試合を行う方法 第7条 競技方法
11.8 ラック、モール、スクラム、またはラインアウトにおい て後退しつつあるプレーヤーがオンサイドになる場合
ラック、モール、スクラム、またはラインアウトを形成しているとき、競技 規則に従い後退しつつあるオフサイドプレーヤーは、相手側がボールを獲得 して、ラック、モール、スクラム、またはラインアウトが終了しても、オン サイドとはならない。このプレーヤーは、自らに適用されているオフサイド ラインの後方に退くまではオンサイドとはならない。このオフサイドプレー ヤーは、それ以外のいかなる自らの行為によっても、また味方のいかなる行 為によってもオンサイドとはならない。
オフサイドの位置にとどまっているプレーヤーがオンサイドになるのは、相 手側の次の2つの行為によるしかない。
相手側プレーヤーがボールを持って5メートル走ったとき:このオフサイド プレーヤーはオンサイドとなる。相手側プレーヤーがボールをパスしても、
このオフサイドプレーヤーはオンサイドとはならない。パスを数回してもオ ンサイドとはならない。
相手側プレーヤーのキック:相手側のプレーヤーがキックしたとき、このオ フサイドプレーヤーはオンサイドとなる。
11.9 うろうろすること
「うろうろしているプレーヤー」とは、オフサイドの位置にとどまるプレー ヤーのことである。相手側がボールを自由にプレーするのを妨げることは、
競技に参加していることであり、罰を科す。レフリーは、「うろうろしてい るプレーヤー」が相手側の行為によりオンサイドとなる利益を得ることがな いように注意する。
罰:ペナルティキック
定義: ノックオン
ノックオンとは、プレーヤーがボールを落としボールが前方へ進む、または、プレー ヤーが手または腕でボールを前方へたたく、または、ボールがプレーヤーの手または 腕にあたってボールが前方へ進み、そのプレーヤーがそのボールを捕りなおす前にボ ールが地面または他のプレーヤーに触れることをいう。
「前方へ」とは、相手側のデッドボールラインの方向へ、という意味である。
例外
チャージダウン:相手側がキックすると同時に、またはキックした直後に、プレーヤ ーがそのボールをチャージダウンした場合は、たとえボールが前方に進んだとしても ノックオンではない。
ノックオン
競技規則RUGBY UNION 2009 74
定義: スローフォワード
スローフォワードとは、プレーヤーが前方にボールを投げるか、またはパスすることを いう。「前方へ」とは、相手側のデッドボールラインの方向へ、という意味である。
例外
前方へのバウンド:ボールを前方に投げたのではなく、プレーヤーまたは地面に当た った後、ボールが前方にバウンドしてもスローフォワードではない。