外部PLLクロックのパラメータを決定す
る
4-9
MAX 10 LVDSレシーバのデザイン Altera Corporation
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図 4-10: アルテラ・ソフトLVDSレシーバのクロック・パラメータの例
上記の手順で書きとめておいたパラメータでALTPLL出力クロックをコンフィギュレーション し、適切なアルテラ・ソフトLVDSクロック入力ポートにクロック出力を接続します。
アルテラ・ソフトLVDS IPコアの初期化
PLLは、アルテラ・ソフトLVDS IPコアがデータ転送向けSERDESブロックを実装する前にリフ ァレンス・クロックにロックします。
デバイスの初期化時に、PLLはリファレンス・クロックへのロックを開始し、ロックを達成する とユーザー・モード時に動作可能になります。クロックのリファレンスが安定していなければ、
PLL出力クロックの位相シフトに乱れが生じます。この位相シフトの乱れが、高速LVDSドメイ ンと低速パラレル・ドメイン間のデータ転送の不具合や破損の原因になります。
データの破損を避けるために、アルテラ・ソフトLVDS IPコアの初期化時に以下のステップを実 行します。
1. pll_areset信号を少なくとも10 ns以上アサートします。
2. 10 ns以上経過してから、pll_areset信号をディアサートします。
3. PLLロックが安定するまで待機します。
PLLロック・ポートがアサートし、安定すると、SERDESブロックの動作準備が整います。
高速 I/O のタイミング・バジェット
LVDS I/O規格は、データの高速伝送を可能にし、システム全体の性能向上を実現します。 高速
のシステム性能を活用するには、この高速信号のタイミングを解析する必要があります。差動ブ ロックのタイミング解析は、従来の同期タイミング解析手法とは異なります。
ソース・シンクロナス・タイミング解析は、クロック - 出力のセットアップ時間ではなく、デー タとクロック信号間のスキューに基づきます。高速差動データ伝送には、ICベンダによって提 供されるタイミング・パラメータを使用する必要があり、ボード・スキュー、ケーブル・スキュ ー、およびクロック・ジッタによる強い影響を受けます。
レシーバ入力スキュー・マージン
レシーバのデータ・パスにおける高速ソース・シンクロナス差動信号向けにRSKM、TCCS、お よびサンプリング・ウィンドウ(SW)の仕様を使用します。
4-10 アルテラ・ソフトLVDS IPコアの初期化 UG-M10LVDS2016.05.02
Altera Corporation MAX 10 LVDSレシーバのデザイン
図 4-11: RSKMの式
式に使用される規則
• RSKM — レシーバのクロック入力およびデータ入力サンプリング・ウィンドウ間のタイミン グ・マージン、ならびにコア・ノイズとI/Oスイッチング・ノイズが引き起こすジッタ
• TUI(Time Unit Interval)— シリアル・データの時間周期
• SW — LVDSレシーバがデータを正しくサンプリングするために、入力データが安定している
ことが必要な期間。SWはデバイス特性であり、デバイスのスピード・グレードにより異なる
• TCCS — 同じPLLによって駆動されるチャネル間の最速出力エッジと最遅出力エッジ間のタ
イミングの差。この値には tCOのばらつき、クロック、およびクロック・スキューが含まれ る
データ・レートとデバイスに基づいてRSKM値を計算し、LVDSレシーバがデータをサンプリン グできるかどうかを判断する必要があります。
• トランスミッタ・ジッタを差し引いた後の正のRSKM値は、LVDSレシーバがデータを正し くサンプリングできることを示す
• トランスミッタ・ジッタを差し引いた後の負のRSKMは、データを正しくサンプリングでき ないことを示す
UG-M10LVDS
2016.05.02 レシーバ入力スキュー・マージン 4-11
MAX 10 LVDSレシーバのデザイン Altera Corporation
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