US310e ユーザーズガイド
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NEC Express5800 シリーズ US310e
2章 作業を開始する前に
この章では US310e 上で作業を開始する前に知っておくべきことについて説明しています。
2章 作業を開始する前に 1 UWF(Unified Write Filter)について
1. UWF(Unified Write Filter)について
Atrust Client Setup コンソールまたは Windows Embedded Standard オペレーティングシステムを使用 してシンクライアントの設定を開始する前に、デフォルトでは、変更した設定はシンクライアントの再起動 後は保持されません。これは、Windows Embedded ベースのシステムの UWF(Unified Write Filter)と呼 ばれる特別な機能に起因するものです。
US310e では、デフォルトで UWF が有効に設定されています。UWF はセクターベースの書き込みフィルタ ーであり、保護されたボリュームへのすべての書き込みをインターセプトし、これらの書き込みを仮想オー バーレイにリダイレクトします。UWF が有効になっている状態でシステム変更を行うと、再起動するまでは 変更した設定は有効ですが、再起動後には変更した設定はすべて破棄されます。
UWF(Unified Write Filter)の設定は Atrust Client Setup コンソールから変更することができます(「4 章 (2.9. UWF(Unified Write Filter)の設定)」を参照してください)。
システムの設定を変更する前に、本書の「5 章(3. UWF(Unified Write Filter)の使用方 法)」をお読みください。
シンクライアント端末である US310e は主にサーバー上のリモートまたは仮想デス クトップに接続するために使用します。ハードディスクの容量が限られており、UWF によって保護されているため、US310e 上にデータを保存することは推奨されませ ん。リモート/仮想デスクトップ、リムーバブルストレージデバイス、またはネット ワークドライブなどにデータ保存することをお勧めします。
保護されたボリュームにファイルをコピーする必要がある場合は、ファイルのサイ ズが空きメモリ(オーバーレイ)容量よりも小さいことを確認してください。ファイル サイズが大きいと、システムで予期しないエラーが発生したり、システムが応答し なくなったりする可能性があります。
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2章 作業を開始する前に 2 デフォルトユーザーアカウントについて
2. デフォルトユーザーアカウントについて
US310e には、デフォルトで標準ユーザーおよび管理者用ユーザーの 2 つのデフォルトユーザーアカウントが 用意されています。
デフォルトの各ユーザーアカウント情報は以下のとおりです。
種類 アカウント名 パスワード
管理者用ユーザー Administrator Administrator
標準ユーザー User User
パスワードでは大文字小文字が区別されます。
■ 重要なお知らせ ■
ネットワークを介して制御できる機器において、その制御用パスワードを初期値のまま運用しますと、悪意 のある第三者による不正アクセスを許すリスクが発生します。不正アクセスにより機器が乗っ取られますと、
情報漏えいのみならず、可用性や完全性を阻害してシステムに被害を生じさせたり、ボットネットによるサイ バー攻撃の足場に悪用されたりする可能性があります。
本製品の初期パスワードは、あくまでも保守運用における初期設定のために設けられています。初期設定時 に必ずパスワード変更を行ってください。もし初期パスワードのまま運用して不正アクセスの被害が発生した 場合、弊社は一切の責任を負うことができません。
なお、パスワード変更を行っても、強度の低いもの(桁数の少ないもの)や容易に考えられるもの
(“123456789”, “abcdefg”, “password”, “Administrator” など)では不正アクセスの防止が困難です。
強度の強いパスワード(8 文字以上で大文字/小文字/数字混在のものを推奨)に変更頂きますようお願い致し ます。
各ユーザーアカウントが所属するグループは以下のとおりです。
種類 アカウント名 所属するグループ
管理者用ユーザー Administrator Administrators
標準ユーザー User Users
US310e は標準ユーザー(User アカウント)にシステム時刻の変更の権限を付与しています。標準ユーザーは UAC(ユーザーアカウント制御)の制限を受けずに日付と時刻を変更できます。ただし、インターネット時刻の 同期は変更できません。
● 標準ユーザー(User アカウント)は、UAC(ユーザーアカウント制御)により管理者権限 を必要とする項目にアクセスできません、アクセスするには管理者権限昇格ダイアロ グで管理者ユーザー(Administrator アカウント)の資格情報を入力します。
● 標準ユーザー(User アカウント)は、UAC(ユーザーアカウント制御)によりローカルエ リア接続のプロパティにアクセスできません。
2章 作業を開始する前に 2 デフォルトユーザーアカウントについて
US310e は、Windows Embeddes 8 Standard OS をベースに、さらにセキュアな環境を提供するためデフォ ルトアカウントに対して以下の動作およびアクセスを制限しています。
ユーザー別制限比較(○:制限なし、×:制限あり)
項目 Administrator User
Windows Updateの使用 × ×
Windows機能の有効化または無効化 × ×
ゴミ箱の表示 × ×
ゴミ箱のリサイクル機能 × ×
サインインユーザーの簡易切り替え × ×
サインインオプション × ×
アカウント画像の変更 × ×
ディスククリーンアップの使用 × ×
パフォーマンスの情報とツール × ×
BitLockerドライブ暗号化の使用 ○ ×
ローカルドライブへのアクセス ○ ×
Cドライブのリダイレクト ○ ×
コンテキストメニューの表示(右クリックメニュー) ○ ×
ワークステーションのロック ○ ×
エクスプローラーの使用 ○ ×
Windowsロゴショートカットキーの使用 ○ ×
USBデバイスの自動再生 ○ ×
タスクバーの移動 ○ ×
ファイル名を指定して実行 ○ ×
スタートメニューの変更 ○ ×
ヘルプの使用 ○ ×
最近使用した項目の保存 ○ ×
ジャンプリストの保存 ○ ×
デスクトップの背景の変更 ○ ×
Windowsファイアウォール ○ ×
タスクマネージャー ○ ×
アクションセンター ○ ×
システム ○ ×
デバイスマネージャー ○ ×
プログラムと機能 ○ ×
ユーザーアカウント ○ ×
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2章 作業を開始する前に 2 デフォルトユーザーアカウントについて
ユーザー別制限比較(○:制限なし、×:制限あり)
資格情報マネージャ ○ ×
同期センター ○ ×
Windows Faxとスキャン ○ ×
ステップ記録ツール ○ ×
ペイント ○ ×
メモ帳 ○ ×
文字コード表 ○ ×
ワードパッド ○ ×
Command Prompt ○ ×
Windows PowerShell ○ ×
コンピューター ○ ×
Atrust Client Setupの使用 ○ ×
2章 作業を開始する前に 3 システム起動時の動作について
3. システム起動時の動作について
US310e では、起動するたびにデフォルトの標準ユーザーアカウントを使用して自動サインインするように設 定されています。
サインアウトした場合も標準ユーザーアカウントで自動サインインされます。
3.1 US310e サインインユーザーの切り替え
標準ユーザー以外のアカウントで US310e にサインインする場合は、以下の手順に従ってサインインして ください。
1. 標準ユーザーアカウントで自動サインインします。
2. キーボードの「Shift」キーを押しながら「サインアウト」します。
3. サインインユーザーの選択画面が表示されます。
「Shift」キーを押すタイミングによってはサインインユーザーの選択画面が表示されない場合があ ります。この場合、手順 1 から再度実施してください。
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2章 作業を開始する前に 3 システム起動時の動作について
4. サインインするユーザーアカウントを選択し、パスワードを入力して「→(OK)」ボタンをクリックします。
2章 作業を開始する前に 4 標準およびカスタムデスクトップショートカット
4. 標準およびカスタムデスクトップショートカット
US310e では、マウスをクリックするだけで Microsoft、Citrix、VMware のデスクトップ仮想化ソリューショ ンにアクセスできます。標準とカスタムの 2 種類のアクセスショートカットを使用できます。
標準ショートカットは、Windows Embedded デスクトップにデフォルトで表示されています。カスタムショ ートカットは Atrust Client Setup コンソールを使用して作成し、カスタマイズできます。
● 標準デスクトップショートカット
標準デスクトップショートカットを使用してデスクトップ仮想化ソリューションに接続する手順については、
本書の「3 章(基本的な使用方法)」を参照してください。
● カスタムデスクトップショートカット
カスタムショートカットの作成およびカスタマイズ手順については、本書の「4 章(Atrust Client Setup を使 用したクライアント設定)」を参照してください。
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2章 作業を開始する前に 5 プリンターの接続
5. プリンターの接続
ローカルや仮想デスクトップ上でデバイスマッピング機能によってプリンターを使用するには、US310e 上に 使用するプリンタードライバをインストールする必要があります。
仮想デスクトップ上で USB リダイレクト(Citrix HDX USB リダイレクト機能など)機能でプリン ターを利用する場合、US310e 上にプリンタードライバをインストールする必要はありません。
パラレルプリンターを US310e に接続するには、USB-パラレルプリンター変換ケーブルが必要で す。(本製品には添付されていません)。
2章 作業を開始する前に 6 モニターの接続
6. モニターの接続
US310e は本体の DVI-I ポート、DVI-D ポート、DVI-VGA 変換アダプターを使用してモニターに接続するこ とができます。デュアルモニター表示の設定については、本書の「5 章(12. デュアルモニター表示の設定)」
を参照してください。
6.1 サポートされるモニター構成
モニター構成 DVI-Iポート DVI-Dポート
シングル DVI-D -
VGA (*1) -
- DVI-D
デュアル DVI-D DVI-D
VGA (*1) DVI-D
(*1) 標準添付品の DVI-VGA 変換アダプターを使った VGA 出力
純正オプション以外のモニターについてはサポート対象外です。実運用環境への導入に関 しては、運用環境に基づいた設定で十分な事前検証を行い、問題ないことを確認してから 使用してください。
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NEC Express5800 シリーズ US310e
3章 基本的な使用方法
この章では US310e の基本的な使用方法について説明しています。
1. 標準ショートカット
デスクトップ上のデフォルトショートカットについて説明しています。