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応対者 代表

住 所 #505,Namkang Tower,32-2,Mugyo-dong,

Jung-gu,Soeul

【意見交換】

●主にゴルフの旅行商品を取り扱っている。スキー商品は造成している。

夏は北海道のゴルフ、冬は九州、沖縄の観光商品を造成設定している。

トレッキングについては、商品造成を強化していない。

●テレビのロケなどの経験がある。広告宣伝としては、最近はテレビ放映 が訴求効果がありお勧めである。有名な山岳人を同行させることも効果 的にという意見をいただく。

●航空路線のチャーター便が設定されれば、送客強化につなげたいという 意見をいただく。

●成果物である月刊山別冊ガイドブックの内容を説明する。

今後のトレッキング需要への促進のための資料であることも認識いた

だく。

9.事業効果の把握

a)メディア招請

項目 目標値 達成度

招請人数 1名 100%

掲載本数 16頁 113%

媒体接触者数 20万人 260%

広告換算費用 280万円 161%

b)印刷物・映像等

項目 目標値 達成度

月刊山別冊

ガイドブック 5万部 100%

c)セミナー海外

項目 目標値 達成度

参加人数(ソウル) 30名 113%

参加人数(プサン) 30名 107%

日本側の参加組織・団体数 10名 90%

d)旅行会社等セールスコール

項目 目標値 達成度

商談・訪問件数(ソウル) 5件 140%

商談・訪問件数(プサン) 5件 60%

実数 1名

52万人 450万円

18頁

実数 5万部

実数 実数 34名

9名 32名

3件 7件

10.まとめと今後の展望

VJ地方連携事業ではこれまで韓国市場に対して、登山・トレッキング愛好者をター ゲットとした、アウトドア専門誌の記者等を招請し、実際の登山・トレッキングツアー に同行取材して雑誌掲載を行うといった事業を進めてきた。本事業については、今まで の実績を考慮し、本格的な「ガイドブック」の発刊を実施した。また韓国の旅行エー ジェント等および一般の登山・トレッキング愛好家に対して東北の山岳の魅力を発信す るセミナーを今回ソウルとプサンの2都市で開催した。あわせて旅行エージェント等を 訪問し、登山・トレッキング旅行商品の造成を促した。

今回の成果物である「ガイドブック」は、旅行エージェントや登山・トレッキング愛 好家から今までにない発行物として反響が大きいことを現地で感じた。従来の課題とし て個々の山々の魅力は都度配信があるが、その山々の周辺情報が乏しく、現地に来てか ら改めてその観光素材等に気付かれる偶発的な体験が多いことも意見としてあげられて いた。その反省点をふまえての今回の成果物は出発前に有効な情報を事前に確認でき、

旅行のイメージを具体的に想定できる内容となり、現地旅行エージェントからも、本格 的な登山・トレッキング旅行者のみならず、散策等の軽度な旅行にも活かせるとの意見 があった。

セミナーについては、各都市30名程度を予定していたが、平日の開催にもかかわら ず、ソウルでは旅行エージェントが7社12名、メディアが1社1名、関係機関が5社5 名、一般の参加者が16名の合計34名の参加があり、またプサンでは旅行エージェント が17社19名、メディアが1社1名、関係機関が4社5名、一般の参加者が7名の合計 32名の参加となり、韓国において登山・トレッキングに関心が高い人々の集客ができ た。日本も含めた海外でのトレッキング経験者も多かった。日本とは異なり、韓国国内 に2,000mを超える高い山が少ないことも、登山・トレッキングを目的に海外旅行をす る方が多い要因の一つである。

今回のセミナーは、こちらで準備したプレゼンテーション資料説明に加え、東北での 登山経験が豊富な月刊山の記者に、自身の登山経験も踏まえた講話をいただき、また、

今回の成果物である「ガイドブック」の発刊を効果的に告知できた。実体験に基づいた 講話と「ガイドブック」の情報量はマーケットにおけるさらなる魅力の配信となり、プ レゼンテーション資料を補完する形で東北の魅力を来場者に知ってもらうことができ た。アンケートの結果を見ると、登山・トレッキング愛好者に対しては、東北の山岳の 魅力はもちろん、例えば温泉やグルメ、歴史文化を体験できる観光施設など山岳周辺の 情報を的確に伝えることができれば、東北への来訪もより増えると考えられる。東北に は山プラス温泉、山プラスグルメ、山プラス観光のようなコンテンツが作りやすい環境 があるため、これを十分に活用することで「山プラスアルファで楽しめる東北というイ メージ」を持ってもらうことができると考える。その意味でも、今回の成果物である

「ガイドブック」発行は東北への誘客の素材として効果的だと考えられる。

旅行エージェント等へのセールスコールについては、登山・トレッキングだけでな

く、ゴルフやサイクリング、スキーに特化した旅行エージェントも訪問し、現地のSI

韓国市場における登山・トレッキングを中心とした東北への誘客促進の今後の展望と しては、従来の基本的な情報提供に加えて、更なる素材深耕した内容の発信が必要であ る。温泉や食への関心が高いことは前年度と本年度で共通しているため、既存の情報以 外の新たな魅力あるコンテンツの配信が本事業の旅行者の維持と拡大に繋がる。また、

その他の共通点として旅行者が同行者として「友人」を6割近くあげており、少グルー プで旅行実施している状況の中、2次交通を含めたアクセスへ情報の配信強化も必要と なってきている。

これまでの韓国市場向けのトレッキング事業においてはメディア招請、セミナーなど に取り組んできたが、本事業ではそれらに加え、東北の日本百名山を中心に編集したガ イドブックを作成し、月刊山とのタイアップ刊行やセミナー、セールスコールにおいて の露出を増やし、より多くの方々にその魅力を広めるという取り組みを行った。アン ケートを分析すると、韓国内での登山トレッキング需要は非常に高く、ガイドブックを 通じて旅行エージェントのみならず一般の登山トレッキング愛好家の方々へも訴求でき たことがわかる。

今後はより具体的な東北への送客を促進するため、旅行エージェントに対して有益な

旅行商材を提供し更なる登山トレッキング旅行商品の造成を促すとともに、造成された

商品がより多くの愛好家に認知されるよう、一層の発信強化を図っていくことが必要で

ある。

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