第 5 章 ハードディスクの交換手順
5.2 ハードディスクの予防交換手順
5.2.3 予防交換するハードディスクが RAID1 、 RAID5 、 RAID10 を構成する場合
(P.125)
予防交換用の新しいハードディスクは、原則として故障したハードディスクと同一 型名(同容量、同回転数)のものをご用意ください。
5.2.1 冗長性の有無の確認
予防交換対象のハードディスクが構成するアレイの冗長性の有無は、以下の手順で確認し てください。
1
GAMの
Controller Viewの「
Logical Drives」欄に表示されているロジ カルドライブのアイコンを、右クリックして選択します。
ロジカルドライブを構成するハードディスクのアイコンが白色で表示されます。
もう一度ロジカルドライブのアイコンを右クリックすると、表示が元に戻りま す。
2 すべてのロジカルドライブについて、構成に含まれるハードディスクを確 認します。
3 予防交換対象のハードディスクが、どのロジカルドライブに使用されてい るかを調べます。
4 ロジカルドライブの
RAIDレベルを確認します。
5.2.2 予防交換するハードディスクが RAID0 を構成する場合
予防交換対象のハードディスクがRAID0のロジカルドライブを構成している場合、RAID 構成の再構築とデータのリストアが必要になります。
以下の手順に従って、ハードディスクの予防交換を行ってください。
1 データをすべてバックアップします。
2
GAMの
Disk Drive Informationで、故障予測(
Critical)が表示されて いるハードディスクのチャネルと
IDを確認します。
詳細については、「4.6.3 ハードディスクの情報を参照する」(→P.107)を参照して ください。
故障予測の警告が上がっているハードディスクは以下のアイコンで表示されます。
このとき、他に故障したハードディスクが存在していた場合には、「5.1 ハードディ スクの交換手順」(→P.120)に従い、故障したハードディスクの交換作業を行って ください。また、リビルド中のハードディスクが存在した場合には、リビルドが完 了するまで待ってください。完了後、Disk Drive Informationで故障予測(Critical) の表示されているハードディスクの確認を行ってください。
3 サーバ本体を再起動し、WebBIOS を起動して、予防交換対象のハード ディスクが接続されたアレイコントローラを選択します。
4 「Configuration Wizard」→「Clear Configuration」を選択し、[Next]
をクリックします。
以下の警告メッセージが表示された場合は、[Yes]をクリックします。
「Configuration Preview」画面が表示されます。
5 サーバ本体の電源を切り、故障予測の出ていたハードディスクを新しい ハードディスクと交換します。
6
WebBIOSにてアレイ構成の作成を行い、バックアップデータのリストア
を行います。
This is Destructive Operation!
Original configuration and data will be lost.
Select Yes, if desired so.
Clear Configurationを実行すると、すべてのデータが消去されます。
5.2.3 予防交換するハードディスクが RAID1、RAID5、
RAID10 を構成する場合
オンボードSCSIアレイコントローラをサポートするサーバの場合、サーバの電源を切ら ずに故障したハードディスクを交換できます。
1
GAMの
Disk Drive Informationで故障予測(
Critical)が表示されてい るハードディスクのチャネルと
IDを確認します。
詳細については、「4.6.3 ハードディスクの情報を参照する」(→P.107)を参照して ください。
故障予測の警告が上がっているハードディスクは以下のアイコンで表示されます。
このとき、他に故障したハードディスクが存在していた場合には、「5.1 ハードディ スクの交換手順」(→P.120)に従い、故障したハードディスクの交換作業を行って ください。また、リビルド中のハードディスクが存在した場合には、リビルドが完 了するまで待ってください。完了後、Disk Drive Informationで故障予測
(S.M.A.R.T.)の表示されているハードディスクの確認を行ってください。
2
GAMで故障予測の出ているハードディスクのアイコンをダブルクリック して、「
Status」が「
Critical」となっていることを確認します。
3 [
Make Offline]ボタンを押し、「
WARNING」画面が表示されたら
“
YES”と入力し、[
OK]ボタンを押します。
ホットスペアを設定している場合、自動的にリビルドが開始されます。リビルド が完了するまでお待ちください。
4 故障予測の出ていたハードディスクに対応している「Fault LED」が点灯 状態となっているか確認します。
5
GAMの
Log Information Viewerに、以下のログが表示されていること を確認します。
故障予測の出ているハードディスクがRAID0を構成するハードディスクである場合、
本手順での予防交換は行えません。
ハードディスクを予防交換する前に、データバックアップすることをお勧めしま す。
故障予測の出ているハードディスクが2台以上存在する場合は、1台ずつ予防交換の 作業を行ってください。
Event ID : S-12
6 プラスチックレバーを
90°手前に引き出して故障予測の出ていたハード ディスクを
1~
3cmだけ引き出し、
SCSIバスとの接続を切ります。
ハードディスクユニットを、サーバ本体から完全には引き抜かないでください。
7 そのまま
1分以上待ちます。
8 故障予測の出ていたハードディスクをハードディスクベイから引き出しま す。
9 新しいハードディスクを、故障予測の出ているハードディスクが搭載され ていたハードディスクベイにセットします。
10 以下のことを確認します。
・ スペアディスクが設定されていた場合
新しいハードディスクを取り付けたあと、しばらくすると、取り付けたハード ディスクが自動的にスペアディスクになります。GAMのDisk Device Information で、状態が「Hot Spare」に変わっていることを確認します。
・ スペアディスクが設定されていなかった場合
新しいハードディスクを取り付けたあと、しばらくすると、取り付けたハード ディスクに対して自動的にリビルドが開始されます。リビルドが開始されると、
対応しているハードディスクの「Fault LED」が点灯から点滅に変わり、さらに リビルド完了後に消灯します。リビルド完了後、GAMのDisk Device Information で、状態が「OnLine」に変わっていることを確認します。
付録
付録A RAIDレベル . . . 128 付録B GAMエラーコード一覧 . . . 132