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マンホール改築工法の検査基準

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第 6 章  改築と修繕の工法と施工

6.1.  改築

6.1.3.  マンホール改築工法の検査基準

  マンホール改築工法の施工に際しては、所期の施工品質が得られていることを確認するため、以下 の工程毎に検査を行う必要がある。 

  (1)劣化部除去工(はつり工)後の下地検査    (2)鉄筋処理工後の検査 

  (3)断面修復工後の検査    (4)改築工の検査 

【解説】 

マンホール改築工法の施工に際しては、所定の施工品質が得られているか、工程毎に検査を行う ことが望ましい。以下、工程毎の検査項目とその検査基準について記述する。 

(1) 劣化部除去工(はつり工)後の下地検査   1) 検査実施時期 

下地検査は、劣化部除去工の完了後から鉄筋処理工の間の適宜な時期を選んで実施する。 

 2) 検査方法 

下地検査は、コンクリート表面の外観目視検査により健全度の確認を行なう。下地検査の検査項 ライニング材セット 

インライナー反転挿入 

温水シャワリング硬化・養生 

イ ン バ ー ト 切 断 

ス テ ッ プ 設 置 

仕 上 げ  劣 化 部 除 去 工 

準 備 工 

劣 化 部 除 去 工 

ライニング材セット

樹 脂 注 入 材 注 入 

後 処 理 工 

劣 化 部 除 去 工 

前 処 理 ・断 面 修 復 

目 地 材 設 置 

ラ イ ニ ン グ 材 設 置 

目 地 部 シ ー ル 

グ ラ ウ ト 材 注 入 

目地材・端部処理 

ス テ ッ プ 設 置 

準 備 工  準 備 工  準 備 工 

劣 化 部 除 去 工

前 処 理 ・断 面 修 復 

タ イ ル 貼 付

防 食 被 覆 材 塗 布

イ ン バ ー ト 部 処 理

ス テ ッ プ 処 理

斜壁接合部処理  前 処 理 ・断 面 修 復 

前 処 理 ・断 面 修 復 

接 合 部 処 理 

目とその検査基準の一例を表 6.3に示す。 

 

表  6.3  下地検査基準の一例2) 

検査項目  検査内容・基準  検査結果の処置 

外観目視 

①劣化部:Fe 層が残存しないこと。 

②損傷:浮き・割れが認められないこと。

③欠陥:ひびわれ・漏水その他補修工に 支障を及ぼす欠陥がないこと。 

①②が有る場合は手直し。 

③が有る場合は欠陥部処理。

フェノールフタレイン法 ④赤色に呈色すること。  ④が赤色に呈色しない場合は 手直し。 

注)フェノールフタレイン法による試験は、以下の方法により行うものとする。 

①  試験時期:劣化部除去工終了後、躯体表面に水分がなく(コンクリート表面が白くなった状態)

乾燥した状態が確認される時点。 

②  試験方法 13):コンクリートを約 10mm 程度の深さまではつり、粉塵除去後のはつり面にフェノ ールフタレイン溶液を噴霧する。検査方法の概念図を以下に示す。 

       

 

③  判定:適否判定は、コンクリートのモルタル分が赤色呈色すること。概念図を下図に示す。 

         

(2) 鉄筋処理工後の検査   1) 検査実施時期 

鉄筋処理工後の検査は、鉄筋処理工の完了後から断面修復工の間の適宜な時期を選んで実施する。 

 2) 検査方法 

鉄筋処理工後の検査は、鉄筋処理が適正に行われ所期の品質が得られていることを確認するため に、外観目視検査により行なう。 

鉄筋処理工の検査項目とその検査基準の一例を表 6.4に示す。 

 

表  6.4  鉄筋処理工の検査基準の一例2) 

検査項目  検  査  指  標 

さびの除去程度  浮き錆、赤錆がないこと  防錆剤の塗布状態  塗り残し、塗りむらがないこと 

フェノール噴霧  約 50mm  はつり 

10mm 

判定例:適切  判定例:不適切 

(3) 断面修復工後の検査   1) 検査実施時期 

断面修復工後の検査は、断面修復工の完了後から被覆工の間の適宜な時期を選んで実施する。 

 2) 断面修復工後の検査の方法 

断面修復工後の検査は、断面修復工が適正に行われ所期の品質が得られていることを確認するた め、外観目視、触診、施工厚さ検査により確認を行なう。 

断面修復工の検査項目とその検査基準の一例を表 6.5に示す。 

 

表  6.5  外観及び施工厚さの検査項目及び検査基準の一例2) 

検査項目  検査内容・指標  検査結果の処置 

外観目視 

①  平坦さ:補修モルタルの仕上り面が改築工の施工に支障 なく平坦に仕上げられていること。鏝むら・突起がない こと。 

②  密実さ:表面に巣穴、ふくれなどが見られず、緻密に仕 上っていること。 

③  浮き:外観上認められないこと(打検併用)。 

④  ひび割れ:外観上認められないこと。 

① 〜 ④ が 有 る 場 合 は手直し 

触    診 

⑤  脆弱層:表面にドライアウト、結露水などの影響による 脆弱層、エフロレッセンスの析出がないこと。 

⑥  硬化不良:部分的な未硬化部分がなく均質に仕上ってい ること。 

⑤ ⑥ が あ る 場 合 は 手直し 

施工厚さ 

⑦  検査頻度:1 回/1 箇所  1 回の試験個数=3 

⑧  基準値:平均値が設計厚さ以上であること。 

⑨  試験方法:※ノギス等で測定する。 

平 均 値 が 設 計 厚 さ に満たない場合、塗 り増し 

※  施工厚さは、断面修復工に先立ち、木片・発泡スチロールなどを躯体表面に取り付け、モルタルが 硬化した後にこれを除去し、ノギス等で施工厚さを測定する。 

 

(4) 改築工(被覆工)の検査 

改築工の検査は、所期の品質が得られていることを確認するため、外観目視、触診、施工厚さ検 査により確認を行なう。 

改築工の検査項目とその検査基準の一例を表 6.6に示す。 

 

表  6.6  改築工の検査項目及び検査基準の一例2) 

検査項目  判定指標  検査方法 

被覆表面の状態  コンクリート躯体の構造に影響を及ぼす凸凹

がないこと  目視 

被覆接合部(目地部)の状態  劣化環境からの遮断(防食)性能を損なう欠

陥がないこと  目視 

グラウト材の充填状態  被覆背面にグラウト材が空隙なく充填されて

いること  テストハンマー

 

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