ESX 4. x の iSCSI ストレージでのサービスコンソール接続の構成
8 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て
この章では、VV を作成およびエクスポートして、VMware ESX ホストで使用できるようにす るための基本的な手順を説明します。 3PAR StoreServ Storage でのストレージの作成および 管理の詳細については、該当する 3PAR のドキュメントを参照してください。
3PAR StoreServ Storage 上でのストレージの作成
このトピックでは、VV を作成するために必要な基本的な手順とコマンドについて説明します。
作成した VV は、ホストで検出可能になるようにエクスポートできます。
詳細は、『HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』を参照してください。
3PAR OS のコマンドの詳細な説明については、Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある『HPE 3PAR Command Line Interface Reference』を参照してく ださい。
さらに、TPVV の使用についての詳細および VLUN の作成についての方策は、Hewlett Packard
Enterprise サポートセンターの Web サイトにある『3PAR ユーティリティストレージと VMware
vSphere の統合』を参照してください。
その他の情報
http://www.hpe.com/info/storage/docs http://www.hpe.com/support/hpesc
シン重複排除された仮想ボリュームの作成
注記: 3PAR OS 3.2.1 MU1 以降では、3PAR シン重複排除機能がサポートされています。
TDVV (シン重複排除された仮想ボリューム) を作成するには、3PAR Thin Provisioning ライセ ンスが必要です。
3PAR Thin Deduplication により、ソリッドステートドライブ (SSD) CPG から TDVV を作成す ることができます。 TDVV は、TPVV と同じ特徴に加えて、データをボリュームに書き込む前 に、重複データを削除する機能を持っています。 TDVV は他の TPVV と同様に管理されます。
TDVV は、SSD から作成された CPG と関連付けされる必要があります。
3PAR Thin Deduplication の詳細は、以下のドキュメントを参照してください。
• 『HPE 3PAR StoreServ Storage コンセプトガイド』
• 『HPE 3PAR コマンドラインインターフェイス管理者ガイド』
• 『HPE 3PAR Command Line Interface Reference』
• 『HPE 3PAR Thin Technologies』— ベストプラクティスが記載されたテクニカルホワイ トペーパー
これらのドキュメントは、Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイ トで入手できます。
その他の情報
http://www.hpe.com/info/storage/docs
3PAR StoreServ Storage 上でのストレージの作成 99
仮想ボリュームの作成
VV は、ホストが認識可能な唯一のデータ層です。 ESX ホストへの領域割り当て計画の作成 後、3PAR StoreServ Storage 上に VV を作成してください。
1 つまたは複数の共通プロビジョニンググループ (CPG) からプロビジョニングされるボリュー ムを作成します。 ボリュームは、フルプロビジョニングされたボリューム、シンプロビジョニ ングされたボリューム、またはシン重複排除されたボリュームにできます。 オプションで、プ ロビジョニングされたボリューム用のスナップショット領域として 1 つの CPG を指定するこ とができます。
3PAR Management Console (MC) による仮想ボリュームの作成 1. メニューバーから次のように選択します。
[アクション]→[プロビジョニング]→[仮想ボリューム]→[仮想ボリュームの作成]
2. 仮想ボリュームの作成ウィザードを使用して基本ボリュームを作成します。
3. リストから次のいずれかのオプションを選択します。
• [フルプロビジョニング]
• [シンプロビジョニング]
• [シン重複排除] (3PAR OS 3.2.1 MU1 以降でサポートされます)
3PAR StoreServ Management Console (SSMC) による仮想ボリュームの作成 1. メインメニューで以下のように選択します。
[Block Persona]→[仮想ボリューム]
2. [+ 仮想ボリュームの作成] をクリックするか、または [アクション]メニューから [作成]を
選択します。
3. 表示されたダイアログの指示に従い、以下の仮想ボリュームオプションのいずれかを選択 します。
• [フルプロビジョニング]
• [シンプロビジョニング]
• [シン重複排除] (3PAR OS 3.2.1 MU1 以降でサポートされます)
100 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て
3PAR CLI による仮想ボリュームの作成
フルプロビジョニングされた VV または TPVV を作成します。
cli % createvv [options] <usr_CPG> <VV_name> [.<index>] <size>[g|G|t|T]
次に例を示します。
cli % createvv -cnt 5 testcpg TESTLUNS 5g
3PAR StoreServ Storage で使用されている 3PAR OS バージョンでのボリュームの作成の詳細 については、以下のドキュメントを参照してください。
• 『HPE 3PAR StoreServ Management Console ユーザーガイド』
• 『HPE 3PAR Management Console ユーザーガイド』
• 『HPE 3PAR Command Line Interface Reference』
これらのドキュメントは、Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイ トで入手できます。
注記: VV の作成に使用できるコマンドおよびオプションは、より古いバージョンの 3PAR
OS では異なる場合があります。
その他の情報
http://www.hpe.com/info/storage/docs
3PAR StoreServ Storage 上でのストレージの作成 101
LUN のホストへのエクスポート
このトピックでは、ESX ホスト用の VLUN として 3PAR StoreServ Storage 上に作成された VV のエクスポート方法について説明します。
VLUN を ESX ホストにエクスポートする場合、以下のことに注意してください。
• ホストの稼働中にエクスポートされた新しい VLUN は、バスの再スキャンが起動されるま では登録できません。 これは、vSphere Client 管理インターフェイスから実行できます。
一部のバージョンの ESX では、新たにエクスポートされた LUN が自動的にスキャンされ ます。
• ディスクは、VM の起動により VM に追加できます。ディスクを削除するのに、VM を終 了させる必要はありません。 サポートされている機能については、VMware のドキュメン トを参照してください。
• 単一の ESX の HBA ポート上の最大 LUN 数は 256 であり、ESX ホスト上の総 LUN 数の 最大も 256 です。 ローカルハードドライブや CD ドライブなどの内部デバイスは、ESX ホストの LUN の数としてカウントされます。
• VLUN は、0~255 の範囲で任意の数だけ作成できます (ESX の制限)。
• iSCSI LUN および FC LUN は ESX ホスト上ではその他の LUN として扱われます。 iSCSI
LUN の使用には、特別な要件または手順は必要ありません。同じストレージの LUN を、
異なるプロトコルのインターフェイスにエクスポートすること (たとえば、あるホストの FC インターフェイスおよび別のホストの iSCSI インターフェイスの両方にエクスポート するなど) は、 Hewlett Packard Enterprise では推奨しませんし、サポートもしません。
これは、プロトコルごとにタイミングおよびエラー回復手順が異なるためです。
• ESX 4.x ホストが利用できる最大 LUN サイズの ESX での制限は、2047GB です。 VMware
ESX/ESXi 5.x または VMware ESX/ESXi 6.0 の場合、最大 LUN サイズは 16TB または 16384GB です。
• LUN のまばらな番号付け (つまり LUN 番号はスキップが可能) が VMware ESX ホストで
サポートされています。 LUN 0 は必要ありません。
フェイルオーバーをサポートするには、複数の VV を、ホストへの複数のパスへ同時にエクス ポートする必要があります。 このタスクを容易に行うには、ホスト上に複数 HBA ポートの WWN がある 3PAR StoreServ Storage にホスト定義を作成し、VLUN をそのホスト定義にエ クスポートします。
単一 LUN ごとに単一 VM を作成するよりも、複数仮想マシン (VM) をより少数の大きな LUN へプロビジョニングした方が、全体的により良い結果が得られます。 この推奨事項についての 追加の考察および説明が、Hewlett Packard Enterprise サポートセンターの Web サイトで入手 可能な『HPE 3PAR ユーティリティストレージと VMware vSphere の統合』に記載されてい ます。
シンプロビジョニングされた仮想ボリューム (TPVV) の場合、ESX VMFS-3 および ESX VMFS-5 は初期化時にボリューム全体へのデータ書き込みは行わず、VMFS への構成変更なしに TPVV によるボリュームの使用が可能です。 この項目、推奨事項、および制限事項についての追加の 考察が、『HPE 3PAR ユーティリティストレージと VMware vSphere の統合』に記載されて います。
その他の情報
http://www.hpe.com/support/hpesc
102 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て
エクスポートのための VLUN の作成
VLUN テンプレートを作成すると、仮想ボリュームを VLUN として 1 つ以上の ESX ホストに エクスポートできます。
次の 4 つのタイプの VLUN テンプレートがあります。
• ポート指定—ノード:スロット:ポートが指定された場合のみ作成されます。 VLUN は指 定されたポートのすべてのイニシエーターから見えます。
• ホストセット — ホストセットが指定された場合に作成されます。 VLUN は、そのセット のメンバーであるすべてのホストのイニシエーターから見えます。
• ホスト指定—ホスト名が指定された場合に作成されます。 VLUN は、そのホストの WWN を持つイニシエーターから見えます。
• マッチセット—ホスト名と ノード:スロット:ポートの両方が指定された場合に作成され ます。 指定されたポートでのみ、そのホストの WWN を持つイニシエーターから VLUN が見えます。
3PAR StoreServ Storage で使用されている 3PAR OS バージョンでのボリュームのエクスポー トおよび利用可能なオプションの詳細については、Hewlett Packard Enterprise Storage Information Library の Web サイトにある『HPE 3PAR Management Console ユーザーガイド』
および『HPE 3PAR Command Line Interface Reference』を参照してください。
注記: 仮想ボリュームの作成に使用できるコマンドおよびオプションは、より古いバージョ ンの 3PAR OS では異なる場合があります。
その他の情報
http://www.hpe.com/info/storage/docs
LUN のホストへのエクスポート 103
LUN のエクスポート
3PAR Management Console を使用するか、または 3PAR CLI を使用して LUN をエクスポー トしてください。
3PAR Management Console を使用する場合:
1. メニューバーから、[アクション]→[プロビジョニング]→[VLUN]→[ボリュームのエクス ポート]の順に選択します。
2. [仮想ボリュームのエクスポート]ダイアログボックスを使用して、VLUN テンプレートを
作成します。
3PAR CLI を使用する場合:
ポート指定 VLUN テンプレートを作成します。
# createvlun [options] <VV_name | VV_set> <LUN> <node:slot:port>
ホスト指定またはホストセット VLUN テンプレートを作成します。
# createvlun [options] <VV_name | VV_set> <LUN> <host_name/set>
マッチセット VLUN テンプレートを作成します。
# createvlun [options] <VV_name | VV_set> <LUN> <node:slot:port>/<host_name>
ホストセット VLUN テンプレートを作成します。
# createvlun [options] <VV_name | VV_set> <LUN> <host_set>
次に例を示します。
# createvlun -cnt 5 TESTLUNs.0 0 hostname/hostdefinition
または
# createvlun -cnt 5 TESTVLUN.0 0 set:hostsetdefinition
104 ESX ホストがアクセスするストレージの割り当て