10.3.1 [global]セクション
10.4 ユーザー管理
10.4.1 ユーザーの追加
Sambaサーバーを利用するためには、あらかじめSamba用のユーザーアカウントを作成しておかなければなり
ません。通常は、次の順序でSamba用のユーザーアカウントを作成することになります。
(1) Linuxのグループアカウントの作成
(2) Linuxのユーザーアカウントの作成
(3) Sambaのユーザーアカウントの作成
なお、Linuxのユーザーやグループアカウントの作成の詳細に関しては、第3章「ユーザー/グループ管理」を 参照してください。
(1) Linuxのグループアカウントの作成
ユーザーは必ず1つ以上のグループに属します。ファイルの操作権限などは、グループ単位での設定を行うこ とが多いので、アクセス管理の観点からも、グループ単位でユーザーを管理することを推奨します。そこで、まずは
Linuxのグループアカウントを作成します。
下記の例は、GID(グループID)を20001番のグループprojectを作成しています。
# /usr/sbin/groupadd -g 20001 project
必要なグループの数だけ、グループの作成を繰り返してください。
(2) Linuxのユーザーアカウントの作成
グループアカウントの作成を終えたら、次に、そのグループに所属するユーザーを作成します。次の実行例は、
UID(ユーザーID)が20101番で、projectグループに所属するユーザーtanakaを作成しています。
# /usr/sbin/useradd -u 20101 -g project tanaka
また、ユーザーは複数のグループに所属することもできます。次の実行例は、projectグループに加えて、
managerグループにも所属するユーザーyamadaを作成しています。
# /usr/sbin/useradd -u 20202 -g project -G manager yamada
作成したユーザーがLinuxサーバーにsshやtelnetでログインする必要がある場合には、passwdでユー ザーのパスワードを設定してください。ユーザーがSambaサーバーのみにログインする場合には、この時点でパス ワードを作成する必要はありません。
なお、作成したユーザーのIDや、所属グループの確認はidで行うことができます。
# /usr/bin/id yamada
uid=20201(yamada) gid=20001(project) 所属グループ=20001(project),20002(manager)
(3) Sambaのユーザーアカウントの作成
Linuxのユーザーアカウントが作成できたら、pdbeditでSambaのユーザーアカウントを作成します。ユーザー
情報を新規に作成するときは、-aオプションを指定します。pdbeditを実行するとSamba用のパスワードの入力
10.4 ユーザー管理
# /usr/bin/pdbedit -a tanaka new password:********
retype new password:********
Unix username: tanaka NT username:
Account Flags: [U ]
User SID: S-1-5-21-1722631489-2624286973-3194339827-41202 Primary Group SID: S-1-5-21-1722631489-2624286973-3194339827-41003 Full Name:
Home Directory: \\asianux3\tanaka HomeDir Drive:
Logon Script:
Profile Path: \\asianux3\tanaka\profile Domain: ASIANUX3
Account desc:
Workstations:
Munged dial:
Logon time: 0
Logoff time: Tue, 14 Jan 2038 12:14:07 GMT Kickoff time: Tue, 14 Jan 2038 12:14:07 GMT Password last set: Thu, 16 Aug 2007 16:48:29 GMT Password can change: Thu, 16 Aug 2007 16:48:29 GMT Password must change: Tue, 14 Jan 2038 12:14:07 GMT Last bad password : 0
Bad password count : 0
Logon hours : FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF
以上でユーザーの作成は完了です。
作成したユーザーアカウントに関する情報を確認するときには、pdbeditの-Lオプションを利用します。-Lオ プションのみ指定した場合には、最小限の情報のみが表示されるので、次の実行例のように-vオプションもあわ せて指定して、すべての情報を確認してください。
# /usr/bin/pdbedit -L -v tanaka
Sambaサーバーが稼動していれば、次のコマンドでログインできることを確認できます。パスワードなどに間違い
がなければ、認証に成功し、Sambaサーバーの情報が表示されます。
# /usr/bin/smbclient //localhost/共有名 -U ユーザー名 Password:
Domain=[ASIANUX3] OS=[Unix] Server=[Samba 3.0.28-0.4.3AXS3]
smb: \>